ラケットをカスタマイズするにあたって、フレームそのものに手を加えることは相当難しいし、たとえやったとしても後戻りができないことですから、ワタシのばあいはそっちは考えません。
何かをくっつけたり、削ったりすることでどうにかしようと考えます。
そこで、今回のマンティスくんに使ったものも含めて、ちょっと覚え書きを残しておこうと思います。
《フレームトップ部》
バンパーグロメット 単体=8〜11g 肉抜き=マイナス3g程度 バンパーカット=マイナス6g程度(ものによる)
バンパーグロメットは、バボラのようにもともと穴が空いているというか、肉抜きがされているものもあるので、加工できるものとそうでないものがあります。
フレームガードテープ 単体=4〜5g傷がつかないように貼るテープも、重さがあります。
ワタシ、リードテープって呼んでいたけど、あれ正しくは「レッドテープ」なんですって。『LEAD TAPE』ですからね、勘違いします。
《ストリングス》
ナイロンを基準として、張り上げで15〜17gあります
ナイロンよりもポリは2g程度重いことがある ナイロンよりもナチュラルは3〜4g重い
《グリップ部》
オーバーグリップ 4〜5g
元グリップ交換 シンセティックからレザーへ=プラス7g
グリップチューブ(グリップを1サイズ太くする、熱でぴったりくっつくチューブ)プラス8g
グリップ加工の厚紙などは、必要な分で変わるので、その都度計測する(興味がない場合はやらない)
グリップ部分の重さの増減は、握るところの中になることから、スイングウェートへの影響が割と少なく出てきます。(ヘッド部分のチューンに対して) だから厚紙程度とか、オーバーグリップなどはほとんど測りません。
リード改レッドテープに関しては、フェース部を時計の文字盤に見立てると
2時10時
3時9時
4時8時
と上、真中、下というふうにどこにつけるか考えたり、試験的に仮貼りしたりします。
ワタシが手にする最近のラケットは、スロート部分がスカスカで頼りない振り味になると感じることが多いので、フェースに貼ったら、バランスポイント(静止バランス)を挟んでバランスをとるように貼り付けます。
それで、手を動かすと軽くヘッドがついてくるような感じになると言うか、特にフォアハンドストロークのスイングで、振り始めに抵抗がかからない感じになるのを好みます。
だから、ワタシのラケットは仕上がりで330〜340gくらいになるんですが、女性の方でも「あら、振りやすい!」と驚かれます。
それでも近年、ストロークにパワーが少しずつ乗せられるようになってきて、以前よりはトップの方に重さのアクセントがあるようになってきていますが、トップにバランスが集中するようなラケットは苦手なので、全体が重たくなってきています。
軽いラケット使うと、ヒジが痛くなるんですよね。ラケットの重さで振ってるところもあるので。