なんだかワクワクしていた、待ちに待った全米が始まりました。
今朝、錦織の初戦がありましたね!6-2・6-2・6-3でしたが、セカンドセットまでしか見ていられませんでした。
ファーストの確率が高いとは言えませんでしたがサーブの使い方が効果的でポイント獲得率が高く、それよりも自信に満ちたパフォーマンスでブレイクされるような気がしない試合だったと思います。
相手のマーテラーはドイツの23才ですが、今年のフレンチでシャポバロフを破って勝ち上がり、ベスト16でナダルと激しい試合をしたことから、今年躍進を果たした選手として認知され始めた選手でした。左利きでビッグサーブを持っていますし、油断ならない相手なんじゃないかなと思っていましたが、いきなり第一セットのファーストゲームで強烈な錦織のリターンや展開の速さに驚いている?うちに0-4になりプレッシャーは半端なかったと思います。
さてさて、とはいえこれまでのビッグネームもまだ元気で、ディミトロフは復活途上のワウリンカに負けたりなどのシードダウン、ハレプは去年のシャラポワに苦杯をなめさせられたのに続き今年も初戦敗退など、若干のシードダウンがありましたが、上位シードはそれなりに初戦をこなしてきています。
そんななか、やはり世代交代の波は勢いをましてきているんだなぁと思わざるを得ませんね。
西岡はフェデラーに、杉田はガスケにそれぞれ破れましたが、ダニエル太郎はオーストラリアのデミナーに完敗でした。デミナーは去年の暮れくらいから名前を聞くようになっていて、よく走ってテンポのいいテニスを展開しており、精神的にもタフで簡単にあきらめないファイターでもあります。
若い奴が出てきたなぁー、と記事を読んだ後の、デミナーの2回戦はアメリカのティアフォーとだとか。黒人で背が高くてどこかキリオスに重ねてみちゃうことがあるティアフォーですが、プレーの間にかわいげのあるリアクションなんかがあって、大きな勝ちは期待ほどないような感じではありますが、それは期待が大きい選手という意味かなぁなんて感じてしまう若い世代のひとです。
30歳オーバーの復活劇を演じている選手たちも、実力を発揮し始めているし、20代前半や10代の選手、初日には19歳のシャポバロフ対17歳のアリアシムの試合という、カナダの若手同士の試合もありました。
シャポバロフの2セット先取のあと、第3セット途中、4-1でシャラポワがリードしているところで熱中症?だかで棄権してしまいましたが、このアリアシムという選手は全米の前哨戦の期間に初めて名前を聞いた選手です。カナダにもまだこうして次期スター候補が出てくるんですね。スケールの大きいテニスを感じさせる選手でした。
試合はショットで見るよりもプレッシャーのかかる場面や、ラリーカーの駆け引きなどを見るようになって、それがすごくスリリングで面白いと思っているんですが、「すっげえなぁ、強いぞこの選手!」って思っていた選手でも錦織と対戦するとするっと錦織が勝っちゃったりするんですよね。
トッププレーヤーの底力ってどれくらいなのか、やっぱり図りきれないもんだなぁと思います。
そうそう、錦織のサービスゲームでバモスわたなべさんが3回もカメラに抜かれて笑っちゃいました!