カテゴリー別アーカイブ: プロ選手オタク

好きな選手とか、興味のある若手が出てきたとか、注目しているテニス界のことを聞きかじりで。

もしも私がフェデラーで

子供のような発想かも知れませんが、夕べ行われた、錦織圭vs Roger Federerの一戦をまえに、どんな戦いになるか、ワクワクしながら、そんなことを考えずにいられなくなりました。

「もしも私がフェデラーだったら、錦織圭に対してどんな戦い方をするだろうか?」

試合の予想をしながら風呂に浸かっていたわけなんですが、フェデラーの武器となる戦術と、最近の戦い方、それを錦織圭のテニスに当てはめてどう使っていくことになるか?基本となる戦略を私なりに考えたとしたら、という妄想あそびなんですが、逆に考えることもできる。

その戦略をある程度錦織側が想定していたとしたら、どんな風に受け止めて、勝てる試合に持って行くか、という事も考えられるなぁ、と思って湯船につかって目をつぶって考えていました。

 

フェデラーは、長いラリーをせずにどんどんポイントを取りたいはず。

例えばリターンや、相手のショットが予測できたときにゆとりをもって打てるシーンではズバッと一発放り込んで、体勢を崩すか、スペースを空けさえすればもうネットとっちまおう…かな、と考えました。

サーブはまず1stの確率が高くないとこちらがヤバくなるから、そこは注意深く、しかもプレッシャーをかけ続けられるように配球は散らしながら的を絞らせないように。それができればサービスゲームはキープし続けられるだろう。

錦織のセカンドサーブにはより多大なプレッシャーをかけていこう。もしミスヒットしてポイントを落とすことになっても、自分のサービスキープを続けている間は、攻める姿勢を見せつけて、錦織に「良い1stをいれなければならない」というプレッシャーを与えることと、セカンドサーブに挑戦していくうちに自分のフィーリングがつかめればそのまま攻め込んでネットに繋げよう。

ラリーはなるべく早いタイミングで錦織をワイドに走らせる。常に挑戦し続けて、たるむことのないようにしよう。

 

と考えて試合に臨む・・・かな、と思いました。

 

それに対して錦織側の考えは(・・・勝手な妄想ですよ)、フェデラーが強く遠いボールで攻めてくるだろうから、そこから強めのカウンターを合わせられないと、一気に持って行かれる。

もしできるなら、フェデラーの速い展開の前に自分から攻めていきたい。

でもたぶん、サーブはライン際だったり、リターンも相当攻めてくるところを考えたら、カウンター狙いをする方が現実的。

そこで、ポジションを下げるべきか、それとも手が届くならテンポアップして攻めたはずのフェデラーを下がらせるつもりで前にいるべきか。

弱気策で行っても、相手は生ける伝説のあの人なので、まずそれはないな。じゃあ前で。リターンもいつもよりも前で。

 

 

かくして、試合が始まりました。

私にはもうそういうイメージで試合を見るつもりになっている(自分の妄想が現実になればいいなと思ってる)ので、そういう目で見て楽しみました。

試合は6-3・7-6(5)でフェデラーが勝ちました。

フェデラーの調子は尋常じゃないレベルで高く、自身調子も良さそうでした。

そんななか、想定通りには上手くいかなかったと思っているんじゃないかと思います。(妄想通りのテニスだとしたらですけど)

錦織は予想以上にはるかにタフで、フェデラーのメンタルを脅かすところまで来ていました。もちろん、安全な試合なんてないでしょうから、想定外って程でもないのかもしれませんが、ショットの精度も高く、自分の思い描いたテニスができている割には錦織からポイントやゲームを奪えてはいないという印象を残したのではないでしょうか。

錦織の方は、惜しかったと言わざるを得ません。

特にセカンドセット、ブレイクのチャンスがありながら、ダウンザラインに放った一球でフェデラーを出し抜くことが出来た、と思ったらジャストアウトしていた、というのが3度ほどありました。それがフェデラーのサービスゲームで、アドバンテージ錦織の場面で一本あったりしたんですが、本当に惜しかった。

あのセカンドセット、7-5で、あるいはタイブレークの末にでも錦織が取っていたとしたら、もう私が思い描いたシナリオとは全く別の試合展開を考えなければならなかったかもしれません。基本戦略はフェデラーは攻めるって言ったらネットをとるまで、錦織はもう重要なポイントで勇気をもってネットに詰める、というより早いラリーをお互いが仕掛けながら進んだかもしれません。

というよりも、見ているこちらがハラハラドキドキワクワクウズウズしながら1ポイント1ポイントを追うのが必死でした。

今年のベストバウトに入ります。ウインブルドンのナダルvsティエムも激しかったけど、それくらい凄い試合でした。

 

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:10 | コメントをどうぞ

錦織が強すぎて

昨日の金曜日は終日雨で自宅におりまして、そのおかげ?で楽天ジャパンオープンのテレビ観戦を最初っから最後まで。

準々決勝を4試合、こんなに一日中かぶりつきでみる事はなかったなぁ・・・WOWOWのおかげです、っていうか今年加入させてくれた奥さんには頭が上がりません(笑)。

シャポバロフの見事な逆転劇、さらにメドベージェフのゲームのうまさを堪能してこの日はデイセッションを終了し、お客さんを入れ替えてナイトセッションへ。

シャポバロフは粗かったところをラッキーもあって流れを引き寄せ、セカンドセットのタイブレークを制して勢いに乗りました。互いに集中力を切らさないグレートゲームでした。

メドベージェフが勝った試合は、ラオニッチって確かにこんな試合運び…だったような気がするけど以前に輪をかけて動きがのっそりしてます。タイミングの合うワンパンチ冴えは入ればスイッチが入って攻めに出る、というスタイルですが、メドベージェフのサーブに合わないんだかあんまり速いやつには手を出さないんだかで、互いにサービスゲームをテンポよくキープしていく形。だけどまあしっかりリターンから勝負を仕掛けていった形をずっとやり続けたメドベージェフの勝利、という感じでした。

