日別アーカイブ: 2017年11月30日

正解は一つじゃないんだ、やっぱり

打点についてこだわるここ数年の研究だったわけですが、自分のやりやすい方法もあるんだけど、あこがれる打ち方ってあるじゃないですか。

で、身体の使い方の違いとか、だいぶ分解できるようになって、自分でもモノマネのような感じだったら出来ることもあるんです。

そうすると、やっぱり球種が違う。

同じトップスピンでも、弾道もバウンド後の動きも違う。

それがどの部分の効果で、物理的にどういう理由なのか、なんとなくわかるようなこともあるんですけど、スイングが始まるところから終わるところまでけっこう一瞬なので、雰囲気だけ、っていう部分も多分にあります。

たぶん、私は自分ではフォアハンドストロークはストレートアーム型で合わせやすいボールが多いんですが、昔に比べればはるかに威力のあるショットが打てるようになったと思っているんです。しかし、ベンドアーム型でもストライクゾーンが狭くなる感じがするものの、やってみるとできるし、スピンも威力も一段上がります。ただ、ラリーでけっこう当たり損ねをするんです。打点へのアクセスがうまくいかない。

感覚的にすこし、ボールをピンポイントでとらえなきゃいけないような感じになって、相手のショットが良いと、どうしてもそれを続けられなくなります。

ボレーにしてもそう。

繋ぎの感覚でボレーに立っていれば、かなり速い球でも、どうにか合わせて狙った方へ返球し続けられるようになったのですが、ポーチに出るような動きの時に、相手のリターンが鋭いと決められる気がしません。

はっきりとブロックの形を先に作っておいて手首にゆとりを強めに持たせていくような感じにすると、フォアなら何となくいけそうな気がすることもありますが、バックでは形とタイミングが良くてもしっかり面でとらえることがむつかしく感じます。

だけど、そういうのにタイミングを合わせやすい形(速い球とか、ハイテンポに攻め続けるようなラリー)であることはなんとなくイメージ出来て、まだ自分のものになっていないだけのような気もするんです。

 

こういうの、「上達の兆し」かな、と思い続ける人生であったわけなんですが、もう32年やっていていまだにあるわけですね。

世の中にはいくらでもうまい人がいるし、ある技術に特化した人もいればオールラウンドな人もいます。

見ているだけでも勉強になるんですが、やっぱりそこは貪欲に自分でも出来る様になりたい。

自分のアベレージを上げられることが、テニスをやる人生を選択したうえで、一つの重要な項目でもあるんです。私はオールラウンダー狙いなんです。

教える都合の事もあって、なにかの「正解」を探したいんですが、一つの技術には目的があってその「最適」はあるかもしれませんが、正解って一つだけじゃないですね。

 

そうなんじゃないかと思っていましたけど、やっぱりどう考えてもそうなんです。

 

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 13:47 | コメントをどうぞ