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「ウサギ」「アザラシ」「アヒル」

前回のくだらないブログが、ゴクゴク一部の方には好評?だったみたいで続きを書いてみることにしました。

私がテニス部に入ったのは昭和48年の事。

当然ラケットはウッドの時代。

練習も今のように科学的な根拠のない、タダタダしんどければ

 

「これはいい!!最高の練習なんだ」

と皆がそう思って信じ込んでいた時代でした。

 

当時のメニューは今では到底考えられないもの

 

ほんの一例を紹介すると

トータル3時間の練習を4人一組で行う信じられない内容

中身は「振り回し」「球出し」「階段」「球拾い」といたってシンプルなもの

 

わかりますか?

 

全てが45分なんです。

45分間、ずうっと振り回しを受ける…

その間、他の3人は球出し、球拾い、階段ダッシュ…

時間が来たら交代…

それを3回ローテーション…

ボールはせいぜい30球くらいしかないので球拾いもずっとダッシュ状態

階段は校舎の1階から4階までをひたすらダッシュ、降りる時が唯一のレスト

球出し役が至福の時でしてね、順番は階段後に球出しと一応考えてはいたが運が悪いと球出しからスタート

球出し(休憩)から始めって振り回し、球拾い、最後が階段。

これは最悪のパターン

じゃんけんに全てがかかっていました。

 

 

さらには日没後のトレーニング

ひたすら走って、何本もダッシュして、これが延々と続く、そしてその後が筋トレ。

腕立て、腹筋、背筋しかしらない我々があみ出したトレーニングは数知れず…

 

名付けて「ウサギ」「アザラシ」「アヒル」などなど

なんだか動物園みたい…

 

「ウサギ」は想像通りの「ウサギ跳び」

これは有名ですが、膝を痛めるので今ではもう誰もしませんね。

 

「アザラシ」

これは両手だけで踏ん張って両足はダラッっとしたまんまゆっさゆっさと前進する。

コートにはアザラシの歩いた後が…

 

 

「アヒル」

これは両足首を両手で持ってしゃがんだままヨチヨチと前進する。

これで4面のコートのまわりをリレーで真剣勝負!

本人はいたって真剣だが見ているとこれがまたなんとも可愛い

苦しい中にも笑いは絶えずあって楽しかったです。

 

 

他にはあの超有名な

「空気椅子」

これは誰でも知っているでしょう??

ところが我々はこれに改良を重ねて

 

「空気椅子、社長版」

 

 

 

まずはおなじみの空気椅子状態になり、そこに肘掛を両手で作る

そこへ社長役がどんと座る…

 

 

これはアホみたいにきつかった…

だんだん苦しくなると膝がガクガクしてきて

後半はマサージチェアーに変身する。

 

よくもまあいろいろ考えたもんです。

でも今のように情報はなく、コーチやテニスクラブもない時代、自分たちで考える以外に方法はなかったんですね。

 

 

この練習やトレーニングにいったいどれだけ効果があったのかは疑問ですが、まあ根性だけは育った気がします。

誰一人イヤイヤやってやっていなかったのも良かった気がします。

 

「お前絶対、こんなシンドイ練習してないだろう!?」

 

と試合中につらい練習を思い出しながら対戦相手を見ると、なんか不思議と勇気が沸いてきて、相手が急に弱く見えてくるんです。

 

つい、まただらだらと書いてしまいました…

 

今度は何書こうかな?

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 20:11 | コメントをどうぞ