空いた時間(デイ→ナイトの間)は錦織の2回戦、ペールとの試合を振り返り、第2セットだけ見て午後6時に。いよいよ始まります。

これを長く書いてもしょうがないんですけど、長記とかいてナガキとよむ、みたいな私の性格上、なんか書きたくなっちゃうんですよね。でも凄い試合だったから短くまとめちゃお。

錦織が終始圧倒した、そんな試合でした。最初のゲームはチチパスのサービスで始まったのですが、リターンをミスして取られたポイントはさておき、リターンの入ったポイントはいきなり全開で打っている印象でした。テンポが速く、しっかりコーナーへ追い込んでいくのは、火曜日にチチパスを生で見ていた私の想像よりもレベルが高い感じがしました。緊張もあるし、相手のショットに慣れていく、というのも最初のゲームはあるかと思いますが、錦織はサーブがそんなに早くないので、相手のリターンが良ければ先に手を出してくるのを許すようだときつくなるかな、と思っていたんです。

 

それが、最初のポイントからワイドにサービスエースで、1ポイントだけ許しましたがさくっとキープ。その辺からもう錦織劇場というか、錦織エクスプレスがスタートしていたんでしょう。

2012年だったか?錦織はまだそれほどランキングが高くなっていない時期に、10月のバーゼルの大会で準決勝に勝ち上がり、そこでジョコビッチとの初対戦に勝ちます。

「うおーう!錦織どうした!?そんなに強いの?」とフェレールを倒したりするのは見ていましたがジョコビッチに勝つとは、なんて思っていた私の衝撃は今でも忘れません。

そして決勝戦がフェデラーとの初対戦だったわけなんですが、これが圧倒されて負けるわけです。

フェデラーの展開の速さに、錦織が何かをしようとする前にディフェンスに回らされてアップアップする、そんな内容に終始した試合でした。スコアは2-6・1-6とかそんな感じだったような。

いま目の前で見ている錦織対チチパスも、そんな内容に見えました。チチパスが必死に食い下がろうにも追いつけない、そんなテニスでした。スコアは6-3・6-3でワンブレイク差での両セットでしたが、チチパスのサービスゲームには重厚なプレッシャーがかかっていました。

私がそのレベルに上がってきたヤングジェネレーションの選手だったとして、このブログを書いてるみたいな脳みそで試合してたとしたら、もう錦織が怖くて仕方ないんじゃないかと思います。

自分のコートがすごく広く感じるような、そして錦織選手が打ってくる球が追い付かせないぞ、っていう怒気をはらんだショットに見えるというか。。。なにしろものすごかった。

さあ、次はガスケです。ガスケは後ろに下がってプレーを創る、錦織が攻撃を無効化されるかのようなテニスをする、苦手なタイプ。しぶとく広く守りつつ、打ってくるショットが多彩で、隙を見せるとバックハンドで一閃されます。

昨今はネットにつくのに全く躊躇がないようですから、勝機は十分にあります。自分のリズムに持ち込んだ方がぐっと有利になる試合だと思いますが、常に前に踏み込んで早く攻めてくる錦織、後ろからリズムを作ってくるガスケの、どちらが相手に強いプレッシャーをかけ続けられるか、今日がすごく楽しみです。

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:14 | コメントをどうぞ

ああ、フェデラー。。

今年の夏は、北半球が暑かったそうで、日本ばかりでなく世界の大陸の7割があるという北半球で異常気象的な暑さに見舞われたそうです。

私も今年の夏にはやられました。。。気温もさることながら、湿度が体にまとわりつくようで、どうにも逃げ場のない感があってきつかったです。

さて、全米オープンもそんな中で行われており、ヒートポリシーがあんなに適用されるGS大会もなかったんじゃないでしょうか。もともと全豪オープンがよく40度にもなる日があって聞くようになったヒートポリシーですが、熱中症で棄権する選手も多かったと聞きます。

4回戦ではフェデラーがミルマンに敗れる波乱があって世界中に衝撃が走ったとかっていうニュースを目にしました。

私の予想ではちょっと前に書いたかもしれませんが、今年のフェデラーは明らかに去年よりも劣る部分が目立っていて、この全米のタイトルからは遠い存在なんだろうと思っていました。

ウインブルドンのころから、その予兆?というか、明らかにロジャーらしからぬミスが目立ち、パスミスもあるし、バックハンドは浅くなるし、なによりリターンを返しあぐねているように見えたのがこれまでにないことでハラハラしながら見ていました。

準々決勝でアンダーソンにフルセットの11-13で敗れましたが、それをもってもフェデラーのゲームの進行のうまさだけが見えて、力が衰えたとしてもゲームを取る力が抜きに出ているので勝てるんだなぁと、その地力がどれだけのものか想像がつかないと思ったものです。

若いころのフェデラーはネコ科の動物のように静かに素早くしなやかで、タフなラリーを驚くべきショットで必ずものにするという印象があり、フットワークにも世界のトップとして誇るべきものがありました。

去年のフェデラーはそういった素早い身のこなし、というよりも確実に重たいボールを欲しいときに一本打てればラリーの主導権が手に入るかのようなうまさがありました。ラリーをしながらそういう一本を待つ我慢、そしてそれを打てた後の一気に畳みかける展開のうまさと速さで相手にまともなテニスをさせないうちに自分のポジションにボールを呼び寄せるように見えるプレーがおおくて、身体能力が落ちても神様のような力でゲームを支配しているかのようなプレーでした。

ウインブルドンのフェデラーには、去年と同じような魔法というかむしろ神様がそこにいるようなプレーを期待していたのですが、みるとリターンミスが増え、ネットを取る相手にバックハンドのパスミスが目立つようになっていました。キープする力がものすごく高いのでセットを取られないですが、相手を圧倒するというほどの圧力をそれほど感じなくなっているなぁと思っていました。

