カテゴリー別アーカイブ: 打ち方オタク

テニスの打ち方に対するこだわりを書くとこです
コーチとして勉強してるんですってアピール?

片手バックハンドを「引き手」で考える

前回のブログ記事の続きです。

写真を撮れそうな機会がちょっとなく、野球で検索して写真を拝借しました。

テニスとはスイングの型が違いますが、ボールにパワーをぶつける、という要素は共通のものがあるわけです。

form01クリックで拡大して下さい。

この画像でいう右手は押し手で、肘をたたんで腕は打点にはやく到達しても、ヘッドは遅れてパワーをため込みます。手首を支点に腕からの運動エネルギーがバットに伝わると、スイングのパワーは打点に集中させられるようになります。

野球の打ち方だと、このままボールの中心よりもやや下側にバットの芯が入ることが理想。テニスのトップスピンとは違いますし、大人の硬式野球だとバットが1kgくらいあるらしいですから、そうしないとどこかに余計な力を使ってスイングのベクトルと打球のベクトルが合わなくなる。

テニスのラケットの動きもそういうところから、テニス用の軌道を描く必要がありますが、力の伝達としては基本、そういう要素が必要になります。

さて、左手、つまり引き手の方にも注目してみましょう。このスイングでは肘が伸びきって、押し手側のコントロールに「物差し」の役割のようなことをやってアシストしています。

インパクトでは両腕を打点でのブロックのような形としてバットを後ろから支える形になります。これは止めて考える形ではなく、ヘッドの動きがトップスピードになる位置での形を再現するための形です。

その後、ヘッドが走っていきますから、フィニッシュに向けてはこんな風に。

takebat_article241これもクリックで拡大

急に右バッターになりましたが、押し手側が引き手側の上にぐるっと回ります。スイングのスタート時点で肘をたたむようにしてそのルートを通りやすくなっていますし、バットのような重たいものを両手で持てば、野球のスイングがうまくなくてもカタチ的にはこうなるでしょう。

引き手側は、手のひらを上に向けるようにして肘を返しています。これは肘がお腹に近くないと右手が離れて行ってしまうからで、現実野球のフォームの中ではスイングの終わりに押手側を離すケースもあります。

両手で持てば、引き手側はその回外(スピネーション=回外及び外旋)の動きは意識されていないと思いますが、片手でバックハンドを打つとなれば、そういう動きを促してもよい?(筋力を使って=手首を上手く使って・・・という意味ではなく)でしょう。

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手のひらが上向きで終わるような形なわけです。

スイング中にはプロネーションした腕がスピネーションを行いながら振られてくることで大きなスイング軌道を描けるようになります。

グリップをやや厚めに握れば、その動きがあっても打点付近での面維持が可能になります。

手首というか、手のひらの中に支点があって、ヘッドの動きが感じられるようなら、面の維持をしながらそれが出来る握り方を調整してみましょう。

テイクバックというか、バックスイングを大きくとってスイングエリアを広げられるようなら、スピン軌道のスイングや、フラット軌道のスイングなどを、スイングスタートの位置を変える事で変化させられるようになります。

打点でのラケットの動きが出来るのなら、そこに合わせて打点の範囲をある程度持てるようになります。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 10:44 | コメントをどうぞ

片手バックハンドはフォアハンドの理屈にあわないこともある

ラケットとボールの関係、っていう事で注目する事で、フォアハンドで出来るインパクトの理屈が、片手バックのストロークでは理屈に合わないことがある、ってことが分かりました。

いままでわかってなかったんかい、っていうツッコミ、アリですね。わかってなかった。。。

例えば、フォアハンドストロークでトップスピンを打つ場合に、手首は後屈します。それが、前から来る衝撃を受け止める形だからです。

理由というか、その他にも後屈する事でよいことがいっぱいあります。ラケットヘッドが手首のスイングよりもやや遅れてくることでヘッドのパンチ力が上がるし、斜めに打点に侵入してくることは回転がかかるっていう事にもなります。スイング中に面を維持しやすいというメリットもあります。なにしろフォアハンドストロークでトップスピンを打つには、グリップは厚いほうがよく、そのせいでできる、手首とラケットのなす角は重要な要素を握っています。

そもそも「厚い」という表現自体がそういうことをすべて示唆しているもので、打点を前にとっても面が正面向きになるくらいの手首の角度が必要になります。パワーもスピンもそれで同時に得られる。

 

それが、バックハンド(シングルハンド)ストロークに当てはめるとどうでしょうか。

手出し送球の簡単なボールを打つには、同じように出来るものなんですね。理屈にかなう部分を認めます。

だってラケットとボールの関係は、フォアハンドと同じですから。腕はラケットを後ろから支える形で、手首とラケットのなす角は打点にスイングを斜めから侵入させることになります。

打点を止まったシーンとして瞬間的にとらえられるなら、それで同じような球質のショットを望めるかと思いますが、試合とか真剣なラリーで動きの中でそれを再現し続けていくには、フォアよりもバックの方がむつかしく感じることが多いはず。

フォアハンドは両腕をひらいて、左手と右手の間という「腹の前」の空間でボールを感じることが出来ます。スイングエリアとして最も扱いやすい(作業性も視認性もよい)ところでインパクトをイメージし、実践できるわけです。

