カテゴリー別アーカイブ: グッズオタク

道具へのこだわりのある人、すっごい多いと思うんですよね!ワタシ自身もそのひとり。むかしの名品から、最新の話題にのぼるものまで!

ダイアデム エレベート追記

すっかりお気に入りになってしまった私のダイアデム エレベート98も、試作品の試打から約2か月になろうとしています。買ったのいつだったっけ・・・それももう1か月以上になるかな

このラケットのいいところは、何しろコントロールのいいところ。それにつきます。

後発メーカーだけあって、売れそうなラケットのモールドを採用しているっていうのも親しみやすい。エレベートはウイルソンのプロスタッフみたいな感じで、もう一種類の「ノヴァ」はピュアドライブ。重さを選べるようにはなっているのですが、単なる模倣商品ということではなく、そういうモールドのラケットだったら使ってみたいかな、と思わせるカラーリングと、そして実際に使ってみて納得できるタッチの良さがあります。

2020年3月発売以降で、日本で1000本以上を売り上げているといいますから、私は遅い方だったなと思いますし、同じように感じて使っているプレーヤーがそれだけいるってことなんでしょう。

ブラックコスメの試作品から、やっと製品版を購入して手に入れてすぐ、ガットを同じもので張って、朝のスクールでレッスンが始まる前に試し斬りしました。

カゴからボールをとって、何気なくネット前からスピンのタッチで何球かスパン、スパンと10球くらい打ってみたんです。たぶん最初の2球目くらいがシングルスラインとベースラインの角にうまく落ちて、私がそこをなんとなく見て目標にしたとは思いますが、レッスンの球出しのようなリズムで、地面に弾ませて同じテンポでスイングを変える意識もなく、惰性で打ったボールが、ほぼすべて同じ場所にいく。

理屈で考えれば、打点が同じ、スイングが同じで面を変えていなければ全部揃うのでいいはずなんですが、自分では変えてないけど打球がそろわないってことのほうが多い。だからびっくりしました。自分が変えなければ、打球は変わらない。最初のインプレッションで私自身がそう感じてしまったのも大きかったと思います。

 

それと、ストリングパターンが粗めの16×20。横糸が一本多い感じがするのも気になりません。むしろこれが面の安定につながっているのかも。

スイング中に面がよじれる感じがしない=打球時にボールの衝突によるしなりではなくて、スイング中にフレームがよれる感じって、あるじゃないですか。それがなくて手のひらにスイっとついてくる。バランスをちゃんといじったっていうのもあると思いますが、メーカーさんの言うところの「フレームの中に『壁』をつくっている」の『壁』が役に立っているのではないかと思います。

 

その打ち味はプロストック品のようなしなやかさとダイレクト感のある打球フィールを両立したもの。

何度かバランスをいじっては失敗して戻しているんですが、あまりトップライトにするとすごく打球感が硬くなり、ボールが行かない感じになります。ノーマルのセッティングできっといいように作られているんでしょうが、私は何しろグリップエンドを太くする加工をするのでそこにどうしても加重してしまうことになります。

なのでフェースの内部にもレッドテープを貼ってヘッドが軽く感じすぎないように少し荷重します。エンドとトップだけのバランスになると、スイングの加速にうまくヘッドがついてこない感じがするのを私が嫌いなので、ボトムの部分にも少し調整を入れます。

そんなこんなでこの元旦に今のところ最後の調整を入れたのですが、昨日(新年2日)に初打ちができまして、そこでやはりちょうどいいところにハマると打球感が柔らかくなってスピンの手ごたえとボレーのタッチに信用性が上がります。

このラケットは前にも書きましたが、トップスピンもスライスもかけやすくて偏ったところがない。そういうラケットもなかなかない。最近はポリエステルのストリングスを使うこともあって、昔得意だったスライスがネットを越さない(すれすれを狙いすぎるのもある)、ということが多かったのですが、エレベートはポリを張っているにもかかわらず昔のようなフィーリングで振っていってもいい軌道でボールが打てる。ということはボレーもいい。

 

試作品のほうが軽くて、よく調べたらフレームの構成はすこしこの作から変更があったようなんですが、それによって若干フレームがしっかりして、フィールは残してくれている感じ。というのはフレームのしなりは試作品のほうが強く感じるんですが、ストリングパターンは同じせいか、当たり負けはしない。ただしボールのスピードを上げてくれるようなパワーアシストは感じにくく、スイングの長さが足りないと失速しそうな感じでもありました。この辺はフレームの厚さもあるんでしょうかね。。

フレームの厚さとモールドの話ですが、すごくプロスタッフっぽいとは思うんですけど、私はなぜか現行のプロスタッフに触手が動かなかったんです。もともとウイルソンのモールドがとても美しく見えて、高校時代からファンになり、職業コーチになってからもだいぶ長いこと使わせていただいたウイルソンなんですが、使えばいいラケットな感じがするんでしょうが、どうしてもそのほかのラケットに魅力を感じてしまって自分の愛器としては選ばなくなっていました。

フレーム厚はエレベートで21.5㎜の均一ですが、これってプロスタッフとおなじ?だけどバランスなのかカラーリングなのか、プロスタッフのほうが厚みを重みのように感じてしまって、スイングの中にボールが入ってきてくれる感じが「好きじゃない」感じに受け取ってしまうんですね。わかってもらえないかもしれませんが(笑)。

ちなみに、1か月くらいの使用で(といってもこの12月は休みの日が2日だけで、週に27~32レッスンをこなしたわけなんですが)エメラルドグリーンのような「ティール」というブルー。仕上げはマットだったんですがすでにツヤツヤになってます。ハンド仕上げのグロス仕様、みたいな感じになりました。これはこれで好きだけど(笑)