なんだかラケットを今年バージョンのサイドが白いプロスタッフにしてからショットのフィーリングが悪いような?ギリギリのアウトも増えてきて、それが全米に来てみれば去年までの黒いプロスタッフになっているじゃないですか。本人も異常に気付いて自力で修正できずに去年の感触に戻りたくなったのかと個人的には勘ぐってしまいました。

開幕前に若いヒッティングパートナー2人を相手にしている動画が公開されていたんですが、バックハンドの軌道が低くなってしまうためにネットミスや浅くなることが多くて、私の個人的な心配は増えるばかり。シンシナティの大会では決勝まで進んだものの、ジョコビッチのショットに反応が遅れるシーンもややあって、全米は苦しそうだなぁと思ってしまったんです。

 

 

それでも試合が始まれば余裕のある勝ち上がり。

 

4回戦でミルマンと当たると聞いても、「さすが第2シード、ドローに恵まれてる感じだなぁ」と思っていたんです。

じじつ、第1セットはミルマンを圧倒しているかのような、自在なゲームを進めてあっさり奪いました。・・・いや、見た目では、です。

そのセット、硬軟織り交ぜての多彩な攻撃、そしてネットに出てプレッシャーをかけるなどがうまくはまってミルマンがうまくプレーできていない感じ…という印象のセットではありましたが、実際には後半にはそういった多彩さにはミルマンは対応してきていて、結局はワンブレークでセットをものにした感じになりました。

2セット目になって、フェデラーはミルマンのまっすぐな重そうなサーブに対して一本置きに行くようなリターンが増え、ラリーの主導権をなかなかものにできなくなりました。

そしてあろうことか、フェデラーの最大の武器であるあの完璧にコントロールされたサービスがことごとく入らない。1stサービスがネットにばかり当たるどころか、ダブルフォルトも1ゲームの中に2度もする。そしてミルマンのリターンからストロークはさえてきて、結局ブレイクを許してしまいます。

その日底から仕事に出なきゃならなかったので映像で追うことはできませんでしたが、ほどなく結果を知ることになりました。2セット以降を全部落として4セットでフェデラーが敗退したニュースをみて、がっかりしたほうが先で驚くことはそれほどでもありませんでした。

もうダイジェストを見る気にもならず、私の中では優勝予想はナダル、ジョコビッチ、デルポトロ、チリッチあたりかなぁとなんとなくではありますが、顔が浮かんできました。

ドローはちゃんとは見ていなかったんです。

 

そしたら準々決勝に勝ち上がってきた錦織がチリッチと!

この試合は全部見ることができましたが、正直、途中眠気に勝てない時間帯もありました。。。しかし、フルセットで錦織がチリッチを破り、解説していた松岡修造さんが泣くのと同じく私も感動で涙が。。。

チリッチは去年のウインブルドンからGS決勝を二つ、経験していて調子のよさというか、自分のテニスの強さに気づいてものにしてきているという印象がありました。

くわえてハードコートでサーブ力があり、そしてリーチの広い強烈なリターンを持っています。ラリーの主導権を先に持てる武器を、彼は持っていると思うじゃないですか。

そんなイメージ映像をかき消すかのような錦織の鮮やかなゲーム。あいてのメンタルを手中に入れて戦っているかのようなポジショニングの操作、そしてダウンザラインの精度。

あらためて惚れ直しました。やっぱり錦織のテニスって魅力に満ち溢れている。

そのあとにジョコビッチにあたってストレートセットで対戦成績で14連敗となる敗戦を喫しましたが、テニスのレベルをできる限り上げてコートに立つ雄々しい姿はやっぱりカッコいい錦織でした。

ジョコビッチはもうだめですね、アレです。無敵。

ジョコビッチ的に苦手なタイプの選手っていると思うんです。いちばんはワウリンカ。やっぱり重要な大会の決勝で全部勝っているし、その前にも当たれば死闘を演じることになるタフな相手だと思っていると思います。

勝てはしませんでしたが、ミルマンの演じていた長いラリーもたぶんあまり好きじゃないでしょう。シモンを相手にミスをしまくった16年の全豪も記憶にあるので、ジョコビッチのショットにきっちりタメを作って売ってくる選手のことはちょっと苦手、というか嫌いなのでしょう。

ただ、彼らはジョコビッチの苦手なラリーまではできてもその上のギアがないためにジョコビッチが崩れてくれなければ勝ちきるまでは結構大きな壁があるように思えます。ワウリンカはそれを持っているといえると思いますが、それならガスケそうなんじゃね?と思いましたがそうでもないんですよね。

 

で、個人的には錦織にもそういう、ワウリンカみたいなテニスを?と思うこともあるんですが、自分のリズムでできないテニスほど上手くできない試合もないでしょうから、それも無理なんじゃないかと思います。

ラリーであるていど手ごたえを感じていて、打ち勝ってみたい、と思っている強い相手に、遅いリズム、弱い球、遅い球を使う、っていうのが甘い球を好き勝手打たれると思っちゃいますよね。恐ろしくてできない。

戦略的には違うかもしれませんが、ラリーのリズムってフェデラーと錦織ってハイテンポで似ているところがあると思うんですよね。

それと、油断をするとすぐに厳しいところに打ってきて攻めてくる、っていう油断のできなさ。

そういったプレッシャーを撥ね退けるテニスの仕方をジョコビッチは手に入れているんだと思います。フェデラーが神なら、ジョコビッチは悪魔に魂でも打ったのか?っていうくらいに。。。

 

ああもう1時間も書いてる。。。もう寝ます。おやすみなさい!