片手バックは、そのエリアの外側(いうなれば外壁)に合わせたような感覚になるはずなので、ライジングでとらえなければならない時とか、打点が高くなった時にフォアハンドだったらどうにかなるものが片手バックだとものすごくむつかしく感じます。

フォアハンドストロークで言うところの「打点でボールを押し出すように」が実感できている人が、バックハンドを片手で打つときに同じような力が入るところが見つからないことがあると思います。

ラケットの芯を食っていれば、そんなに大差ない感じになる事もありますが、感覚的にむつかしい「エリアの外側」に打点を求めている以上、フォアハンド並みの感覚になる事はないんじゃないかと思います。

 

dimitlov backこの終わり方。後ろから”押してる”んじゃないですよね

federer back

この写真はたまたまそう見えるだけの角度かもしれませんけど、スイングには野球のバットを振るスイングの、「押し手」と「引き手」とがあるわけです。

全てがテニスに当てはまるわけではないですが、押し手が効率の良いスイングをしていると同時に、引き手側はヘッドを前に出す方向へ動かざるを得ません。

両手でバットを振って、押し手と引き手それぞれで片手でスイングをしてみる。

それぞれ、ヘッドスピードが最大になるポイントが違うはずです。肩幅分だけバックハンド(引き手側)が前に出る。

両手で持ってスイングするところにそのポイントを合わせて振ることも出来るはず。だって両手で持ってバランスよく振っている訳ですから。

そうすると、ちょっと無理やり感もでますが、腕を前に出さずにヘッドを前に出すような格好で、押して側のアシストをするような形でも振れることが分かります。

それが一番いいスイングじゃない。けど、面の維持にはしやすい位置でもあります。食い込まれそうな時とか、スピンの量を増やしたいときにはそこまでインパクトのエリアを作ってもよさそう。

グリップを厚く握れば、手首とラケットのなす角は確保できますから、後ろから押す形で打つ事も出来ますし、手首から先のヘッドを先行させるようなスイングをしたからこそ、上のディミトロフのようなフィニッシュにもなりそうです。

レンドルとか、サンプラスはこのスイングのフィニッシュとは違いましたよね。今の片手バックの選手はほぼみんなこういうフィニッシュ。

こんど写真撮ってもう一回説明に挑戦してみたいと思います。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:26 | コメントをどうぞ

打点についての最もシンプルな答え

研究し続けてきて、苦節20余年。。。もう30年にちかづいてます。

テニスが好きで、うまくなりたいと思っている自分自身がコーチの仕事が出来ていて、自分よりもうまい人がいるんだから、少しでもエキスを分けてもらおうと思っていたので、打ち方の研究はずうっとしていました。

打ち方って身体をひねりなさいとか腰を使えとか膝を曲げろとか、手首はどうだとか脇を空けるなとか、だって身体回さないといけないのに、回し過ぎると開いてるって言われるんですよ?そのさじ加減はどうすりゃいいの?出来る人はわかってるけど、うまくいかない人にどうやって言ってあげればいいの?っていうのがとても複雑なことに思えて、人によって変えてあげればいいや、その分自分は出来るだけどんな人にでも答えが用意できるようにしておこう、ってなってきたころが、このブログを始めたころです。(旧ブログもあるので、2007年ころ)

それで、何度か行き当たって結局はそうだよな、と思っても打ち方自体は人によってさまざま。打ち方自体が似たような癖を持っていても、プレーヤーの内部感覚は聞いてみるとやっぱり同じことはないものです。コーチとしてはそれをどうすればいいのかってことに悩んでまたむつかしい道の方へ入っていったりしていました。

でも結局、打点をしっかりしようってことですよね。振り方をちゃんとすればボールがちゃんとなる、っていう見方もありますけど、イメージしたとおりにラケットが当てられているのなら、そこそこ狙い通りのボールを打ち返せているはずなので、当て方の分かっているスイングをしている人の方が正解に近い所にいるわけです。

スイングの仕方に悩みながら当たったラケットの感触を確かめてみるのは練習法であって、実践のコートでそれをやっていたら誰と試合しているのか良く分からない状態なわけですし。

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スピンと、スライス。この二つは当て方として両方手に入れておいた方が良いでしょう。

何しろ、スイングの形そのものは同じ型から出ています。使うところが違うだけ。むつかしくはありません。

トップスピンは下から上、スライスは上から下、なんて言われていますが、この両方の写真を見れば、両方とも上からラケット出てますよね?

今日はちょっと細かい解説は省きますが、トップスピンを打つときの打点は、スイングの中で言えば、プロネーションが使えるところです。自然にヘッドが変えるはずの場所がありますね?

