スライスとスピンの分かれ目

スライスも、スピンもストレスなく打てる人がいるわけですから、前回書いたように、身体の都合上から見て自然な腕の動きがスイングになっていると言っていいわけです。

スイングのし始めはテイクバック(バックスイング)もフォワードスイングも肘のあたりからリードするように始めていいものです。

肘は腕の中心ですから、腕が適度に折れて、運動がコンパクトになる。

フォワードスイングは徐々に腕が伸びていくような動作(フォアハンドやオーバーヘッド系では、スピネーションしてからプロネーションする・バックハンド系ではその逆)

ちょうど、スピネーションしてプロネーションするところの、転換点みたいな形で、手のひら(ラケットフェース)が上向きから下向きにくるっと回るような動きのところがあります。

ラケットヘッドの動きが最も早くなるところ。

そこで、二つの動きがすべてつながるようにスイングするのが、野球のバットスイング(あるいは投球動作)です。最大最速で行って、なおかつコントロールがいいプレーヤーは体の使い方が上手いんでしょうね。

テニスラケットでもバットスイングをすると、かなりの飛距離が出ます。

で、まあコートには収まりません。スピードというか強さが出すぎて他のコントロールの要素が出せない。(コース・高さ・深さ・回転)

そこで、スライスの要素とスピンの要素とを分けて出すことで、最大スピードになるところ以外でインパクトを求めるようにします。

スライスは、打点が後ろ寄り。

要するに、スイングのし始めのフェースが上向きになる動作を自然に行って、その面の向きで入れる、上から下方向のスイングで、面を安定させるようにして打点を作ります。

だから、説明が難しいんですよ。

やってみるとしたら、最初にバットスイングでホームランを打つ。これはアンダースピンでないと遠くへ飛びませんから、ヘッドが回転して上向きから正面向きになるところまでの間でボールを捉えることになります。

で、その飛球の軌道を低めに抑えてみる。ネットスレスレとは言いませんが、地面から1メートル半以内の高さくらいに抑えてコントロールする『面の角度』と『スイングの角度』を作ります。

スピードを抑えるには、インパクトで作った面の角度を壊さずに保てるようにすると、振り抜き方向にヘッドが回転するのを抑えなくてはならなくなります。

要するにスイング自体を止めるような感じになりますが、手首で止められれば、重さを逃すのに腕自体は塊のようになって動き続けていくことになります。

手の中でラケットのヘッドスピードを止めるのに、手首の力で止めると筋肉に相当の負担がかかりますから、握りの形と、グリップエンドの動きを骨で止める(手のひらの形だけで止める)ような要素が必要になります。

ま、でもゆっくりスイングすれば負担は少ないですし、正確にインパクトしやすいし、コントロールがいいような打球の仕方に自然となるでしょうから、ばっとスイングそのまま…みたいな迫力を出してはいられなくなるでしょう。

当たれば飛ぶような位置でスイングを入れていくわけですから、ゆっくりとか小さくとかスイングしても、飛距離に関してはそこそこ保証があるような形ですから、インパクトでボールを弾くような感覚さえちょっとあれば、それをむしろ大事に運ぶような感覚まで使えれば、スライスは大丈夫です。

スライスが打てない人は、最初にドライブの動きを覚えていて、インパクトまでで強さを出せるようには振る体験をしていないのと、

「スライスっていう回転をかける」と思い込みすぎていて、手首を使ってラケットで切るような仕草をインパクトに求めるから、当て方がわからずに悩むわけです。

ホームランが打てるのなら、スライス面が出ていてアンダースピンで打てていますから、そのまま低い軌道に乗せるにはスイングの角度と面の角度をどうしたらいいか作ってみればいいってことです。

ちなみに、スライスって、回転の名前じゃないですからね。

スライスは「切る」という意味の動詞。回転の名前は「アンダースピン」とか「サイドスピン」なんかになります。

スライスサーブってサイドスピンでしょ。

 

さて、トップスピン(ちなみにこれはドライブ回転(順回転)の最たるもの、っていう意味らしいです)は、バットスイングの後半、つまりヘッドが回転して下向きになろうとするところを利用する打法です。

それで、スイングのし始めに腕はスピネーションして(フォアハンドの場合)上向き面になるので、こいつをなんとかしなければならない。

そこで、テイクバックの段階で手首というか、上腕を外向きにひねっておいて、上向きまでならないように抑えた準備をします。

グリップを厚く持ち替えることで、よりスピネーション(腕の動きとしては、スピネーションをしなければ最終的にヘッドスピードが出ないことになるので、動作上はなくてはならない)で面が不安定になることを抑えます。

スピネーション=腕が曲がる(肘が折れる)形になり、肘が中に入るようになることで回転がコンパクトになります。

ただし、この時点ではラケットヘッドは後ろへ倒れていくような動きをするので、打点が近く(後ろ寄り)になるようでは詰まったような当て方になり、十分な形にはなりません。