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 00:44 | コメントをどうぞ

全米が始まりまして

なんだかワクワクしていた、待ちに待った全米が始まりました。

今朝、錦織の初戦がありましたね!6-2・6-2・6-3でしたが、セカンドセットまでしか見ていられませんでした。

ファーストの確率が高いとは言えませんでしたがサーブの使い方が効果的でポイント獲得率が高く、それよりも自信に満ちたパフォーマンスでブレイクされるような気がしない試合だったと思います。

相手のマーテラーはドイツの23才ですが、今年のフレンチでシャポバロフを破って勝ち上がり、ベスト16でナダルと激しい試合をしたことから、今年躍進を果たした選手として認知され始めた選手でした。左利きでビッグサーブを持っていますし、油断ならない相手なんじゃないかなと思っていましたが、いきなり第一セットのファーストゲームで強烈な錦織のリターンや展開の速さに驚いている?うちに0-4になりプレッシャーは半端なかったと思います。

 

さてさて、とはいえこれまでのビッグネームもまだ元気で、ディミトロフは復活途上のワウリンカに負けたりなどのシードダウン、ハレプは去年のシャラポワに苦杯をなめさせられたのに続き今年も初戦敗退など、若干のシードダウンがありましたが、上位シードはそれなりに初戦をこなしてきています。

そんななか、やはり世代交代の波は勢いをましてきているんだなぁと思わざるを得ませんね。

西岡はフェデラーに、杉田はガスケにそれぞれ破れましたが、ダニエル太郎はオーストラリアのデミナーに完敗でした。デミナーは去年の暮れくらいから名前を聞くようになっていて、よく走ってテンポのいいテニスを展開しており、精神的にもタフで簡単にあきらめないファイターでもあります。

若い奴が出てきたなぁー、と記事を読んだ後の、デミナーの2回戦はアメリカのティアフォーとだとか。黒人で背が高くてどこかキリオスに重ねてみちゃうことがあるティアフォーですが、プレーの間にかわいげのあるリアクションなんかがあって、大きな勝ちは期待ほどないような感じではありますが、それは期待が大きい選手という意味かなぁなんて感じてしまう若い世代のひとです。

30歳オーバーの復活劇を演じている選手たちも、実力を発揮し始めているし、20代前半や10代の選手、初日には19歳のシャポバロフ対17歳のアリアシムの試合という、カナダの若手同士の試合もありました。

シャポバロフの2セット先取のあと、第3セット途中、4-1でシャラポワがリードしているところで熱中症?だかで棄権してしまいましたが、このアリアシムという選手は全米の前哨戦の期間に初めて名前を聞いた選手です。カナダにもまだこうして次期スター候補が出てくるんですね。スケールの大きいテニスを感じさせる選手でした。

 

試合はショットで見るよりもプレッシャーのかかる場面や、ラリーカーの駆け引きなどを見るようになって、それがすごくスリリングで面白いと思っているんですが、「すっげえなぁ、強いぞこの選手!」って思っていた選手でも錦織と対戦するとするっと錦織が勝っちゃったりするんですよね。

トッププレーヤーの底力ってどれくらいなのか、やっぱり図りきれないもんだなぁと思います。

 

 

 

 

そうそう、錦織のサービスゲームでバモスわたなべさんが3回もカメラに抜かれて笑っちゃいました!

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 10:56 | コメントをどうぞ

フェデラーの老い?と凄み

自称、フェデラーファンです。これも毎度毎度よく言っていることなんですけど。

だから、錦織のテニスにも魅了されます。プレースタイルというか、スピード感のある展開はこの二人は近いと思っています。

ツアーの中では、じつはフェデラーっぽい人ってあんまりいない。攻撃に特化したプレースタイル。守りも決してレベルは低くないし、なんであんなに積極的にできるのか、プレーを見ている間はしびれちゃって納得しながら「やっぱりフェデラーは強いなぁ」って見ているんですが、相手が有利になる展開になかなかならないんですよね。

だから、フェデラーの試合って見たくなる。

フェデラーがまだ引退しない理由ってのも、過去のチャンピオンからは聞いたことのないセリフが。

「世界中の人が僕を待っていてくれているから」

。。。泣いちゃいますよね。また日本に来てプレーを見せてほしいです。ホント、待ってる。

 

 

 

さて、そんなテニスの神に愛された…いや、神になった男、ロジャー・フェデラーも36歳です。

高校生の頃に私の大好きだったジミー・コナーズも40歳までプレーしていました。

しかし、どう考えてもテニスの世界トップレベルを維持するフィジカルの強度は、30年前と現代ではやっぱり大きく違うと思います。

コナーズの40歳の全米オープンでの活躍もいまだに語り草になるほどですが、フェデラーの2017年、去年のカムバックは到底信じられないものでした。

同時に、ラファエル・ナダルにも。

けがで戦列を離れ、ランキングを落として復活した二人がグランドスラムの決勝に上がってくる。あの全豪は見なきゃいけない試合でしたし、その年の全豪のオフィシャルサイトで生配信があったので、私もパソコンに張り付いて泣きながら見ていました。

マジで、あのファイナルセット3-3からは今思い出しても泣けます。

今年の全豪もフェデラーがなんと連覇を達成し、去年のスタートダッシュがみられるかと思いきや、出場している試合も若干少なくなっているし、もちろん勝っているけど3勝です。

そして今年のウインブルドンでは、一回戦から見ていましたが(今年になって初めてwowowに加入できた)、ボールとのコンタクトが思い通りにいっていないようなシーンが頻繁にあります。

相手をネットに誘うようにしての、狙いすましたようなパスは、ネットに当たったりサイドアウトしたり、オーバーしたり。

昨日は3年ぶりのジョコビッチとの決勝戦。シンシナティも朝から見ていました。

ジョコビッチはクレーコートシーズンで錦織と当たって調子を取り戻し、ウインブルドンであの比類なき強さを取り戻しました。

私は歴代最高のプレーヤーこそロジャー・フェデラーだと信じていますが、歴代最強のテニスをしているのはノバク・ジョコビッチなんじゃないかと思っています。

ジョコビッチには得意なリズムがあって、フェデラーや錦織とのラリーでは攻めてくるボールに対してばっちりなカウンターを合わせながら自分のリズムに持っていくようなところがあります。

