ボレーのスイングの特徴

打球するためのスイングには、インパクト面とスイングの長さと角度との関係が必ずあり、サーブやストロークはベースラインからのものを基準に、スマッシュはサーブとともに威力を基準にするためにスイングの長さは必然です。

ボレーも、ネット前から相手コートのベースラインまでの距離に打つことを考えれば、スイングの長さが(ストロークほどではないにせよ)必要に感じることもあると思いますが、

 

ネットを越えてしまえば、相手コートはそこそこ広い

 

ってことを考えれば、そんなにスイングの長さを威力に変えようという動きはなくても良いし、相手ショットのシチュエーションを考えれば、ネットを越えてきてすぐの時間にスイングの長さを取れないシーンも想定できます。

 

それで、ボレーは「振るな」と言われます。

 

しかし実際には、ボレーでもスイングはあり、その質というか、ポイントが他のショットと違うものだということですね。

スイングの長さ=威力ですが、ショットの速度(勢い)と飛距離には別々の要素があって、ストロークやサーブでは、主に速度を速くしたい場合にはフォワードスイングを長くとるか、そこで勢いをつけ切るかする必要があります。

野球の経験者などには、強く打つためにインパクト付近(インパクトの直前から直後まで)に力を込めるというイメージがあるかもしれません。「強く打つ」というイメージなら、野球の経験に関係なくそうなるかも。

インパクトに合わせて力を込めると、打点の向こう側(直後)まで勢いが持続して長くスイングすることになります。それで「強く打つと、速度が増して遠くへも飛ぶ」という打球になる。

テイクバックを長く取り、ということはフォワードスイングの長さを確保しておいて、あまり力を込めることに重点を置かないでできると、フォロースルーを短くすることもできます。そうすると、スイングの方向が変わって回転がかかることにもなりますが、ショットは短く飛ぶことになります。

 

ここまででサーブやストロークのインパクト前のスイング=フォワードスイングの役割が、スイングを加速させてインパクト時の影響に加減を加えることができるっていう説明ですが、おそらく手首は自然にしなやかに使われて、ラケットに適切な加速が乗る方が気持ちよく、狙った通りのショットになる感覚になりやすいものです。

 

さて、ボレーのスイングは、バウンド後のボールよりも減速が少なく、感覚的にストロークのしなやかさを出すと振り遅れになる確率が上がります。

 

要するに腕を加速させて、その後ラケットに加速が移動する、という動きが自然なわけですが、それを待っている時間があまりないというか、速い球がノーバウンドでやってきたときに適さないということになります。

それで、「手首を固定しろ」ってことになります。もちろんコントロールの感覚のためにも面の向きをはっきりイメージできることになるので、そういう意味でも必要なことですね。

 

しかし、浮いたボールをボレーで決めたいときなどには、力を込めて速いスイングをしたいものです。

腕に力を込めると、大きな筋肉のある方が力が強い。それって胴体に近い方になるので、まず腹や肩に力が入り、上腕を使います。そうすると先端であるラケットは一度置いていかれて、戻ろうとするときに威力が出る。

それってストロークの時のしなやかさを出す方法と順序が一緒。間に合えばパンチボレーになってすごい威力で飛んでいきます。それでいて打点としての許容範囲が狭いので、ちょっと手元が狂うとアウトしたりネットに突き刺さったりします。

手首を固定すると、腕が長くなったのと同じような感じ…って言ってわかるかなぁ。何しろ長いものを振るときにはスイングは速くできなくなります。

先端に重みがあるものほど余計に重たくなります。まあ当たり前のことですね。

 

ラケットは静止重量がさほどないので、片手で持って片手の力で自由に動かせそうですが、約68.5cmの長さがあってスイングするとそのぶんのトルクが発生します。重たくなる。

なので、固定したまま崩さないように振ると、肩のあたりに負荷を感じます。ということは、そのくらいの負荷を感じながらそれ以上は速く振らない方が良いです。

 

・・・応援団の人が振っている、旗振りのイメージをしてみましょう。

旗は振れば空気抵抗が大きいもので、ラケットよりも負荷が大きいです。そのために体をぐっと重たくして(重心を落とすようにして)、腕で引っ張るというよりも先端を前に出すようなスイングにして、旗をはためかせます。

一定の力で、一定(と思われる)速度をキープすれば、旗に書いてあることが読み取れるくらいに旗がはためいてくれます。

ボレーのスイングもそういうところに共通する部分が少しあります。

面を安定させたいなら、先端のラケットフェースに風を孕ませながら振るようなイメージができるようになると、体が開いて無理に腕を振るようなところがなくなるかもしれません。

フォア側と、バック側では力の感じ方がまた違うと思います。しかし8の字型に均等に振っているなら、腕にかかっている旗の質量(負荷量)は同じはず。

力を入れて置かなければいけない部位もフォアとバックでは違いますね。

ラケットはちょっとそういう負荷を軽くしてくれる構造(ガットが張ってあって、空気抵抗は少なくなる)なので、もっと軽々と手首の力とかで振れちゃいそうなところに、ラケットの重さと長さが抵抗になっているのに無理しちゃう、ということになりがちです。

