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活動状況をリアルタイム?にちかく報告するとこです

最近のストリング「半マルチ」

最近、モノフィラメントとマルチフィラメントの露骨な違い(?)から、そんなに何千本もの繊維じゃない構成のストリングスが出てきていますよね!

最初にそれを見たのは、GOSENの「ILD」だったと思います。『?これ、何フィラメントっていうの?』みたいな感想ですが、ワタシ的にはマルチの仲間だと思っています。

素材の中に伸長率の違う素材を組み合わせて糸を作ることで、テンション維持性能が高くなるのを狙ってのことかと。

そういうのは、元をただせばやっぱりGOSENの「AKシリーズ」がそうだったと思います。で、AKはワタシ的にはモノフィラメントの中にそういう繊維が入っているという認識だったので、ILDは新しい発想?かなぁと思ったりしていました。

他のメーカーさんだと、ライブワイヤー(TOALSON)とかも、組み合わせの複雑な構成みたいなモデルイラストですし、なんならNXT(Wilson)やXR3(Technifibre)もマルチの中に芯になる素材を入れてありますから、考え方としては糸の性能を考えてこんな風にしたい、と思えばかなり以前からあったものかと。

んで、そのILDみたいな構成のナイロンガットが出ましたね。laytex-touch-w750-1

レイテックス シリーズ。画像はレイテックス タッチという、ナイロン系ですが、ポリも出ました。

みたら、「ウミシマ」(AK)のシリーズの進化版なんですね。

一本、試打用をもらったんですが、まだ使っていません。

糸の触り心地は、かなり柔らかそう。

以前にテックガットシリーズにウレタンを混ぜて柔らかい感触にしたやつがあった「テックガット ランプリール」っていう廃盤になったモデルがありましたが、ちょっと思い出しました。

肘に優しい感じのする、うにょっとした感触っていうか?ボールが張り付いた、ねちゃっていう感触っていうか?ウレタンの触感てこんななんだ、って思いました。

テクニファイバーはウレタンを使ったストリングをずっと出してますが、ランプリールほどの感覚ではないですね。

どのラケットに張るかなぁ…と悩んでいる間に結構時間が経ってしまいましたが…

 

…まだ悩んでいます…(笑)

 

 

でもさ、ポリの方って、ILDと同じってこと?

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:28 | コメントをどうぞ

足さばきは脚だけじゃなくて

フットワーク、まあ「足の仕事」です(直訳?)

フットワークは、移動の方法ではなくて、ボールを上手く打つための全ての要素を持っています。ラケットを上手く振ることすら、脚からの助けを借りなければ本当の意味での良いスイングにはなりません。

ラケットを持つ手の神経が、ラケットの操作で間違いがないか気になるほど、脚の操作や下半身からの力の伝達などには意識が行かないのが、一般プレーヤーの普通のパターンかもしれません。

動かない脚は、テニスの下手な原因の一番にあがります。

かといって、やみくもに動いても意味があるわけじゃない。

まずは、移動と、時間を計る役割。

足が動くことは、時計の秒針が動くのを感じながら時間を理解するのといっしょで、自分の動くリズムが、飛んでくるボールに自分が同調できているかどうかを調整する大切なアイテムです。

例えばセンターマークから、ベースラインをシングルスラインまで移動して打つのに、距離にすれば4歩程度。

それを大股で走って3歩で行くことができる人もいますし、そこに9歩10歩かける人もいると思います。

細かいほどいいわけじゃない。かといって雑でもダメでしょう。

細かすぎれば走るのが遅くなります。大ざっぱだとちゃんと合わせるのにセンスが必要。

軸足からスイングを開始する力が出ますが、そこのタイミングを計ってくれているのなら、プロじゃなければスムースに速く動けるリズムがある方が良いでしょう。

さらに、骨盤の操作。

例えば、ボレーって横向きが良いとも言われるし、正面向きで構わないとも言われます。

ワタシの見解としては、上半身の向きはどっちでもいいけど、腰はひねる動作が必要です。

だから、事象的に打った時の上半身がどうだったかを見るのではなくて、最初に腰のひねりこみを行う動作があるか、あるいはそうしようと準備する形になるか、は結構その人のレベルを上下します。

むろん、ひねりこみを準備する方が良いです。柔軟に膝と腰(足の付け根)が動きやすくしておいて、例えば遠めのボールだったら正しく踏み込み足が出てきてしまうように骨盤の位置をつくることができる。

