サーブ・各種打ち方②

今日も残り時間がすくなめですが、先日の続きのサーブについて。

スライスサーブの打ち方2通り

スライスも、当て方は二通り紹介します。

A ボールの後ろ側の面を外側に向けてこするように当てると、空中でよく曲がって速度は遅めのスライスサーブになります。

スイングの見た目はボールの飛球方向に対して真後ろの位置を横回転になるように切るわけです。飛球方向にヘッドを使いたいのですが、プロネーションの起こる前位の面が安定した位置で打つことを「切る」ようにといいます。刀でものを切る(Sliceする)時には刀の刃の方向はぐらぐらしないわけです。スイングを加速していって、加速が最大になる時に腕はふつうプロネーションすることで動きの加速を伝えていくので、そこに至る直前の面が安定したところを使うのがスライス。

ということは、打球直後にヘッドはネットの方向に倒れ、身体から見てサイドライン方向に大きくスイングを伸ばした後に身体の方に回って帰ってくるようなスイングになります。

B ボールの側面をネットの方向に向けてカットするように当てると、空中ではさほど曲がらずに、弾んでから曲がるような感じの、球速のはやいスライスサーブになります。

これは、うまく打つには身体を前向きに回すようだとむつかしくなります。やや肩を残すようにして、右肩と左肩の間の空間でヘッドのスピードが得られるように意識すると良いかもしれません。

それこそボールに向けて刀の刃を向けたようなスイングになりますが、スイングの頂点のあたりでボールに当たり、ラケットヘッドから前に倒れるようなスイングにならないと速度も出ませんし、ネットを越えてから落ちるようなきれいな軌道も作れないかも。

プロ選手はBの方を多用するみたいですね。やっぱり速度が出るし、ワイド方向への切れが期待できる。


カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 15:47 | コメントをどうぞ