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振り始めの高さと振り終わりの高さを写真のように同じくらいにするには、このスイング(振り子運動)の下端でラケットヘッドは腕よりも速く動き、手首を追い越していきます。その時に腕の関節は手首がひっくり返ったような動きをするわけですが、その動きがつまり、ラケットのヘッドスピードが出る部分。

その動きが出来るときに面が向くようにするには、厚く握り替えてあげればよく、多少スナッピーな動きをしても面の向きを維持している事が出来ます。

そこだけがトップスピンのコントロールが出来る打点の位置で、それ以外はスライス面でコントロールができるエリアがあります。

手首をひねるような動きをしなければ、スイング中の面の向きは維持できるので、向きがわかるならそのままぎゅっと握ってブロックすることが出来ます。

ブロックしながら狙った高さに軌道を作るようにするスイングが出来れば、その時にはスライスになっているはずなので、これでトップスピンとスライスを両方できることになります。

 

意図的に使い分けるには、そういった(自然に)対応していたものが、事前にわかるようになるっていうことです。

このバウンドだったら、うまく手首が先に入ってスピンでしっかり打てそうだ、とか慌てて下がるよりも面を上手く入れれば軸を崩さずにスライス面で対応が利くだろうとかっていう想像がつくってこと。

経験則から得たものを自分でコントロールできるようになるってことですね。

だから、相手が打ったショットがどんなボールなのかは、すぐにわかるようにしましょう。高いのか低いのか、速いのか遅いのか、トップスピンかスライスか、浅いのか深いのか…見たらすぐに体が反応できるようにするってことが「構え」ですね。

 

見て考えてから動くと遅くなります。

みて、動いちゃってからの方が時間がありますから、その時にできそうなことが見えてくるでしょうし、そこで思いつくことは出来る確率が高いものです。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:14 | コメントをどうぞ

イレギュラーバウンドに対応する

このテーマは深いですね。。。

イレギュラーバウンドは、たとえば砂の多いオムニコートや、フットワークによって削れたクレーコート、またクレーコートではラインに乗って滑ったりラインの角で高く跳ねあがったりします。ハードコートやカーペットコートでも、サーフェスの不陸によってはイレギュラーするポイントがあったりしますから、そんなに限定したシーンでのみってわけでもないんでしょう。

それに、テニスの頻度がそんなに多くない人にとっては、バウンドって毎回違う…って思っている人もいるんじゃないでしょうか。回転の方向や強さによってバウンドも変わりますし、自分がうまく軌道上にいるぞ、って準備したつもりでもバウンドが予測と違っててバランスを崩されちゃう、なんてことはけっこうあると思います。

これの対応への答えはですね。。。

軸足です。

アンドレ・アガシが出初めの頃、まだ長髪がなびいていたころですね。ライジングの名手として注目を浴びていました。それまでのライジンガ―といえば、コナーズ先生がその筆頭でしたが、アガシの出現によって、より攻撃的なテニスにみんなが目を見張ったモノでした。

その頃に読んだ記事の記憶ですが、そのひと時代前に若くして活躍したアーロン・クリックステインという選手がいて、10代で天才少年と騒がれたけどバーンアウトしたようなキャリアになってしまった選手と、アガシがあるコートで練習していて、そのコートがイレギュラーのひどいコートでクリックステインはちょくちょくバランスを崩された格好になっていたが、アガシのサイドはまるで普通のコートでやっているように見事にすべて打ち返していた、という逸話?があって記憶に残っているものです。

その映像を見たわけではないのですが、その記事のなかに「軸がしっかりしている為に…」そのようにできるんだと解説してあったと思います。私もたぶん10代の頃でしたから、トッププロ同士でもそんなに差があるんだ、すごいなぁ~って思いながらも想像がつきませんでした。

ほどなくヒンギスが現れて、乗馬もこなす彼女は振り回されても軸がしっかりしていてぶれないので強い、ということが解説されていました。アガシとおんなじだなぁと。

その後かなり経ってからですね。「体幹」をしっかりトレーニングした、という選手が多くなってきたのは。

さてそんな私も40を過ぎていまのアルドールおゆみ野校にお世話になるようになり、そこで初めてオムニコート(インドア)が主戦場になるわけです。インドアの砂はいつもだいたい乾いていて、フットワークによって砂が寄る場所もあればなくなる場所もあり、けっこうイレギュラーが多いものです。

ここのスクールにコーチとしてやってきて、生徒さんに試合に出ている人がけっこういる事や、中上級くらいからはラリーのレベルがなんか高いな、と当時は思っていました。トップスピンの高く跳ねるバウンドが苦手だった私にはそこも緊張する要因だったし、強烈な球を打つ生徒さんに返せないでいるシーンもかなりあったと思います。今だから言えるんですけど(笑)。

けどまあコーチとしてそれじゃあ恥ずかしいから対応の仕方と、自分のそういう場面での欠点にきちんと向き合わないと、これからここで仕事としてテニスをしていくんだから、事は急を要するわけです。

まあテニスコーチをしてるんですから、トップスピンのショットが急に滑るなんてことはないってことはわかってます。だから、いつもよりも高めで予測してバウンドをまっていよう、っていうことが出来ればいいので、あとはそれに慣れるまで下がらずに合わせられるようになるようにしていました。自分的にはむつかしい方に課題を置いて、さらにミスは絶対に許されない、という状況にしておいてラリーの相手に入るようにしたりして、訓練していました。

