カテゴリー別アーカイブ: プロ選手オタク

好きな選手とか、興味のある若手が出てきたとか、注目しているテニス界のことを聞きかじりで。

サービスキープが難しい

テレビで見るテニスの試合は、サービスゲームをキープすることが当たり前に見えるし、その率が高いほど「負けない」プレーヤーであることを示しますね。

男子よりも、女子の方がサービスゲームのキープ率は平均して良くないように思います。現在世界ランク1位の大坂選手でも、応援しているとブレイクされるのはよく見ます。女子の中では屈指のハードパンチャーでもあり、サーブでも十分に相手を圧倒できる力があるじゃないですか。それでもセットの中でサーブをキープできないことがあります。

さいきん、いろいろな生徒さんに聞いてみるのが、「サーブのゲームとリターンのゲームとどっちが得意ですか」っていう質問。答えには、試合に出ている人ほど「リターンの方が好きですね」って答えるようです。「得意です」って答えてくれないあたりがまた現実的でいいですよね。

 

思い返してみれば、私もものすごい集中していい試合をした、という記憶のゲーム程、サービスゲームに集中してなにしろキープすることを意識していました。

それって後から気づくのって遅いですかね?

大事な試合だと思うほど負けてきた私ですから、そこんところがやはり全然わかっていなかったんでしょうね。

サーブは決まったエリアに打つ以上、リターンされることを前提に考えておかなければなりません。サーブがいい具合だと、リターンを失敗させることが出来るんですが、期待はしない方がいいってことをここまでのテニス人生の中で嫌ってほど思い知らされてきました。

とくに、30代を過ぎて「若手」ではなくなってきたころに、そのころに若かった学生さんとかを相手にすると、自分の中では最高に近いサーブを打っても、余裕で狙って打ち込まれます。自分の中ではレベルの高い方のショットが、彼らには普通なんだなぁと思い知ったわけですね。

逆に言えば、リターンだったらどこに打ち込んでもいい。最初の一球目を相手が不利になるようにスタートさせることが出来る条件を持っているのは、リターナーの方なのかもしれません。

サーブで200キロ、とは言わなくとも、リターンを制限させるようなパワーやプレースメントを持っていればサーバーが有利になるのかもしれませんが、一般のレベルでそういう人はなかなかいない。

 

だから、「リターンが返ってくるとしたらどっちに返ってきてほしいか」を考えてサーブすることにします。そんなに思い通りに相手がうつショットをコントロールできるものなら、フェデラーにだって勝てそうなもんですが、そんなに具体的でなくてもいいんです。

たとえば、デュースサイドでサーブの時に、3球目を(リターンでが返されて来た時に打つショット)フォアハンドで打ちたい、というイメージで考えて、そのサーブを相手のフォアに打ってみたらどうか、あるいはバックをついてみたらどうか、もしくは体の近くがいいか、遠目に狙ったらどうか、というのを1秒くらいずつイメージしてみます。

それで、どっちかって言ったら「フォア狙うよりもバックにしてみようかな」って思ったらセンターに打つイメージをしっかりしてサーブすればいいですし、いやいやフォアでクロスに打つでしょう、って思ったらフォアハンドの近めにコントロールすることを考えればいい。

そのうえでそこにサーブを狙った時のリスクも考える。確率が期待できるなら大胆に打てばいいし、失敗しそうならセカンドサーブをどうするかも戦略に入れて考える。

そういうことをしながらボールをついて時間を使います。

その3球目までで相手をイメージ通りに振り回せれば、こちらのペースに持ち込むことが出来ますね。

プロになるような選手は、そういう試合をジュニア時代から確実に出来るようにしてきて、他の人よりも自分はプロになるくらい上手く出来る、という自信があって選手生活をする事を決定すると思います。

テレビで見ているときと、現場のコートサイドで見ている時と、迫力や緊迫した空気などの感じ方が全く違うのが不思議な物ですが、もうそれは明確にオンコートの方がピリピリしたものを感じます。人間ってそういうオーラ?みたいなものを発しているんでしょうね。テレビでは感じられないもの。

 

プロの選手でも、15-40とかのシーンでは1stサーブで勝負に行きます。それって確率良くそこに放り込んで大丈夫、っていう練習に基づいた自信と、そこから始まるポイントのイメージをしっかり持っているからそのコースを選択している、ということなんですね。

たとえ読まれているとしても、嫌なコースとか立ち位置ってあると思うんです。コートの隅っこに追いやられるとか、後ろの方に下がらされるとかです。

その第一球目を持っている、ということだけ言えば、サーバーの方が有利と言っていいですが、その通りのきついコースに速いサーブを決める事が難しい。どうしたって甘くなったり、相手の読みが当たって踏み込まれたりする。

そしてその1stがフォールトだったりすると、一気にリターン有利になったりしますね。プロの試合、それもランキングの高い選手ほど、リターン側からの圧がすごい。

サービスゲームをキープ出来たら、今度は全力でブレイクしに係ればいいわけですから、相手に多大なプレッシャーをかけるチャンスってリターンゲーム。リスクを負って勝負師に行ってもいい。成功すればでかいですよね。

もしもサービスゲームを落とすと、リターンゲームではすでに追う立場ですから、すぐに取り返さなければならない。ということはリスクを負うわけにはいかなくなります。

プレーヤーによっては消極的になることだってあると思います。積極的に良ければいいのかもしれませんが、リスクが高いプレーになって失敗することもある。どちらも後悔の無いプレーってどこに見つければいいのかわからなくなります。

 

 

だから、サービスキープは当たり前、ではなくて、強い人がプレッシャーを軽くするために必死にとりに行くゲーム。相手が強いと分かっている時には、それ相応の嫌なプレッシャーを掛けられている事になります。

 

ああやだやだ、こわいこわい。

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:31 | コメントをどうぞ

第一シード

ここ数ヶ月。。。いや、1~2年?ブログの更新ペースは上がっていませんで、そしたらここの所YouTubeの投稿を始めまして、初心者なせいか?四苦八苦しながら作っている事もあり、よけいにブログはペースダウンしている傾向にあります。