 

あるいは、抵抗がかかっているのが体で感じているけど、もっと速いスイングをしなきゃいけないと思って体の力の強い方=胴体に近い方から引っ張ることで体が開いてしまったりしがちです。

 

ともかく、ボレーにもスイングはありますが、ラケット程度の長さの柄を持った旗を、交互に振る程度のものです。そして面は終始安定を求めます。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:54 | コメントをどうぞ

ウチヤマ兄さんのテニスショップで

このブログ、2007年から「身辺テニス情報」というタイトルで始めたものを、tennis365のサイトがいっときすごく使いづらい状態になって、他のサイトに変えた後、また「新ブログ」というサイトができたので戻ってきて始めたものです。

 

もう自他共に認めるテニスオタクですから、世の中にそういう人がいっぱいいるんだろうけど、オタクって表に出てこない人の方が多いみたいだから、こういうブログからでも興味のある人が見てくれて、いつか集まってオタク談義・・・テニス談義で夜を徹して語るような会が作れたらいいな、と思って

「あかるい!テニスオタク会議」ってタイトルにしたんです。

 

 

それで、たった3人の「オタク会議」をした記事がきっかけで始めたものでした。その会場となったのが、千葉駅の近くにある

テニスショップ ウチヤマ

です。

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店主のユータさん。身長は私と同じくらいなんですけどね。ガッチリしてる。毎日ガット張りしてると筋肉つくのか?ちなみにこの写真、スマホじゃできないらしいですけど、クリックすると大きくできます。

このブログの原点ともなったこのお店で、久しぶりに1時間くらいいろんなお話をさせていただきました。まあ大半は忘れちゃったくらいの内容ですけど(笑)。

ユータ店長いわく、「ナガキさんのブログ、結構読んでる人いるみたいだね!こないだもラケット売ってくれって電話が来たんだよ!」って。

そりゃあテニスショップなんだからラケット売んなさいよね、って話じゃなくて、ここのショップにはビンテージも含め、中古のラケットも売ってる。

ビンテージ品は、基本売り物ではないです。当時そこにあったのは、これ。

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あら、こんな見切れた写真しかないか。。。これ、鈴木貴男プロの実際に使っていたモデル。ユータさんがご本人から頂いたもので、大切にしてましたが、これを売ってくれって。

 

一度は断ったんだけどさ、お金なら出すから!っていうから言い値で買い取ってもらったよ、みたいな話が出て、私の記憶もちょっと曖昧だったけど・・・

 

その黒いラケットじゃなかったですよね?

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って、あーっ、また鈴木貴男プロの実機だ!

「うん、ガット切れちゃってるんだけどね・・・またもらっちゃった」

という、「ダイヤクラスターRIM 1.0」でした。

なんとこのラケットには、ご本人さまからのサイン入り。

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かすれちゃっててよく読めないですけど。。。でもこのグリップエンドを大きくする加工、貴男プロの特徴ですよね。ナチュラル張ってあります。あ、いや、切れてます。

かくいう私も今やスリクソンユーザーになりましたからね。あー打ってみたい

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 23:21 | コメントをどうぞ

研究・・・

テニスの研究をしている、という「趣味」みたいなものが、私の仕事に役立っています。

テニスコーチの仕事をしているから、というよりもテニスの技術ってどこへ向かって何にこだわればいいのか?に興味を持ち始めた若い頃からずっと考えて楽しんでいます。

そうなんですよね。考えているの楽しいんです。

一生懸命やっているうちに、すごく感覚のいい球が打てることがある。

狙ったラインの方に、こんな感じでどうだ!って打ったら見事にその通りに打てた時って、快感ですよね。

だけど、もう一発!っていう時に必ずそれが打てない。一体何が違って、どうやったらもう一回あの気持ちいいショットが打てるようになるんだろう。。。

っていうのがきっかけ。そして周りを見ると、私よりもはるかに上手い人が、試合のような緊張した場面でもハッキリと狙い通りの意図的なショットを使って勝っている。羨ましいですよね。その人はあの気持ちいいショットを試合で使ってられるんだ。。。って、そりゃあ勝てるよ!って思ったものです。

 

まあ実際には、それを打ったからって決まらなくてどこかでミスをして先に負ける、なんて経験をしていくようになるんですが(笑)。

 

 

40歳を過ぎてからフリーのコーチになって、自由に考える時間が増えたことと、プライベートレッスンで一人のお客さんにきっちりみさせてもらえることが余計に研究心に拍車をかけることになりました。

「打ち方」

「構え方」

「見え方」

「捉え方」

「狙い方」

「動き方」

「・・・」

考えていくうちに、途方もないものに向かって行っているような気がしてきましたが。

ノートをつけ始めるようになって、結構貯まるものです。

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広げてみたら、ずいぶんありました(笑)。

もうまとめていける量がたまりました。まとめ方がよくわかんないですけど(笑)。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:44 | コメントをどうぞ