プロネーションするときには、腕は伸ばされていく方向に動いていますから、体から腕を離していくような動きになります。

つまり、打点はぐっと前に取る必要が出てきます。

グリップを厚く、腕をひねりこんで上向きを抑えますが、多分準備でラケット面は外向き(後ろ向きか下向き)になっているところから、スピネーションしても垂直近くまでしかこないようにすれば、インパクトまでの面が決まったようなものです。

腕はそこから伸ばされていく、ということはまず絶対に相手のボールに押されるような形ではないはずです。腕の重さがボールに負けることはないでしょうからね。

インパクトの後にしっかりプロネーションの動きが出せるようにする、ということは、垂直面で捉えた後は、ヘッドは強制的に上に抜けるような動きをします。

手首を使って無理にヘッドを回すようなことをすれば、押せるはずのスイングを止めることにもなるし、ヘッドの動きが早すぎてインパクトが正確にできなくなるかもしれません。

ラケットフェースはボールを押しつぶすような感覚で、ヘッドは上に抜けてトップスピンがかかります。

回転の力だけでもないのでしょうが、スイング軌道がボールの軌道よりも上に抜けると飛ぶ力は抑えられて、コート内に落ちるようになります。

速いけど落ちて伸びていくボールがこれで打てる、という理屈です。

元が同じスイング。

使い分けをしているだけ、というか、使い分けを上手くすることがテニスの技術に直結するものなんです。

後は、感覚を磨いて、再現性を上げていくのは、練習量です。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:23 | コメントをどうぞ

テニスのスイングは投球動作と同じメカニズム

とどのつまり、そういうことです。
「モノを飛ばす動作」が「ラケットでボールを打つ動作」に直結しています。これは間違いありません。テニス用に変える(=要素を取り出す)必要があります…というより、ラケットの面を意識するなら、そうすべきという要素をスイングに入れてあげるだけでテニス用になるっていうか?

サーブはオーバーハンド、フォアハンドはサイド・アンダースロー、バックハンドはフリスビーでも投げる動作でしょうか。

投球動作・サイドアンダースロー丁度いい画像をひっぱってきました

上の人は、フォワードスイング、下の人はリリース(ボールが離れる位置)、という、丁度いいふたつの画像。

腕をつよく・速く振るには、上の人の画像のように、手のひらは上向きになります。テニスで言えばインパクトの時には垂直になる、というのは下の人のリリースポイントの写真ですね。

腕の構造(?)上、モノを遠くへ飛ばす、つよく投げる、などという動きはこの動きが必要になります。
腕はこの方向ではスピネーションし、その後プロネーショんする。

スピネーションは、上腕の回外及び外旋で、絵的に見れば「腕ずもうに負けてる」形です。
プロネーションは、上腕の回内及び内旋で、逆に「腕ずもうに勝ってる」形です。

スピネーションは腕が縮んでくるように動くことになり、回転半径を小さくし、腕を加速させます。
プロネーションは腕が(肘が)だんだん伸びていくような形で、先端へパワーを載せる動きになります。

腕にラケットや野球のバットなどをもたせ、重みで振り子を作っても、この動きはありますが、腕が伸びきった状態では分かりづらく、かつそれ以上のスピードでスイングすることが難しくなります。

そこで、ラケットやバットを放り投げるくらい…または、当たったボールが強く飛ぶように鋭く振るには、振り始めで肘を先行させて、腕をたたむようにすると、自然と手のひらは上向きになり、スピネーションした形になります。

先端へ加速を乗せていくのに、ラケットはくるりと面をひっくり返すような動きになります。そして手のひらが下向きになるような形へ動いていってプロネーションしたことによって、効率よくパワフルなスイングをしたことになります。

スライスを打つなら、スピネーションした時に開いた面をそのまま利用する当て方で、

ドライブ(トップスピン)を打つなら、プロネーションし始めた垂直面の前にブレた面で入らないように、テイクバックで面を作っておく必要があります。

スライスの方が面を作るのが早く、とっさに面が出やすいのは、自然に出るのは振り始めの開いた面の方が力を入れていきやすいからです。

ドライブのショットは、準備するタイミングが必要になるので、スライス面よりも時間的にも必要かもしれませんし、ある程度腕が振られていないと力が出ない(腕とラケットに加速が乗らない)ので、面を作って当てる、という時にスライス面よりも難しいことになります。

スライスは打点が後ろよりで十分に打てます。
ドライブは打点を前に取る必要があります。

運動経験で、この動きができるのなら、コントロールすることを前提にしなければ、ボールははっきり強く飛ばせます。

本当なら、打っていきながら面の意識が出来るようになった頃に自発的に面のコントロールの仕方を覚えていけばいいのかもしれません。

ただ、テニスは相手あってのものなので、そんなに強烈なショットは最初からコントロールできないものですし、相手にしてみればそんな剛球は返せませんから、テニスが面白くなくなってしまいます。