対してワウリンカやシモンのように、ジョコビッチのショットに対して大きく下がってそこから鋭いショットを打ち込んでくるプレーヤーにはやや、のびのびした感じが薄くなることがあります。

なので、決勝の舞台で相手がロジャー・フェデラーであることは、ジョコビッチはもちろん序盤に相手をペースに乗せてはいけないという大きな試練がありますが、そこをうまくキープし続けていくと勝てちゃう、というような雰囲気があると思っています。

この試合、フェデラーはリターンから攻め込んでプレッシャーを与えたいところでしたが、ジョコビッチのサーブもよく、ブレイクは1ゲームできたもののその次をセーブすることができずに逆にプレッシャーをかけられたような形になってしまいました。

流れを引き戻すことができず、セービングフォーザマッチのジョコビッチのサーブでは最初のチャンピオンシップポイントでフォアハンドのサイドアウトを犯し、ゲームセットとなってしまいました。

フェデラーの魅力は相手のマッチポイントでもリスクの高いと思われるショットを成功させて観客も私もうなる、ということがよくあったのですが、もちろんそこでそんなに厳しいところを狙う勇気もすごいし失敗することも覚悟したうえで放ったショットだとは思いますが、その日のそのラストショットは、試合の中でも目立ったミスヒットでした。

ジョコビッチのショットに対してタッチが弱くなった?ようなオーバーも多かったし、反応が一瞬遅れるようなシーンもそこここに見られました。

なんとなく、フェデラーも年齢がプレーに表れ始めたのか、肉体的な衰えがこうして出てくるようになったのか、と想像してしまいました。

今までは軽々と振って思い通りに打てていたショットに意識して力を入れないと再現できなかったり、その意識のせいで打点の精度が落ちているのかと。

 

・・・と、そこで考えました。

身体の老いというのは無言で未来からやってきて、気づかないうちに身体に入り込んでしまうもの、だと私は思っていたのですが、フェデラーのようにオフィシャルで見えるところでは懸命に鍛えるところを見せないプレーヤーでも、大会をスキップしたりしている間に厳しいトレーニングを積んでいるはずなんです。

その時に、自分の体が徐々に「落ちて」いっているのは感じるのではないかと。

それもわかっている中でウインブルドンは準々決勝のファイナルセットが11-13でしたっけ?そこまで戦っていける力と、今回のマスターズ1000でも決勝まで勝ち上がっていく強さ。

以前からフェデラーはショットメイクの達人だと思っていましたが、2007年くらいからは「この人はゲームの仕方が異常にうまいんだ」と思い直したことを思い出しました。

なにしろ試合に負けない。

このシンシナティの大会でも準決勝までのすべての試合で自分のサーブはすべてキープしていました。それがどれだけすごいことか。

キープに対する自信。それに対する相手へのプレッシャー。リターンゲームへの集中のしやすさ。そういった試合に対する自分に有利なサイクルを本当にうまく回してこれる、理想のプレーヤーなんだなぁと思いました。

BIG4のトップを走る(戦績的にも、年齢的にも)フェデラーがいつまでもプレーを続けたいと望み、また世界中のテニスファンがそれを望み、というなかで、ほかのBIG4はいつまでプレーを見せてくれ、またほかのプレーヤーがどこで台頭してきてくっきりと差をつけられるようなテニスができるようになるんでしょうか。

それって、フェデラーが進化させたテニス界がまた大きく進歩する機会なんじゃないかと思います。

その瞬間を私もみたい!と思ってしまいます!

カテゴリー: プロ選手オタク, 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 10:08 | コメントをどうぞ

イズナーが絡むと・・・

ウインブルドンの準決勝。

2m対決となったイズナー対アンダーソン。それに、BIG4対決となったジョコビッチ対ナダル。

第一試合はイズナー対アンダーソン。その前の準々決勝って、イズナー対ラオニッチというカードがあったんですが、このコート、観客席に空席が結構あったような感じでした。ウインブルドンといえどもそういうことがあるんだなぁと思わされたとこでしたが…

イズナー対マウーという、世界最長不倒?のロングマッチの記録がありましたね。11時間超の、ファイナルセットのスコアが70対68?だったっけ長過ぎて記憶できませんが(笑)。

ビッグサーバー同士ではありますが、アンダーソンはビッグサーブからのベースラインプレー主体。イズナーはネットプレー主体という印象が強い選手。

みどころはありそうですが、どうしたってキープ合戦ですよね。

ガット張りの作業をしながら「うん、キープした」って納得しながら見て、眠くなったら寝て・・・っていういい加減な観戦の仕方してました(笑)。

けどこれがなかなか終わんない(-_-;)

終わってみればファイナルセット26-24?だかでアンダーソンが勝ちました。ラリーになればアンダーソン、っていう雰囲気がありましたからね。先にブレイクするのもアンダーソンの方が多かったと思う(すぐブレイクバックされてたけど)し、こういう戦いになったら今日はアンダーソンもありかとも思いながら寝てたような。

夢でイズナーが勝って、ナダルが試合前に棄権する、っていうのを見たんですけど、明け方近くなって(4時半ころ)の記憶なので、正夢だったらどうしようと思ったりしましたが、そんなことはありませんでした。

勝ったのはアンダーソンで、ジョコビッチ対ナダルはまだ3ゲーム目までしかやっていませんでしたので、観戦に移りました。

やっぱりラリーに引き込まれます。。。なんだこのレベル。

土曜日の朝は6時に出発するので、1セットオールになったくらいで出かけました。結局はジョコビッチが3セット目を取ったところで順延に。

もう一つのカードの方が長すぎましたね(笑)。

明日の続きって、女子決勝の前に行われるんでしょうか?