順番通り、軸足→踏み込みと動いたとしても、骨盤の操作なしでやっている初級者は、ボールを打つ動きと関連しないような動きになることすらあります。

ストロークでは、ボールを呼び込みながら打点を前にとる、という、言葉で考えると前者は「打点を後ろ」、後者は「腕は前」と言われているような良く分かんないことを、同時に表現できるようになりますし、それが良い方法であることを実感させてくれます。

グリップ

スタンス

リズム

そこいら辺は、スイングを効率よく見せる「適切な打点」の位置を知れば知るほど重要になってきます。飛んでくるボールは毎回同じではない訳ですから、どんなショットを打たれても合わせられる人はテニスが上手なわけですから。

さらに、バランスを取る、という役割。

この辺は総合的に上記のものが出来ているのなら、あとは姿勢が崩れやすいとか、重心が軸足にうまく乗っていないなどで打点がばらついたりするので、気づくのは簡単かもしれませんが、疎かにしてはいけない部分だと思います。追い付いていればいい、手が届けばいい、というスタンスでは安定したパフォーマンスは出せませんから。

フットワーク理論を体系立てて教えてくれるところもあるようですし、必要、というか必須、というか、おろそかにしているヤツに大した奴はいない、というか?ですが、リズムとバランスが保てて、無理なくプレーできる人って、テニスが上手で、楽しいんじゃないかと思います。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:16 | コメントをどうぞ

球種を打ち分けるのが苦手なひとは

打球のための動作は、投球動作から発生している、とは以前に書いたものからなんですが、トップスピンを打てないひとで、打てるようになりたいひとも、スライスが打てなくて、打てるようになりたいひとも、両方たくさんいます。

両方ができるひとにとっては、同じ理屈の中の使う場所違い、みたいなものなんだってことが体の都合っていうか、持っているラケット面の都合でわかっているんでしょうね。

以前の記事からまとめてみれば、

テイクバックからフォワードスイングに入る時、腕はスピネーションする=面は上向きになりたがる動きをする⇨スライス面ができやすい

スイングをそのまま続けていくと腕はプロネーションする=面を手首で(上腕で)返してくるっと下向きになりたがる動きをする⇨トップスピンをかける時の動作に近い

ということは、スイングのし始めはスライスが打てるところで、スピンは無理をしてかけてもショットの質はどうしても良くならないところ。

プロネーションを利用できる位置に打点を合わせると、もうスライスにとっては体が流れてしまいやすくなる位置になり、トップスピンにとっては面が安定するところになります。

ということで…

球種を打ち分けるのが苦手なひとのパターンは!

飛んでくるボールを一定の位置でしか見れないひと。

特に、トップスピンが打てない、ってひとに多いような気がします。おそらく理由は、スイングの中の「いちばん奥」の方までボールを待つ癖があるので、それより前になる打点を取るのが苦手だから。

そうなる要因がいくつかあります。

ボールを見る、ということのクセ。ワタシもライジンガーのスライスしか打てないプレーヤーでしたから、いまだにその辺はなおりません。ていうか利用してる。

スイングの下端で腕が速く振れるようになるので、そこに力を入れるところを合わせてるとか、そういうこともあると思います。スピンを打つには、その位置を前に合わせるように腕を送り込まなきゃいけなんですけど。

あと、テイクバックでの面の向き。スピネーションするわけですから、そこに抵抗なく面を上向きにしちゃったらスピンをかけようとしても面が不安定にしかならないと思いますから、手首を先に固定すればスライスか、よくてひっぱたき系のフラットにしかならないですよね。

 

スライスが打てないって人は、まずは振り方の理解の仕方が間違ってることが多いんですが、それを外して考えれば

テイクバックの形のクセ

が原因になることが多いです。ヘッドを下に引いたらもうスライスはほとんど無理ですし、フェースを外に向けるように引いていく(上腕や手首をひねる)テイクバックの形は、スピネーションするときにフェースが上向きにならない工夫の仕方ですから、もうスライスは打たない、という形になるってことなんです。

あと、スイングで体から先行させてヘッドが後ろへ流れるような動きをするパターン。まともに当てるとパンチ力が強すぎて、今度はこするとフェースが逃げてうまく当たらない感じになる。

テイクバックは、振り始めと分けて考えるくらいでも最初はいいかもしれませんね。

テイクバック終了の形=振り始めの形、じゃなくてもいいんです。

だから、テイクバックの時にはニュートラルな感じがいいって言いたいんですけど(笑)

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:19 | コメントをどうぞ

武器を持たずには戦えないでしょ

試合に出て、勝てるようになりたい!

