竹中直人
個性派俳優として有名ですが、彼には特技というか持ちネタがあります。
それは「笑いながら怒る人」というもの。
ご存知の方も多いと思いますが、どんな内容かというとタイトルそのまんまで満面の笑みで笑いながら怒って怒鳴り散らすだけです。
真似をしてやってみるとかなり難しいですよ。
「ばかやろう!」とか「ふざけんな!」というセリフはなかなか出て来ないです。
思考は態度や表情、仕草とが繋がっていてつられるんでしょうね。
ではちょっと試してみましょう。
出来るだけ悲しい顔をして背中を丸めてため息をついてみて下さい。
そのまま楽しい事を言ってみてください。
どうですか?
なかなか出てこないと思いませんか?
思い浮かぶのは、真逆の悲しい事や愚痴みたいなことではありませんか?
皆さんはテニスのゲーム中にどんな表情や態度をしているか気にしたことがありますか?
うまくいかなかったり、ポイントやゲームを失った時、先ほどのような態度や表情、仕草をしていませんか?
「ダメだ…ついてない…調子悪い…もう無理…」
なんてセリフがつい聞こえて来そうです。
それは相手にも間違いなく伝わっていて
「よっしゃー!もらった!勝てる」
と元気を与えてしまっているかもしれません(笑)
むしろ失敗した時には
笑顔で胸を張って堂々とした態度をとってみて下さい。
「まだまだこれから!さあ挽回!よく攻めた、悪くない」
なんて思え勇気が湧いてくるかもしれませんよ。
それを見ている相手も
「んん?凹んでないぞ、まだやる気か?こいつ強いかも?」
ってちょっとビビるかも?
現役時代の杉山愛選手は失敗した時も常に笑顔で足を動かしてやる気満々の表情、態度を見せていました。
卓球の平野早矢香選手はどんな苦しい場面でも決して下を向かず、高い集中力を保ち続けていました。
人それぞれですが、この二人、やっぱ強いと思いませんか?
ならき あきお
《名古屋テニススクール テニスクラブ》