 

 

 

あーそうそう、アンダーソンって南アフリカの選手だったと思うんですが、決勝進出は97年ぶりとか言っていましたけど、85年のウインブルドン決勝ってケビン・カレンがボリス・ベッカーに負けた試合だから、南アフリカ出身の選手では33年とかなんじゃないですかね?

グランドスラムだったらそのちょっと前にヨハン・クリークが全豪に連覇してた時代があったと思いますし…

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:54 | コメントをどうぞ

錦織すごい!

ウインブルドンの観戦はもう嬉しくって毎日見ていまして、前回書いた記事からキリオス戦とその次のグルビス戦とを経まして、

 

なんと錦織圭選手

Winbledon ベスト8に進出です!

いやー・・・マジですごい試合だった

キリオス戦はどういうこと?っていうくらいリターンがすごくて、1stセット6-1でそれも16分で奪取って。。。

キリオス自身が錦織の凄さをよく知っていると思いますから、それなりに戦略を立ててとくにサービスゲームのキープは絶対条件だったはず。それをろくに許さないっていう凄さ。

5セットマッチですから、そのセットがあっさりしたものであっても挽回は可能と思っても大丈夫なはず。

そういう意味ではセカンドセットの重要性がこの試合の明暗をくっきりさせたものになりました。

錦織側としては一気に2セットアップというのは勝利にぐっと近づく大きなアドバンテージになるはず。逆にキリオスの方から見れば、ここで追いついておけさえすれば、追い上げて勢いに乗ることもできるはずです。

そのセットをタイブレに持ち込みながら、きっちりとるあたり、見ているこちらとしては鳥肌が立ちました。

この試合、その前のカードがサーシャ・ズベレフ対グルビスの炎の出るようなしばき合いで、フルセットにもつれ込む壮絶な戦いでした。4セット途中からサーシャが崩れてショットは遜色なく見えるもののポイントに結びつける要素が見えなくなり、なんとファイナルは6-0でグルビス。後で聞けばサーシャは数日前に食あたりになったで体力がフルセット持たなかったとか。

その長い戦いの後でしたから、錦織対キリオスの試合も日没順延が考えられましたが、あと20分くらいで日没の時間になる前にストレートセットで錦織が勝ち抜けました。

セカンドセットが大きなヤマ場でしたが、リターンで常にプレッシャーをかけ続けたところが試合のカギを握っていたのは間違いないことでしたが、プレーヤー的にはそれだけじゃなくて自分のサービスゲームをきちっとキープできることがどうしても必要になるはずですから、サービスゲームにかかるプレッシャーは半端ないものだったに違いありません。

まして会場がウインブルドンで、相手はビッグサーバーのキリオスです。波に乗せるわけにはいかない状況でした。そこを切り抜けたことがものすごく大きかったのではないでしょうか。

 

続くグルビス戦は、サーブはキリオスと同等か、それ以上に取りにくい重そう且つ変化の鋭いボールが飛んできます。

錦織はよくキープを続けながらついていっていましたが、1セット目にワンブレイクを取られセットを献上し、2セット目もグルビスのあのハードヒットが驚くほどのミスの少なさで、彼のサービスゲームからはほとんど特典が出来ないような状況でした。メンタルがグラついて錦織がブレイクを許すことも、グルビスがサービスゲームの安定を糧に冒険的なリターンゲームを敢行して無理くりブレイクをもぎ取ることもあったかもしれません。

しかしこのセットはお互いにブレイクを許さず、タイブレークになってグルビスがセカンドサーブを打つ機会が増えてきたところで、錦織のリターンが冴えます。

このセットは鳥肌がたちました。

グルビスは確かに精度が落ちてき始めていましたが、それでも勢いとしてはまだ錦織は押されている感じの時間帯でした。

おそらく錦織本人だけがこの試合に勝つことだけを疑わずに真剣にすべてのポイントに取り組んでいたということなんでしょう。

それがどんな精神状態なのか、私にはまったく理解できません。

このセットのタイブレーク5-2リードとしたウイナーを放った時に、グルビスが逆を取られて足を滑らせ、膝の靭帯を傷めてしまったようでした。

不屈の精神でコートに立ち続けたグルビスでしたが、もう試合に勝つためというよりもプロとしての矜持としてだけのゲームにみえました。

それでも渾身のショットを放つのは、錦織に油断をさせない効果は十分にある態度でもあり、観客席からは万雷の拍手で退場となりました。

錦織の、試合後に話題となった「ラケット&タオルを応援してくれた子供にあげた」エピソードは、知り合いのコーチが連れて行っていた一段の子供達だったのでまたさらにびっくりしました。

 

さて今夜はジョコビッチです。

ジョコビッチ側が錦織の内面を見透かしているような、それで錦織が焦ってミスをさせられてしまうような試合展開が多いこのカード。

14年全米準決勝依頼の白星を飾ることが出来ますでしょうか?

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 10:39 | コメントをどうぞ

観戦熱(笑)

いやー。。。フレンチオープンの途中の時期から、我が家でとうとう。。。

 

WOWOWに加入することが出来まして(笑)。

 

ウインブルドン、見れてます(笑)

・・・もうタイトルから3回も(笑)が使われてますが、ニヤつきますよね(笑)。

だめだ(笑)使いすぎてウザくなってきた。

もちろん錦織戦は欠かさず応援に回っておりまして、あこがれのフェデラーも3回戦のシュトルフ戦は見逃がしてしまいましたが、見るように努めております。ユニクロ。。。

ウインブルドンでは白基調でシンプルデザインだからユニクロだからどうこうが言いにくい面もありますが、今後のフェデラーデザインはすっごく気になりますね。

それと、NIKEがずっと使っていたRFのロゴはユニクロに譲ったりしないものなんでしょうか?ウェアで使っていたロゴだしなぁ。。。キャップとかすごい欲しかったですけど、って考えてみたら、シューズはユニクロで作ってないから、フェデラーはNIKEとの契約を全て切ってしまったわけではないんでしょうね。てことはRFロゴはシューズで活かされたりするのでユニクロが大金を払っても譲ってはもらえないものなのか?