そりゃあ、テニスやって、どのくらい上手くなったか知るには試合をしてみるのが一番の方法ですし、同時に練習というプレッシャーの軽いプレーと、試合中という極端にミスを恐れるプレッシャーの状況とを知るには、これしかないです。

で、試合に出ると、みな一様に思うのは

「上手くなって、勝てるようになりたい!」ということでしょう。

そう思わない人は、きっと自発的には試合に出ていなかったんでしょうし、モチベーションそのものに問題がある。

さてそこでですが、自分の試合も含めて(日曜日試合だったんですが、初戦負け…)どうやって試合に勝つのか、と。

試合、とかくよりも、言い方を変えれば「戦い」にいって「勝つ」ということです。

戦うには、武器が必要です。防具も。

剣道の試合に出て、竹刀も防具もなかったら、病院送りになりそうな気がしますよね!

自分が空手や体術の達人だったら、その体や術が武器であり防具でもありますから、竹刀も身につける面や胴なども必要ないかもしれませんが。。。

テニスの試合を、こないだ見たんです。市民大会。

どうやって勝ってるんだろう、って見てたんですが、こりゃあこっちが勝つねと思って見ているペアさんたちは、ちゃんと攻めているし、相手が攻めてきてもきっちり次の攻撃をさせないか、さらに守りを厚くするかします。攻めるときも、軽いジャブくらいでは油断せず、間断なく攻め、スキを見せない。

でも、そんなことができるペアはすごく目立ちます。

大概のペアは、たまたま勝って、たまたま負けているように見えます。

いやいや、皆さん真剣にプレーされていますよ!よく考えて、ペアで話してプレーをしている風景を目にします。

けど外から見ていると、ミスを怖がるのかチャンスをきちんとものにできない。

ロブを上げて相手が間に合いそうなのにポジションも変えずに立ち尽くしている。

構えの格好はしていますけど、スマッシュとるのにそこじゃ間に合わなくないですか?要するに、防具は正しく装着されていませんよ!ってことです。

それで、何の練習をしてきたんだ、ってことになりますよね。

一生懸命練習をして、コーチの言うことを聞いて、立ち位置やら配球のテクニックを学んできたんじゃないでしょうか?

それは、こういう状況ではこんなパターンになることが多いですよ、っていうシチュエーションを作ってのモデルケースを紹介したにすぎない。実際の動きは、現場でその時になってみないとわからないものですから、その時に想定内の動きとしてできるようにしておきたいから練習しているわけです。

今やった動きが試合で出ますよ(学校で、ここの部分試験に出るよ)、だから覚えておいてね!

っていうような気分で聞いているから、そのことだけを記憶しておこうとするのが間違いなんですよね。

ここではこんな引っ掛け問題が出るから、答えの出し方はここんとこ気をつけながら解くように!っていう対策ならいいと思いますけど。。。(違うか)

自分の武器が何で、どうやってそれを使えるようにしたらいいか考えないと、接近戦(刀での斬り合いだとしたら)なのに自分の武器が長い槍だったら、相手が近くにいちゃあ使えません。

槍の達人だって、6畳間に入れられたら剣の達人にはどうやっても勝ち方が見つけられなくないですか?振り回すと壁か柱に邪魔されて攻めも守りもできない。

じゃあこの柄を折るか、って発想でもなければ間合いが変えられません。

そうじゃなければしのぎつつ庭に出て、広くなった瞬間槍が役に立つ。

じぶんの武器を変化させることも、じぶんの武器を振るいやすい場にもちこむのも、試合のテクニックです。それこそが自分の武器であり、強み。

急に槍を剣に持ち替えても、じぶんは槍の専門だから戦えない、じゃあ最初っから試合が決まったようなもんです。

習ってきたことしかできない、じゃあ工夫のある人たちとは差が出てしまいます。

まして、自分の武器が何であるかわかっていない人では、戦いにすらならないでしょう。

「あの人、試合で当たったことある」を自分で思い出せる人は、戦った相手です。

けど、強い人って、自分と当たったことを覚えてくれてないことありませんか?