YouTubeのほうは、おかげさまで想定外の好評をいただいているようで、これがまた嬉しいのなんの。ただ、撮りだめできるほど撮影の機会がないもので、この辺もこれから考えて行かないとですね。

さて、自分のことにかまけていたら、全豪は楽しみにしてよく見ていましたが、錦織選手はその間にロッテルダムでベスト4にあがり、ワウリンカと久々の好ゲーム。1セット目がぜんぜんだったので、どうしちゃったかと思いましたが、2セット目を取ってセットオールにし、応援にも身が入りました。

深い位置から重いボールを打ってくるワウリンカに対して、積極的にネットを取るという戦法はとても良いなと思いましたが、パスが抜けすぎましたね。。。ワウリンカがプレッシャーに感じていないんじゃないかくらいの抜きまくりショーみたいな感じ。とくにダイジェストで見ていた私には余計にそう見えた。

でも前に出る積極的な戦術はこれから錦織選手の戦法としてもっと磨かれてくると思います。全豪で初戦に当たった「錦織戦術のコピー」にずいぶんやられましたから、そこからさらにレベルを上げたいという事なんでしょう。

それにしたって、錦織だって去年の今頃はまだチャレンジャーに出て、そのあとニューヨークで優勝するまでランキングは100位くらいまで落ちていたところの、今週6位ですから、本当に世界トップレベルのテニスをいつでも戻せる準備をしていたんだなぁと改めて驚きます。

いままで日本人の男子選手で、そのレベルに達した人を見たことがないものですから、世界のトップレベルのせめぎ合いをポンと調子に乗ったらもうひとケタに乗せてくるあたり、役者が違うと言わざるを得ないですね。

そして、これから始まるドバイではフェデラーよりも上のランカーとして第一シードになるとか。

第一シードだからって優勝できるでしょうっていうくらい甘ければいいんですが、そうもいかないものだとも思います。しかし逆に言えばそこまでの成績が出場選手の中で最も高い選手が第一シードなわけですから、主催者も観客もそして選手たちの中からも「アイツが一番強い」と目されているという事でもありますよね。

大坂なおみちゃんも、もうナンバーワンプレーヤーですから、このランキングでいる以上はでる大会には第一にシードされるわけです。

残っていればですが、ウインブルドンの第一シードとかになるかもしれないんですよね。鳥肌っていうか、ぎゃくに脂汗が出る思いです。そんな日が来るんですね。。。

大坂選手もコーチと決別したことがマスコミで騒がれていますが、そう決定するのって昨日今日決めたこと、ってわけじゃないからそこは袂を分かつことにしたんでしょう。我々が詮索したって戻るわけでもないし、一緒にいるからってじつはバインコーチじゃなければならないってわけでもないのかもしれません。

コートの中ではやはり一人で戦うのがテニス。。。いやシングルスだからですけど、ショットを打つ前にアドバイスが間に合うわけもないですし、選手本人が全ての決定権を持つようでなければ成功もしないはず。

本人も言っているコメントですし、周りの選手たちも共感しているコメントを出していますが、急激に世界が変わって「ランキングが下の方が気楽に挑戦を楽しめた」と言っていますね。それもなんかわかる気がします。

神様じゃないんだから、生まれつきチャンピオンってこともないんですよね。そうなる運命をもって生まれてきたにしたって、驚くと思います。ひたむきに頑張っている時に結果が出ることを夢見るわけでしょうが、現実になった時に左右を見回して不思議な感覚になる事ってあると思うんです。私には経験ないですけど、なんか自分だったら「こええー」って逃げたくなっちゃうと思います。

とくに、彼女のような選手ってことしの全豪がそんな感じに見えましたが、グランドスラムに出ている、っていうだけでテンションが上がっている感じに見えました。

出る大会のすべてに勝って行く、なんていま男子のBIG4がそうでしたけど、それまでのチャンピオンは、アガシにしたってサンプラスにしたって、マスターズ大会の全部に優勝していたってわけじゃないんですよね。なんならフェデラーだって全大会に優勝歴があるわけじゃない。ジョコビッチが初めてらしいですから、勝ち続けるってそうとう難しいと思います。

 

 

とはいえ、男女両方ともそういう大きな大会(ドバイは500)で第一シードが付くわけですから、こちらとしては期待をもって応援したいと思います!

 

 

 

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:22 | コメントをどうぞ

最近の全豪って!

グランドスラムの中でもサイコーに楽しみな大会じゃないですか?

たぶん、ワウリンカが初優勝した2014年あたりから、全豪って見るのがすごく楽しみな大会になってきています。もちろん私基準でですが(笑)。

あのころ、ワウリンカとジョコビッチがスーパー名勝負を繰り広げていて、前年はフルセットの末ジョコビッチが勝ち(たしかファイナルセット10-8とか)、翌年にワウリンカが勝つ(これもファイナルセット7-5)っていう記憶に残る名勝負がありました。

その他にも錦織とナダルの惜しい試合(負けた錦織はロッカールームで号泣したと言っていました)とか、寒い北半球の向こうの夏を迎えたオーストラリアでは気候だけでなく文字通り熱戦をくりひろげていて、時差もそれほどないこちらでは毎日が楽しみで仕方ない状態でした。

フェデラーが復活優勝を遂げた17年の決勝は泣きながら喜んだし、その準決勝のナダル対ディミトロフもものすごい勝負でした。

何年だったか忘れましたが、モンフィス対ラオニッチの準決勝もあったっけ。

 

なにしろ名勝負の列挙にいとまがないくらい、最近の全豪はアツイです!

 

 

そして今年も!

 

錦織圭や大坂なおみの活躍で国内もフィーバー(死語)しましたが、それだけじゃない名勝負は今年も。アンダーソンとティエムの早期敗退にも驚きましたし、オーストラリア人の若い選手の台頭が本当に楽しみな将来を見せてくれました。女子のバーティを筆頭に、ポプリンとかボルトっていう男子選手も出てきましたね!全く知らなかったけど面白い選手です!

