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ジョコビッチとケルバーの優勝で幕

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全豪オープン2016も、男子シングルスはノヴァーク・ジョコビッチ、女子シングルスはアンゲリク・ケルバーの優勝で幕を閉じました。

土曜日に行われた女子シングルス決勝戦では、昨年から他を圧倒する強さを見せていた第1シードのセリーナ・ウィリアムズが優勢かと思われる中、ケルバーとの試合が始まりました。

しかし試合がスタートすると大接戦となり、ケルバーがセリーナのミスを誘い、攻撃的なテニスも披露してました。好調さをアピールしていたセリーナだったけど、この試合ではミスが目立ち、大会2連覇を逃してしまいました。

そんなケルバーの言葉を紹介しましょう。

「信じられないような2週間でした。1回戦では相手にマッチポイントを握られてからの逆転勝利で、その後もアザレンカと準々決勝で対戦し、初めて彼女から勝利を飾ったのです。そして決勝戦ではセリーナと対戦。グランドスラムの決勝戦で彼女と対戦できるなんて、本当に光栄な事でした。」

そう!ケルバーは1回戦で土居美咲選手と対戦して土居選手がマッチポイントを握っていたのよね。

「かつて一度だけシンシナティの大会でセリーナに勝ったことがありました。今回もまたあの時のようなプレーをしなければ勝てないのは分かっていました。なぜなら彼女は簡単に勝たせてはくれないからです。今日の試合は、お互い全力を出し切った最高の試合でした。私に取って、本当に特別な瞬間です。」

セリーナはこれまでグランドスラムの決勝戦では8回フルセットの試合をした事があったけど、その全てで勝利を手にしていたの。今回ケルバーは、その連勝も止める事となりました。

「その事は知りませんでした。でも第3セットへ入るとき自分へこう言い聞かせていたのです。“OK、また勝てるはず”と。この何年間、何度も3セットマッチを戦って来て、そんな中の多くから勝利を飾って来たのです。第3セットへ入るときは、より自信に満ちていました。」

そして、自身でも認めるテニス人生での最も厳しかったのが2011年だったと語っているの。

「あの時は確か、11大会くらい連続で初戦敗退をしていたのです。」そして世界ランク92位で臨んだUSオープンでベスト4入りする快進撃を見せたケルバー。

「自分自身をあまり信じられませんでした。でも今はここで全てが変わりました。コーチや皆が練習では良いプレーをしているのを見ていたのに、実戦でそれが出せずにいて、それがなぜなのか分からなかったのです。でも今は最高のチームを見付けて、皆が上手く私を扱ってくれているのです。」

ってケルバーは、ここまでの数々の苦労をしながらやっと手にしたグランドスラムのトロフィーだった事を明かしてました。さぞ嬉しい事でしょう。

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そしてジョコビッチも喜びを語ってました。

「どのグランドスラム優勝もそれぞれに意味があります。何とか歴史を作ることが出来ました。ロイ・エマーソンの持つ今大会6回の最多優勝に並び、ビヨン・ボルグやロッド・レーバーと言うレジェンドと並ぶグランドスラム11回の優勝を飾れたのです。」

「アンディ(マレー)との試合に向かうときには、忍耐強くそして1ポイントをしっかりした戦術を持って獲得しなけらばならないことは分かっていました。先に先手を取れるように努めていましたし、より攻撃的なテニスに心掛けました。」

「常にそれができるわけではありません。なぜなら彼も色々な戦術を持って挑んで来ていますし、第3セットではよりプレーの質を上げてきたのです。そんな中、大切なポイントを何とか奪える事が出来ました。」とジョコビッチは、試合を振り返ってました。

「グランドスラムでは、最初の1、2セットで良いプレーをして、その後に集中を切らしていては勝利は手に入らないのです。決勝戦も5セットになったかも知れませんし、それは十分にあり得た話でした。」

「トップ選手との多くの対戦や、大舞台からの経験で、トロフィーを獲得するために何が大切で、何が危険な事かを学んで来たと思っています。そしてそれが役に立っています。」

「去年と同じプレーをしていたら、ここにはいなかったでしょう。更に良いテニスが出来ていると感じています。いつでも自分のテニスの向上に努めているのです。技術や戦術だけではなく、精神的な要素も含めて。」

ジョコビッチは世界の頂点に君臨しながらも、常に向上心を忘れずにいるのね。それがここまでの好調なプレーを生んでいる証拠なのね。そんなジョコビッチの好調さはいつまで続くかしらね?

カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 18:13 | コメントをどうぞ
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