それ、相手にならなかったんです。

試合はしたけど、戦いにならなかったから、その人はその戦場を歩いて通り過ぎたとしか思っていないから、風景の一つでしかなく、記憶には残らなかったんです。

悲しいですよね。一生懸命練習してきて、その扱い。

まだ足りないのか、って思う人はきっと強くなります。

武器を見つけて、磨いて、強くなります。

自分のことばかりじゃなくて、相手を知り(武器は何か、得意な戦い方はどうか、どうやって守れば負けないか)、自分の場はどこかを探して、強くなります。

立ち位置や、配球を教わりたい人は、手っ取り早く達人が今どうやって勝ったかを教わりたいだけで、自分が強くなったような気分に浸りたいか、それを知ったら達人のようになれると勘違いしているんです。

達人がそれを作り上げるのにどれだけ修練を積み、練り上げる時間を使ったか。

そこを見ずに憧れても、届きませんね。

上手い人も上手くなる人もいますし、苦労せずになることだってありますが、強くなるには自分で創意工夫する必要があります。

その苦労は、楽しいんですよ。出来てきますから。自分のことがわかってきますから。自分のことが好きになる。

だから練習が楽しくなるんです。

 

カテゴリー: トレーニングオタク, 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 07:40 | コメントをどうぞ

スマッシュとかサーブで

体の向きは、ボールが飛んでくるのをしっかり見つめるでも、いまから打ちこんでいこうとするところに目が行ったとしても、前向きになります。

横向きになりましょうと言っても、横向きのままでは腕はうまく振れません。

でも、前向きでボールにアクセスしていては、うまく打点がとれないものなんです。

体の向きは横向きで準備する、っていうのは、意識すればそうなると思いますし、ことにサーブを最初っから前向きでいる方がちょっと力が入りづらくなる(未経験者だとしても)

横向きになってから前向きになると、腕を高くしてからの事なので、前向きになったところで肘が前に出てきます。

はい、肘が前にあったら、もう高くはないですね!

腕は前方向に力をもたせるのに、後ろから前に向かって振っても大丈夫なんですが、インパクトの位置を高くとろうとすると、腕をさきに前に出すと、前述のように肘が低くなるわけです。

インパクトは頭上に取ろうとしているわけですから、その肘を伸ばす前の状態でないと頭上に打点が取れない(肘は低くても、ラケットの長さで高さを稼げば、ですが、手首が折れてヘッドが後ろへ倒れてしまうはずです)し、要するに本来なら頭上の打点にラケットが入っていなければいけないはずの空間に、それより低いところに腕が入ってしまうからラケットは腕をたたむ形でしっかりインパクト出来ないか、力任せに強く振ってボールを打つことが出来ても、高さの狙いが難しくなります。

打点が高く取れるのは、インパクトの瞬間にちょっと右肩(右利き)が顔よりも後ろ側にある(イメージだけでも)すると、顔をよけるために肘は上にでます。

肘は顔の上までしか振りだせないから、その先(上)ではラケットがヒュッと走ってきます。それで、インパクトはヘッドスピードのあるところでとる事が出来、そんなに力を入れなくてもボールに勢いが出ます。

高さと面の向きの出方がよくなるので、ネットをよける高さの形さえわかれば、けっこう入るショットが行きやすくなります。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 13:50 | コメントをどうぞ

ゴールであり、はじまりなの…打点は

結婚ソングのフレーズみたいですけど、打点って、スイングの一つのゴールだと思っています。

だけど、そこからショットが出ていくので、スイング自体はきちんとフィニッシュまで持っていかないといけません。だから、ゴールでもあり、始まりでもあるわけです。

全てのスイングは、自分のパフォーマンスが正しかったことを裏付けるように結果が出ます。

だから、スイングが正しくても打点でミスると、ミスショットになります。

解りづらいので逆から書くと、ミスをするってことは、ラケットがボールに当たる瞬間におこるものなんだってこと。

球出しのボールならある程度狙った通りに打てる人は、すでにボールコントロールのための要素は体で覚えているってことだと思います。たとえミスをしでかしても、次の一球で修正できるってことは、正しいものが解っているから戻せるわけで。

で、体が覚えているっていうことで、それは筋肉が記憶しているから、大概の動作はほとんどいちいち考えなくてもその通り動くってことでもあります。

打点で必要なのは、そうやって、「自分が出来ること」を飛んでくるボールに「調節して合わせる機能」です。

要素としては、まずボールが見えているというか、見切れていること。軌道予測があっていないと、慌ててスイング修正をして、狙っていたラインをスイングが通らないことになります。

腕やラケットの動かし方以前に、ボールに慣れている、という条件が入ります。

ボールが打点に来る前には、いちど「形」になっておく必要があります。きちんと狙うには、です。相手のショットがものすごくてそうしていられなくても返さなければならないのは同じですから、出来るだけ予測をして、素早く準備できる方が優位にラリーを進められますね。

 

 

スイングは、振りはじめられるように準備された(テイクバックを終えている)ラケットを、ボールに当たる瞬間に最大のパワーになるように・・・ではなく、間違いなくラケットフェースの真ん中で捉えられるように出していきます。