 

オーストラリアの選手って、タッチが異常にうまい人が多いですね。デミノーはまたストロークとフットワークの鬼で、ヒューイットへのリスペクトが強い印象を受けますけど、キリオスとかのように才能というか、身体能力をみて息をのむような選手が多くいるような気がします。こないだプイユに勝ちかけた、ポプリンという若い男子のテニスは素晴らしかった。度胸も良さそうでしたし、これからがすごく楽しみ。名前もかわいい。

 

男子も女子も、フルセットにもつれる、勝負の行方が気になる試合も多かったのですが、それを見ている時に勝負の「あや」っていうんですか?ベルダスコのマッチポイントを迎えてからのダブルフォルトから一気に形勢逆転劇とか、そのコートの選手の心理を考えるとたまらないものがあったり。

やっぱり生で見るといいですねー。現地で生で見るのが一番でしょうが、ライブで見られるだけでもかなり面白い。

最近はどうしても短時間でyoutubeのダイジェスト動画に見入ってしまいますが、ポイントのやり取りとかポイント間の選手の状態なんかを見られると、また試合への感情移入の仕方ってちがいますよね。

さあ、今日は女子決勝です!

大坂なおみちゃんの「グランドスラムって大好き」パワーが今日も炸裂するんでしょうか?

彼女が「我慢のテニスをおぼえた」っていうのは確かにそうなんでしょうけど、原動力は「グランドスラムこそ自分が最も輝ける場所」と信じられるようになった、「楽しもう」「出来るだけ長くこのコートにいてプレーを続けよう」がそうさせているんだと思います。

そしてそれがそうなんだとしたら、やっぱり勝機は十分にあるんではないかな、と思っています!

ただし勝負はあいてがいることですからね!クビトワのほうだってもちろんそういう気分はあると思いますから、ほんとにいい勝負になると思います!楽しみですね!

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:19 | コメントをどうぞ

トッププロ

テニスを始めたころに、あこがれていたプレーヤーって、もちろんテレビでみるようなトッププロでした。

高校生の頃は、J・コナーズ選手がものすごい好きで、プレーが熱くて観客を巻き込んで盛り上げてくれるショーマンシップや、あきらめずに走り回りながらしたたかにポイントを奪っていく姿勢などがものすごく好きでした。

レンドルがものすごく強い時期でもありましたし、87年にはビランデルがトリプルクラウンを達成するなど絶好調、という時期も。またさらにグラフのゴールデンスラムも目の当たりにして、群雄割拠の中に、光り輝くベストプレーヤーが存在していました。

 

彼らのプレースタイルは今よりももっと個性が強く出ていて、それがテニスを見る人たちをわくわくさせてくれていたのは言うまでもありません。

 

コナーズが、もう私も社会人になったころだと思いますが、東京に来て親子の一般プレーヤーを相手にゲームする、という番組があったように記憶しています。

その時の、まるでコートを歩きながらでも打ち返しているような、どこへ返してもそこにコナーズがいる、という滑らかな動きにもびっくりしましたが、つねにネットの上15センチくらいをびったり通るその正確なショットには絶句しました。

ラケットのどこをどう振ったら、あんな風に精密にうてるようになるんだろう、って全く想像がつきませんでした。今になったら、そりゃあ数球の間くらいで、そんなに激しく走り回らないでいい状況だったら、そこそこできるかもしれませんが、当時は自分の感覚も、それにラケット自体も自由に動かせるような代物じゃなかったように思います。

 

いまになっては、この人が一番現役から落ちない能力を保っている、と思われるJ・マッケンローは、当時からどうやってそこのボールをあっちに打てるようになるのか?試合を見ていてもたびたび「?」が出てきちゃって想像がつかないプレーをしていたのを覚えています。

テレビ画面だけではどのくらい速くネットに詰めていくのか想像がつかなかったのですが、ほんの2歩くらいで驚くくらい進む。エドバーグとマッケンローの鋭い詰めは、いまだにどうやっても再現できないものだと思います。

グッと詰める足元に、見事に沈んでくる相手のリターン。ひるむどころか躊躇することもなくハーフボレーをスイングするようにしてベースライン際のコーナーにエースを奪うマッケンロー。

解説していた渡辺康二プロも舌を巻いていたように覚えています。

リスキーなショットが、彼にとってはリスクにならない、そんな相手がネットの向こうにいたら、そりゃあ嫌になろうってもんですよね。

現代ではフェデラーが、それをさらにおかしなレベル?にまで引き上げたようなタッチを見せてくれますよね。

あんな強烈なラリーを、ほとんどすべてベースライン上でさばきながら相手をしっかり振り回せるなんて、どんな人間がそれを真似してできるっていうんでしょうか?

ほとんどハーフボレーみたいなタイミングのショットを、きっちりスピンをかけて重たい当たりにしてみたり、ダウンザラインにピッタリのせたりする。

意味が解りません。

 

形としての真似事なら、乱打中に後ろ下がるのがめんどくさくて、はずみっぱなにスイングを合わせることもありますけど、シリアスなゲーム中に、そのタッチを使うことはあってもコーナーへ、ましてストレート方向へなんて私は打たないと思います。

 

そういうのを見ると、プロとして勝負するってこういうプレッシャー(自分がミスをして失点するかも)のなかで、いかに危ない橋をきっちりわたり切るか、みたいなことをやっているんでしょうね。

基本、テニスの試合って相手に自分のショットを打たせて、またそれを打ち返す、ということを勝負していると思いますが、プロの勝負って、「いざ勝負!」っていうときには絶対に触らせない!くらいのボールを平気でたたきこんできますし、またナダルみたいなやつがそれをがっちり返してきたりする。

大会に出て強さを誇れるようなプレーヤーって、例えば市民大会や県大会のレベルでもやはりいると思いますし、そういうのを楽しんでいるのかな、と思いますが、プロってやっぱり精度とか見ている側のスリリングさ、って全然違う。

 

有明でマレーの試合を始めてみた時は、瞬間移動したのか?っていうくらいその展開からその動きかい!みたいなのを見ましたし、世界のトップってやっぱりどっか人間じゃないんでしょうね。

 

まあ200キロのサーブって、実際にコートに立ったら私には見えない速さでしたから、アレを返せるっていうだけでもすごいことなんだなと思います。

 

最近ではプロの試合でも、展開の内容とか、プレーヤーが持っている戦略のことを考えたりだとかしながら見る楽しみが増えてきている私ですが、プロの試合ってやっぱり見ているだけでワクワクする。

スーパーショットにはやはり目を奪われるし、それをどうやってやってんのか、なんて自分の身体じゃないところに想像を置くのも面白いですよね!