軸足(後ろ足)側でしっかり立つ事、前に突っ込まないようにバランスは背筋をピンとたてるようにして、バウンドが上がってくるところで姿勢を崩されないようにすること、速い球が足元を刺すようにやってくれば、どうしても頭が下がってしまうのですが、それが一番イカン!と自分に戒めをつくりながらストロークやボレーを相手にラリーしました。当時は時間の合間に空いているコートなどももっとあったので、若いコーチと打ってもらったりしながらっ感覚をつかむ練習をしていました。

そうすると、打点よりも後ろ側で行われるスイングの方に意識が行くようになりました。テイクバックが完了した位置から、フォワードスイングで打点を取りに行くところまでがいかに可変が利くか。

そこまでわかっても、バウンドが見えてからしか対応できないので、腕を内側にたたむような格好になってヘッドを上げていくような対応になっていましたから、初期の頃はトップスピンの構えからスライスやフラットの当たり損ないみたいなショットでごまかすことが多かったと思います。

スピンを打つのにも慣れてきたのとイレギュラーへの対応の両方が上達しながらこの何年かを過ごしているのですが、軸足側にしっかり乗るだけじゃなくて、肩をしっかり入れる事と、テイクバックを終えたところでフェースを伏せ気味にする事が私のその次の答えでした。

右肩が後ろに残っている事で、バウンドが跳ね上がった時にもスピンの軌道でスイングを入れられるようになりました。
伏せ気味のフェースでは手打ちで無理やり対応する方がむつかしくなるので、自然にスイングにポイントを作って打点にすることが出来るようになります。

高く弾むボールだけじゃなく、急に低くるようなイレギュラーにも、ヘッドを下げやすいのでストライクゾーンの広いかまえ(テイクバック完了の形)が出来るようになったと思います。

スイングエリアを広くとることになったわけですね。

軸足、っていうのは後ろへターンする事も、前にスイングする為に身体を回すことも出来る足です。

打点の後ろ側、っていう事は、「まだ打っていない間」の時間ですから、そこで出来ることが打った結果に影響する事なんです。

ボールを打つために前向きに動くのが早すぎると、その時間を取らないことになりますから、イレギュラーバウンドが見えてからは対応がきつくなりますね。ボールの弾む位置につい顔が向かっていってしまうと、「突っ込む」って言われますけど、それはバウンドへの対応をかえって遅くすることになります。

軸足から踏み込み足へ行く前に肩ごと腕がスイングを始めちゃっているので、途中から修正の効きにくいスイングになってしまいますね。

私の場合は、グリップが厚くなったことも、スイング方向に対してバウンドが合わせやすくなるんだなってことに気づかせてくれたことも大きかった。

すごいスピードのボールを打たなきゃなんないってわけでもないのですから、うまく対応してミスしたりとか甘くなったりとかしなければそれでいい。

軸足側でまっすぐ立って、両腕の間のスペースがあるように感じられれば、それで結構バウンドがみえます。

間に合う感じがするってことがこちらのアドバンテージです。

カテゴリー: 打ち方オタク, 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:14 | コメントをどうぞ

「目」はそうとう重要なアイテムです。当たり前のようにボールを見て…しっかりよく見て…インパクトに向けてスイングすると思うんですが、このボールの見え方っていうのが人によって差があります。

おそらく、感じ方を説明せよと言って説明できる人も多くはないと思いますし、その差を説明し切る事はまず無理でしょう。感じ方は千差万別。その人なりに、ってことまでしか言えません。

だけど大別することは出来るような気がしています。

初心者型

・ボールを最後まで見ている
・または、最後は夢中でどこを見ていたかわからなくなっている
§それと同時に、体のどこかに力を入れてボールがあたる「一瞬」に相当する「すごい速さ」のラケットが動くようになっている➡その為にすごく「見て」いる

要するに、これって自分のフォームが無いので、うまくテニスをする人っていうイメージが頭にあって、ボールが当たる時だけ一生懸命やってるような感じなんですね。ゆっくりボールを送ってあげても、手元のボールは一瞬ですから、速い球が来てもむつかしく感じてるでしょうし、ゆっくりしたボールが来てもそんなにうまく打てない、っていうレベルの人がこんな感じかと。

初級者型
ラケットをどう扱うのかは分かってきた人。

・ボールを見ているし、自分の動作も分かってきているので、スイングのラインとボールの軌道をあわせる様に出来る。←そのためによく見る、という事を使える
・ほとんどの場合、インパクトの瞬間を撮影すると「自分が打ったらそこへ飛んでいくはず」のラインに先に目線を送っている
§多く存在するのは、インパクトの記憶が手に残っていることから、インパクトの瞬間に入れる力がコントロールの要と思っているようなパターン。スイングしていって、インパクトの瞬間(打球音がするあたり)に向かって何らかの力を入れてアクセントを付けようとしている。

手のひらの感覚が、ラケット面がどんなふうにボールに当たったか、こすった感じとか、捕まえたような感じとか、前に飛ぶような感じとかをそれぞれの感覚で理解してきているってことだと思います。それが思った通りかどうかはまた別の話かもしれませんが、自分の動作がボールに影響を及ぼす動作だってことが分かるのでコントロールしようとするってことですね。