ラケットの動きは二重振り子(複振り子)の法則で運動するので、腕からラケットに加速が載るようにできています。

で、いつそれが起こるのか、といえば、『腕の動きが遅くなる頃』何です。

だから、ボールに当たって腕は止まりかけるような感じで行くと、そこで運動エネルギーはラケットに移るようになっているので、打点まで「フェースの真ん中」を意識した手を出してあげることがちゃんと当たるコツですし、その意識はきちんとボールをとらえるために腕を働かせるはずなんですね。

動いてやってきていた腕とラケットは、打点の位置で一旦、決まった形になろうとします。それが狙いの方向に向いた面の向きをつくってくれます。

フォワードスイングを下から入れればトップスピンが、上から入ればスライスが打てるはずなんですが、しっかりボールをとらえられるようにすれば、その動きの影響で回転がかかるようになっています。

 

ラケット面の向きを保持しながらラケットが描く「続き」をフォローしていきます。

そうなるように腕を持っていくように振れば、フォロースルーがボールを乗せて運ぶような感覚を手に与えてくれ、コントロールの感覚を得られます。

ボールに当たるためのスイングが、フォワードスイング

ボールを狙ったラインに乗せるのが、フォロースルー

それらが上手くできるように準備できるのが、テイクバック(バックスイング)

一貫して動き続けるものなんですが、スイングを動かす中の、どの位置でボールとラケットが当たった衝撃を得るか、そこが打点ですから、そこん所にうまさが出ればいいわけです。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:13 | コメントをどうぞ

ワイパー(死語?)スイング

そう言やあこの言葉、聞かなくなりましたね。

豪快に腕をまあるく振り抜く、いわゆるワイパースイングでは、トップスピン過多になってスピードが落ちるので、ブルゲラとかベラサテギとかムスターとかのような唸りをあげて落ちて弾むようなトップスピンから、スピードもあって強烈な跳ね方をするエッグスピン(エッグボール)…なんて言われるショットがメインになってきました。

まあプロのレベルで打っているトップスピンはほとんどそんな感じだし、一般の球の速い人が打つよりも速い球を弾道高く安定して打ってきますから、回転量も相当あるのでしょう。外国人選手はさらに…あー、キリオスのフォアハンドすごかったですね

さて、スイングの後半、フォロースルーでフォアハンドはプロネーションする。バックハンドではスピネーションがなされます。

手首ではなく、前腕部分の回内と内旋。手首ももちろんフォローしますから、固定されている方向と動かしていく方向とがあります。

ストレートアーム型

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ベンドアーム型

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ストレートアーム(肘が伸びるタイプ)は、グリップが薄いとそうなりやすく、ベンドアーム(肘が曲がるタイプ)は厚い人ならそうなると思います。面が向くときの腕の形ですから。

どちらも、インパクト付近のラケットの動きは、面の向いている方向ではなく、エッジ方向。そうでなければ回転がかかりません。

手の中では、面の向きを維持しながらスイングすることでコントロールの要素が出るわけです。腕は打点に向かってラケットを入れてくることでパンチ力というか威力が出る動きをすでにしているので、インパクトは「いかに正確に当てるか」と「いかに狂わずに面を維持するか」が課題になります。

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ヘタクソな絵ですが、打点にラケットを合わせる動きと、そのあとの面の向きを維持するイメージを描くとこんな感じ…でしょうか

実際にこの動きにスイング自体が見えることはありません。手(腕)の要素はこんなイメージってことです。実際には肩がまわっているはずなので、一貫した滑らかなスイング軌道にしかなりません。

グリップをフォアよりに持つことで、手のひらがグリップを支えて、ヘッドが前に出すぎることを防いでくれるはずです。

面はボールを後ろから支える形になり、腕は肩によって支えられる形になります。

ここでコツは、グリップエンドを支える手のひらの「ヒール・パッド」小指の下の、お肉のプニプニした部分です。

グリップを握る指と、そこの部分でボールに向けて面を出す、というかきちんと当たる位置に手を動かす。

ボールを飛ばす、っていう意識でスイングする人の方が当たり損ねが多いはずです。

ラケットを持った腕を、ボールに向けてしっかり当てるために出す、って感じです。

腕は振り子の動きでエネルギーを出せるので、腕の振りを「そこまで」で終わるようにするくらいの気持ちでスイングしても、そこから先にラケットヘッドに加速が乗るようになっているので、そこでパワーダウンすることはありません。

文章で書くことで違うイメージに思われちゃうのが怖いので繰り返しの記述ですが、肩も回転しているし腕の重さはそんなに簡単に止められないと思うので、あくまでもインパクトを正確にするために打点にラケットを入れるような感覚はそんな感じ、という説明ですから、このイラストみたいなスイングしないように!