いろいろと打ち方について悩む人も多いと思いますが、原点はここですし、スイング中面の意識がないとしたら、まだテニスにちゃんと親しめていないんだと思います。

ゆっくりやっても結局腕はそういうメカニズムで動きますから、実は本当に上手な人って、ゆっくりやっても打点がしっかりとれるものなんです。

なんだか話の焦点がどこに行っちゃったんだかって記事になっちゃいましたが、この投球動作がちゃんとできると、スライスもスピンも両方行けます。

テニスの技術は、テニスを考案した人が打ち方を考えたんじゃなくて、上手な人がいるなあって観察したらやっぱりそうだった、っていうものですから、一つ一つを追っていっても難しくてできない理由を探すようなものだと思います。

一気にスイングして、ラケットにボールが当てられるのなら、当たった感触からフィードバックをもらいながら面を意識して、当て方についてイメージを明確にすることで上達ができるものだと思います。

暴論、ですかね。

よくわからないという人も多いと思いますから、コーチがいるんだとも思いますが。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 07:14 | コメントをどうぞ

適切な打点(2)突き詰めればみんなそっくり

フォア打点

フォアハンドストロークの打点を集めてみたやつなんですが。

スイングする腕は打点でボールを後ろから支える形であり、もう一方の腕とは両腕の間を閉めこむようなちからで打点の位置を正確にとる動きと、体全体のブレを抑える役割をし、軸足から腰の回転を作って打球のパワーを与えています。

グリップが厚いひとも、薄い人もいますが、要素を見れば必要なものをすべて満たしてボールをコントロールしています。

グリップの握り方の違いが、打点を位置を変える最も大きな要素で、腕とラケットのなす角が違うわけですから、フォームのすべてに影響があるわけです。

腕は体から離れていくような動きをすることで、打点として手が届く範囲を広く取れることになりますが、腕は振り子のように振ることで、テイクバックで一度体から離してもスイングが加速するときには肘を中心に腕の重みは体のそばにやってきます。

だから、そこ(振り子の再加速点=下端)を意図的に通り過ぎて前に取ることで再び腕は体から離していくことができ、打点の範囲を広げたうえで力を伝えられるようになります。

脇があく、なんてことはありません。腕自体は肩で支えることができ、わきの下をぴったりつけるとその腕はまるで「腹で支える」ような形になり、不要に力んでいるとか、動作が固くなるような感じにしかなりません。そもそも脇を締める、とは重たいものを支える形であり、体温計を挟むような形とは違いますから、そう思った人は動作で考えていないんでしょうね。

バックV 打点

バックボレーなんて、みんな握り方が似てますから、フォームもほぼ同じになっていきます。

この形はボールをスイングで叩くような形ではなく、衝撃力を伴って飛んでくるボールを抑えて、はじかれてしまったり、ボールが面から逃げていくような形にならないように抑え込む形なわけです。

硬い壁、というようなイメージで面をつくり、手首を固め、腕は重さが上から乗るような感じで入って負けないように当てています。

コントロールのために下側のエッジから運ぶようにスライス回転をかけることもしますし、もっと打点が高ければ上側のエッジをぐっと固くすれば反発力があがります。

ラケット面の上では圧力(ボールに当たった時にかかる)は均等でなく、上側のエッジの方にボールが逃げていくような場所(固めきれない場所)があります。そこへボールをうまく逃がしてやれば柔らかい当たりのショットもコントロールできますが、入り口の形は同じで出きます。

腕を支える肩、肩を支える背骨、腰、その土台となる足(スタンス)も一体になっていてはじめてバランスが取れるものですが、動きの中ですべてをそろえるのはちょっとむつかしいことなんです。

だから、フットワークのこととか、最近は体幹を鍛える、なんてこともずいぶん言われるようになりました。バランスを整えながら動けることがまず大事だし、

人間、走っているときはバランスいいんですよ。転ばないでしょ?

走っていたのに足がもつれたり、躓いたりして足が急に止まるから転ぶのであって、2足歩行ってバランスが良くないとできないんです。

だから、足がよく動く人の方が単純にいいプレーヤー(になる)ってことでもあると思います。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 07:14 | コメントをどうぞ

適切な打点って

テニスがうまいって、結局は技術的には打点がうまいってことです。

テニスが強いってことは、うまいテニスをする人同士が相手の打点を崩し合うための戦い方を知っているのと、相手よりも自分の方がそういうことがうまくできるってこと。

…とはいえ、わかりづらいですね。

今日は上海オープンの決勝をやっていて、ジョコビッチとツォンガの対戦だったのですが、まージョコビッチが強い。磐石な戦いで、ツォンガはなんとかこじ開けたい扉が重たくてどうにもならない感じでした。