 

カテゴリー: プロ選手オタク, 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 11:09 | コメントをどうぞ

錦織vsティエム

土曜日の朝は早くて、6:00には家を出てスクールに出勤なのですが、金曜の夜に外せない用事が。

21:30からの予定で、錦織圭 vs ドミニク・ティエムの試合が放映される。という用事が。

室内でハードコートで錦織の方に分がある、とは思っていましたが、ティエムは地元オーストリアで晴れの第一シードで、国民の期待も背負っているし、是が非でも優勝した痛い会なんだと思います。

錦織がジャパンオープンには特別な思い入れが、と言っていたのもそうですし、自分が生まれ育った国で頑張るのは自然な事でしょう。

結果としては、夜更かしして観て良かった。早く終わりましたから、影響が少なかった。

6-3・6-1の圧勝に近いスコア。ブレイクポイントすら握られない、という内容だったら、完璧だったと表現すべきでしょうが、ピンチっぽいピンチはありました。

しかし1stセットを5-0リードまで一気にいって、そのあとワンブレイクされながらも6-3で取り切り、2ndセットも4-0リードから今度は一気に6-1でブレイクを3つ勝ち取っての堂々たる勝ちっぷり。

戦略的にも最初っからティエムのペースに付き合わないようにする、というようなプレーが随所に見られました。なにしろネットによく出て、効率よくポイントを取っていたし、長いラリーでもつねにティエムよりも速いテンポでプレッシャーをかけているように見えました。

ティエムはペースがつかめずに自分らしいショットを満足に打たせてもらえずに試合が終わっちゃったような感じでした。

錦織がすばらしい超特急ぶりを見せて、ティエムを乗せようとする観客席すら静かにさせるほど強かった。

1セット目の5-3リードの場面で、錦織のサービスゲームは0-40の大ピンチ・・・という感じでしたが、サーブをワイドに入れてスライスを打たせ、サーブ&ボレーで一発で仕留めるところから反撃し、40-40に戻して咆哮をあげます。そのままキープしてセットを奪うことに成功したのですが、動じていないというか、やることがわかっているというか、すごい綱渡り的なところもあったと思いますが、まるで自分の方がぜんぜん格上だとでも言わんばかりのラッシュでした。

2セットはティエムが連続してポイントするのすら希に感じるほど錦織が力押しをしていて効果があり、やはり1セット目の終盤のシーンがカギになった感じのゲームでした。

ティエム側といえば、最初のゲームをブレイクされてリズムに乗れなかったことが一番の理由なんじゃないかな、と思います。すぐにブレイクバックでもできれば落ち着いたのかもしれませんが、6ゲーム目を奪うまで、ラリーが出来ることを確認して自分のショットが出せるかどうか、自分で確かめながらじっくり耐えているような時間がありました。

どこかで自分らしいゲームが取れて、キープだけでもリズムに乗れるようになれば・・・という所を錦織がぜったいに渡さない、という強固な攻めで勝ち切ったという試合でした。

私としてはティエムって評価の高いいい選手だと思っているので、今回の錦織の強さは本当にビビりました。まさに天才。勝つことに対して先天的なものがあるとしか思えません。

準決勝はククシュキンとです。リターンの調子さえよければ、昨夜以上の試合も期待できますが、戦略は同じではいかないと思います。

また、たのしみですね!

 

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:22 | コメントをどうぞ

もしも私がフェデラーで

子供のような発想かも知れませんが、夕べ行われた、錦織圭vs Roger Federerの一戦をまえに、どんな戦いになるか、ワクワクしながら、そんなことを考えずにいられなくなりました。

「もしも私がフェデラーだったら、錦織圭に対してどんな戦い方をするだろうか?」

試合の予想をしながら風呂に浸かっていたわけなんですが、フェデラーの武器となる戦術と、最近の戦い方、それを錦織圭のテニスに当てはめてどう使っていくことになるか?基本となる戦略を私なりに考えたとしたら、という妄想あそびなんですが、逆に考えることもできる。

その戦略をある程度錦織側が想定していたとしたら、どんな風に受け止めて、勝てる試合に持って行くか、という事も考えられるなぁ、と思って湯船につかって目をつぶって考えていました。

 

フェデラーは、長いラリーをせずにどんどんポイントを取りたいはず。

例えばリターンや、相手のショットが予測できたときにゆとりをもって打てるシーンではズバッと一発放り込んで、体勢を崩すか、スペースを空けさえすればもうネットとっちまおう…かな、と考えました。

サーブはまず1stの確率が高くないとこちらがヤバくなるから、そこは注意深く、しかもプレッシャーをかけ続けられるように配球は散らしながら的を絞らせないように。それができればサービスゲームはキープし続けられるだろう。

錦織のセカンドサーブにはより多大なプレッシャーをかけていこう。もしミスヒットしてポイントを落とすことになっても、自分のサービスキープを続けている間は、攻める姿勢を見せつけて、錦織に「良い1stをいれなければならない」というプレッシャーを与えることと、セカンドサーブに挑戦していくうちに自分のフィーリングがつかめればそのまま攻め込んでネットに繋げよう。

ラリーはなるべく早いタイミングで錦織をワイドに走らせる。常に挑戦し続けて、たるむことのないようにしよう。

 

と考えて試合に臨む・・・かな、と思いました。

 

それに対して錦織側の考えは(・・・勝手な妄想ですよ)、フェデラーが強く遠いボールで攻めてくるだろうから、そこから強めのカウンターを合わせられないと、一気に持って行かれる。

もしできるなら、フェデラーの速い展開の前に自分から攻めていきたい。

でもたぶん、サーブはライン際だったり、リターンも相当攻めてくるところを考えたら、カウンター狙いをする方が現実的。

そこで、ポジションを下げるべきか、それとも手が届くならテンポアップして攻めたはずのフェデラーを下がらせるつもりで前にいるべきか。

弱気策で行っても、相手は生ける伝説のあの人なので、まずそれはないな。じゃあ前で。リターンもいつもよりも前で。

 

