日別アーカイブ: 2016年6月5日

テニスをする喜び

テニスにハマったのはなんでだったか。。。

ハイテンポで動く事と、自分がそのテンションの動きについていけること、その中で集中力がどんどん上がってきてなんでもできそうな気がすること、できるようになりたいと強く思うこと

そしてある程度打てるようになってきてからは狙った通りにプレーができるようにさらに挑戦すること、相手や相手の打ったショットを理解しようとすること

コーチになってからは自分が上手くなってきた喜びを他の人に伝えてわかってもらえる喜びや、上手く出来なかった時にどうやったらいいんだろうと突破口を探すことや、そういう悩みのうちにテニスに対する理解が深まったような気分になること

オタクであることを自認してからは動きの要素を取り出して自分の技術を見直したり、またそれがティーチングの材料になって役立ったりすること、試合をゲームとして捉えて真剣に遊べるようになったり、相手の心理や自分のできることを考えて常に前向きになる自分が上手くなったなぁと実感できるようになった時

 

だから、まだまだテニスに飽きることがありません。

上には上があるものだし、自分は到達度としてもまだまだなのでしょう。

ある程度のレベルまではボールもだいぶ自分のコントロール下におけるようになったと思いますが、ラリーのレベルが上がればそれも失われる。どのレベルまで自分が支配でき、やられてしまう時はどうすればよかったか?試合なら欲しい一球が打てた後に素早く行動に移せるかどうかのソリッドな感覚などはやめられません。

 

自分がすることとしてテニスを整理したい欲求があり、それが正しいこと?真理に近いことなのか?またはワタシにだけ効果のある理解の仕方であって誰でもできるような要素ではなかったのか?

コーチをやって、テニスに飯を食わせてもらっているので、できることなら真理に近づきたい。

真理を得られれば、ワタシに習いに来てくれるお客さんを、少なくとも正しい方向に導くことができる。

すぐに勝てるようになるわけでもないかもしれないし、あっという間にクラスをレベルアップできるようになることもないかもしれない。

だけど、自分の動きが理解できて、ボールを打てばどうやって打ったのか感覚的にわかるから責任持って打っているようになるし、自分で考えたプレーで試合ができるようになる。

相手がショットを放てば、瞬時に打点をイメージして、自分の打点が形良く捉えられるように「見え方」も変わってくる。

だから、自分で考えたプレーができるようになり、練習してもっと確実にできるように、もっと高いレベルでも崩れないようになり、上達を実感しながら長くテニスができるようになると思っています。

 

打ち方やテニスの仕方に悩んでいる人の、悩みは自分でも通ったところだと思います。完璧にクリアしなくても上の段階へ進めるのがテニス。

要するに、ミスなんていつでもどこでもするものなので、100%できるようになってから上のレベルへ、なんてことはないです。

ただし、ついていけないレベルでは、やはり何もできない。

それってボールの往来を見ていても、自分が考えたり判断して動いたりすることができないレベル。またはレベルを上げたつもりで早く動けば、動きを読まれて痛い目にあうようなレベル。

でもそういうことができる人がいるってことを知ってしまうと、また頑張りたくなります。

若い子たちが打ってくるものすごい勢いのショットを難なく返し、連続されれば取りきれなくて負けるとしても、ハードヒットはミスの確率も高いので、打てるボールをミスらなければ勝負になるし、その時にある程度強目とか深めにコントロールすることができるなら、自分がそのコートで渡り合える立場にいるという喜びがあります。

 

最近になってやらなくなった(と言ってももう10年くらい)ことが、細かく動きを止めながら注意することです。

動作はパワフルであったり、素早いものであったりするし、インパクトは一瞬です。ここで右足がどうでその後に左足がどうとか、やらなくなりました。ラケットを引いたら一回ヘッドを下げて、とか、やっちゃいけない指導だと思うようになりました。

レベルが上がれば、一瞬で通り過ぎることを、細かく見つめすぎても良くない。

インパクトへ影響することは一気に動き方をできるようになるまで動きの型をやっておいて、実際にその方をインパクトの位置とタイミングでできるかどうかが重要です。

バックスイングが終了した時点での型が、そのままフォワードスイングで繋がってインパクトまで影響します。スイング中に型を変化させれば不安定にしかならないし、インパクトの瞬間に調整できるものでもないからです。

だから、プレーヤーは個々に決まった型を持つようになる。

一定の法則に則った形の中であれば、個人の感覚と合うところを見定めて自分のフォームにすればいい。

手首の形で、ショットが良く飛ぶ形とそうでない形・ボールが高く上がりやすい形と上がりづらい形・回転が良くかかる形とそうでない形…がそれぞれあります。

 

初心者のうちにそこいらへんの、感覚さえ磨けばどうにでもできるようになる形を仕込んでおければ、誰かと一緒のスイングが合うこともあるし、自分の好きなスタイルを見つけることもあると思います。

ショットの技術は多様にありますから、多様に対応出来る型に入ってもいいし、不器用そうかもしれないけど相手の打ちづらいショットにこだわってもいいと思います。それは両方とも武器になることだから。

多様にある中で、小さな範囲のできることにこだわるのは逆にダメですね。

弱く返すだけとか、ロブに頼るとか、それしかできないのは返球率が上がったとしても、なかなか自信を得るには至らないと思うからです。ものすごく足が速くて、なんでも返せるという強みでもあれば別ですが。

 

 

テニスコートに立って、生き生きと動ける!ということを実感できるのがやっぱり一番の喜びじゃないでしょうかね。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:00 | コメントをどうぞ