中級者以上は、打てばコントロールできるレベル、っていう事にしておいて、そういう人との差があるのがここまでのレベルでしょう。

私のくくりでは、初級者までは、「打ち方を打っている最中に考えていないと上手くできないレベル」としている部分がありますので、スクールのクラスとは表現が違うと思います。試合に出て活躍できる人は、狙ったところに打てるとか、そういうショットを武器に勝てるようになっているはずなので、そこからが中級者。苦手があるとかはその人なりにあると思いますし、ショットが強いとか弱いとかは試合中での使い方の問題なので、レベルの差ではありません。

上級者は、ショットの使い方が一貫していて、勝つために判断して使い分けが出来る人であり、余計なミスもなくネットの向こう側にいる相手とのせめぎ合いや駆け引きがうまくできるレベル。プロ選手だとしてもそうやって試合していると思いますし、そのなかで強い選手やそうでもない選手がいるってこと。

さて、実験すると面白いことがあります。

インパクトの瞬間に目をつぶってみる

以前にもブログで書いたことがあったかもしれないですが・・・

ここでさっき「初級者」の所で書いた、インパクトの瞬間に何らかの力を入れる、っていう人が結構いる、ってことへの実験です。

よーく打点を見ることで、自分のインパクトの瞬間に入れた力が技術の高さになるようなスイングは、ドンピシャでハマれば凄いショットが飛んでいくかもしれませんが、毎回約束できるものではないかもしれません。再現性が良くない技術は、試合中の大事なシーンで自分が信じられない基になりますよね。本人は「よーく狙う」ために「よーく見る」なわけだと思いますが、ボールって動いているし、同じショットが繰り返し飛んでくるとも限らないわけですから、そのせいで動きが止まってしまうようではよくないわけです。

球出しの優しいボールが不安定になるような人は、途中までは見ていても、ラケットがボールに当たる瞬間には目をつぶってみるという打ち方で、狙いを変えずに何球か打ってみると良いです。

当たる瞬間に、頼りにしている目が使えなくなっているので、持っているラケットに頼るようになります。
手に持っているラケットに意識が行くことで、インパクトまでにラケットが(ラケット面が)狂うようなことをすると失敗する、という心理が働きます。

そう、ラケットの握り、というのは「インパクト面」のことを指しているわけですから、「正しく持っている」から「この形でインパクト」が大事なことになりますね。そうすると突然スイングスピードを上げるようなことをしないで、うまく面を維持して打点に入ることが出来る様になります。

スイングの途中まで見えているわけですから、いちばん最後はそんなに見えていなくても大丈夫なわけですね。むしろ手やラケットの感覚に期待通りのインパクトが来ることが重要ですから、手首を使ったりはあまりしなくなります。

連続で何球か打つと、球出しの優しいボールに不安定な打球になる人の荒れた部分が大人しくなるはずです。

まあ、最後まで見えていることが良いことだってわけじゃないってことですね。

動きが正しければ、見えている方が正確なことは分かっています。だけど、目の方が重要じゃないですよね。ラケットとボールの関係が良くなければよく見ている価値がない。

何をすればいいのかが分かっている人なら、そんなに間違えないってことです。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:28 | コメントをどうぞ

打点の発見の仕方

・力を入れやすいところ

・面が向けられるところ

・・・という簡単な言い方ができますが、ちゃんとすればそのキーワードだけでも十分ですが、やはり勘違い?的な動きをする人とか、あるいは反応や引き方の癖などの影響でうまく打点のイメージができない人が多いものです。

楽で、パワフルかつコントロールの良い操作のできる打点がありますが、体の中・・・うーん言い方が難しいな、スイング中のあるポイントにある。それも、ある一定の範囲内に出現するはずなんです。

IMG_0879これで言えば真ん中のラケットのあたり

IMG_1449全体にはこんな感じ

ですが、見た目のイメージ通りだと思うと、特に片手でラケットを振る場合とか、両手でも持ち方が定まらないような場合には再現性の高い打点の取り方ってできにくいかもしれません。

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ボールをまずは打たずに、ラケットで振り子を作ります。

この写真だとラケットは四本見えていますが、右から2番目のラケット。ヘッドが返っているのがわかりますね。

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二重振り子の動き方でいうところの、これ。(一番右の動き)

腕には関節がありますから、肘と手首が回内とか内旋とかしている。いわゆるプロネーションの動きがあります。

これ、この振り子運動を何度も往復させていると、この手首が返るところが毎回同じ位置でなされるのがわかると思います。

図の振り子は吊り元があって、オモリは鉛直方向への運動ですが、ラケットを持っている人がやる動きはこんな感じになります。

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これだけでも、真ん中のラケットの位置にボールがあればまっすぐ飛んでいきます。振り子運動に十分なエネルギーがありますから、チカラはいりません。重みでプラーんと振っていれば、当てるほうに気をつかうだけで大丈夫。

これはコンチネンタルグリップで持っているので、振り子の最下端のあたり(ネットを超えるようにするにはそれよりかは相手コート寄り)に打点を取れれば十分なはずですが、そんな低い位置でしかボールを打たないわけじゃない。