 

かくして、試合が始まりました。

私にはもうそういうイメージで試合を見るつもりになっている(自分の妄想が現実になればいいなと思ってる)ので、そういう目で見て楽しみました。

試合は6-3・7-6(5)でフェデラーが勝ちました。

フェデラーの調子は尋常じゃないレベルで高く、自身調子も良さそうでした。

そんななか、想定通りには上手くいかなかったと思っているんじゃないかと思います。(妄想通りのテニスだとしたらですけど)

錦織は予想以上にはるかにタフで、フェデラーのメンタルを脅かすところまで来ていました。もちろん、安全な試合なんてないでしょうから、想定外って程でもないのかもしれませんが、ショットの精度も高く、自分の思い描いたテニスができている割には錦織からポイントやゲームを奪えてはいないという印象を残したのではないでしょうか。

錦織の方は、惜しかったと言わざるを得ません。

特にセカンドセット、ブレイクのチャンスがありながら、ダウンザラインに放った一球でフェデラーを出し抜くことが出来た、と思ったらジャストアウトしていた、というのが3度ほどありました。それがフェデラーのサービスゲームで、アドバンテージ錦織の場面で一本あったりしたんですが、本当に惜しかった。

あのセカンドセット、7-5で、あるいはタイブレークの末にでも錦織が取っていたとしたら、もう私が思い描いたシナリオとは全く別の試合展開を考えなければならなかったかもしれません。基本戦略はフェデラーは攻めるって言ったらネットをとるまで、錦織はもう重要なポイントで勇気をもってネットに詰める、というより早いラリーをお互いが仕掛けながら進んだかもしれません。

というよりも、見ているこちらがハラハラドキドキワクワクウズウズしながら1ポイント1ポイントを追うのが必死でした。

今年のベストバウトに入ります。ウインブルドンのナダルvsティエムも激しかったけど、それくらい凄い試合でした。

 

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:10 | コメントをどうぞ

錦織が強すぎて

昨日の金曜日は終日雨で自宅におりまして、そのおかげ?で楽天ジャパンオープンのテレビ観戦を最初っから最後まで。

準々決勝を4試合、こんなに一日中かぶりつきでみる事はなかったなぁ・・・WOWOWのおかげです、っていうか今年加入させてくれた奥さんには頭が上がりません(笑)。

シャポバロフの見事な逆転劇、さらにメドベージェフのゲームのうまさを堪能してこの日はデイセッションを終了し、お客さんを入れ替えてナイトセッションへ。

シャポバロフは粗かったところをラッキーもあって流れを引き寄せ、セカンドセットのタイブレークを制して勢いに乗りました。互いに集中力を切らさないグレートゲームでした。

メドベージェフが勝った試合は、ラオニッチって確かにこんな試合運び…だったような気がするけど以前に輪をかけて動きがのっそりしてます。タイミングの合うワンパンチ冴えは入ればスイッチが入って攻めに出る、というスタイルですが、メドベージェフのサーブに合わないんだかあんまり速いやつには手を出さないんだかで、互いにサービスゲームをテンポよくキープしていく形。だけどまあしっかりリターンから勝負を仕掛けていった形をずっとやり続けたメドベージェフの勝利、という感じでした。

空いた時間(デイ→ナイトの間)は錦織の2回戦、ペールとの試合を振り返り、第2セットだけ見て午後6時に。いよいよ始まります。

これを長く書いてもしょうがないんですけど、長記とかいてナガキとよむ、みたいな私の性格上、なんか書きたくなっちゃうんですよね。でも凄い試合だったから短くまとめちゃお。

錦織が終始圧倒した、そんな試合でした。最初のゲームはチチパスのサービスで始まったのですが、リターンをミスして取られたポイントはさておき、リターンの入ったポイントはいきなり全開で打っている印象でした。テンポが速く、しっかりコーナーへ追い込んでいくのは、火曜日にチチパスを生で見ていた私の想像よりもレベルが高い感じがしました。緊張もあるし、相手のショットに慣れていく、というのも最初のゲームはあるかと思いますが、錦織はサーブがそんなに早くないので、相手のリターンが良ければ先に手を出してくるのを許すようだときつくなるかな、と思っていたんです。

 

それが、最初のポイントからワイドにサービスエースで、1ポイントだけ許しましたがさくっとキープ。その辺からもう錦織劇場というか、錦織エクスプレスがスタートしていたんでしょう。

2012年だったか?錦織はまだそれほどランキングが高くなっていない時期に、10月のバーゼルの大会で準決勝に勝ち上がり、そこでジョコビッチとの初対戦に勝ちます。

「うおーう!錦織どうした!?そんなに強いの?」とフェレールを倒したりするのは見ていましたがジョコビッチに勝つとは、なんて思っていた私の衝撃は今でも忘れません。

そして決勝戦がフェデラーとの初対戦だったわけなんですが、これが圧倒されて負けるわけです。

フェデラーの展開の速さに、錦織が何かをしようとする前にディフェンスに回らされてアップアップする、そんな内容に終始した試合でした。スコアは2-6・1-6とかそんな感じだったような。

いま目の前で見ている錦織対チチパスも、そんな内容に見えました。チチパスが必死に食い下がろうにも追いつけない、そんなテニスでした。スコアは6-3・6-3でワンブレイク差での両セットでしたが、チチパスのサービスゲームには重厚なプレッシャーがかかっていました。

私がそのレベルに上がってきたヤングジェネレーションの選手だったとして、このブログを書いてるみたいな脳みそで試合してたとしたら、もう錦織が怖くて仕方ないんじゃないかと思います。

自分のコートがすごく広く感じるような、そして錦織選手が打ってくる球が追い付かせないぞ、っていう怒気をはらんだショットに見えるというか。。。なにしろものすごかった。

さあ、次はガスケです。ガスケは後ろに下がってプレーを創る、錦織が攻撃を無効化されるかのようなテニスをする、苦手なタイプ。しぶとく広く守りつつ、打ってくるショットが多彩で、隙を見せるとバックハンドで一閃されます。

