日曜日の練習会の時に、ある女性の方が、自分のラケットがどうもしっくりこないので、他の方のラケットを借りて練習してました。
「これ打ちやすいな~。当たった時の感触もいいし、このラケットに変えようかな~」と小感動してました。
他の方のラケットが打ちやすく感じて、買い替えるというのはよくある話ですし、何を隠そう、自分だって、スクールに通っていた時に、知人のラケットを借りて、あまりの感触の良さにそのショップを紹介していただき、速攻でラケットを買ったクチですから。
ただ、ちょっと注意しなくてはならないのは、ストリングです。
彼女がいつも使っているラケットのストリングは、ポリエルテルなんです。
そして、借りたラケットのストリングは、ナイロンでした。
しかも、かなりテンションが低めの。
寒さが厳しくなってきたこの頃、ポリエルテルのストリングは硬く感じられます。
だから、借りたラケットが飛ぶのも当たり前です。
(ただ、感触がいい、というのは、ちょっと疑問なんですが)
それなのに、ラケットだけに照準を当てて考えるのは、危険だと思うのです。
知人の多くは、ラケットを買う時、あれやこれや迷って、人のラケットを借りて試打をしたりしていますが、その時にどうしてストリングは考えないのでしょう?
そして、どうしてストリングを張る店を選ばないのでしょう?
ストリングって、誰が張っても同じだと思っているんでしょうか?
絶対に違う!と自分は思うのです。
この秋も、違う店で同じストリングを張っていただきました。
ラケットはグリップサイズが違うだけ。
同じストリング、同じポンド、なのに、打感が全然違います。
両店ともアルバイトの方が張ったわけではありません。
お店の店主の方に張っていただきました。
(だって、両店とも、おひとりで経営してますから)
お二人とも、キャリアはかなり長いと思います。
それでも素人がわかるほどの差が出るんです。
キチンと勉強している方に張っていただくと、自分でもわかるようになります。
片手間に張ってもらったのとは全然違う感触です。