元旦にバランスを調整してこれも気に入ったので、やっぱりもう一本欲しいと思う今日この頃でした。

カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:49 | コメントをどうぞ

DIADEM elevate 98 お試し中

このブログ、とても久しぶりに投稿します。

ここまでの間、愛用ラケットはだいぶ変遷を繰り返しておりまして、

Dunlop CX200

HEAD  Speed MP

Wilson  Pro Staff 97(借りもん)

YONEX  V core pro 97(もらいもん)

ときていて、いまはヨネックスのVコアプロ97で定着気味ながら、借りパク状態のヘッドのグラヴィティツアーとか、Vコア100とか、けっこういろんなラケットが私にも使えてる。

そうそう、私、これって決めたラケットがあるときはそのほかのラケットは結構ダメな人だったんですが、いま生涯で一番、「あれもいい、これもいい」ってラケット使えている時期かも。

 

そんな折、縁あってはじめて「DIADEM」(ダイアデム)という新しいブランドのラケットをお借りすることになりました。モデルは「エレベート」

diadem-elevate98-review-impression-1024x1024

発信元は我が師匠。なので、お借りした実機はブラックコスメのもの(試作段階のラケット?)でした。エンドキャップだけがシンボルカラーのエメラルドグリーンになっていますが、カラーリングをしていないのでスペック表記もなく、これが「エレベート」なのか「エレベートツアー」なのかがちゃんとわかりません。

まあ調べたら、重さが10g違うだけなので、スケールに乗せて測ってみればわかりそうなんですが、まだやってません。なにしろ使ってみての感想が先。

 

私ってば書き始めると長くなるたちなので、まとめた感想を一気に書こうと思います。

 

まず、回転がかなりかけやすい。それと、スライスかドライブかのどっちかが得意なフレームではなく、どちらもうまくかかります。これって実は貴重かも。

スピードはあまり出ないみたい。だから、こっちではスピンがよくかかるなぁとおもってみていても、その伸びみたいなのがあまり出ていないような感じです。あーでもスライスはちゃんとかかるとすごく滑ってる感あったな…

んでもってボレーは初めて打ってすぐにスパッと切れのいいボレーは打てませんでした。浮いたボールをしっかり構えて切りにいけばコントロールしたかった方向へかなり正確にしっかり打てましたが、Vコアプロ97のタッチよりかはボールが死ぬ感じ。

サーブは結構よかったです。コントロールが良くて、スピンもよいので、スピードはスイング通りで向こうで跳ね方がいい感じに見えます。実際にスクールのコートで打つと、ほとんどのバウンドがワンバウンドでフェンスまで届くので、バウンドが伸びてない、ってこともサーブに関してはなかった。

全体的な印象は、「コントロールがとてもいいラケット」でした!けっこう好きです。それも上位。ストロークの伸びは、私のスイングスキルだと、Vコアプロ並みにしなって乗る感じがスイングに合いすぎると飛球の弾道がややばらつきます。

使い始めたらダイアデムで一日過ごせちゃうので、相当お気に入りなのかもしれません。

こんな感想をまとめて・・・ということは面の安定性はすごく高いってことなんだと思います。メーカーさんの機能紹介のところにも、フレームによじれ方向に対抗する「壁」をフレーム内にいれてある、といううたい文句がありました(よくわからなかったんですが、メーカーさんのHPで断面図をみるとなんとなくわかります)ので、その辺がこういった感想になっている要因な感じを受けました。

全体に、しなって乗る、という感じよりももうちょっと叩くようなスイングができた方が合うのかもしれません。私はやらないけど。

アメリカ人のプロが参画して作っているらしいので、ツアーを回るプロや、そのヒッティングトレーナーをする人たちが安心して使えるラケット、というコンセプトを持っているようなので、それもそう考えたら使ってみて納得。

春ころからお目見えした新興メーカーさんなので、開発エピソードみたいなものもいくつか目にしてきましたから、余計にそういった背景と現物がマッチしてくるような感じがします。

使ってみてから2日間で調べたことなので、先入観なしで使用した感想の部分を書いていたのですが、こんな風にこのラケットを仕上げたい、という作り手側の意図をこれだけ再現できているのってすごいなと思います。

 

軽くて扱いやすいようなラケットではないのですが、バランスがイーブンなのでとても自分用にチューニングするときにも楽だったし遠慮もいらないかんじでした(笑)

現在、廃版となってしまった「サベージ127」(ルキシロン)を40ポンドで張っています。これもスピン量が多いのには役立っていますが、叩くようなスイングがあっているとすれば、もうちょっとかために張ったほうが良さそうなのかもしれませんね!

カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 20:39 | コメントをどうぞ

気になっていたラケットたちが集まってきて・・・

前回書いた、V core pro 97を譲ってもらって、気に入って使っています、という現状なんですが…

相変わらずいい感じに使えていて、重さの感じというか、振り抜きのシャープさというか、打球した時の感触とか、いつも「ちょっと重いよね」と思いながらちょうどいいっていう、これまでなかったボールをうまく叩けている感じがすごくいい。

なんならしばらくこのラケットとお付き合いしていこうと思っています。

そんな折。

他のラケットとのご縁が。。。

それは・・・

HEAD Gravity tour

YONEX V core 100

の2本。これらもご縁があって?譲ってもらいました。

グラビティのほうは、MPでもPROでもなくて、tourなんですよね。MPだったら使えるかも…って思っていたのですが、やはりツアーは重い。もしかしたらトップヘビーっぽい個体なのかもしれませんが、ノーマルだとすごくヘッドが重いんです。それに加えてストリングパターンが18×20っていう、トラウマじゃないけどずいぶん若いころからそのパターンは自分には合わないっていうか使いこなせないっていうのがあって、高めのハードルの個体です。

Vコアのほうは、「プロ」のフレームの薄さがお気に入りだったことと、こっちの「本家?」のほうはボックス形状からスタートしていてこのところ徐々にラウンドっぽくなってきているのがマイナス方面に気になっていたんですよね。ただやっぱり、Vコアは初代から扱いやすいラケットで打球感もよく、コントロールのしやすいラケットだとは思っていました。ただあまりヨネックスに自分が志向しなかったのと、新しいモデルが次々出てきてそれぞれ特色が少しずつ違うのも悩みどころでした。