グリップをフォア寄りに厚く持ちます。そうすることと、面を向けていくけどヘッドを返さないで持っていられる状態で高さをボールに合わせていくようになると、これになる。

IMG_0879この写真は擬似的に動きを合成する用に撮ったもので、ラケットを短く持ってます。

fullsizeoutput_17bこれなんかイースタンフォアくらいの薄い握りですが、打点はこのくらい前になります。

例えば、遠くに離すように腕を使えば、高めの打点でも面の動きは出せますし、低めはもうちょっと体の近くになって、ヘッドが下がっていても持ち上げる動作になるはず。要するにストライクゾーンみたいなものは結構広くなっています。

ヘッドにスピードが出る、振り子のイラストのところの動きに、手首が自然に返る感じになる&面の向きを作れるようになっているというのが条件です。

そうすると、手首を先に突き出すようにして打点には腕(手首)が先に到達する。一瞬溜まって、すぐにヘッドが加速しながら手首を追い越していく、という脳な感じでしょうか。

するっとヘッドが抜けて、狙ったラインにボールが載せられる感じがしたなら、スイングと打点、それに握り方があっている証拠。

素振りの段階でヘッドが返るのがわかる時にラケットが遠いところへガクッと動いてしまってスムースに終わらない人は、体が先に開く癖があります。

体の回転の方が早いために、ラケットが動く軌跡の中心がブレてしまって面の定まらない動きになってしまいます。

するっとスムースにヘッドが返ることと、面が向けられるにぎりに直せることです。

力を入れるタイミングがどうとかって話じゃなくて、力の強い形にならない、っていうことですから、そこは修正しないと再現性の低い、良いショットがたまに打てて、たまにミスるようなプレーになります。

 

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:09 | コメントをどうぞ

上手くできるようになるまで

けっこう、「打点」を理解しないといけない、なんて思っていまして、まあそれが打球法の中では最も重要っていうか、ラケットに上手く当たらなければいくら良いフォームを持っていても役に立たないわけだし、自分の打球の成否なんて当たった瞬間にわかるものですから、そこに注目すべきってことはそう間違っていない。

 

だけど、打点へのアクセスの仕方ってあるじゃないですか。

 

だからラケットと腕の動かし方や力の入れ方だけでは語れないものだなぁとつくづく思うことがあります。

飛んでくるボールをどう見ているか、自分の打点での感触をどう期待しているか、正しい情報を持っている人ならそれを追えばいいだけの話ですが、訓練が足りなかったり、また正しい打点の動きと結果の経験がなければそこに辿り着くまでは結構かかります。

 

 

 

 

テニスを始めてやった人が、「テニスって面白い!」と思ってハマるときって、ラケットに上手く当たって気持ちよくボールが飛んだ時ですよね。

テニスのラケット独特の、ボールが面の真ん中に当たってスパーンと飛んでいくときに、すごく快感を感じるんじゃないでしょうか。

てことは当然、そうでない時に違和感とか気持ち悪さを感じると思います。

 

良いサーブをしっかり打てる、と私(そのコートのコーチ)も周りの生徒さんも認めているような人が、じつは自分のサーブの打ち方ってこれでいいんだろうか、と悩んでいたりします。

「脳内イメージ」と実際の動きや感触や結果となるショットが一致していないんでしょうね。

こういうのが一番こまる。打ち方を見ているコーチとしてです。

スイング通りの軌道で、フォームの流れも良く、っていう時に、例えばそのサーブが惜しくもフォルトだったとするじゃないですか。

ゲームじゃなく、打ちっぱなしのサーブ練習だったら、「惜しかったけどいい感触だったんだろうな」と思うわけです。誤差なんて誰にでも一定の範囲があるだろうし、サービスラインの内側だってそれなりに畳9枚近い広さがあるんですから、精密に打てなくてもいい。

だけど狙った通りの感じがしないんでしょうね。それがスイングが自分が思っている形になっていないのか、打点がちょっとずれたものなのか、回転が掛かった感触が無かったのか、「概ねいい感じ」な時にその人が求めていた目標がなんだったのかが分からないとどの要素にむけて今のフォルトの修正をアドバイスすべきか迷います。

短めに打てば入るんですが、どこに違和感があるのかを本人がわからない。お医者さんだったら患者が痛いところがあるって来院してどこですか?って聞いたら頭なのか歯なのかお腹なのかはっきりしない答えを言われたら困りますよね。鎮痛剤渡して終わりってわけにもいかないでしょう。

ほとんどのお客さんは、いまここがミスの原因になりやすいな、ってところが見えて、それがどうすればいいのかわかります。

コーチとの意見が一致しないことも勿論多いものですが、色々やってみるうちにその人にあったやり方を見付けていけるようになります。

たとえば、打点にむかって力を入れに行くようなスイングって、ほんとうにヘッドが走ってくるところとずれている場合があります。その人はそこが一番ヘッドのスピードが出るはずと思って腕に力を入れるのでしょうが、そこで腕が加速するとヘッドは一瞬遅れます。

そこのずれの原因と合わせ方を教える方法さえ見つかれば、その人の言動一致が見られるようになり、イメージと実際の軌道、それに期待された手ごたえが重なると脳に快感物質(ドーパミン)が流れます。

そういう時のお客さんの顔は、「ああっ!」っていう表情になって、「分かった!」っていうリアクションをしてくれます。

 