昨日、マレーとの準決勝で、マレーの2ndサービスでのPoints Wonが、第一セットでたったの9%(!)こんなの見たことありません。

今日の決勝は、トータルのスタッツが出た時に、ツォンガの同じ2ndサービスでのPoints Wonは16%でした。

ジョコビッチがどれだけリターンがよく、相手のサービスにプレッシャーをかけられているか、ってことだと思いますが、何しろこんなのは見たことがありませんでした。強すぎる。

さて、試合に強くなる前に基礎技術は欲しいわけで、試合に出て勝てる人って、自分のショットはもう狙うところが決まったら打ち方のことは気にせずに狙えるものです。

それには、ある程度の「形の約束」を持っていることと、その形でできる「飛球の感覚」を持つことで自分のショットの「再現性」に自信を持つように練習をすることです。

もちろん、ボールの位置にラケット面をしっかり合わせるボール勘もそうですし、追いついてスイングのタイミングを合わせるリズム感、回転する体の軸を作る下半身、ボールをラケットに乗せて逃さないような面の感覚…言葉を使って解説するには要素がいっぱいあって、一から全てを言葉にするのは相当不可能に近いような感じがします。

だけど、コントロールが悪いだけで、ボールが当たって飛ばせるんだとしたら、必要な要素だけをできるようにすればいいわけですから、一からすべてを理解しようとしたり、直したりする必要はないですよね。

ボールがあんまり飛ばせない人も、ラケットを振ることができているのなら、当て方と飛ばし方を覚えていくことでテニスが上手くなったと自認できるようになると思います。

 

一度にすべてを手に入れることはできませんが、ひとつひとつ上達の道すじを通って、自分のプレーに納得しながら上達していくわけです。

 

大事な要素と言えば、軸足を作ること、軸足から打点までの距離でボールを測ることができること、飛んでいくボールからフィードバックを得ながら、どっち方向へ力を入れればボールがいうことを聞いてくれるのかを感じながら反復練習をすることで、自分の感覚が出来てくると思います。

ショットがすごく強いわけでなくてもいいですし、苦手なショットや、狙うのが難しいコースがあっても構いません。試合でそこを狙う必要がどうしてもできた時に、自分の今持っている技術を元に、ヒントを得ながら練習していけば、また上達します。

すべてを手に入れることまではいかないかもしれませんが、自分のプレーに必要な武器を備えていけるようにすることもテニスの楽しみですし、手に入れた武器を試合で試してみることも本当に楽しい挑戦です。

本当の正解があるわけではないですから、自分のグリップやスタンス、体の動きをイメージして、飛んでくるショットに上手く合わせてコントロールできるのなら、今いるレベルで十分に戦えるわけですから、ゲームを楽しみながら練習をしていきましょう!

 

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 21:11 | コメントをどうぞ

スイングウェート・バランスポイント…?

最近、師匠から貸してもらっている、ノングロメット・ラケット(ラケットスタジオで開発中の試打用)がお気に入りで、手放せなくなっています。

しかし、借り物。

いつかは別れの時が来るのでしょう。

その日のために…自分のラケット見直しておこう!

というわけで、MANTIS PRO310を使ってみまして、早速ガット切っちゃったんです。

かなり調整して、セルフカスタマイズながら、重い方と軽い方、という分けかたでまあ使い勝手は同じようにできるようにしていました。

持てば、両者の違いは手で感じられる。だけど振れば、ラケットのクセに合わせてこちらが変えることはなく、同じような力の入れかたで、同じようなアジャストの仕方で打点が取れる。

最近、ノングロメット・ラケットの軽さがやっぱり扱いやすさだなと思って、バンパーガードをカットしちゃいました。

バンパーは全部で9gありましたから、カットして残った部分(グロメット部分)を考えれば、4〜5gくらいは落ちたと思います。(未計測)

フレームトップの部分のこの重さは、外したんじゃなくてくっつけたことを考えれば、相当な影響があると思います。

で、そしたら「軽いほう」の一本はなんだかボールに負ける?っていうか押せない?みたいな感覚になって、錘をつけたら随分持った感覚がおかしくなってきちゃいました。

師匠のところに持って行って、計測してもらいましたが、重さで8g違う。

ただ、静止バランスと、スイングウェートはほとんど同じ数値でした。

ちなみに、バランスポイント(静止バランス)で303mm、スイングウェートは270でした。ガット張って、バンパーガードが残っていた時の計測値は、310くらいありましたから、随分違うなって思いました。

まあガットで16gありますから、張って計測するとまた300位になると思います。

さて軽い方のラケットの問題は、数値ではなく感じ方。スイングウェートには差が出ると思ったのですが、バランスポイントも同じで、自分の持った感じでは軽い分トップ寄りに感じる…というのが問題に感じています。