さて、インプレですが、グラビティのほうから。

出たばかりのころに、試打用がスクールのほうにきまして、その時には自分の期待していたよりは「硬い」っていう印象で、それっきりになっていました。

試打したときは期待していたんです。というのは、形状がトップスピンかけやすそうな円型のフェイスだったから。

持ってみたら期待通り、「長く感じない」ラケットで、トップライトのラケットが好きな私にとっては、それがけっこう「いい感じ」に見えちゃう要素だったりします。

もう発売当初のころなので時間が経っちゃっているから記憶も薄いんですが、MPを選んで打ったはず。ツアーはストリングパターンが18×20っていうことから持ってみただけで打つことはなく、プロは持ったときに「重いかな」って選ばなかったと思います。

正直、Speedが厚くなってきて飛ぶラケットになってきた代替案だと自分では思っていたので、薄いラケットのほうが好みの私としては興味はありました。フレームの重みでボールをたたけるラケットだと思っていたのは現物もその通りで、中身のしっかり詰まった感じは我々の年代の中にも好みっていう人が多いだろうと思います。

今回私の手元にやってきた「ツアー」ちゃんは、トップのほうが重くて、たぶんピックアップウェートに関してはカタログ通りの305gよりはかなり重く感じるはず。

なので今はレザーに元グリップを変えて、その重さの分でバランスを整えてありますが、おかげで張り上げ上体の総重量は340gあります。重いでしょ?

ただし、振ると振れます。V core pro 97も総重量は333gになってますから、バランスが似ていれば大した差じゃない。けどやっぱり重い。球出しとかこのラケットでしようとは思わないですよね。

それで、打った感触はすごくいい。当初少しだけ試打したときの硬くて「ゴイン!」と手に響くと思われていた衝撃はなく、芯を食えば面に貼りつくようなボールの感覚。やはり目が細かいので思ったようにスピンがかからないんですが、決め球を打つ時のように鋭く短いショットを打つといい感じにかかります。やっぱりコレいいラケットだわ!

もしかしたら、ストリングのゲージを細いのに変えて(現在はソリンコのツアーバイト?が張られている)、ちょっと柔らかめの糸に変えられれば、今よりもっと気に入るかも。

なにしろ振り抜きがよくて、フェースも100なんですが、それよりも広く感じて、例えばボレーするときなんかにむつかしさを感じません。

 

それとVコア100のほうですが、これも発売当初に打ってみて、Speedと同じで「ずいぶん飛ぶラケットになっちゃったな」という感想でした。

しかし、CXから何かほかのラケットにしようかな、と思ってV core pro 97が気になりだして借り始めてから、同時になぜかガットの切れた試打用が「使ってみたい」ってすごく気になりだしたんです。

ちなみにV core pro 97は、V core pro 100と同じように使えなくて、打つとポイントが違うんですよね。100のほうがスイートエリアが下のほうにあるような気がする。

でVコア本家のほうは、98があるじゃないですか。なぜかこっちは100が気になって98はちょっとな…って感じだったんです。根拠があるわけじゃなく、直感で(笑)。

Ⅴコア本家のほうって、その特徴は「素直なコントロール」だと思っています。それが初代から数えて幾つめになったかは知りませんが、そこに戻ってきたように思います。「パワーアシスト」という特徴をすこし強めに出すようになった感じが現行モデルかな。

バランスなどはよいので、そんなにいじらずに行けるのも気になっていた理由かもしれません。厚みがあったので避けていましたが、急に気になりだしたんですね。

これはガットの種類とテンションをうまく選べば。。。という気になっています。

まだ試していないんですけど、とりあえずゆうべガットは張り替えました。

面のブレがないので、信用できるところはしっかりあります。振ってみてちょっと気になるのは、V core pro 97のように素直にヘッドが回ってこないこと。あとでバランスを調整して改善されるかどうか見てみようと思います。

ここいら辺のスペックのラケットは、たいがい「永木バランス」に持っていくことができるモデル。

これまで使ってきたラケットとか、どうすっかなぁ。。。

ここまでくると、もうCXには戻れないかもなぁ。。。

カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:28 | コメントをどうぞ

突然、V core pro 97

突然ですが、ラケット変えました。

前から気になっていたラケットはいくつかあって、その中でも「ものすごーく気になっていた」ラケットは2機種。

YONEX  Vcore pro97

HEAD Extreme

のふたつ。私、ラケットを選ぶときってものすごく時間かかる。なんでかっていうとお金がない(笑)。

フリーのコーチになってからは、メーカーさんとの用具契約って、していません。用具契約って、そのメーカーさんの用具を売る広告塔の役割をはたす、ということで用具を貸与されるってことなんですが、フリーになってからはその役割としての貢献度に自信が持てないこともあってチャンスはいただけることもあるんですが断ってます。

これによってのメリットって、私自身が使いたいと思った用具を使えるってことなんですよね。それはすごく気持ちが楽。

ちなみに用具への知識についてはスクールのおかげでいつも仕入れられるようになっているし、まあこのブログ読んでくださっている人ならわかると思いますが明るいオタクなので、これまでの経験も活かしてなるべく全部のメーカーさんの用具については知りたいと思ってます。

さて、そんなラケットを変えようって話に戻りますが、

愛用していたダンロップのCX-200は、一度ヘッドのSpeedに変えて戻してからは好調で、調子が良かった時に自分が何をやっていたか思い出せるようになってきて、しばらく忘れていたフォアハンドの感覚が戻ってきました。

だけど、先代スリクソンのCX-2.0で得られていたフレームの存在感みたいなものが、200になってからは、本当は私が求めていたはずの柔らかさ?フェースのホールド感みたいなものが強すぎて、手ごたえが弱いように思い始めていたのも自分で分かるようになっちゃったんです。