ラリーしよう

ラリーは、テニスでは「つなぐ」っていうイメージがあると思います。

「rally」とは、車のラリー競技も同じ意味で、「生還する」という意味があります。

生きて帰ってくる、活かして返す、そういう意味なんですね。お互いにボールを活かして返すことで、ラリーに面白さ=展開や、挑戦などの攻防が入ってくることになる。

テニスにおいてのラリーの要素は、「時間」と「空間」の使い方だったり、奪い合いだったりします。決められた空間の中でなければ勝負にならない。だから自分のショットがコートの中に入って、なおかつ相手を攻略できる方法を探さなければならないわけです。

強く打っても、自分の位置が深かったり、相手が十分に下がって取る場合には、広い範囲にはなりますが時間があるので間に合う可能性が高くなる。そしてボールはワンバウンドすると遅くなります。

トップスピンをかければバウンドを強く、大きく跳ねさせることが出来る様になり、相手の位置をさがらせることが出来るとか、または期待できる。

ライジングでボールを捉えることがうまければ、そういった相手の作戦を攻略できる要素を持っていることになります。しかし、そのぶん動ける時間が短くなるので、守備範囲は広くはない。

 

かといって相手はいつでもどこでも狙って打ってこれるってことでもないですね。こちらの返球のコースや、相手の走り方や方向によっては打てないコースがある。

 

それってどこなんですか、って言われても、同じ状況が自分でなんどか作れたとしても、相手の予測が良いとか、足が速いとか、リーチが長いなどの理由で、期待通りの同じ結果は得られないものです。

だから自分にも守備範囲を作っていなければならないし、相手のショットには即座に反応できるように構えていなければなりません。

 

相手のショットがどうなるかは、相手が自分だと置き換えてみる癖をつけてみると、自分と同じタイプの人とはラリーしやすい(試合だったら次のショットに備えやすい)と思いますし、違うタイプだな、と思ったら傾向を探るのに自分自身だったら、というのを参考に相手の得意や苦手を割り出せるでしょう。

試合を進めながら、観察するべきなんです。自分の知識が頼りになるだけじゃなくて、相手をみて考えて行ける様にならなければ、自分の方に有利に作るなんてことはできません。

ある相手には出来たとしても、明日の試合の相手には通用しないかもしれないでしょ。

そしてデータを積み重ねていく。自分のできることも、その日の調子によってあると思います。それもわかっていないと無理矢理なショットを打ってはミスをして負ける人になる。

色々なところに向き合って、忙しく動きながら挑戦し続ける。

集中ってそういううちに出来るものだと思います。

それを助けてくれるのは普段の練習から自信をもらえているかどうか。

よく、「練習のための練習をしてもダメだ」なんて言われますが、そういう事なんでしょう。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:50 | コメントをどうぞ

大きな円と小さな円

最近は私のスイング研究も「そもそも論」に行き当たり、身体というか、腕の動きというか、スイングがどの方向でも持っている共通項があると思うようになりました。

例えば、ボレーの上手い人にサーブの苦手な人がいないとか、スピン系の人はスピン系になるとか、あとスライスが得意だからといってロブやドロップショットのような器用なプレーが苦手な人もいるとか。。。

どこをとっても万人共通のものはないけど、その人の中の共通項があるような気がしています。それって「個人差」であり「その人の持っている感覚の範囲内」でテニスをしている以上、なかなか新しいものを植え付けられない事もあります。

ワタシ自身、なかなかトップスピンが打てるようにはならなかったし、トップスピンを手に入れたとしてもそのあと高さや深さのコントロールまで出来るようになるまでは何年もかかりました。

それで、いまある癖をそのままにしてできないものを出来ないと決めつけるより、身体ってこういう動きをするよね、っていうところに大前提をつくって、そこにある感覚を磨いていけば、新しい世界が開けるようになるのでは、と。

ラケットとボールが衝突するという物理的な要素もあり、また筋肉や関節のうごきという生理的な動きもあり、そしてプレーヤーにはそれぞれ、実際にボールを打つということはうまく打たなきゃとか、むつかしい状況から等のプレッシャーがかかるという精神的な要素もあり、誰でもできることがあるからといって誰でもすぐに得られるわけではないということも分かってきました。

今日ここでは、腕の動きの「そもそも」を記してみたいと思います。

腕は、そもそもスピネーションとプロネーションの動作が出来るようになっていて、それが「モノを飛ばす」ときに上手に加速運動を助けてくれます。
外向きにひねり、内向きにひねり、というような表現が最も簡単ですが、けっこう立体的な動きであって、出来る人にとっては自然ですが、出来ない人(たとえばワタシの左手とか)にとっては力の入れ方の良く分からない、再現するのがむつかしい動作の様です。

野球のバットは、テニスのラケットよりもかなり重くて、自由に力を入れた通りには動かせません。それだけに決まった通り道を通らせるのにスイングの為の「型」を作る必要があります。ゴルフのクラブは、重さよりも「長さ」のために、やはり同じようなことが要求されます。ボールが止まっているから、打席から動けないから、という要素もありますが、スイングする体の方に目を向ければ、重さも長さも自由にならないモーメントの大きさを持っており、スイングに力を入れることで自由にできる事を捨て、型の中で打点を決めていく事が最重要の項目になってきます。