昨今はネットにつくのに全く躊躇がないようですから、勝機は十分にあります。自分のリズムに持ち込んだ方がぐっと有利になる試合だと思いますが、常に前に踏み込んで早く攻めてくる錦織、後ろからリズムを作ってくるガスケの、どちらが相手に強いプレッシャーをかけ続けられるか、今日がすごく楽しみです。

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:14 | コメントをどうぞ

ああ、フェデラー。。

今年の夏は、北半球が暑かったそうで、日本ばかりでなく世界の大陸の7割があるという北半球で異常気象的な暑さに見舞われたそうです。

私も今年の夏にはやられました。。。気温もさることながら、湿度が体にまとわりつくようで、どうにも逃げ場のない感があってきつかったです。

さて、全米オープンもそんな中で行われており、ヒートポリシーがあんなに適用されるGS大会もなかったんじゃないでしょうか。もともと全豪オープンがよく40度にもなる日があって聞くようになったヒートポリシーですが、熱中症で棄権する選手も多かったと聞きます。

4回戦ではフェデラーがミルマンに敗れる波乱があって世界中に衝撃が走ったとかっていうニュースを目にしました。

私の予想ではちょっと前に書いたかもしれませんが、今年のフェデラーは明らかに去年よりも劣る部分が目立っていて、この全米のタイトルからは遠い存在なんだろうと思っていました。

ウインブルドンのころから、その予兆?というか、明らかにロジャーらしからぬミスが目立ち、パスミスもあるし、バックハンドは浅くなるし、なによりリターンを返しあぐねているように見えたのがこれまでにないことでハラハラしながら見ていました。

準々決勝でアンダーソンにフルセットの11-13で敗れましたが、それをもってもフェデラーのゲームの進行のうまさだけが見えて、力が衰えたとしてもゲームを取る力が抜きに出ているので勝てるんだなぁと、その地力がどれだけのものか想像がつかないと思ったものです。

若いころのフェデラーはネコ科の動物のように静かに素早くしなやかで、タフなラリーを驚くべきショットで必ずものにするという印象があり、フットワークにも世界のトップとして誇るべきものがありました。

去年のフェデラーはそういった素早い身のこなし、というよりも確実に重たいボールを欲しいときに一本打てればラリーの主導権が手に入るかのようなうまさがありました。ラリーをしながらそういう一本を待つ我慢、そしてそれを打てた後の一気に畳みかける展開のうまさと速さで相手にまともなテニスをさせないうちに自分のポジションにボールを呼び寄せるように見えるプレーがおおくて、身体能力が落ちても神様のような力でゲームを支配しているかのようなプレーでした。

ウインブルドンのフェデラーには、去年と同じような魔法というかむしろ神様がそこにいるようなプレーを期待していたのですが、みるとリターンミスが増え、ネットを取る相手にバックハンドのパスミスが目立つようになっていました。キープする力がものすごく高いのでセットを取られないですが、相手を圧倒するというほどの圧力をそれほど感じなくなっているなぁと思っていました。

なんだかラケットを今年バージョンのサイドが白いプロスタッフにしてからショットのフィーリングが悪いような?ギリギリのアウトも増えてきて、それが全米に来てみれば去年までの黒いプロスタッフになっているじゃないですか。本人も異常に気付いて自力で修正できずに去年の感触に戻りたくなったのかと個人的には勘ぐってしまいました。

開幕前に若いヒッティングパートナー2人を相手にしている動画が公開されていたんですが、バックハンドの軌道が低くなってしまうためにネットミスや浅くなることが多くて、私の個人的な心配は増えるばかり。シンシナティの大会では決勝まで進んだものの、ジョコビッチのショットに反応が遅れるシーンもややあって、全米は苦しそうだなぁと思ってしまったんです。

 

 

それでも試合が始まれば余裕のある勝ち上がり。

 

4回戦でミルマンと当たると聞いても、「さすが第2シード、ドローに恵まれてる感じだなぁ」と思っていたんです。

じじつ、第1セットはミルマンを圧倒しているかのような、自在なゲームを進めてあっさり奪いました。・・・いや、見た目では、です。

そのセット、硬軟織り交ぜての多彩な攻撃、そしてネットに出てプレッシャーをかけるなどがうまくはまってミルマンがうまくプレーできていない感じ…という印象のセットではありましたが、実際には後半にはそういった多彩さにはミルマンは対応してきていて、結局はワンブレークでセットをものにした感じになりました。

2セット目になって、フェデラーはミルマンのまっすぐな重そうなサーブに対して一本置きに行くようなリターンが増え、ラリーの主導権をなかなかものにできなくなりました。

そしてあろうことか、フェデラーの最大の武器であるあの完璧にコントロールされたサービスがことごとく入らない。1stサービスがネットにばかり当たるどころか、ダブルフォルトも1ゲームの中に2度もする。そしてミルマンのリターンからストロークはさえてきて、結局ブレイクを許してしまいます。

その日底から仕事に出なきゃならなかったので映像で追うことはできませんでしたが、ほどなく結果を知ることになりました。2セット以降を全部落として4セットでフェデラーが敗退したニュースをみて、がっかりしたほうが先で驚くことはそれほどでもありませんでした。

もうダイジェストを見る気にもならず、私の中では優勝予想はナダル、ジョコビッチ、デルポトロ、チリッチあたりかなぁとなんとなくではありますが、顔が浮かんできました。

ドローはちゃんとは見ていなかったんです。

 

そしたら準々決勝に勝ち上がってきた錦織がチリッチと!

