nishi・・・oka!!ブレイクスルーか!

テニス界になくてはならない存在となった錦織圭。

今日の話題はその後輩の西岡良仁選手。

インディアンウェルズでの活躍は、錦織選手のブレイクスルーの時とどうよう、心臓から血がたぎるのを感じるくらい興奮しました。

最近の傾向で、マスターズ大会への予選に挑戦する選手たちの結果もtennis365ではニュースに取り上げてくれていて、ある程度はそれだけでも追えます。(もっと詳しくは、ブログサイトの方で《ピンキーズ・リマークス》さんには日々結果を載せて下さっていますね)

このインディアンウェルズでは、西岡は予選決勝でイメルに負けてしまったのですが、本戦のドローから欠場者が出たためにラッキールーザーとして滑り込みました。

そこで初戦がそのイメルとの再戦。鮮やかにストレートでリベンジを果たすと、波に乗ったのか、快進撃を始めました。

 

 

思えば、錦織選手のブレイクスルーは、日本ではあの「デルレイビーチ・インターナショナル」で優勝したところからという印象があります。躍進のきっかけは当時120位前後だった錦織選手がそこで100ポイント稼いで100位ギリギリまで上がってこれたことから、グランドスラムの本戦にストレートインできる可能性が大きくなったことからだと記憶しています。

最近知ったことなんですが、錦織圭はジュニアの頃から、カテゴリを上のステージで、という取り組みが多くて、ジュニアでフレンチオープン準優勝とかの素晴らしい戦績もありますが、じつは勝ち星そのものはそんなに多くなかったらしいですね。より高いステージでどんどんもまれて…というプロジェクトだったんでしょうか。

その次の世代でというか、一つ後輩の中川選手もまだチャレンジャーを回っているらしいですが、詳しくは知ることが出来ません。その下に入った西岡選手の方が躍進を続けていて、グランドスラムにも何度も本戦を勝ち取ってきましたし、デ杯代表の席にもついています。

西岡選手はツアー選手の中では身長が低く、170㎝だそうです。弾むような躍動的なフットワークから、粘り強く拾いながら相手のボールのペースを崩す、立体的な展開力が魅力です。

けっこう画面で見てるとわかりづらいですが、高さの違うショットを組み合わせて相手を左右だけじゃなく、前後にも、また角度的にも横の角度、縦の角度にして打点を絞らせない努力をしているかのようです。

3回戦で魅せた、対ベルディヒ戦はこれまでの私のイメージを覆す大金星でした。

錦織もデルレイビーチでJ・ブレークを破って優勝し、同じ年の全米3回戦で当時4位のフェレールにフルセット勝ちを収めて一気に躍進の波に乗りました。彼は自分から打って出る、早い展開の攻撃型で、始めてみた時から魅力的なテニスで、毎回試合を追うようになっていました。そして今週の結果で、また自らが世界4位になります。本人はそれ以上を望んでいるんでしょうねー。10年前にプロデビューした時には、そんなことになるなんて夢にも思っていなかったですが。。。

 

西岡選手もカルロビッチ・ベルディヒと普通だったら「そんな勝てるわけないじゃん」って思ってしまうような選手を次々と撃破し、ワウリンカ相手にも一歩も引けを取らない見事なテニスでファイナルセットタイブレークまで持ち込みました。

ファイナルセットはなんなら5-4リード、6-5リードでサービングフォーザマッチだったんですが、そこを逃しました。

本人のコメントでは、「前に出る力がもうなかった」と連戦の疲れを感じていたことを明かしていましたが、常に先にブレイクしてプレッシャーをかけ続けていました。

ベルディヒには、ファーストを取られて、セカンドも2-5とあっさり負けそうなスコアからの大逆転でしたが、「自分のループボールにイライラしているのがわかった」と西岡本人の談もあるように、ラリーで迷い、ミスを重ねてラケットをたたき折るベルディヒ。

丹念に拾って、相手のストロングポイントを根こそぎ揺らがせるようなタフネス。シビれます。しかもマッチポイントはセンターにサービスエース!

打っても決まらない、打った後に次の攻撃ができない、というトップ選手すらイライラするような頑張り。

ワウリンカ戦でも、後ろに下がってバックフェンスに隠れてしまうくらいのポジションで、スマッシュみたいなフォアやバック、みたいなじゃなくてマジのグランドスマッシュまでも止めて、逆襲してポイントする、32ショットのラリーは圧巻でした。

いやー、つづくんですかねー?快進撃。

これからまたクレーシーズンですから、プレースタイルは生きてくると思います。

だけど真骨頂は、実はハードコートなんじゃないかと思っています。ウインブルドン後にまた、錦織だけじゃなくて西岡にも、またダニエルにも期待したいと思いますねー


カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:07 | コメントをどうぞ