ここ10年くらいで私のストロークはずいぶん変わったんだと思います。バックハンドはトップスピンで打てる打点の範囲が限られていましたが、今は頭よりも高いのも大丈夫だし、フォアハンドも相手の強打は何とかブロックだったものがカウンターで返せるようになってきました。

この辺の感覚の変化で得られたものは今後もYouTubeのネタになると思います。

さて、気になっていた2機種。珍しくラケットそのものが似ていない。

だけどスペック的には300gあってフレームにしっかり感というか、面の存在感が明瞭にあって、ドライブがかけやすい。だから、見た目は全然違うんですが、どちらも私の欲しかった感触を持っていました。

両方ともすでに発売からは時間がたっている機種でもありますし、スクールのほうでも試打用がやってきていたので、去年のうちに個人的なインプレは終わっていたんです。

それで、なんでヨネックスになったか?ってことなんですが、エクストリームのほうにどうやらご縁がなかった感じっていうことが第一かな(笑)。もう一度打ってみたい、って思ってから全然その機会に恵まれず、常設機としていつでも触れられたヨネックスのほうとどんどん仲良くなっていっちゃった、っていうのが決定打になっています。

V core pro 97のほうでネックになっていたのが、重さです。310gあって、試打用のものはなんかトップのほうが重いような感じだったんです。

んで私がトップヘビー苦手、っていう。しかし、実際に重さを量ったら、私のCX200、338gあったんです。で件の試打用は334g。重くないじゃん。バランスの違いだってことなんですね。

トップライトを極端に好む私のテニスは、スライスばっかり打っていた時代からずっと個人的な嗜好としてあるものなんですが、トップスピンを打つようになって、それと若い上手い子たちとラリーを続けられるようになって、ヘッドが走る感覚のためにトップ側にアクセントを置けるようになってきたのも私の変化した部分かも。

だから、ヘッドのグラフェンっていう機構、すごく好きなんですよね。トップ側もエンド側も荷重している感じがする。ヘッドのラケットって、こうなってからはエンドキャップの外せる部分だけで7gある。センサーつける用にってことと合わせてなんでしょうが、最近の私が提唱している、野球のバットのように振れるラケットなら、重くていい、っていうことの基になっているのが、エンドの部分の存在感としての重さ。

だけどExtremeさんには今回縁がなかったので、ヨネックスをしっかり打ち込んでみることにしました。幸いっていうかなんて言うか、今スクールでは試打用をお客さんに出せない状況(積極的には)ということもあるので、ちゃんと戻すことを約束したうえで、しばらく使わせてもらうことに。(強引に)

いちどはレザーを巻いて、重量も10gくらい重くなっちゃったんですが、知り合いにショップに勤めていた時に使っていたものを辞めることにしたので?現行モデルであるこのラケットをくれる、ってことになったんですね。ほら、縁がある。

で、その子からV core pro 97を受け取ると、こっちはちょっと私の好みのバランス。ただしグリップサイズが3でした。

その晩のうちに板きれにサンドペーパーをつけて、8面をそれぞれ0.5㎜ずつ削るとグリップ2に(笑)!

エンドキャップだけは3のままなんですが、これがまた好み(笑)。

削り作業は、夜中の12時過ぎに独り部屋でノギスを片手に慎重に行いました(笑)

で、レザーはもとのシンセティックに戻し、小指が引っかかるようにエンドキャップに皮を当てて、完璧。

このフレームの存在感、すごくいいです。ちょっとCXには悪いけど戻らないかも。

重くてかたい、っていう感じが、このV core pro 97の先代に比べると少ししっとり感が出ていて、現行のグリーンのものでないとないフィールがあります。

先代はストリング面のしなりを強引にフレームの硬さが受け止め切れていないような感じで、手に「ゴイン!」ってくる硬質な感じ。私の場合はこれを何レッスン分の時間も続けていると腕が重くなってくるので、嫌いじゃないけど扱いきれない、っていうラケットでした。

現行のフレームはちゃんとフェースのどこにボールがいるか、かなり明瞭に、それもストリングの糸を感じるレベルで分かるようになっていて、これがすごく気持ちいい。

CXの残念なところは、フェースの中央のストリングパターンがその前の代の時よりもやや密になっていて、糸に引っ掛けてスピンをかける的な「くわえこみ感」みたいのがちょっと軽くなった感じだったんです。それでなんとなくトップ部分が衝撃に負けるみたいな感じがあって、もうちょっとフレーム厚があるとか、そっち側にサポートのようなカーボンパーツがついているとかしたら病みつきだったかも(私の病みつきはたぶん5年くらい他のラケット持てない、とかっていうかんじになる)。

ていうか、CX200はすごくよくできたラケットで、お客さんとかでラケットがうまく振れてないとか、スイングのアクセントに合わないラケット使ってるな、って思う人には私のCXを一度打たせます。バランスとフィーリングをあわせてあるので、腕力があるタイプの人でなければほとんどの人が一回のスイングで「は?」って顔になり、2度目のスイングで「うわっ」って言ってボールが変わります。天才のチューニングって呼んでますけど、自分の好みって受け入れられるんだなって最近は自信もついてきた(笑)。

ただちょっと、不遇の時代にやってきたって感じなんですよね。時代って言っても私のテニス歴の中の「時代」ですが。

発売と同時に購入、って私的には20年ぶりくらいの快挙。そのくらい気に入ったラケットでしたが、そのころサーブの調子が上がってきて、いいなと思ったら肩の腱をいよいよ切っちゃったらしく、腕が上がりにくい生活に。サーブは打ちたくないショットになり、コーチ仲間とのダブルスとかに参加しなくなり、そのうちにフォアハンドもおかしくなってきました。

スピードにラケットを変え、やはりちょっと飛んでいっちゃう感じなのを「楽だから」ってごまかしていたけどフォアの調子は戻らず、自分でもう一度見直して、2ヶ月くらいかけて戻しました。そのころに目をつけていたのが2機種のラケットだったってことなんです。

ってCXを擁護しますがね・・・もう戻れないかもなぁー

 

しばらくはYouTubeのほうでもヨネックスを使っていると思いますので、よろしくお願いいたします!

カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:33 | コメントをどうぞ

なんだかラケットが重たい

ここ2週間くらい、私のフォアハンドストロークが不調。

調子の良い時は、黙ってボールに手を伸ばすような感じでいるだけで、自然と打てていたような記憶すらある、私のフォアハンド。どこへ行っちゃったのでしょうか。

CX200にラケットを変えたのは12月。そのしっとりした打球感に惚れて、それまでのラケットも3本、全てをマッチアップさせるチューニングにも成功していて、それでも機種変更を決断するほど惚れたのですが、けっこう新しいラケットのセッティングに時間がかかりました。

それが。。。

 

ラケットが悪いわけじゃないんですよね。私が楽しみ過ぎた(爆)。

元が、グリップをシンセティックからレザーに交換、という事からスタートしているチューニングなのですが、今回、思い切ってそれをシンセに戻すという。。(笑)

そしたら、ラケットのスペックはほとんど素。(笑)

 

なんなら、ストリングスをどうしようかも計画に入っていました。いまはGOSENのG tour 3を 張っているのですが、一本には44ポンド、もう一本には38ポンド。

 

この時点でなんかおかしいんだろうな、ってことは気づいていてよかったはずなんです。

学生時代からのルーズテンショニスト(低いポンド数でつかう)だった私も、昨今はポリエステルのストリングを50ポンド前後まで上げられる男らしいテニスに変わりました。

それが今年から30ポンド台って。ようするに何かがあっていないってことなんでしょう。

 

おそらく、ストリングパターンが、センター付近でやや密になっているのが、今回のラケット機種変更でなにか気になっていたっちゃあ気になっていたんです。

フレームのフレックスが柔らかくなっている事と、そこも関連があったのかも。

ボールにあたるストリングス面の網目が密であると、ボールをすこし硬く感じる?というのは私個人の感想です。そこへ、以前のラケットよりも1割くらいしなるというか、ボールの衝撃を受け止めてくれるような柔らかいフレーム。RA値は以前のラケットが66で、今回のは確か62だったんじゃないかな

どっちも柔らかい、しなる数字です。中厚のラケットになると70台になります。

・・・ていうか、そういうのを気にし過ぎたのかな。。。

最初はショップさんの試打用を借りて打って一発で気に入ったフレームだったわけで。

重いままの時は、44ポンドでもちょっと硬いな、っていう感想の時もあったくらいで、そういう時に38ポンドはブヨン、って感じながらも適当に負けずに飛んで行ってくれるので、それで良しとしていましたが、

 

ちょうどその12月くらいから肩の痛みが増してきていて、2月3月は整形外科で調べて貰ったりしていました。腱板断裂。という診断で、一部損傷というか、切れちゃっているらしいです。リハビリの仕方によっては痛みはあっても動かせるので、ふつうにプレーしちゃっていますが、痛いときは痛い。とくに、挙上するような動きのあるサーブとかはもう元気よくは打てません。

デモンストレーションくらいはできるので、手術、という選択もできないんですよね。すると復帰まで半年かかるって。そりゃあ無理。

 

 

そんなこんなで、グリップをシンセにもどしたら、10gくらいラケットが軽くなります。

それを一本だけ、昨日試してみたら、44ポンドはやっぱり柔らかい方なんだってことあを再認識できた。ということはセッティングとしてはまた46~50ポンドくらいで使えるようになるかもしれない、という期待も。

それって以前に使っていたラケットと同じような条件でガット張っていいってことなので、また以前の様に「呼吸するように自然な」スイングでも行けそう、という事なのかもしれません。

肩を使いたくないという所からの筋力低下のうわさもありますが、ええもう真実でも構いません。テニスが下手になって行くのは我慢ならん。

ま、まだ1日目なので、どうなるか分かりませんが。

しばらくこれでやってみます。

カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:28 | コメントをどうぞ

改造・改悪・改善

我が愛機・Dunlop CX200についての後日譚です。

ラケットは2本目を購入して、1本目に遅れる事約十日。同じ機種を買ってもバランスなどは微妙に違うのは当たり前のことだし、一本目は買ってすぐに元グリップをレザーにしたところからすでに調整を終えた状態で2本目の購入を決定しました。

その、バランスの違いが「微妙に」だったら許せたんですけど、これがまた極端に違う(笑)。

私のラケットの好みは、トップライト。だからボックスフレームの個体を選びやすいし、そういう市場にもなっているような感じでもあるしで打球感のよいラケットを見つけては自分の物にしています。マンティスの頃もそうだったし、ひょんなことから先代のRevo cx2.0を手にしたのも、そういうことがきっかけでした。

これがまた、ほんとにあるあるなんですけど、最初の一本目は私好みのトップライト。

んでグリップ側に荷重して、調整してフェース側にも微量のレッドテープを貼ります。それで、あとから来た個体が多少トップヘビー気味でも調整は出来るはず。というのが私の常套作戦でした。

それが、後から来た子がずいぶん重い。重いっていうのは「持った感じで重い」です。いわゆる「持ち重り」これってイコールトップが重いってこと。

想像の範囲内だったら、いつも通りグリップをレザーに変えるだけで重さが10~15gくらい重くなるので、トップライトバランスに変わります。一本目がすごくトップライトだったとしても、その作業後にさらにフェースに荷重することで自分用に調整するので、305gの個体ですが、張り上げると(ストリングスの重量が16gだとして)330g前後が私の狙いのピックアップウェート。325以上330以下?くらいに全体重量がいてくれるのがベストなんです。これはもう何年も色んな事やってきて出た結論みたいなもの。