テニスは打点の範囲を広くできなければやはり状況への対応がむつかしくなるもので、適切なスイングを身に着けたいとなると、そこで打点付近(打点の直前と直後)のラケットの扱いがわかるようになってから、その前後の大きなスイングを育てていく方がよかろう、ということになります。

で、身体がそういった自由を作れるのかどうかというのが、じつはその前段階として必要になるのではないかと思っています。

野球のバット、もしくはそのくらいの長さの紐の先にある程度の重さ(500gていど)のおもりを付けて、体の周りをぐるんぐるんと回してみましょう。
バットにはグリップエンドがおおきくなっていることがあって、なかなかすっぽ抜ける事もないでしょうし、ヒモでやるなら、周りに壊れそうなものが無いか注意さえしていれば、手に巻き付けてどっかへ飛んでいってしまう事もないでしょう。

体操の回旋運動のように、大きく腕を回して、腕とオモリ(バットや、紐の先のオモリ)が一直線になっているのを保てるくらいの速度で振ります。

大きな円運動をしている時は、急激にスイングの速度を上げることはできません。大きな円であるだけで、トルクが発生して重くなります。自転車の重たいギアは、速く走るときに使うのと理屈が同じ、だと思ってください。

人間、自分自身が回転せずに回旋運動をするときには、一様のスピードでスイングを出来ないものです。加速させる区間もあり、減速せざるを得ない動き方の区間もあります。関節の動きがおおきくできたりできなかったりするところがそういった要素を持っている訳です。

手の先についた、長さのあるオモリなわけです。(バットも、紐付きのオモリも、そしてラケットでもおなじ)
それは、振り子の先に振り子のついた、二重振り子(すごい前には私は「複振り子」だとおもっていました)では、主となる、内側の円を通る振り子と、子の振り子(主振り子の先についた方の振り子)は、

・回転半径の小さい方(主)が先に加速する
・重力による自然な振り子運動の場合、主の振り子が下端に達するまで加速運動をし、その先は減速していく
・主の減速から、運動エネルギーは子に移り、主振り子の減速に伴い子振り子が加速を始める
・子が主を追い越すと、エネルギーは失われて行って子の方も減速し、運動は終息していく

という順番になっていきます。

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これが、腕とラケットであった場合、このラケットの方に加速が移ったところを利用するとインパクトは楽になり、腕の力は面に正確に当てることや、面の方向を維持することなどに努めることが出来るようになります。それが対応力や再現性などに役立つことになる。

さらに、関節の曲がり方向もあります。もっとも使い出のあるのが肩の関節。

肩関節は「多軸関節」であり、上下左右、内旋外旋などの動きを伴って様々な動かし方が可能です。

肘は一軸関節であり、一つの方向に曲げたり伸ばしたりする。

手首は二軸であり、この動きに軸の制限があることで腕自体の動きにさらに力の入れやすさという方向が明確になります。

フォアハンドストロークの方向に、バットや紐についたオモリなどを振り回してみましょう。

身体を中心に、腕をぐるぐる回しますが、胴体が邪魔になりますから、どうしても水平に回すことにはなりません。

腕が利き腕側を通る時には水平方向であっても、円を継続させていくには、身体をよけるために上に挙げる必要があります。

腕は頭上を通り、再び水平方向へスイングできるエリアに繋がっていくわけですね。

 

腕の関節を見つめると、この頭上での腕の形は内側に巻くような形(プロネーション)しており、肩の高さからもう一度水平スイングになるころには、手のひらが上向きになるように外旋していきます。このあたりで、腕はスピネーションしていることになる。

スピネーションから、プロネーションの動きに繋げていく事でラケットの運動は加速していく事になります。

これって自然なスイングで、ラケットをもってやってみましょうと最初に書かなかったのは、ラケットには面の向きがあって、「そういうことはやっちゃいけない」のではないかと固定概念から制限を付けてしまう人が多いためです。

コンチネンタルグリップで握っていると、ラケット面が打球動作中に上に向いて下に向いてをして、不安定な動作で、テニスコーチなら「そんなに手首使っちゃだめよ!」って言いそうですよね。

それが、握り替えると逆に安定した面の維持が可能になります。簡単に言えばウエスタングリップで握るとそうなります。スイングの方向はじつは人によってまちまちだし、力の入れ具合もぴったり合う人もいれば違和感だらけの人もいると思いますが、野球のバットの重さがあると、腕力優先から重さの扱いを優先するスイングになる事で、ある程度の範囲内に収まることになります。

 

野球のバットも、インパクト中にはボールにアンダースピンがかかる方向に回転するものだし、グリップから言えばインパクト時の「面」を想定するとウエスタングリップに相当する形になっているはず。

 

要するにスイングというものの共通項がある、という発見に至ります。

 