振った感じで差がわかりづらいのですが、グリップからスロートのあたりがスカスカするような感じが、その差といえば差。

ちょっと元グリップをはずして、思ったあたりに鉛を入れてみて、ちょっと考えたいと思います。

 

で、重い方の使い勝手はすごく良くて、当たり負けがなくて操作性は上がりましたから、師匠から借りているラケットを返すとしたらコッチのラケットに合わせて作った方が良さそうです。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 16:25 | コメントをどうぞ

ウイルソン・T2000=スチールラケット

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高校生の頃、大好きな選手で、テレビの前で正座して観戦したり、立ち上がって一緒にガッツポーズをとらせていただいた、コナーズ先生。
この写真、カッコいいなぁ〜

さて、コナーズ先生が愛したウイルソンの名機「T2000」を坂本師匠のおかげで打たせていただくことができました。

スチールラケットの代表、なんてワタシの世代だと思っちゃいますが、これの原型はラコステが作っています。ツインチューブのスチール(鉄)成形にワイヤを通してあって、ワイヤに引っ掛けてストリンギングする、いまや張り替えられる人を探すと大変なことになるラケットです(笑)

坂本師匠が張ってくれます!

オタク会員のAさんがT5000をもっていて、このラケットはフレームのヨーク部にブリッジがしてあってすこし剛性を上げているモデルですが、仕様はほとんどあと一緒です。

Aさんはこういうヴィンテージラケットを安く中古ショップで探してきては自分で打ってみたいという人なので、師匠に張り替えてもらって打っていたそうです。

ワタシもこのあとにコートに駆けつけ、「ナガキさんも打ってみれば?」って貸してもらったのが師匠のT2000。

wilsont2000

ごっつぁんです。

使ったことのない方はわからないと思いますが、(ワタシも持って使ってみるまでは全く想像もしてませんでした)フレームがハンパなくしなる。

どのくらいって、地面に落ちているボールを、ラケットでトトンってピックアップするじゃないですか、あれができないんです。カーボンのフレームだと硬いから、ボールの反発力でトトンってできますが、ボールの硬さより柔らかい(!)ので、ボールが動きません(笑)。

それってどういうことなんだろ、ってボールを打つと、カーボンではスイングを純粋に速くすればその分スパーンと強く飛ぶんですが、このラケットだとかえって遅くなる。

打ったことのない人、わかります?師匠も、「ちゃんと打てるかな〜?」って小馬鹿にしたような感じで心配してくれた(笑)から、さすがにわかるんでしょうね。同じ感覚でしかスイングできない人には、まず無理です。

これでもテニス歴30年めの、コーチの端くれ

…3秒考えました(笑)。よし、叩かないでそっと乗せて打とう!

そしたら、フレームからビビリが消えて、スーッと伸びていくように打ち返せました。

おおーっ!って思いましたよね。

打点に手を入れる。グリップからフレームを先にしならせながら早めに打点に入れていく。グリップ側だけを引っ張るようにして、金魚すくいの金魚を逃さないような感じで押し出すと、うまくいきます。

よぉーし!って思ったら、師匠が「どれ、貸してごらん」と余裕の笑み。

さっきまで使っていた師匠オリジナルのピングロメット・ラケットとか、プリンスのモノ(MONO)←知ってます?から握り変えたT2000。

なんか、ネットの向こう側で師匠が異様なオーラ出してました(笑)

一番しっくり来るような、自然な一体感。ワタシがコーチだからですかね。そういう雰囲気を見えちゃうの。

坂本師匠に握られたT2000は、不思議なほどボールが伸びてきました。

さっきまでは勢いの強い、シャープで重いフラットドライブだったのですが、それより手前で落ちる、それでいてバウンドがグイッと伸びてくる、意志を持ったボールのようになりました。

不思議〜?

ワタシがスライスでうまいこと滑らせた低いバウンドは、手元に食い込ませたからミスしてくれるか、と思いきや、ネットの下からスウッっと浮き上がってくる、生き物のような動きをしてきて、面食らったワタシがフレームに当ててしまう、なんてこともあって、まさに使い込んできた師匠ならではのパフォーマンス。

 

いや〜、参りました。

有明の錦織のイベントにマッケンローが来た時も、鈴木貴男にウッドのマックスプライを渡された時もこんな「うわ〜、違和感ないんだけど!」って思いました(そん時はスタジアムの3階席で、はるか遠くから見たんですけど…)が、まさかこんなところにレジェンドが(笑)←言い過ぎっすか?

やっぱしね、興奮しますね。。。

もう45歳なんですけど…子供に帰りました。

他にも打ってみたいラケットがあったんですけど、これ以上調子に乗ってたらどれか壊しそう。。。

なので自分のラケット(これも借り物)使ってました(笑)

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:10 | コメントをどうぞ

ウイルソン「ホワイト・グラフ」ホンモノ!