若いころはプロスタッフミッド(セントビンセント)を使っていまして、こいつは張り上げで350gピッタリでした。バンパーのプラスチックをカットするとかしてヘッドを軽くしていました。

けど、今のラケットはフェースも98あるし、350gじゃもう重すぎて振れません。特に肩を痛めてからは重いラケットのサーブがすごくつらい。

そんなわけで、ベストウェートが決まったわけなんですが、今回のCX200は、2本目が重たくて、レザー巻いて調節したら341gになっちゃいました。これが後からやっぱり問題になった。

軽い方の一本目をそいつに合わせちゃったんですね。もうレッドテープの嵐。自分史上かつてないほどの量をフレームの各所にはって調整。

バランスは良くなるところで折り合いをつけたのですが、それでレッスンやら打ち合いやらをすると、ちょっと前腕が妙な疲労感に。

2週間くらいはお正月明けてから我慢…ていうか様子見?をしていましたが、アタマの中で何かがキレました。

わざわざ使いにくい(トップヘビー)の方に合わせるからこんなにオーバーウェートするんじゃん!

一本目の子がせっかくいい子に出来るのに、わざわざ重たい方に合わせたらこれって改造して悪くしてるんじゃん!

ということでキレまして、2本目の子はちょっとおいといて、ちゃんと狙い通りにセッティングに出来る、トップが軽い方の個体をちゃんと自分なりに作ってみようと思いました。

昨日のフェデラー対フリッツの試合をみながら、いちど鉛(レッドテープ)を全部はがします。元グリップの中にも仕込んであったので、丸裸にするような感じで(笑)。

 

 

じつは、お正月にガットも切って元グリップもはがして、フレームだけの状態にして両方の個体のデータを取ったんです。

そしたら、重量は1gだけの差で、バランスが4㎜ほどトップに寄っている事が分かりました。4㎜!!そりゃあすげえな。ガット張ったらまたそこに荷重されるわけですから、グリップ側に荷重したとしても調整することになるとしたら相当量になります。

なるほどねー。というのはその時に思ったことでしたが、チューニングについてはだいぶ出来るようになってきたので、意地でも2本合わせてやろうと燃えちゃったんですね。

けど今になってはそれが間違いだった。

自分のベストウェートが330g前後だって知っておきながら341gの方に近づけるんだから、腕に負担を強いることになるってことを、先に分かっていなければならなかった。

それで、軽い方の個体にレザーをまいて、「ガスケグリップ加工」(エンドを太くする)をして、そのまま振ってみました。レッドテープなしです。

重量は328g。うん。グリップもガスケグリップは自分で形をすこしいじれるようになってきたので、手のひらにすっぽり収まってくれるように調整しました。

先代2.0のころに、最後の頃は形がベストに調整できるようになって、それまでは強いボールの打ち合いをすると面がぶれたときの影響か親指が当たる部分のオーバーグリップがすぐに摩耗して破けてしまっていたのがなくせるようになっていたんです。そりゃあ打球感は最高でした。きちんと芯で打てる感じっていうか、腕とラケットの一体感たるや!

その2.0は欲しいという方に売れて手元になかったので、また自力で調整しながら頑張ってみました。

バランスといい、重すぎなくなったことといい、後はもう一度ストリンギングを見直して、この季節のボールに最適のテンションで張り上げられれば、もう言うことないと思います。

改悪して、改善に至った、というお話しでした。

カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:12 | コメントをどうぞ

さらにCX200チューニング顛末記

今月になって私の「相棒」となったDUNLOP CX200。素性はもともといい子ですが、2本そろえたりとか、細部にこだわった究極につかいやすいラケットにする目的もあってチューニングを施します。

一本目と、その1週間半後に届いた二本目。

一本目は、6日目にだいたいベストのセッティングが出た感じでした。

手のひらの中に重さがあって、ヘッドまでの長さがスムースにパワーを伝えてスイングが走って行くような感じになるところをつくりたい、という感じでイメージします。

たとえばトップ寄りにバランスがあり過ぎると、ヘッドだけ走っていっちゃって押さえが利かないとか、グリップ側に寄り過ぎるとフェースがどこを通っているのかわからなくなって真ん中にボールを当てにくいとか、そんな感じがちょっとでもあると「やりなおし」になります。

レッドテープをどこに入れるのか、という作業が主になるわけなので、貼ってはがして・・・を繰り返していくうちに納得のいくところがわかるようになる、みたいな感じです。

手で持った感じのスイングバランスの見方というか、目標を立てるイメージですが、今そのラケットのどこにアクセントのあるバランスをしているのか、という事がまずわかるように素の状態で軽くスイングしてみます。

イメージの話なのでラケットから離れますが、例えば一升瓶の中に水とか砂とかが「ある量で」入っているとします。

ビンが真っ黒で中身が見えないとしても、もって振ってみればなんとなくどの辺まで内容物があるのか、わかる感じがすると思います。

例えばそれが、中身が層になっていて、発泡スチロール・石、おがくず、砂という順番で入っていたとしたら、軽いところと重いところが振った感じで何となく何がどの辺にどのくらい、というのがわかる気がする、というようなものが、ラケットの中で感じられるかどうか、という事をみます。

 

一本目の個体は、グリップをレザーにして、エンドを高くするために幅を狭く切ったオーバーグリップを巻きつけた分だけ、元の状態よりもグリップ寄りに荷重が寄ります。

それだけでよくなっちゃうことも、一度試打して惚れたラケットならよくあるんですが、この子はどうも、スロートのあたりが軽くて、何となく振ったスイングにすこしだけヘッドが遅れるような感覚がありました。

そこでスロートにレッドテープで荷重。約2g?かもう少しくらい。

ヘッド部分にはもともとアクセントがあった・・・バンパーガードの重さがわかる程度・・・ので、ヘッドの重さに手首をしならせて遅れてこないくらいのイメージになったところで取りあえずのOKを出しました。