大きな円を描かせておいて、途中の加速が欲しい所では腕を内巻きにすることで回転半径を縮ませることになり、運動が加速します。

そこでスピネーション(回外および外旋)は腕が曲がる方向(だから内巻き)であり、打者がバットを振る前にも腕をたたむシーンがあるし、投手が投げる前の瞬間でも肘が曲がります。

サーブのトロフィーポーズでも肘は90度がおすすめだし、フォアハンドストロークのフォワードスイングでも振り始めで肘を上手くたたむことで軽く加速させることになります。

その、畳んだ腕が「小さい円」。

関節の使い方の話に、物理のはなしをぶち込んでいくとこんな風になります。

 

 

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 15:11 | コメントをどうぞ

ソフトテニスとの共存

春ももう初夏、という段階まできたような陽気ですが、この春に中学生になったジュニアたちも、何割かはスクールを一旦はやめて、ソフトテニス部に入ったと聞きます。
ソフトテニス部に入っていながらも高校進学後にはまた硬式がやりたいからとスクールをやめずに続けてくれている子もいます。

いつだか書いたことがあるかもしれませんが、先日(といっても1月とか)、プライベートレッスンをしている10面続きのコートで、数面向こうにソフトテニスの選手たちが入ってきました。

背中には「KOREA」の文字。ナショナルチームの人たちでしょうか。その2週間後にはそこのコートを会場に大きな大会があるような事もその時に知りました。

彼らの練習は、自分の良るコートから4面くらい離れた場所にあったのですが、それでも打球音とか、迫力がすごい。

ボールのスピードは、ちょっと目を奪われるくらいすさまじいものでした。

全日本や、ジャパンオープンでプロの試合も間近で見たことがありますが、硬式のラリーよりかたぶん?全然速い。

今日は「Tennis」のことを「硬式」って書いていますが、日本発祥のソフトテニス。アジア人は硬式においては欧米の選手よりも体格に劣るから。。。なんてつい見がちですが、同じような体格のアジアの選手も、ソフトテニスの身体の使い方をすればあんなにすごいショットを続けて打てるんだなぁと呆気にとられてしまいました。

かつて、錦織選手よりも先に大記録を打ち立てた選手たちがいます。清水善三・原田武一・それに熊谷一弥や佐藤次郎など。彼らは軟式(現在はソフト)テニスの打ち方で世界を席巻した偉人達です。

さて、ソフトテニスの出身者で、硬式でも活躍できる人と、硬式には馴染めないという人の差は、どこにあるのでしょうか?
ソフトテニスの打ち方のままのように見えるけどすごい威力のフォアハンドをたたき込まれた人も何人も知っていますし、威力があり過ぎてコートに収まらずに悩んでいる人もたくさん見てきました。

ボレーやサーブなどはちょっと置いといての話。。。いや、フォアハンドストロークに限った話になっちゃうかな。

たぶん、彼らは中学三年間でそうとうレベルアップして卒業しているはずです。それは、ボールの親しみやすさなのかもしれません。それと、素振り。型をしっかり体に刻み込む作業をしているので、あとは試合のセンスとかなんでしょうが、やっぱり試合にも出ていますしね。3年間でうまくなる要素は沢山あるのかなと思います。

その、スイングの型を作る段階で、力の発揮される形が違うところまでは差がつかないのでしょう。硬式にも対応できる力の入れ方の人も、そうでない人も見た目の形は同じように振れる。
ボールが柔らかいということが、そういった差を感じさせずに許容してくれるのが良い所なのでしょう。

文章で簡単に表現するのなら、硬式でも順応できる人はフォアハンドを「投げる」または「捕まえて、放る」ような感覚で打っていて、そうでない人は「叩く」とか「つぶす」とかっていうような感覚なのかもしれません。

野球の出身者でもおなじように感じることがあります。

底の具体的な差は、腕と体の関係、かなと思っています。

体の回転から、腕が離れはじめたあたりでインパクトを作れる人は、おそらく前者でしょう。逆に後者はどうか、っていうとスイング中に最もスピードを上げて振れるところ、とか、テイクバックで離れた腕が身体につく(近づく)あたりでインパクトするんじゃないでしょうか。

ソフトテニスの大きなスイングで、硬式でもしっかりした打球感覚が出来れば、そうとうな威力のフォアハンドストロークが完成するやもしれませんね。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:16 | コメントをどうぞ

忙しいのは寝ちゃうせい

お昼寝しないとダメなタイプなんです。30代の頃、テニスコーチをやってないころが5年ほどあったんですが、主に社外に出て作業したり現場廻りをしたりする仕事だったせいか、お昼ご飯を食べると、昼寝をしないとそのあとの作業性が落ちる時間がある。

ということは、ご飯食べると眠くなるんですね。

長くは寝ないクセもつきました。最初の頃から15分くらいで起きられるのがベストでしたが、最近は歳をとったのか、寝入り+寝起きまで含めて30分くらいになってきました。