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写真のプロスタッフは、通称「ホワイト・グラフ」と呼ばれ、シグネチャーモデルが日本でも発売されました。フレームが柔らかく、乗せるようにボールを飛ばしてくれる名機でした。

この写真のものは、本人が使用していますから、もちろんホンモノ。フェースサイズ85のもので、日本で発売されたものとは中身の違うもの。

ウイルソンはプロ用の工房をシカゴに持っていて、その「プロルーム」では専用の金型で狂いのない専用ラケット(製造時の個体差がでない)を作ってくれるそうです。

そんなホンモノが、師匠の「ラケットスタジオ」にありまして、「これホンモノだよ」と教わってかなり興奮しました。

 

シュテフィ・グラフのラケット系譜は、ダンロップ「MAX200G」シリーズ・そしてウイルソンに契約移籍してからの「ProStaff」シリーズ。

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で、昨日、コートで初めて坂本師匠とボールをうつ機会を得たのですが、そのコートに件のホワイトグラフが!

なるほど、ストリングを通してあったので、打ってみたければいいよ、ってことなのね!鼻の穴もふくらみます(笑)。

オタク会議のAさんと、坂本師匠を相手に、アップなしでいきなり2−1のストローク。

師匠も黄金時代の法政大学の体育会出身ですから、ショットはハンパない。え?お歳はいくつ?っていう勢いのショットが深く伸びてくる。シャープで重い、フラットドライブです。バックハンドはいくら深く打っても振り遅れない不思議なスライス。これのバウンドがまた低くて、見慣れないから合わせるのが必死でした。

ほんの2分くらいですかね。(2分でも長い方か)

ホワイトグラフを打たせていただきました。グリップサイズ4、重さは350g前後でしょうか、グリップが太くてしっかり持てるのと、振りやすいイーブンバランスだったので、思った以上に打ち返せました。

振った感触としては、フレームの所在というより、ラケットの芯がはっきり手に伝わり、フラットでターンっと合わせるのが一番コントロールがしやすかったです。ミスを恐れずに打点を前でとってしっかり振り抜く、そんな感じでボールが芯にのると、不思議なくらいスパッとボールが飛んで、狙った軌道に乗っていきます。

自分のラケットではもうちょっと斜めにボールに入れて、回転をしっかりかけるような感触でないと吹っ飛んでいっちゃう感があるんですが、このラケットはすこしヘッドが遅れてさえくれれば、スパッと振り抜いちゃった方が威力もコントロールもいい。何より打ってる感がすごくいい。

スライスはワタシの打ち方だと、低めの打点を前で叩くような切り方の時が一番良かったかな。肩口位の位置は、もうちょっとアジャストするのに何度か打ちたかったです。

とはいえ、自分のラケットにするわけじゃないですから、いい加減にしときな、って師匠に怒られるまで使っちゃいましたが、確かにそんなに本気にならなくても良かったかなとおもいました。

でも、そのくらい打球感が良くて、打っていたくなるラケットでした。

 

裏話としては、有名な話かもしれませんが、グラフがウイルソンにMAX200Gの打球感を求めて造らせたというラケットだということですね。

フレームの柔らかさ、ボールを包み込むような感じ、それでいて芯があって打ち抜ける感じが素晴らしいものでした。

グラフ本人が手にしたものではないそうですが、間違いなくシカゴのプロルームからでてきた、ホンモノだということですから、貴重な体験でしたし、興奮しすぎて調子に乗っちゃった?くらい夢中で打っていました。

じつは、T2000も打たせてもらったんです!(笑)

それはまた後で

 

 

 

カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:12 | コメントをどうぞ

初級技術と上級技術・・サーブ編

カテゴリは「打ち方」です。

例えばサービスとか、初級者にプロの打球フォームを教えてもいいでしょうが、まず打ちづらいでしょうね。

体の使い方は、むしろシンプルで運動連鎖をつかった合理的なもの、ですが、感覚的な部分で難しい要素があると思います。

オーバーヘッド系は、上むきにボールを見上げることになるのですが、そこでまず、ボールを見ると相手のコートは見えない。

練習量があって次第に打球感覚をつかんでいけば、相手のコートなんてみなくても自分のラケットが信じられるようになれば打てるものなんですが、だからこそ初級者−週一プレーヤーでは難しい。

ボール投げと同じような動き、と紹介されますが、運動するメカニカルの部分はにていますし、同じような筋肉の使い方をします。

しかし運動する方向や見る方向まで一緒にしてできそうなんですが、そうすると差があるんですね。

サーブはどうあってもボールがある位置が自分の頭上で、スイングはまずボールの位置でインパクトを適切に迎えるべきですから、目線もスイングの到達点も、打点。つまり上です。