ストリングはG tour Ⅲ。42ポンドでした。以前のCX2.0にくらべてフェースセンターのパターンがやや密になっているせいか?回転がかかるところがトップ寄りになっているのと、真ん中だとややフラット気味に抜けていく感じがあります。このテンションは私にしては少しゆるめな感じで張り上げたのですが、もう3ポンドくらい硬くても良かったのかも?それは次回に試してみます。

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CX200 チューニング顛末記

もともとの素性のいい(私と相性のいい)ラケットと出会えたとしても、一本だけにならないように、チューニングを施します。

ひとつのよい個体を自分で納得のいく方法で仕上げておくと、どこをどういじれば自分の好みのラケットとして振り切れるようになるか、あるていど把握できるようになりますから、もう一本を手に入れた時にもカップリングをするときに目標点を定めて作ることができます。

そんなわけで、約2週間経って私のCX200 も2本目を手に入れることができました。お小遣い制なのでなかなか2本も新しいラケットをそろえるお金が…(笑)

商売道具なんですから、やっぱり1本てわけにもいかないですもんねー

さて最初の一本目になったCX200は、ややトップバランス?なのかも、という一応の自分の印象をアタマに入れて、グリップをレザーに変えて、これで約7gほど、元のシンセティックグリップよりもグリップ側の荷重が増えたことになります。

後でわかることなんですが、このレザーってのが厚みとか重さとか、けっこう商品によって違う。そういう知識は持っていましたが、どの銘柄がどんな感じ、とかそんなにわからないんです。昔はfairwayのレザーグリップこそ最高!とそこにこだわっていた時期もありますが、こないだ見たら4000円オーバー!いや無理無理!そんなの買えないって。。。

最近は、データを取らずに手で計ってもいけるくらいにセンサーが(自分の手のセンサー)仕事を覚えちゃった感があり、全体の重量が5gくらい違っていても、振った感じで「よし、同じ!」ってわかるとスイングウェイトがドンピシャか1くらいしか変わらないことが多いんです。私の場合、304~306kg/mという表示が出るくらいがいつも使えると感じる数値。今回は測定していません。

 

 

以前よりも私の好みは、若干トップのほうに重みを感じていたほうが良い傾向になるようになってきました。トップスピンを扱えるようになればなるほど、そういった傾向に好みが偏ってくるようになりました。

こだわりは、野球のバットのようにひゅっときれいにヘッドが回ることです。そのためにグリップエンドはかなり高くしてあって、手の中でうまくヘッドが回っていくのを感じることと、それが手のひらにきちんと密着した状態で芯をとらえれるようになることがラケットを自分のものにしていく過程で目指していることです。

 

一本目のほうは、昨日今日になってやっとセッティングに自信を持てるように仕上がってきました。ストロークの振りぬきやすさと、ボレーのようなショートスイングのときの安定感のでるところ、という求め方をすると、私の場合には本当に1ミリくらいの調整でバシッと決まったり外れたりします。

すごい右手がワガママになってるなぁと思います。

まえのCX2.0はその狭い許容範囲の中に3本のラケットを作ることができたので、かなり良かったわけですが、強いボールに対してボレーをするときに手のひらが、というか手のひらの中の骨が痛い。これはフレームを硬く感じているせい?か、衝撃を受け止めていい感じのボレーを打っていても手の骨が痛い。

CX200はそれが不思議と痛くない。これはフレームの素材感に感じますが、それもあるかも、とプラスして若干変更のあったストリングパターンのおかげのような気もします。

スロートの根本あたり(グリップ側)に3g程度の重りと、フェースに非対称になる感じですが1gずつフェースの位置や動きが分かるようにレッドテープを貼っています。

 

2本目のほうが、フレームそのものが重くて、ヘッドが重いのかもしれません。計測も比較もしていないでいきなりナチュラルとポリのハイブリッドでストリンギングをしてしまったために、ガットが重たいのかフレームのバランスがすごくずれているのかがわかりません。

 

元グリップをレザーに変えたのも、一本目はショップのオリジナルのノーブランド品で、何代か使いまわしているものを再利用したのに対して、2本目は「Gamma」のレザーを買って巻いたので、どこの個体差が出ているのかつかめないまま仕上がってしまいました。

おかげで前回のこのブログで書いたように重さだけで計ると9gも違う。

振った感じはそんなに変わらないように作ったとしても、この差はさすがにラケットの長さを考えると明確にわかってしまう。

なかに重りも少し入れているので、それらを外しつつ、ゆうべもう一度両者を使い比べながら調整しました。

重りを外したりしましたが、それでもガットの重さと、Gammaグリップがたぶん一本目のレザーよりも重たいのとの差があって、両者の打った時の感触は明確に違います。

 

時間が無くなっちゃったので、続きはまた帰ってきてから。

カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:49 | コメントをどうぞ

Dunlop CX200にラケットチェンジ

11月のことでした。

某所でレッスンのために訪れたコートで、友人が手にしていたのは、発売前の「Dunlop CX200」。私が使っていた、「Srixon revo CX2.0」からの後継機種。

ニュースになっていたのは知っていましたが、私の2.0はチューニングもうまくいき、カップリングされた3本のラケットはどれもセッティングを変えており、使い分け方もわかってきていた、お気に入りのラケットでした。どれを持っても同じように使えて、ストリングスやテンションを変えてあるので、とても良い環境でテニスできていたと思っていました。

 

「永木コーチ、貸してあげましょうか?10分くらいならいいですよ」という声がその時にかからなかったら、そんな決断をしていなかったでしょう。

12月7日、発売日とともに私の手元にCX200が。そして昨日、2本目が届きました。

相当、気に入っています。

2.0の操作性に、フレームフレックスがすこし柔らかくなったせいか?素材の良さを感じさせるしっとりした打球感。それでいて兌換の重さをしっかりと伝えてくれる適度な薄さとしなり。