レッスンの合間などに、1〜2時間余った時間に昼寝をしているので、私のような形態で仕事をしているものにとっては、誰にも迷惑だけはかけていない。

ただし、やりたいことがあっても眠いままでは効率が悪くて進まず、寝てしまうとその間は作業できない。

ジレンマですね。

五月の連休中から、14日までに、iPadを使って動画を撮影し、プレーヤー本人にもみてもらいながらレッスンする、という機会を多く設けて、おかげさまで好評でした。

私がこういうレッスンをするのは、分析については一貫したものを自分の中で持っているから。これは後ほど簡単な要素を紹介する予定です。

その中のできている部分というのはプレーヤー本人も無意識にできていて、自分のテニスをイメージするとそこはそういう動きになるっていう自然な部分。なるべくそこは手をつけずに、苦手な部分を見つけたり、飛んでくるボールと都合の合わない部分を見つけて、レクチャーします。その後矯正法などでやり方のヒントを得てもらう、というところまでがレッスン中にできること。

その中で成功体験があることと、その成功中にまた映像を残しておくことで、「自分の中で変えた部分」の記憶が残りやすくする、というのがビデオレッスンの効果だと思っています。

というわけで、受講者の方々には、後日コーチからのアドバイス付きのその動画をメールで差し上げるようにしています。

ブログ読者の方なら想像がつくでしょうが、このブログ、年始にあまり長くしないように気をつけます、なんて書いた割に相変わらず長い。
ということは、そのアドバイスもそこそこ長文なんですね。

このところブログの更新ができていなかったのも、文章を書く時間をほとんど動画の送信用に使ってしまったから。

個人レッスンで動画を希望されることもありましたので、延べで10件くらいでしょうか、動画を送らせていただきました。動画の本数にすると40〜50本は送りました。

もちろん、記憶があるうちに私も作業したいわけですし、そうかと言って記憶だけで書くわけにもいかないので、動画は全てチェックして、書くべき内容をちゃんと考えて書くので、週末仕事が早く終わるとしても、帰ってきてご飯食べてお風呂はいって、さあ!って机の前に座っても、長持ちはしません。

ひとり目に送信ボタンを押して、流している間に眠くなってきます。

ふたり目のアドバイスを書いて、調子がいい時もあるんですが、ちょっと考えよう、なんて後ろのベッドに倒れると、気づけば深夜2時とか。もうそのまま寝ちゃいます。

だって眠いじゃん!

眠いのを我慢して結局書き直しになるようなことはここ数年で何度も経験しているので、素直に寝ることにしています。

受講された皆さんには、数日待っていただくことになっておりますが、ご容赦願いたいと思います(^_^;)

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:01 | コメントをどうぞ

楽しいから続けるんでしょ

テニスをずっと、楽しんでます。

コーチの仕事をしなかった5年半の間も、戻りたくて仕方ありませんでした。それは、テニスが好きだから。

テニスコーチの仕事って、すごい楽しいんです。私にとっては。
いまだに自分がうまくなると信じていますし、うまくなってきているとも思えている。それがまた楽しい。

上手くなってきてるぞ、と自分の事を信じていれば、じっさいに他人から見てそうでもなかったとしても、別にいいじゃないですか。憧れのプレーがあって、何となくかもしれないけど出来たような実感があったりして。それで十分です。

レベルが上がるってことは、小難しい事が出来るようになるってことじゃないんですよね。再現性があがったり、戦略的になったりすることで感じることが多かったと、自分では思っています。ものすごい速さのショットが一発打てた時にじゃなく、うまい人のすごい勢いのショットでもきれいに返せたときの方が喜びはでかい。そしてそれが連続でできた時に、何かを掴んだような気さえします。

まあでもそれも、長くやってこれたから。

ジュニアクラスは、昨今人気で、私のいるようなスクールは、テニスを始めてやってみるっていう子もたくさん来ます。
それだけに、親御さんもコートサイドのギャラリースペースでわが子の様子を見つめています。

子供がテニスが好きになってくれるようにやろう、と自分のレッスンを切り替えられたのはほんの数年前のこと。ちゃんとテニスを教えようとして堅物のオヤジみたいになっていた時期は長かったと思います。正しいテニスの「正しい」の基準がどこにあるのかをちゃんと考えていなかったんですね。

「ラケットは、下から上に振りましょう」「きちんと横向きからスタートだよ」って口が酸っぱくなるほど言ったし、出来てない子はそこからスタートさせようとしていました。でもそれってカクカクした動きを作っちゃうことだってある。センスのある子はそこから美しいフォームになるんですけど、言葉で言っている説明だから、正面向きでレディポジション、ボールが来たらいちど横向きをしてそれからスタート、なんて律儀な子もいます。

あるていど、自然な反応を促してからでないと、そういう差が出るんじゃないかな、と思っています。

遠い所にボール転がしてやって、走って追いつきながらネットに向かってラケットで転がして返す、みたいな簡単なことで、走りながらスイングの用意をしたり、スイングの為に足を止めたりすることを自然に出来ているかどうかは、彼らがボールをどうやって見て感じているかをこちらに教えてくれます。