 

ゆうべはモンフィスがすごい集中力で、ここ数年芝生で強いクエリーを退けてしまいましたね。クエリーのテンポを食ってしまう、ツーバウンドの球際まで粘れるフットワーク、その柔軟な下半身の使い方は最近の「遅くなった」と言われている芝生では新しい脅威になるかもしれません。

チリッチ、ティエムがすでに負けていなくなってしまった今、優勝候補はいったい誰になるのか?昨年準優勝のチリッチが、前週の大会を優勝していながら2回戦敗退のニュースは驚きました。だって去年のウインブルドンと今年の全豪のファイナリストですよ?BIG4が崩れ始まったいま、最も成績を残している男だと思っているんですが。

デルポトロ、ラオニッチ、A・ズべレフ、アンダーソン・・・といった長身選手はビッグサーブもあり、優位に試合を進める条件を持っているかもしれません。

錦織は?2回戦のトミック戦ではサービスエースを24本も叩き込んだんですが、確かに素晴らしいコースにここで1点欲しい時に有効なエースをとっていましたが、トミックも予測が外れると全く動かないようなシーンもありましたからね。。。ただ、普段3セットマッチをフルに戦っても3本取るかとらないかっていう錦織のエースの数が20を超えたってのは本人もそうでしょうが驚きましたね!

その錦織は今度(今夜)キリオスと3回戦です。

相性は錦織に分がある方で良い相性だと思っていますが、キリオスのこの試合をどれだけ欲しいかにもかかっていると思います。このところケガで欠場するニュースが続いたキリオスが、膝とか肘とか肩とか?どっか痛めているとかじゃなければ(むしろ好調なら)かなりヤバい相手であることに間違いは無いでしょう。

そんで、まあ。。。非国民といわれることを覚悟で白状すれば、キリオスがフェデラーと対戦するところまでいけば、もうそろそろ勝つんじゃないかって思っているんです。(今夜錦織に勝てば、なんです)でそれを見れるもんなら見たいな、と。

去年からこのカードはつねにギリギリの勝負をしていて、最後の最後でフェデラーに軍配が上がるんですが、キリオスはかなり追い詰めるところまで来ているんです。

あの、レーバーカップで最後の試合を任されて、ファイナルタイブレークを5-2までリードを奪いながら負けて泣いたキリオスを忘れられません。

チームプレー(団体戦)にものすごく熱く燃えるタイプのキリオスですから、手ごたえもあったと思うんですよね。

今年になってまた負けてましたけど。それもやっぱり接戦で。

 

そして本命のフェデラーですが、セットを落とさずに快調に勝ち進んでいますがね。。。リターンの精度が去年に比べて高くないような気がしています。

1週目だから、勝てると分かる瞬間から先は色々な事を試していく余裕があるようにも見えますが、サービスにラケットがアジャストしないようなシーンをよく見かけます。

ジョコビッチに決勝で負けた時にも、リターンからのラリーにリズムが無く、ブレイクできるような流れがないまま苦杯を舐めさせられましたからね。ファンの私としては今年もフェデラーに優勝して欲しいという願いもありながら、その部分が1回戦2回戦をみていてちょっと思ったところです。(3回戦は寝ていました)

ただブレイクできるカウントになった時に明らかにギアを入れ替えてきっちりブレイクして、そこから盤石のキープに集中するっていうのも毎年見慣れているフェデラーのパターン。そんなに気にしなくてもいいのかもしれませんが…

そんな男子。

 

女子はねー。。。

大坂なおみちゃんが勝つと思います!こんやケルバー戦!苦手なタイプじゃないはず。逆にケルバーは大坂を脅威とおもっている。。。んじゃないでしょうか!

ステージが上がっていっても冷静なほど爆発力がある大坂なおみちゃん。

頑張って欲しいです!

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:04 | コメントをどうぞ

片手バックハンド王って!?

マイアミでフェデラーが初戦負け!というニュースが。。。相手はコキナキス。。。うーん、まあナイ話じゃないか。。。若い選手は勢いがありますね!去年のフェデラーは全豪・インディアンウェルズ・そしてマイアミと優勝していましたから、ちょっとポイント落としますかね。。。

 

さて、ちょっと車に乗りながら、自分の好きな選手で、片手バックの選手の中で、誰が一番モノスゴイか?というのを考えてみましたので、ちょっとその候補に挙がった選手を羅列してみます。

もちろん最初はロジャー・フェデラーですが、

スタン・ワウリンカ/リシャール・ガスケ/グリゴール・ディミトロフ

ドミニク・ティエム/デニス・シャポバロフ/フィリップ・コールシュライバー

ニコラス・アルマグロ/トミー・ハース・・・てなところかな

ちなみに、先にキングを発表しちゃいますけど、(もちろん主観のみで、独断バリバリです)

リシャール・ガスケ!

ですね。総合力っていうか、ガスケのバックハンドからのエースは見た瞬間笑うしかない。

フェデラーのエースは、「うぉう!」とか「カモン!」とかって感じで、応援してるので感情移入しているせいか?期待しちゃうっていうところも半分、「まあロジャーなら」っていう部分もあります。

ワウリンカのエースはおそらく世界一パワフル(かつての選手でいえば、ガウディオの方が驚きましたが)なんじゃないかと思います。「すっごく重い」と対戦した選手たちも言っていますけど、あれ打ち込まれたらたまらないだろうなと思います。アングルにもパワーショットをいれてくるとか、印象はガスケとかわらない。

ティエムの振り抜きも捨てがたいですよね。あれだけ後方からドッカンドッカン打ってこられたらやっぱりヤだろうなと。フォームのデカさにほれぼれします。

ディミトロフも好きなんですよね~テンポも良く威力もあり、とても才能があるような感じがします。見ていたい。

最近ではシャポバロフのレフティーからの片手バックのキレ具合も驚きです。ライジングでパンパン打ってくる。それでどんどんコートの中に入ってくるのは小気味いい。

 