それも、球出しで出来るようになってから実践で使えるようになるまでは時間がかかるもの。そういう間の面倒をみれるとコーチとしても嬉しい。

出来るだけ簡単に形になっていて、さっと出来るようになるならいいんですけどね・・・

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 19:12 | コメントをどうぞ

「脱力」する以前の話

「力む」に対して「リラックスして」「脱力して」というアドバイスは有効です。

そして、飛んでくるボールに対してまず「力む」のが一般的なプレーヤーの常だとも思います。すくなからず緊張するし、そうでなければ雑なプレーをすることになるし、まじめにやろうとすれば必ず緊張から来る「力み」がでるはず。

 

だから、「脱力」することが先に言われるようになることは良いことだと思います。

力を抜くって、どこの力をどのくらい?というのがまたわかんない部分にもなりやすいですよね。そこんとこの話です。

関節から力を抜いてしまえば、ラケットを振るどころか、持つ事もどうか?みたいな感じでやってくれたのが、ワタシのクラスにいたジュニアの生徒。みんなで笑いました。そうそう、タコ人間みたいな感じじゃマズいわけです。

脱力する、で最も大事な部分は、「しなやかさ」を出せることだし、保つ事でもあります。

先日書いた、「タメ」の形になるってことでもあります。

ボレーのような短いスイングのストロークだと、握力はけっこう使っている方が正確さとか再現性には必要かもしれません。「しなやか」の使い方も様々です。

プレー全体の側面からみてみると、

・反応が素早く、正しい(素直な)こと

・動作にリズムがあり、途切れないこと

・形に約束があり、再現性がたかいこと

・動作後にもバランスを崩さず、リカバリーがはやいこと

はレベルの高いステージに上がればかならず必要になってきます。要するにテニスのシーンで「一撃必殺」はどんどんむつかしいものになります。力を込めた一発で決定するようなポイントになりづらくなってくる。

テニスの上達の条件というか、うまいなぁと人に思わせる要素って

・狙ったように打てること

・相手のショットを返せること

がどんどんうまくなっていけばいいわけです。球出しのボールをいくらうまく打てるようになっても、相手のショットがその通りに飛んでくるってわけでもないですよね。基礎と、応用が両方とも必要っていうか、対応の仕方によって相手のショットを楽々返せるシーンもあれば、そうでもないシーンもある。

 

 

 

そこで、まずは打点の形を知ることです。

打点ではどう動くか、それがどんな結果になるか、ということをつぶさに知っておくべきだし、身体の感覚でもわかるようにするべきです。

打点を止まった形で覚えたい人も多いと思いますが、ワタシ自身そうやってきてもそこでうまく打つことが出来ずに悩みました。打点とはラケットが通過するところで、動きそのものに型がないと、説明も実行もむつかしいものです。

インパクト直前の形から、通り過ぎてフォローしていくところまで、打点の位置に腕を置いて、ラケットを動かしてみるべきです。スライスの動きも、スピンの動きもあるはずです。

それを、腕の振り方だと思う事もなかなかむつかしいものです。当て方が分からない振り方って、間違っている場合にどこを修正したものか、わかりにくくなると思います。

型の中には、握り方や、握りの締め方、動きの促し方などがありますが、全ての動作を意思通りに力を入れてできるなんてことはありません。打点とは一瞬の出来事で、脳みそで把握できる分なんてほんの一部。

だからこそ、そのほんの一部をどこにフォーカスするかだと思います。ボールに当たる前までに整えて置く形があり、当たるときに欲しい感覚があり、狙ったラインに乗せるための力の方向がフォローになり・・・としていくはずですから、そんなに動きを毎回細かい事にこだわっていてはラリーのペースに間に合わなくなってきます。

「型」が出来たら、動きをしなやかにするのに力を入れる方向と、入れておくと硬くなる方向とが理解できます。動きを促し、制限もつけておかないと、自由過ぎてアウトしちゃうかもしれませんから、制限の中でしなやかさを保てるかどうかがカギになるはずですよね。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 10:37 | コメントをどうぞ

「タメ」のこと

動作上の「タメ」とは、「力を貯める」ことを指します。動作上の決まった部位のシーンではなく、動作が連結するときには、為がある時と無い時では出てくる力に差があります。

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例えばこれは、貯めて伸ばした足腰が先行していて、上体は打点に向かって回転をはじめていますが、腕とラケットは一瞬の間、「タメ」の状態になっています。

このまま上体を回転し続けると腕自体のスイング量はすくなくなり、身体の回転によって腕が付いてくるだけの状態になります。

そうするとタメは使われずに打点がとれたとしてもラケットが逃げていく形になり、ボールにはスピンがかかりやすいけれどもパンチ力がなく、軌道がきれいでも速度が足りない、なんてことになるでしょう。

この写真はフェデラーですが、フェデラーのフォアハンドストロークは世界でも屈指。そんなスイングにはなりません。

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両肩を結ぶラインか、やや後ろに持たれていた腕は、この写真で見られるインパクトではかなり前に来ています。