この試合は全部見ることができましたが、正直、途中眠気に勝てない時間帯もありました。。。しかし、フルセットで錦織がチリッチを破り、解説していた松岡修造さんが泣くのと同じく私も感動で涙が。。。

チリッチは去年のウインブルドンからGS決勝を二つ、経験していて調子のよさというか、自分のテニスの強さに気づいてものにしてきているという印象がありました。

くわえてハードコートでサーブ力があり、そしてリーチの広い強烈なリターンを持っています。ラリーの主導権を先に持てる武器を、彼は持っていると思うじゃないですか。

そんなイメージ映像をかき消すかのような錦織の鮮やかなゲーム。あいてのメンタルを手中に入れて戦っているかのようなポジショニングの操作、そしてダウンザラインの精度。

あらためて惚れ直しました。やっぱり錦織のテニスって魅力に満ち溢れている。

そのあとにジョコビッチにあたってストレートセットで対戦成績で14連敗となる敗戦を喫しましたが、テニスのレベルをできる限り上げてコートに立つ雄々しい姿はやっぱりカッコいい錦織でした。

ジョコビッチはもうだめですね、アレです。無敵。

ジョコビッチ的に苦手なタイプの選手っていると思うんです。いちばんはワウリンカ。やっぱり重要な大会の決勝で全部勝っているし、その前にも当たれば死闘を演じることになるタフな相手だと思っていると思います。

勝てはしませんでしたが、ミルマンの演じていた長いラリーもたぶんあまり好きじゃないでしょう。シモンを相手にミスをしまくった16年の全豪も記憶にあるので、ジョコビッチのショットにきっちりタメを作って売ってくる選手のことはちょっと苦手、というか嫌いなのでしょう。

ただ、彼らはジョコビッチの苦手なラリーまではできてもその上のギアがないためにジョコビッチが崩れてくれなければ勝ちきるまでは結構大きな壁があるように思えます。ワウリンカはそれを持っているといえると思いますが、それならガスケそうなんじゃね?と思いましたがそうでもないんですよね。

 

で、個人的には錦織にもそういう、ワウリンカみたいなテニスを?と思うこともあるんですが、自分のリズムでできないテニスほど上手くできない試合もないでしょうから、それも無理なんじゃないかと思います。

ラリーであるていど手ごたえを感じていて、打ち勝ってみたい、と思っている強い相手に、遅いリズム、弱い球、遅い球を使う、っていうのが甘い球を好き勝手打たれると思っちゃいますよね。恐ろしくてできない。

戦略的には違うかもしれませんが、ラリーのリズムってフェデラーと錦織ってハイテンポで似ているところがあると思うんですよね。

それと、油断をするとすぐに厳しいところに打ってきて攻めてくる、っていう油断のできなさ。

そういったプレッシャーを撥ね退けるテニスの仕方をジョコビッチは手に入れているんだと思います。フェデラーが神なら、ジョコビッチは悪魔に魂でも打ったのか?っていうくらいに。。。

 

ああもう1時間も書いてる。。。もう寝ます。おやすみなさい!

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 00:44 | コメントをどうぞ

全米が始まりまして

なんだかワクワクしていた、待ちに待った全米が始まりました。

今朝、錦織の初戦がありましたね!6-2・6-2・6-3でしたが、セカンドセットまでしか見ていられませんでした。

ファーストの確率が高いとは言えませんでしたがサーブの使い方が効果的でポイント獲得率が高く、それよりも自信に満ちたパフォーマンスでブレイクされるような気がしない試合だったと思います。

相手のマーテラーはドイツの23才ですが、今年のフレンチでシャポバロフを破って勝ち上がり、ベスト16でナダルと激しい試合をしたことから、今年躍進を果たした選手として認知され始めた選手でした。左利きでビッグサーブを持っていますし、油断ならない相手なんじゃないかなと思っていましたが、いきなり第一セットのファーストゲームで強烈な錦織のリターンや展開の速さに驚いている?うちに0-4になりプレッシャーは半端なかったと思います。

 

さてさて、とはいえこれまでのビッグネームもまだ元気で、ディミトロフは復活途上のワウリンカに負けたりなどのシードダウン、ハレプは去年のシャラポワに苦杯をなめさせられたのに続き今年も初戦敗退など、若干のシードダウンがありましたが、上位シードはそれなりに初戦をこなしてきています。

そんななか、やはり世代交代の波は勢いをましてきているんだなぁと思わざるを得ませんね。

西岡はフェデラーに、杉田はガスケにそれぞれ破れましたが、ダニエル太郎はオーストラリアのデミナーに完敗でした。デミナーは去年の暮れくらいから名前を聞くようになっていて、よく走ってテンポのいいテニスを展開しており、精神的にもタフで簡単にあきらめないファイターでもあります。

若い奴が出てきたなぁー、と記事を読んだ後の、デミナーの2回戦はアメリカのティアフォーとだとか。黒人で背が高くてどこかキリオスに重ねてみちゃうことがあるティアフォーですが、プレーの間にかわいげのあるリアクションなんかがあって、大きな勝ちは期待ほどないような感じではありますが、それは期待が大きい選手という意味かなぁなんて感じてしまう若い世代のひとです。

30歳オーバーの復活劇を演じている選手たちも、実力を発揮し始めているし、20代前半や10代の選手、初日には19歳のシャポバロフ対17歳のアリアシムの試合という、カナダの若手同士の試合もありました。

シャポバロフの2セット先取のあと、第3セット途中、4-1でシャラポワがリードしているところで熱中症?だかで棄権してしまいましたが、このアリアシムという選手は全米の前哨戦の期間に初めて名前を聞いた選手です。カナダにもまだこうして次期スター候補が出てくるんですね。スケールの大きいテニスを感じさせる選手でした。

 

試合はショットで見るよりもプレッシャーのかかる場面や、ラリーカーの駆け引きなどを見るようになって、それがすごくスリリングで面白いと思っているんですが、「すっげえなぁ、強いぞこの選手!」って思っていた選手でも錦織と対戦するとするっと錦織が勝っちゃったりするんですよね。

トッププレーヤーの底力ってどれくらいなのか、やっぱり図りきれないもんだなぁと思います。

 

 

 

 

そうそう、錦織のサービスゲームでバモスわたなべさんが3回もカメラに抜かれて笑っちゃいました!