こちらが教えることが先じゃなくて、彼らがどこまでだったら出来るのかがスタートの見極めじゃないですか。

子供たちは、自分の可能性を信じている子が多いし、それでいてどれくらいできるのか知らない子がほとんど。
わぁーいってボールを追って、うまくできた時はどんなに上手い子でもほっとしたいい笑顔になるし、空振りした子は「あれっ?」って顔になります。

そうやってやりながら自分の思ったイメージと実際の動きがあっているかどうか自分で評価するし、そこにチャレンジしている気がするからワクワクドキドキがある。

そもそもですよ。

子供にテニスやらせてやりたいって、親が思ってくれないと彼らのテニスはスタートしない。言い出しっぺは子供かもしれないし、親かもしれませんが、決定権は親でしょう。

ということは、テニスで活躍したり、楽しそうな笑顔が見たくて、そう思うんじゃないですかね。

子供は子供で、一生懸命やっていれば親が喜んでくれるし、うまくなったら笑って褒めてくれる。

だから、テニスを続けるんじゃないかな。

厳しくするレベルでは厳しいコーチでいられると思います。その子のイメージのテニスが見え隠れするようになったらなおさら。その子にテニスのセンスがあるな、こりゃあ伸びるな、と思えば私だってプロの端くれ。本気出します。

だけど、導入時期の大切なジュニアたちは、飽きないテンポ、出来て喜べるメニュー、難易度を上げ下げして自己評価できるドリルでふざけたりダラダラしたりする隙間を与えないように出来ることを目指しています。

そして、少しでもできたことを見つけてあげてほめてあげる。最近では親御さんよりもコーチの私の方が年上っぽいことが増えてきていますから、子供たちも私の事を「お兄さん」だなんて思わずに「オヤジさん」だと思ってくれてる節がありますから、親から褒められたような気分なんじゃないでしょうか。

またコートに来てがんばろう、って思ってくれることの方が大事だな、とこの年になってやっと思えるようになったオヤジです。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 15:57 | コメントをどうぞ

デカラケ・厚ラケ

最近は、デカいフェースで薄いラケットってあんまり見なくなりましたね。

105くらいじゃデカラケに分類されないとか?

ワタシ基準だと100を越えるとデカいかなと思いますが、お客さんに進めるラケットだとそうは考えないですね。105までは「ミッドプラス」的な。

どちらも「よく飛ぶ」ラケットとされますから、ボレーが中心のプレーをするとか、スライス系が得意な人はどうぞって感じが昨今はイメージになってきていますかね。

デカラケって言っても当初はプリンスグラファイト110がよく使われていたし、プリンスが110平方インチっていうフェースサイズにパテント権がなくなったら「オーバーサイズ」っていう表記になって他のメーカがこぞって110を発表する中、プリンスのオーバーサイズは108、って逃げたのも記憶にあります。

そんな時代にはマイケル・チャンやアガシなどがデカラケを使った強烈なドライブショットで強かったわけですし、女子の選手もそのサイズでたくさん出てきましたね。

厚ラケが発表されてからは、さらに「よく飛ぶ」ということの特徴を活かすように軽量化したラケットが増えたし、デカラケで厚さもあり、260gくらいのラケットを作ったりして軽量デカ厚、なんていうカテゴリもできました。

伊達公子46歳にして復活、という記事が出ましたね。同世代のヒロインがまだプロの一線に挑戦する、というのはホント刺激になります。

YONEXの新作モデル「ASTREL」での復活、なんていう記事も出ましたが、本人の使うラケットは、相変わらず男の人でも重たい380gくらいなんじゃなかったでしたっけ。

あれだけコンパクトなテイクバックですから、重さがあってもむしろうまく利用するだけで苦労はしないでしょうが、以前に使っていた「S-Fit」もそうでしたが、厚さの恩恵をどんな風に感じながら活かしているのでしょうか。

厚ラケ・といってあのくらい分厚いのは、現在では存在は「デカ厚」くらいしかないと思いますが、各メーカーさんで、様々な特色をつけながらそれぞれ存在します。

「よく飛ぶ」ことが最も売りになる性能だと思いますが、どんなプレーヤーに適しているかといえば、私の考えでは

短いスイングでしっかり握る

ようなプレーというか、打ち方をするような人が適していると思います。

飛ばない、という人が、軽量デカ厚を使っても、飛んでいくようになるかっていうとスイングスタイルによってはさほどでもありません。

スライスやボレーのように、テイクバックが終わったところからすっと短い距離のスイングにしっかりパンチ力が出せる人の方が生き生きとプレーできるように思います。

ストリングパターンも粗めのものが多いと思っていますから、トップスピンだってもちろん打てますが、長いスイングをするようになると、ヘッドが重たいモデルが多いでしょうから、手元から振り始められる、スイングの長さでコントロールをするような人にはあまり合わないんじゃないかと思っています。