 

でもですね。ガスケの逆クロス気味のストレートとか、なんていうか…物理的に不可能そうなところにものすごい速い球で相手も一歩も動けない。

そういうの見るとですね。吹き出しちゃうんですよね。それって一番すごいんじゃないかなと。

 

自分が片手バックなだけに。とても見ちゃいます。

応援しがいのある人は、その他に個人的にはコールシュライバーとかね。

 

ちなみに、私の現在のバックハンドのイメージは。。。

ロンギ正幸選手でした!にてる訳じゃないけど、イメージね、イメージ

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:20 | コメントをどうぞ

大阪なおみの快進撃…と思ったら今朝ストップ

暫く記事を書いていませんでした。。

先週とか雨で一日家にいた日もあったんですが、パソコンいじっててもブログやってるよりかは他の事に時間を取られていて、記事をまとめようとする脳みそがありませんでした。

そもそもまとめもしないで文章を書きなぐってるって話もありますが。。。

 

さて、そんなこんなでインディアンウェルズはデルポトロと大阪なおみの優勝で決着しましたね。

男子決勝はフェデラーが3つのマッチポイントを取り切れずにデルポトロに最後持っていかれました。やっぱりあのレベルでもミスをしないという事が相手に与えるプレッシャーは厳しいですね!あれだけリーチがあって重たいボールを打ってくる上に簡単にミスをしない、デルポトロは怪我に苦しみましたけど2010年に全米優勝したあたりから、ずっとその特徴を活かして進化を続けています。

フォアハンドの脅威と、バックハンドの安定。しかもバックハンドの深いことに加え、スライスの精度の高さ。その一球でリズムを自分の方に持ってくるショットのアイテムを持っているのがデルポトロだと思います。

ジョコビッチの全盛期に誰も彼から勝てなかったとき、ひそかに「デルポトロがいてくれたら・・・」と思っていました。

けど、マスターズ1000は初制覇だったんですね!けっこうそこは知らなかったかも。そういえば元気だった時にもジョコビッチと熱戦をして敗れ、ナダルとも激戦の末敗れ。。。みたいな感じだったかも。

 

 

さてそれよりも、大阪なおみは完全に覚醒した状態でしたね。

準々決勝でサッカリとのゲーム中の、オンコートコーチングの映像がテレビで紹介されていて、プレーヤー(サッカリ)がコーチに「彼女が強すぎてなんにも出来ない」とこぼしていたというのをしりました。

私自身は自慢じゃないけどそんなゲーム何度もやったことがあってそのセリフを言うときの状態っていうかもうどうしようもないっていう気持ちになったこと?分かりますが、それを言っているのが世界のトップツアーの選手だっていうのがモノスゴイことだなぁと思います。

まず、ラリーのテンポが速く、それもショットが一つひとつえらい強い。

その上サーブが速くてチャンスをもらえる気がしない。

自分が良いサーブを打ったとしても大阪のリターンがすこぶる厳しい

 

こんな状態でどうやって勝てっていうんだ?っていう気持ち、わかりますよね。

強打はすごいけどミスが期待できる

とか

サーブが速いけどダブルフォルトした後弱気になる

とか、ポテンシャルが高いけど精神が追い付かないような選手はゴマンといると思います。大坂なおみはそこを脱したというか、完璧に仕上げてきたというか?なにしろ恐怖の女王みたいな存在になったと思います。

一回戦ではシャラポワの球威に押されたあんな対応を見るのは初めてだったし、ハレプすら後ろへ下がっても取り切れなかった。

 

決勝のカサキナも、ウォズニアッキとケルバーを倒してきています。準決勝ではヴィーナスも翻弄するかのような堂々とした勝ちっぷりでした。

大坂との決勝戦では、ヴィーナス戦で随所にみられたタイミングの良いドロップショットは見られませんでした。

ドロップショットって、押されている状態で放つと読まれるというか、あっさり対応されます。イーブンかそれ以上の状態で突然意表をついて打つと決まる。そんな感じだと思うので、大坂も決勝で波に乗ろうとするときとかにああいうドロップとかで崩されたりしないのかな、と思ったら、打ち切ってドロップを打たせなかった?大坂なおみの戦略というか、カサキナがそのタイミングを見つけられなかった?という感じで効果的なドロップは皆無でしたね。

それだけコートの支配権を持っていたという事なんでしょうか。

最近ではセンターに強いショットをつかう、という戦術的なシーンもよく見かけますが、ああやって打力に差があるような場合には、やっぱりコーナーに打ち分けていく方が、打っている方としては次のショットは読みやすいでしょうね。

コーナーに振った時には、ストレートはそんなに警戒しなくていい。甘くなればセンターになってしまいますし、厳しすぎれば狙い過ぎのサイドアウトになる。だから、コーナーに相手を追い詰めた後は残りの2/3のコートにケアを置いていればだいたい良いことになる。。。みたいなところがありますね。

 

男子ではナダルみたいなバウンドの長さを逆に利用して深―い所からポール回しみたいなショットを得意とする人がいますが、そうは言ったって毎回ってわけじゃない。

 

見れば見るほど、これで完成って思っても、それで十分強いよなぁ・・・とため息が出ちゃうくらい強かった。

映像で見ていると、ボールの軌跡を追っているだけの我々は、彼らがどんなに遠くてもあきらめずに追えるスピードとタフネスを持っているのが当たり前のように見えてしまいますが、実際にコートに立ってあれだけ打たれたら、自分のショットをどこへ打つか、なんて全く自由にできないってことになっちゃうと思います。

いやー、おっかねえんだろうなぁ・・・サッカリの気持ちもわかろうってもんです。

 

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:22 | コメントをどうぞ