ショッキングな事件、のことを書こうとしている訳じゃありません。
良いタイミングで来た球を、打ち込もうと思ったら身体がうまくいうことを聞かず、イメージは良かったくせにミスヒットしてしまった時のようなことです。
先日このブログで書いた、「打点に足で入る」がうまくできていないと陥りやすいミスなのかもしれませんね。
普段のラリーや練習でストロークを打つときには、横に動いてボールを処理するというイメージを持ちやすいものです。
そこで、「スペインドリル」というサイドステップを使って前後左右に動く、と紹介された練習を知った時に、「これは大事な要素を持ってる練習だな」と痛切に感じたのを覚えています。以前にウイルソンから発売されていた教材ビデオの「ダブル・リズム」と記憶が被っているかもしれません。
ショットの要素…コントロールの要素には、5つある、ということはこのブログでも何度も書いたことですが、威力・左右・高低・深さ・回転はコントロールされるものです。
それを、ボールを見極める要素にも使えばいいってことです。相手はそのショットをどのように打ったのか?
そうすると、右に行くのか左に反応するのか、後ろへ下がるのか、前に出るようにして対応するのか、ということもわかります。
だから、左右に(横に)反応してボールをとる、というイメージだけではどうしても打ちづらいショットがあちこちに来るように感じてしまうはず。
普段は横に走ってショットを打つから、自然に横向きに走っていて、スイングの為のターンは知らないうちになされている訳ですが、自然にできているがために意識されていないことが多い。
だから、チャンスボールを追ってコートの中に、前向きに走った時に自分の姿勢がうまくできていなかったり、前向きに走っているのにいつも通りの位置にラケットを引こうとして身体が開いた状態になっていたりします。
それで、いつも通りのタイミングで身体を使うと、身体だけが先行して腕が遅れてしまう、という事態に発展します。
それが、手と足がバラバラになったような感じのミスショットを生んでしまうということですね。
軸足の上で、腕が前に出ていてインパクトの形になる。当たったラケットを腕が支えて、腕を肩が支えて、肩は腰とつながっていて、軸足から生まれる回転が反映されるパワーの伝達になります。
軸足を中心に体の動きが意識されているというか、形の約束を持てるようになれば、勝手にバラバラにはなったりしないと思いますが。。。