そしてストリングパターンの小変更もあったらしいのですが、おなじ16×19ながら、センター付近がやや密で、しなり方の変わったのに合わせて?球離れがすこし早くなっている感じがします。グッととらえつつスパーンとはじき出すような、気持ちのいい射出感。それが手に残った感触がだるくなくて最適に感じます。

試打したほんの数球目から、私の右手がヨロコビにわなわなと震えていました。

そんなラケットとの出会いって、たぶん20年ぶりくらい。

かつてそんな体験をさせてくれた名機とは、

Wilson Pro Staff 7.1

という、シュテフィ・グラフが使っていた黒いウイルソン。日本で未発売だと聞いて、ミーハー精神で打たせてもらったら一発で感動してしまってすぐに買ってしまったラケットでした。

ついこないだまで家にあったのに、オタク会議以来どっかにいっちゃいましたね。。。どこいったんだろ。

2.0に比べて、いまのところは一週間とちょっとですが、スピンが思ったようにしかかからない。思っていなくても自然に収まってくれた2.0の感触には、もうちょっとで到達します。

2本目にはナチュラルとポリのハイブリッドにして、すこし冬場のボールにも対応できるようにタッチを変えてみようと思って、持ち帰ってすぐに家で張り上げました。まだ打っていないんですが、テンションも1本目のセッティングよりかは上げてあって、むしろこれでいいだろうと思って張ったんですがどうでしょうか。

 

ちなみに1本目は G tour Ⅲを42ポンド。硬く張ると固く感じそうなイメージがあったので、ちょっと逃げたつもりでのセッティングですが、まあ初めて使うので、もうちょっと様子を見てからまた考えて張り替えます。

ポリは自宅に在庫もあるので、まだ何とかなりますが、2本目につかったハイブリッドはそこそこ高価なもので、もし気に入っちゃったとしてもその通り使い続けるわけにもいかない懐事情が。。。

気に入っちゃったらそれはそれでボールの入ってくる感触とか糸が動く感触とかが伝わってきたようにイメージしながらどうやって在庫でコントロールするかがオタクの腕の見せ所。

 

 

 

さいごに「コレやっちまったなぁ・・・」とおもっていることも。

2本目でストリングスの種類も太さも変えてしまったので、バランスの調整がうまくいっていません。

重量を計ったら、一本目は328g、二本目は337g。。。ナチュラルが重たいことは想定済みでしたが、5g程度の差で収まると思っていました。

 

おそらく、リプレイスメントグリップを巻き替えたところで、使っているレザーの銘柄を合わせなかったことも原因だと思います。

フレームの個体差もやっぱりあると思いますが、重量をそろえるよりも使用感をそろえることにこだわりたいですが、9gはでかい。

どっちがどっちだか、持ってもわからないくらいにしたいんです。

ま、こういう期間も楽しくて仕方ないんですけどね!もう元のラケットに戻れなくなっちゃったし!

カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:59 | コメントをどうぞ

ガットを変えたらテンションも

4月に入って不調に陥った私のフォアハンドストローク。

いったいどこへ行っちまったのか?探していたら見つかりました。さっすが私(笑)。

しかしですね。調子悪い時ってボールの見え方も違いますよね。自分がちゃんとした準備が出来ていないのがものすごく分かるので、不安定なテイクバックをしている気がします(ネットの向こうの相手はそうは見えない)し、バウンドが変化するととても慌てます(が、それが見えてからはスイングは変えられない)。

自分の見つけた落ち着く位置と動きを思い出したら、調子はぐぅ~っと上向きになってきて、あとは脚をちゃんと動かして、懐を空けられるようになればほぼ戻った感じがすると思います。

飛んでくるボールの軌道に自分のラケットを先に合わせる基準も失っていたんだなぁって思います。思い出したらそこは一発でしたから。ラケットが合わせられてるってことはフットワークも簡単には合うようになっています。しかし、ボールの深い浅いなどに対応するにはやはりしっかりターンできていないといけないなぁってことが分かりますよね。

自分の中でいろいろ理解できるレベルまで戻ってきたので、まあいいんでしょう。

さて、春になって暖かくなるとボールも柔らかくなって良く飛んでいき、良く弾みます。なんならボールが少しデカくなった気すらします。温度上昇で中の気体の体積も増えるでしょうから、たぶんちょっとはそうなってると思います。

そこで、ストリングスを変えてみました。

といっても、目新しいものじゃなくて、使い慣れたものに戻しただけですが。

冬の間は、ラケットスタジオの師匠から仕入れさせてもらっているポリの1.18ミリという細めのゲージの糸を使っていました。
これは結構芯のある硬さを感じて、またストリング同士のスナップバックもちゃんとあるので、ゆるめに張って42ポンドとかで使っていました。

たぶん、暖かくなったからといって変えなくても大丈夫かもしれなかったんですが、この春になってからは

エッグパワー17

を約半年ぶりに使うようにしています。

さいしょ、まだ肌寒さを感じる3月の終わり位にナイロンガットを使って、それでタッチが変わるのでストロークが不調になってきたんです。まさかそんな、っていう思いもあったので3週間くらい粘って使っちゃったんです。
で、エッグパワーってポリにしては異常に伸びる、柔らかめの糸でして、もちろん知っていたから少し上げて45ポンドで張ったんです。

そしたらもう一本の1.18とはまータッチが違うこと違うこと。。。ボールがすごく上がっていくんです。メチャメチャスピンがよくかかるんですが、調子になると吹かす(笑)。

で前回は48ポンド、夕べになってもう一本を50ポンドで張り上げています。

やっとしっくりきた。

この季節に、冬の間使っていた1.18の方にしたら、やっぱり44ポンドくらいになると思います。

糸によって使い分けをしていかないとですね。。。

ナイロンは良く乗っかる感じになるので、いずれ腕が痛い時とかに戻すと思うんですが、相手が強いショットを打ってくるときにフラットかスライスでしか受け止められなくなるんで、ちょっと考えちゃいますね。。。

カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:23 | コメントをどうぞ