ワイパーは、平らなガラス面をこすることで雨粒を除く道具ですから、平らなラケット面が面の向いた方向を維持したスイングをするってことをイメージするのにいいわけですね。

最初っからエッジ方向にスイングする(昔いわれていたワイパースイング)と、スイングのベクトルが打球方向(狙った方向)と違うために回転がかかりますが、スイングスピードを上げても正確性がなくなってさらに回転量が増える方にパワーが使われますから、遅くなって浅くなっちゃったりして、パワーアップの恩恵を受けられない、なんて感じ方をする人も出るはずです。

フォワードスイング中のスピネーションを抑える、という意味では振り始めでフェースを伏せていくような感じで間違い無いですが、ボールに「当たり」をつけるような感じにして、腕とラケットの芯をボールにぶつけるような感じだと思ってください。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:10 | コメントをどうぞ

全日本三日目

11月3日は祝日で、レッスンも入りませんでしたし、有明に行って全日本選手権を観に行きました。

毎年、火曜日は行くことにしているのですが。。。(笑)

今年はテニスブームに火がつき、昨日月曜日は平日にもかかわらず結構な人だかりだったとか。

今日は祝日、さらに。。。と思ったら、電車から人混みが。

東京モーターショーも隣で開催されていて、なんか「さすが東京!」って感じでした!

 

ワタシとしては、今年は長尾克己選手に注目していて、パワフルな片手バックハンド、そしてそれ以上にパワフルなゲーム運びを是非ナマで見たいなと思っていたら、初戦を勝ち、次は仁木拓人選手との2回戦。

これ丁度、火曜日だなぁと思って月曜の夜にOOPを見たら、第一試合から。10:00スタートの1番コートです。

その他にも、鈴木貴男vs綿貫祐介、大西賢vs小ノ澤新、江原弘泰もみたいし片山翔も見たいし、野口・笹井vs綿貫兄弟というカードも。

女子も面白い試合がシングルスにもダブルスにも組まれていて、こりゃあなんかもったいない日に来たねとすら思っちゃいました。

長尾選手は仁木選手に惜しくもフルセットの末敗退しましたが、爽やかな握手と、観客席への腰の低い礼で、うわ、いい人そう…って態度。ラインジャッジに不服が出る相手に向かって、「いまのは入ってたと思いましたけど」って声をかけるとか。必死であげたロブがネットを越さなくて「あれっ?」って自然に声が出ちゃったりとか、イケイケオラオラみたいなテニスからは考えられない謙虚な人。

セイバーも何度も挑戦していて、ダブルスの強い、ボレーに自信のある長尾選手なりにプレーを進化させるもんなんだなと思いました。セイバーじゃなくて、セイブン(SABN/スニークアタック・バイ・ナガオ)か?

大西賢選手も、1セット先取して、セカンドをリードしながらブレイクバックされ、ファイナルセットも5−5までもつれながらも押し切られてしまいました。予選からフルセットのギリギリのラインを突破しての進出だったので、残念です。(小ノ澤選手は8シード)

鈴木貴男選手は、最初のアップからなぜか「勝ちにいっている」とは感じないプレーでした。相手のショットに軽く合わせてタッチしているような。フットワークはかなり、というかさすがのレベルであの鮮やかなサーブ&ボレーのステップなんですが、タッチは綿貫選手のショットに弾かれるような感じ。

1セット終了時点でメディカルタイムを取り、肘を痛めたようでした。

39歳。また来年も見たいです。

コロシアムに行って、近藤大生vs福田創楽は、最初のセット途中から福田選手が当たり始め、4−0リードから逃げ切った近藤選手が1セットとったものの、続く二つを押し切られて敗退。コロシアムに入ったところが4−0近藤だったのですが、そこから快進撃、というような試合でした。

途中途中抜けながら、いろいろなコートを見て回っていたのですが、最初の長尾戦と、第3試合に組まれていたダブルスは見逃しちゃいけない、と思っていた試合でした。

野口・笹井vs綿貫祐介・陽介

昨年、この野口・笹井は第2シードだった内山靖崇・松井俊英を破った試合を見ていて、素晴らしく息のあった、ダブラーが唸るダブルスを見せてくれましたので今年もやってくれるんじゃないかとすごく期待していました。