要するに、一瞬だけ体の回転が先行する事で腕とラケットは走りやすい状態になり、左足側で身体の回転を抑えるとともに胸の筋肉や上腕、あるいは前腕などの屈筋群をつかってスイングを走らせます。この時に筋肉に力をいれて打っているかというと・・・うまくいえないですが、力は使っています。でも力は自然な流れのラインに乗せるまでの形作りのための力で、どこかの筋肉に意識を置いて、そこに意図的な力を入れている、ということはないと思います。

ともかくも、一瞬遅れた形になる事で筋肉はゴムのような性質を活かして加速を促し、ただその方向へスイングするときよりも力が付加されます。それがこの形になった恩恵といえる「タメ」のこと。

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ジョコビッチのこの体制でも、右足に乗ってスイングを始める前の一瞬にタメを作っている訳ですね。移動してきた流れを、右足を軸にして乗ることで、あっという間にタメの形になります。ヒザや股関節はストップ時の衝撃をうまく逃がし、打点へ移動する方向へ体をシフトさせながら、下半身による爆発力になるように同時に備えているってことですね。

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この連続写真は打点の前後までを疑似的に合成したものです。

肘の位置はさほど移動がありません。手首の位置は打点を中心になるように作られていて、打点の前ではヘッドにタメがあり、打点の位置では加速をもらって前に抜けていくようになっています。

手首の位置でのタメもあるわけですね。

最も重要なのが、打点の位置でしょう。打点での成否がショットの成否で、それ以前の準備やエネルギーがコントロールやパワー(〝パワー″もコントロールの一つの要素ですが)への影響する要素です。

適切にラケットを入れられるのなら、抜けるような型を持っていれば、付与できるものはある程度自由になるはずですね。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:46 | コメントをどうぞ

スマッシュ・苦手じゃないですか

私のもっとも打てるようになるのが遅かったショットが、スマッシュです。

サーブは、最初から打てました(そんなに入らなかったですが)←入れ方が分かるようになるには時間がかかった

要するに「オーバーヘッド」ショットが全体に苦手、っていう事ではなかったんです。

みなさんはどうですか?スマッシュだけ苦手、っていう人もけっこういるんじゃないでしょうか?

 

スマッシュのむつかしい点をすこし考えてみましょう。

・顔を上向きにしなきゃなんない(相手のコートや相手が視野に入らなくなる)

・決め球だと思うほど緊張する

・それまでのラリーのリズムと急に変わって時間が出来る

・じつは打点がよくわかっていない

・タイミングや高さなどが上がってくるロブから測りにくい

・・・などなどでしょう。個人個人でもっと他にも苦手に感じる理由ってのはあると思います。

いまはそこそこ打てます。最強の武器、というほどにはなりません。でもまあ、「チャンス!」とおもって打てるようにはなったかな。

克服したきっかけは、30代半ばに取り組んだ壁打ち練習でした。

テニスコートにある壁打ち場で、垂直の壁、地面はアスファルト。壁際の地面にいっかいたたきつけて、バウンドが壁に当たるとロブになります。

それが、キツいアンダースピンになっていて、ちょっと合わせづらいのも良い練習になりました。

サーブが苦手じゃなかった(その頃はとてもコントロールが良かった)私は、スマッシュがホントうまく当てられない、「打点のよくわからない人」で、空中のどこが打点なのかそれが知りたかったけど、空中の事だから誰かの説明を聞いたからと言ってすぐに出来るわけじゃないことも知っていました。

それで、なぜか(っていうこともないけど)ハイボレーはちゃんと打てました。腕を伸ばして、なんなら当たりの悪いスマッシュよりはよっぽど武器になる。

なんならスライスサーブっぽい打ち方にすれば、スマッシュっぽい速くない球が打てるような日もありました。

それがどういうことか、打点で面を崩さないことが出来れば、そこそこ入るじゃないか、という事だったんですね。

ハイボレーは手首を固めてあって、強めに打ちたいときは手首でなくて肘を軽く曲げて、外旋させます。

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外旋ってこれですけど、これを頭上にあげると、オーバーヘッドのインパクト直前の形になる。

しっかり構えた、サーブでいう「トロフィーポーズ」にはならないですけど、むしろ打点の近くに腕やラケットを”すぐに使える”状態にして待てるという意味ではとてもラケットに当てやすいものです。

それで、打点が分かりたかったから、これで壁打ちをしました。上がったボールを、また壁際の地面に落として、また上がってきたボールを打つ。

それを段々大きいフォームにして、打点がわかるようになってきました。

で、スマッシュが苦手な人って、きっと

ボールをよく見て、エイヤって思い切り振ってるだけなんじゃないの?っていう見方をするようになったら、何割かはいますね。それもたぶん、半数以上。

打点のラケットをまずイメージしないと、ボールをそこに合わせる、っていう発想にならないんじゃないかと思います。

当たったらうまく飛ぶのに、思い切り振っているから、たぶんよく見てタイミングを合わせようとするところまでしかやっていないんだと思います。

打点を中心にインパクトに合わせられるような意識で練習するだけでも、球出しのボールとかならすぐに出来る様になったり、わかった!っていう気になることはあると思います。

そこに自信を持つことが出来たら、実践ではスマッシュが楽しくなるかもしれませんね。

 

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 13:52 | コメントをどうぞ