ターゲットは相手コート上に意識があると思いますから、その打点とターゲットをイメージ上で結ばなければならないわけです。

感覚のいい人は、一緒くたにしても大丈夫ですが、難しく感じている人はそこのところがなかなかうまく結びつかない。

初心者にサーブを教えるには、まず入りやすいような打ち方を教えておいて、ゲームで使えるようにしておいた方がテニスを楽しめる。

運動神経がいいからって例えできたとしてもそんなすごいサーブが入っちゃったら相手の人が返せません(笑)。だからゲームがつまらなくなります。

コントロールすることと再現性に自信を持つことがテニスの上達ですから、最初からできちゃう人がいたとしても、どうやると入ってどうやると入らなくなるのかはよくわからない、つまり感覚がまだ自分のものになっていないとしたら、やはり不安定なものなんです。

大事な試合のマッチポイントで、どうしてもミスれないと思えば思うほど、どうやったら一番いいのかがわからない。試合を通じて調子が良くても、あてずっぽうなショットが自分の意思とは関係なしに入っていたら、入らない一本のせいで狂うかもしれません。

初級技術としては、ターゲットと打点とを結びやすく立つことから始まった方が簡単に感じると思うので、グリップもフォアよりで、体も前向きになりやすいようにスタンスを取ります。

前後の足のつま先を結んだ線が狙いの方向になるように、ってコーチがよく教えますが、このスタンスは入れやすい。

プロのほとんどはクローズドスタンスです。相手に後ろ足の踵が見えるようにするくらいが普通。

初級技術でも打ち方がきれいで、当て方が上手い人は、かなりいいフォームで打ちますし、かーなりいいサーブが打てるようになります。

上級技術は、そのかなりいいサーブが打てることを前提に、「ものすごいサーブ」を「入れられる」ようになるものなんです。

スピードが増せば、不安定になるものなんですが、形に約束を作りやすく、再現性を優先させるフォームである分、よりシンプルな動きになりますし、パワーは損なわずに自然に同じ打点に最もパワフルなポイントがやってくるようにつくると、相手コートを見ていられるかどうかは優先順位が下がってくるわけですね。

見ないわけじゃなくて、そっちに体や目線が向いていなくても、みえている、ということなんです。それが「慣れ」の部分でできるくらいの練習量が必要になる、という意味でもあるんでしょうが。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 07:17 | コメントをどうぞ

フェデラーの準優勝に落胆…

US OPENが終わりました。国枝慎吾選手の連覇(優勝は5回目!)おめでとうございます。

メインドローの優勝者を「ジョコビッチは前哨戦二つ落としてますからね、ここは絶対に取りたいんじゃないですかね」って予想していたんですが、フェデラーは新しい戦略を手に入れて、テニス界をまたすこし高いレベルに引っ張り上げようとしています。

その二人が決勝に上がることを期待はしていましたが、どうなるかは予想はできていませんでした。

ベスト8・ベスト4とステージがあがるにつれて、対戦カードをみると、やっぱりトップシードのふたり(マレーと錦織はそこまでに負けていましたから)が有利なように見える。

フェデラーは決勝まで(前哨戦から)失セット0の快進撃。

準決勝のジョコビッチは、前年覇者のチリッチにテニスをさせながらゲームを許さない圧勝。全くミスのない、彼としてはほぼ完璧というか、ミスする気さえしないような盤石のコートカバリング。

ジョコビッチの準決勝をみるまでは、フェデラーがいくんじゃないか、やってくれるんじゃないか、前人未到のGS18勝か!…なんて期待していましたが、一気に不安になってきました。

気になって、朝5時に起きて待っていたのですが、雨で順延中…

出勤時間になってもまだ始まらないので、みるのは諦めました。

まあ、もう結果が出ちゃった後なのでなんとでも言えるアレかもしれませんが、ワタシ的には、「第1セットを取ったほうが勝つ」って予想でした。

フェデラー・エクスプレスは相手にどんどんプレッシャーをかけていく手法で、その代表的なプレーとして「セイバー(SABR)」を使っていましたね。

なにしろネットラッシュする。

ラフターやサンプラス以降、こんなにネットプレーを活用するトップ選手はしばらく出ませんでした。

時代は変わっていくか?というくらい、今季後半のフェデラーのプレーを象徴的なものにしていくんじゃないかと思います。

後に続く選手が出るかどうかは別の話として、今大会の決勝戦は守備的ながら攻撃に出るバランスの史上最も高いレベルにいる選手であるジョコビッチが相手です。

フェデラーがいくとしたら、第1セットを取る必要があるでしょう。さらに、第2セット序盤を勢いで押していって早めにブレイクをとっておくかなんかして精神的に追い込んでいくことができれば、18勝という偉業がみえるんじゃないか、という勝手な予想でした。

 

アルドールの3限目のお客様がきて、「ジョコビッチ優勝しちゃったね!」と。

 

