日別アーカイブ: 2016年12月5日

非利き手

右利きなので、非利き手は左手です。

左手は、スイングをリードする立場にある、と思っています。

利き手側ってのは、物を飛ばす動作をするんですが、そのためには飛ばす対象を直接持っていたり、飛ばすための道具を持っているってことですね。

テニスはラケットを持ってボールを飛ばしてやるってことです。

スイングには慣性力などの力があって、非利き手側とおなじバランスでいられなくなることから、体幹から見て反対側にある手をうまくつかってバランスを取る役目と、スイングの勢いを増減させる役目などがあるはずです。

 

自然とできるものになっていて、ワタシにはこの、例えばボールを遠くに投げようとするときに左手をぐっと虚空に張って利き手と反対側におき、利き手をスイングさせるときには体側に引き付けるようにして利き手のスイングを鋭くするっていう回路を切ってみたいのですが、できません。

自然にやってしまうのです。

しかし、左手にボールを持ち替えて同じように遠投しようとしたときに、右手は左手との関連を知らないかのように右手は右肩から先、左手は不慣れな動きをするかのようにギクシャクして、ボールは半分も飛ばないばかりか手から離すタイミングすらよくわからないとかの症状で、うまく投げられる日が来るような気すらしません。

ボール投げの経験がない人も、こういう感覚で自分の身体をあつかっているのかと思うと、程度の差こそあれ、この中のどの要素が、上達に結びつくものかと思ってしまいます。

ワタシ自身、テニスを始めたころに感じていた、飛んでくるボールを見ながら「スイングのスタートのタイミングはどう測ればいいのか」と自分なりにわからないと思っていました。

小さい頃から野球の遊びではかなり親しみましたので、ピッチャーが投げたボールにタイミングを合わせてスイングして、間違って失敗しても、三振するまでに調整できれば打者である自分の勝ちになるとおもって身体を使ってタイミングを合わせる方法なんかを教わったりやってみたりしましたが、テニスはテニスで独特のものがありそうだな、なんて考えてやっていたと思います。

バウンドするテニスボールには、動き方や跳ね方に慣れるほどにわかるようになってきて、まじめに取り組み始めてからはある程度動きがわかるようになったと思います。

当時は壁打ちが近くにあって、壁から跳ね返ってくる球と、相手が打ってくる球でバウンドが違う事とか、けっこう面食らっていたんじゃないかと思いますが、そのうち特徴を掴んで対応するようになりました。

左手でラケットをもってフォアハンドストロークを打ってみても、相手がスライスを打ったり、速い球を打ってきたりしても、フォームは見れたものではないですが、ちゃんとラケットに当てることくらいはできます。

それって、ボールを見る能力がついているからで、ある程度右手でテニスが出来るんだったらそんなにいつまでもボールを見つめていなくても打ち方がわかるようなときでも、左手になって自信がなくなるとやっぱり速い球への対応は遅れるし、そうならないように目でよく見てしまって、ラケットをどう出すか、そこんところの感覚は出たとこ勝負のような感じになってしまうものです。

 

初心者の生徒さんが見ているような風景が、そういう事なんだろうなと思いますが、それって空間把握とか、動作の技術とは違う部分のスキルになるので、たくさんボールを打つ動作を繰り返して慣れていってもらうしかないものだと思います。

 

ラケットを持たない側の手の使い方について書いたわけではないのですが、明確なものがあるってわけでもなさそうなんですね。ただ、自分の身体、という物差しを持っているのに、その物差しとして一番使いやすいのが非利き手なんだという要素もあると思います。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 17:41 | コメントをどうぞ