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 10:56 | コメントをどうぞ

フェデラーの老い?と凄み

自称、フェデラーファンです。これも毎度毎度よく言っていることなんですけど。

だから、錦織のテニスにも魅了されます。プレースタイルというか、スピード感のある展開はこの二人は近いと思っています。

ツアーの中では、じつはフェデラーっぽい人ってあんまりいない。攻撃に特化したプレースタイル。守りも決してレベルは低くないし、なんであんなに積極的にできるのか、プレーを見ている間はしびれちゃって納得しながら「やっぱりフェデラーは強いなぁ」って見ているんですが、相手が有利になる展開になかなかならないんですよね。

だから、フェデラーの試合って見たくなる。

フェデラーがまだ引退しない理由ってのも、過去のチャンピオンからは聞いたことのないセリフが。

「世界中の人が僕を待っていてくれているから」

。。。泣いちゃいますよね。また日本に来てプレーを見せてほしいです。ホント、待ってる。

 

 

 

さて、そんなテニスの神に愛された…いや、神になった男、ロジャー・フェデラーも36歳です。

高校生の頃に私の大好きだったジミー・コナーズも40歳までプレーしていました。

しかし、どう考えてもテニスの世界トップレベルを維持するフィジカルの強度は、30年前と現代ではやっぱり大きく違うと思います。

コナーズの40歳の全米オープンでの活躍もいまだに語り草になるほどですが、フェデラーの2017年、去年のカムバックは到底信じられないものでした。

同時に、ラファエル・ナダルにも。

けがで戦列を離れ、ランキングを落として復活した二人がグランドスラムの決勝に上がってくる。あの全豪は見なきゃいけない試合でしたし、その年の全豪のオフィシャルサイトで生配信があったので、私もパソコンに張り付いて泣きながら見ていました。

マジで、あのファイナルセット3-3からは今思い出しても泣けます。

今年の全豪もフェデラーがなんと連覇を達成し、去年のスタートダッシュがみられるかと思いきや、出場している試合も若干少なくなっているし、もちろん勝っているけど3勝です。

そして今年のウインブルドンでは、一回戦から見ていましたが(今年になって初めてwowowに加入できた)、ボールとのコンタクトが思い通りにいっていないようなシーンが頻繁にあります。

相手をネットに誘うようにしての、狙いすましたようなパスは、ネットに当たったりサイドアウトしたり、オーバーしたり。

昨日は3年ぶりのジョコビッチとの決勝戦。シンシナティも朝から見ていました。

ジョコビッチはクレーコートシーズンで錦織と当たって調子を取り戻し、ウインブルドンであの比類なき強さを取り戻しました。

私は歴代最高のプレーヤーこそロジャー・フェデラーだと信じていますが、歴代最強のテニスをしているのはノバク・ジョコビッチなんじゃないかと思っています。

ジョコビッチには得意なリズムがあって、フェデラーや錦織とのラリーでは攻めてくるボールに対してばっちりなカウンターを合わせながら自分のリズムに持っていくようなところがあります。

対してワウリンカやシモンのように、ジョコビッチのショットに対して大きく下がってそこから鋭いショットを打ち込んでくるプレーヤーにはやや、のびのびした感じが薄くなることがあります。

なので、決勝の舞台で相手がロジャー・フェデラーであることは、ジョコビッチはもちろん序盤に相手をペースに乗せてはいけないという大きな試練がありますが、そこをうまくキープし続けていくと勝てちゃう、というような雰囲気があると思っています。

この試合、フェデラーはリターンから攻め込んでプレッシャーを与えたいところでしたが、ジョコビッチのサーブもよく、ブレイクは1ゲームできたもののその次をセーブすることができずに逆にプレッシャーをかけられたような形になってしまいました。

流れを引き戻すことができず、セービングフォーザマッチのジョコビッチのサーブでは最初のチャンピオンシップポイントでフォアハンドのサイドアウトを犯し、ゲームセットとなってしまいました。

フェデラーの魅力は相手のマッチポイントでもリスクの高いと思われるショットを成功させて観客も私もうなる、ということがよくあったのですが、もちろんそこでそんなに厳しいところを狙う勇気もすごいし失敗することも覚悟したうえで放ったショットだとは思いますが、その日のそのラストショットは、試合の中でも目立ったミスヒットでした。

ジョコビッチのショットに対してタッチが弱くなった?ようなオーバーも多かったし、反応が一瞬遅れるようなシーンもそこここに見られました。

なんとなく、フェデラーも年齢がプレーに表れ始めたのか、肉体的な衰えがこうして出てくるようになったのか、と想像してしまいました。

今までは軽々と振って思い通りに打てていたショットに意識して力を入れないと再現できなかったり、その意識のせいで打点の精度が落ちているのかと。

 

・・・と、そこで考えました。

身体の老いというのは無言で未来からやってきて、気づかないうちに身体に入り込んでしまうもの、だと私は思っていたのですが、フェデラーのようにオフィシャルで見えるところでは懸命に鍛えるところを見せないプレーヤーでも、大会をスキップしたりしている間に厳しいトレーニングを積んでいるはずなんです。

その時に、自分の体が徐々に「落ちて」いっているのは感じるのではないかと。

それもわかっている中でウインブルドンは準々決勝のファイナルセットが11-13でしたっけ?そこまで戦っていける力と、今回のマスターズ1000でも決勝まで勝ち上がっていく強さ。

以前からフェデラーはショットメイクの達人だと思っていましたが、2007年くらいからは「この人はゲームの仕方が異常にうまいんだ」と思い直したことを思い出しました。

なにしろ試合に負けない。

このシンシナティの大会でも準決勝までのすべての試合で自分のサーブはすべてキープしていました。それがどれだけすごいことか。

キープに対する自信。それに対する相手へのプレッシャー。リターンゲームへの集中のしやすさ。そういった試合に対する自分に有利なサイクルを本当にうまく回してこれる、理想のプレーヤーなんだなぁと思いました。

BIG4のトップを走る(戦績的にも、年齢的にも)フェデラーがいつまでもプレーを続けたいと望み、また世界中のテニスファンがそれを望み、というなかで、ほかのBIG4はいつまでプレーを見せてくれ、またほかのプレーヤーがどこで台頭してきてくっきりと差をつけられるようなテニスができるようになるんでしょうか。

それって、フェデラーが進化させたテニス界がまた大きく進歩する機会なんじゃないかと思います。

その瞬間を私もみたい!と思ってしまいます!

カテゴリー: プロ選手オタク, 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 10:08 | コメントをどうぞ