綿貫兄弟は手堅くそして強いお兄ちゃんと才能も度胸も素晴らしく、伸びやかなプレーをする弟くんのショットに押され、ブレイクがなかなか出来ていませんでした。

野口・笹井ペアはところどころで素晴らしいプレーで我々を沸かせてくれたのですが、最後は笹井さんの方が崩れ、そこに付け込まれる形でマッチポイントを奪われて敗退しました。

野口選手のすばやく強いネットプレー、前に信用をおいて、的確にストロークを配球する笹井選手。もっと見ていたかったです。

最後のコロシアムでの添田・内山vs竹内・岡村の試合まで見ていましたが、今年は本当に楽しませてもらいました。

もう10年連続で観戦に行っていることになりますが、選手のことも少しずつ覚え、去年から楽しみにしていた試合でしたので、見ている方も自然と力が入り、全日本ならではの選手に近い位置で見れるところもあってやっぱり面白いなと感じました。

 

それにしても、火曜日の全日本とは思えない人だかりでしたね!

日曜日(決勝)はコロシアムだけに人が来ますが、アウトコートの人たちをみんなコロシアムに入れたら満員だったんじゃないでしょうか?

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 07:44 | コメントをどうぞ

片手バックハンドの打点

自分なりに、「おおーっ」って思うような発見が、この1年位にあったんですが、もともと持っている「自分の中の常識」と食い違うような気がして「?」ってなっていた項目があるんです。

ワタシ、片手のバックハンド。

去年の夏は、藤井コーチと組んで千葉県選手権に出たんです。

その頃は、ワタシもどっちかっていうとリターンはバックサイド。

ようはクロスに打てればあんまり気を使わなくてもいいことが多かったんですが、藤井クンがやっぱりバックサイドで、ワタシよりもレベルが高い。

当然、譲るわけです。

そうなってくると、センターに来た速いサーブを、バックハンドで逆クロスに打てないといけないことになります。(フォアサイドだから)

これがねぇ。。。苦手だったんですよ。。。

速いサーブと、跳ねて食い込んでくるサーブ。どっちもヘッドが出てこないうちに手だけ打点に入っちゃって、逆クロス側に吹かす。

去年は苦肉の策で、もう両手で打っちまうか!とかやってましたが、やっぱりボールにはいるのが違う感じなので片手に戻したり。

選手権が終わってから、そのうちわかってきました。

ワタシみたいな、がっつり肩を入れるようなテイクバックの人…って限定なのかもしれませんが、ボールは深めに呼び込んだ方がいい。

ヘッドをグイッと立てるような位置って、あんまり前の方ではできないっていうか前の方でやるとクロス向いちゃいますから、肩も深くターンしますし、打点も後ろ寄りになります。

 

って書くと、まあ絶対説明が足りない。これじゃ100のうち30くらいしか書けてない。

重要な部分は、腰とスタンスにあります。右肩はテイクバックの時に下がりやすいんですけど、それもダメ。

左足を極力一瞬で後ろに少しずらして、腰を左にひねって深さを出しておかないと、この打点が出てきません。

もう一つ、フォアハンドではヘッドを手首よりもあげると、もうボールはネット越さないくらいしか上がらないんですが、バックハンドではそのくらいがちょうどいい。

そこが、「?」な部分でした。

ま、手首の骨(関節)の都合なんですよね。バックハンドはそれ(ヘッドあげ)やっても平気なの。

むしろ、そうしないとヘッドのところに来るボールの衝撃(あるいはスイングスピードに対する後ろ方向へのラケットの回転トルク)に耐えられません。

手の中で、グリップをどう扱うか、ってことがわかれば、ほぼ100いえてます。

 

さあー…文章だけで理解できる人!

天才だと思います(笑)

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 07:30 | コメントをどうぞ

打ち方の中で説明のむつかしい部分

二つあります。

ひとつは、ボールを見ることのコツ。

もうひとつは、握り方=ボール感覚というコツ。

あまり、そこのアドバイスをしている職業コーチもいらっしゃらないのでは?

ワタシ自身、そこの差を実感して、自分のフォームを変えていないのに打球があれだけ変わることに疑問を持たなければ、そこのところに注目はしなかったでしょうし、知識もなかったと思います。

たとえば、スクールでコートを3列にタテ割りしてラリーをするようなとき。

3列にすると幅が狭くなって、ちゃんと狙わなきゃ、というプレッシャーが不思議なくらい増します。

ある時、急に調子よく、どんなボールも外さずに打てるような気がして、「あれっ、俺うまくなった?」と勘違いしました。感覚がよかったんです。

打つ前から先にスイングの軌道をボールに合わせる準備ができるような感じがして、スイングをスタートするときには「あとはうまく当てるだけでいい」というような状態でインパクトを迎えられるような気がしたんです。

で、次の日、ぜんぜんダメでした。

もちろん、フォームなんか変えてませんし、むしろリズムよくボールに入ろうと意識して、昨日のようなラリーで丁寧にお客さんと長く続くラリーをしようとしていたのに、です。

バウンドに自分のスイングが…いや、予測が合わないような感じで、さすがに自分のレーンはかろうじて守るものの、ボールが死んだような勢いのないバウンドになったり、急に当たってショットが速くなったりして、相手のお客さんがリズムを崩すような返球が続きました。

 

その差は何だったのか?