「えー!」

ファーストセットはジョコビッチな感じでしたか?と聞いたら、そう、と。

やっぱり。。。

セカンドはタイブレークでフェデラーだったんだけどね、ときいて、ああ…と。

 

しかし、後から高野コーチにきいたら、自分が思っていたような展開ではなかったようでした。

 

フェデラーにはブレイクチャンスがかなりあったが、フェデラーがいかなかったり、取りきれなかったりした。ってことらしいじゃないですか。

みたら、ブレイクポイントは23回。うちブレイク成功は4回。

対してジョコビッチは16回のうち6回のブレイクに成功して勝利を勝ち取っています。

ジョコビッチから15−40を取りきれないようなゲームがけっこうあったとか。。。

 

さらにショックです。シンシナティでセイバーを見せすぎちゃったか?

USで初披露だったら、、、とか、いろいろ考えちゃいますね。

 

それよか、あのフェデラーでさえ、GS優勝のかかったゲームでは多大なプレッシャーを感じているのかな、と。

決勝戦の映像はみていないのですが、準決勝のジョコビッチは、リラックスしてプレーに全力を傾けることを楽しくやっているようにさえ見えました。

勝ちたくて仕方ない、というプレーというよりか、いまの調子のいいテニスを落とさずにやりきりたい、というプレーの仕方?

 

試合後のフェデラーのコメントが印象的でした。

「彼との試合は、するたびによりお互いのテニスを知ることになる」みたいなこと。

なんか深いですよねー。。。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 06:49 | コメントをどうぞ

ラケットコレクター

ラケットにすごく興味もあるし、古いラケットのうんちくなんかも語ることができたら、カッコいいだろうな…なんて思うこともありますが、集めるのにもお金がかかる。。。

そんで、ラケットスタジオさんにいくと、坂本師匠はウッドラケット中心らしいですが、かなりのラケットを集めてらっしゃる。

ほかにもジャズがお好きだったり、大戦中の戦闘機のプラモを全て集めて作る趣味があったり、ジャズ好きの王道でもあるオーディオへのこだわりもハンパない。

お話を伺うだけなんですが、45歳にして少年の心が躍るようなきもちで聞いちゃいます(笑)。

ウッドのラケットの時代には全くテニスに興味のない子供でしたから、全然わからないのですが、話を聞くほどに、木工ってなんでもできるんだなぁと思います。ただ、まだよくわからないほど深い世界。

そこで、工房内に飾られている、珍しいラケット(しかないんですが一部)を撮ってきました

ドイツの、キューブラーというメーカーのラケット。ここに写っているレゾナンスR50は、キューブラーが開発し、ヘッドの工場で作らせたんだそうです。

しかし、このフォルム。見たことありませんか?この形のラケットが世に出回ったのは、’88年。

そう!ウイルソンが発表した「プロファイル」の原型になっているそうです。

ヘッドに作らせて、版権を買ってもらおうとしたところが、ヘッドは作ったものの興味を示さなかった。そこでウイルソンに…っていう話らしいです。

さすが坂本師匠!当時のメーカーさんのバリバリ開発分野でやってらした時代でもあるだろうし、さらっと話に出てきます。

そのほかにも、マグレガー・バーゲリン(グリップにあるボルトを回すとテンションが変えられる)も普通に、っていうか目立たない感じに置いてある。

このラケット、「珍しいの手に入れたよ!」っていう自慢には使えますけど、ボール打つ気にはなりませんね。色々な意味で。。。

まず重たい。ガット16mくらい使ってるらしいから、それだけでも腕にくる(笑)

テンションを変えられるように、グロメットにガットを通すのではなく、フレームサイドにあるローラーにかけているので、打った衝撃でローラーの細い軸が曲がっちまわないか不安…

驚いたのは、一本に2面のストリングス面がある、「ブラックバーン」

ひとつには、けっこう振れるってこと。予想よりも軽いんです。

もう一つは、グロメットの穴が、フレームの厚みの中心付近から、外側に向かって開けられていること。ストリングス面の間を広く取っている形なんですが、フレームの面ギリギリにガットの面がある。フレームショットがない、っていう作りだそうなんですが、強度とか、張り替えの面倒さとか、いろいろ制約がありますよね。

たとえばフォアの面はグリグリスピンでテンションは高めにして、バックはスライスしか打たないから緩めにして…なんて人がいたとして、その人ネットに着いたらどうなっちゃうんだろうとか、心配です(笑)。

ウッドラケットも飾ってあるのはいっぱいあるし、スチールラケットもあります。

ダンロップのMAXシリーズの、レギュラーサイズの面の小さいやつなんて初めて見たし、ラコステのLT301なんかもあった。

工場で成型してバリもまだ取っていないカーボンのフレームもあります。。。

 

行くのが楽しいんですよね。

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