ボールとの距離、という答えが一番先です。自分のスイングエリアにゆとりのある状態でボールを待てるのなら、自分が狙ったスイングをする準備をして、そこに向こうからボールが入ってくる(追いかけるのでなく)ようにすれば、ボールが自分のものになったような感じで打てます。

ストレート半面とか、上述の3列のような、コースを正確にするようなラリーの場合は、すこし下がってボールに自分から近づくようにしながらスイングの形を先に作れればOK。

そこに例えばシングルスの試合のような、自分がどこに立つこともどこを狙うことも可能な場合は、腰から肩のターン(ひねりこみ)がかなり重要になります。

来た方に返すのと、自由に正確に打つのとは、ちょっと違うんです。

乱打、といっても「ラリーを続ける」ことが目的の場合、相手のいる方にショットを打つので、ボールに合わせるのがうまければそれでいいんです。

ゲームの要素とか、練習で相手を振ったり、または振られるようになれば、アウトせずに相手のいない方に打ち返す、「ラリーを(自分が)終わらせない」ようにする打ち方が必要になってきます。

その時に、打点のエリアに「奥行き」を求めらるようにしておかなければ、ただ打点は「来たボールを跳ね返す」ための点になってしまいます。

膝をまげろ、といいますが、膝の屈伸がスイングのパワーになることももちろん打球技術として必要ですし、膝を曲げることは腰をひねることにも直結することなので、「膝はまげなくていい」なんてことは絶対にありません。

「膝はそんなに曲がらなくても大丈夫」なら話は分かります。要するに「柔軟にしておいて体の動きを助ける」という範囲が可能ならそれで充分です。

だから、レディポジションでは突っ立っていてはだめですよ。ステップや膝でリズムをとることです。スタートに瞬発力を持たせることや、先に腰のターンをしておけば追いついてすぐにスイングに入れるようにもなります。

もう一つの握りの中のラケットの動きの把握も、意識していない人の方が多いでしょう。

自然とできる人もいますから、うるさく言うべきことでもないのかもしれませんが、できずに悩んでいる人には、そこで感じられるラケット面とボールの当たった感覚がどうやって消化されているかは聞いた方がいいです。

ただ握っているだけでも駄目でしょうし、力を入れれば何でも言うことを聞くような道具でもありません。

力を抜く、という言葉だけでも駄目でしょうね。ラケットにはタテにもヨコにも軸がありますから、ラケット自体の動きを手が把握して制御できればそれでいいわけです。

スライスがどうしても打てない人とか、あらかじめ握りが悪いと思ってみてあげないと、振り方をいくら説明しても理解されない場合が多いです。

コーチが説明して、うなづいているから理解しているのではなく、それですぐできないのならできないのですから、理解はされていませんよね。

ラケットがボールに当たるとどんなふうに感じられるのか、というポイントが理解できずに動き方だけその人のイメージでやってみても元が間違っている(期待している当て方を手が作れない)わけですから、いくらやってもできずに終わります。

生徒さんも、コーチもがっかりするばかりです。

まず当て方がわかるように握りの中でボールをどう扱っているかはイメージさせるような練習をさせましょう。ラケット面かボールが逃げていくような感覚のままスイングをつけても、何にもなりません。

小さな要素の練習、勢いをつけた大きな要素の練習、調整できる部分からコントロールをつけていって…という手順を踏んでいく、ということでしょうね。

スライスが打てていてスピンが打てない人は逆の発想の同じことです。ボールへの入り方がもう違うのに、スイングだけを直しても実用性がありません。球出しのボールで必死に練習して、ラリー練習で元に戻ります。

違う点はどこか、いつから違うのか、そこから理解していないと、習ったことを実践で生かせずに、すぐに忘れます。

習った技術は、「通販で買ったけどちょっとしたら使わなくなった道具」みたいにお蔵入りになったり、荷物置き場になったりします。

カテゴリー: 打ち方オタク, 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 07:39 | コメントをどうぞ