伊達選手はスライス系タッチプレーヤーではないと思いますが、トップスピナーでもないと思います。

現代の選手の中にはあまりいなくなった、低めの強い弾道で打ってくるフラットが伸びてくるので、すごく取りづらいショットを打ってきます。

ボールを吹かさないように伏せ目のフェースを作り、パンチのあるインパクトで肩ごと押し込んでくるような、独特のあのストローク。

今日が復帰ですが、どんなプレーを見せてくれるのでしょうか。相手は第3シード。1セット目は取れるんじゃないかと思っています。

相手が戦局を変化させて粘り強くしてくると苦しいかもしれませんが、勝負を早めようとするなら伊達のカウンターの精度さえ良ければ勝てるポテンシャルは十分にあると思います。

私は手に持っても自分で買おうとは思いませんが、存在感のあるラケットってありますよね。

カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 12:03 | コメントをどうぞ

「腹の前」

スイングをする場所ですね。腹の前。

刀を持ったお侍さんをイメージして、
・右袈裟切り・左袈裟切り(言い方あってますかね?→肩口から斜めに切り下げる)
・切り上げ(これも左右ありますね→腰から斜め上に切り上げる)※逆袈裟、っていうかも

そのほかにはレベルスイングである「薙ぎ」があるそうですが、これをぜんぶエアーでやると、「米」ってかんじ・・・ああ、タテの棒がないや

まあ要するに、自分から見て腹の横側で物事は怒らないですね。米という字の中心がみぞおちくらいのイメージでしょうね。

フォアハンドストロークのトップスピンのスイングも、打球方向を考えなければ右手側から振り始めて左肩の上までで、腹の前を通過します。
バックハンドストロークにしてもそう。

スライスのスイングも、言い方は乱暴だけど袈裟切りの方向ですね。打球することを考えなければですよ。

だから、ボールが飛んでくるところとして、腹の前をボールが通過するのならそこは作業性の良い所にボールを呼んでいるということ。

腹の前なら視認性も良いはずです。

人間、作業は机の上でするとか、目の前のパネルを相手にするもの。現実、いまこのブログは目の前、腹の前に置いてあるキーボードをたたいて書いています。

L字型の作業机があっても、椅子を回転させるとか、身体の向きを変えて作業しないと効率が悪くなりますから、わきっちょに置いてあるものはそっちに向きを変えて使うように置いてあるか、主でない作業のためのスペースと思います。

前々回の記事で、ボレーの事を書いたのですが、ボレーって正面向きでも打てるものとは思っています。だけど上体のターンは必至とも思います。
ようするにそれが出来るかできないかは作業時間の問題で、突然打たれたりとか、至近距離から打たれたりした場合にはターンする事で稼ぐ時間もありますが逆を突かれた場合などは腕一本で何とかしないといけない、とかです。基本ではなく対応の仕方。エマージェンシーケースですよね。

体のどこが反応するか、っていうのがうまい人との差であるのかもしれません。

腕を一番に反応させるには、身体は軸として重たくないといけなくなります。ということは重たくて動かせない足を作っていることになります。
さらに、腕の動きに緊張感があれば、やっぱりフォアの方に引きたくなっちゃうっていうのもわかりますね。

足から反応する方が、ボレーなんかは間違えない。相手が打ってから、なるべく早く準備したい事はわかるんですが、腕じゃなくていいですね。動作の最後がインパクトですから。イチニイサンシイゴ。って数えるくらい間があるのが普通です。相手が打った瞬間「イチ」で自分のインパクトが「ゴ」までの時間です。先にボールの方に移動っていうか、向きを作れたら、もうフォアかバックかは決まっています。

右足を蹴って、左足を前に出してジャンプするような形になれば、骨盤は自ずと右向きになろうとします。体をひねるというターンでなく、腹の前のスペース(腕を使いやすいスペース)が右側に生まれるということです。

フォアは両手の間を広げた格好をすれば、そこにボールが入ってくるなら合わせるスイングの想像もつくでしょうし、ストロークにしてもボレーにしても、手の中に持っている道具(ラケット)をどうすべきなのか、打っているうちにいろんなことにトライして良いやり方や悪いやり方に気づくんじゃないかなと思います。

バックは利き腕が前に出るので、飛んでくるボールを見るのに自分の腕がさえぎる空間を何とかしなければいけなくなります。スライスの方が簡単なアクセスになりやすい人も多いのじゃないなと思います。ただし、面の向きをしっかり合わせたりするにはやっぱり慣れが必要だったりすると思いますが。

バック側の動作は日常的でない場合がよく考えられますが、右から左にやってくるものか、左から右にやってくるものか、というだけの違いであれば、同じ机の上での作業だともいえるでしょう。だから、出来る人は出来る。感覚の悪い人もいるってことですね。

だからうんと簡単なやり方になるように腕の通り道を決めてしまって、適宜歩いてでもぴたっと合わせるようにしていく方がバックに関してはやりやすい。打点は身体からちょっと離れたところに作れる方が、バックは打ちやすいと思う人が多いようです。

そうするとテイクバックでは腹を後ろ向き位に作って、腹の前を腕が走ってわたっていって、更に身体から離れた位置にインパクトを作ることで面が安定する場所が発見できたりします。

正面向きの腹の前だけでは、良い打点が見つからないってこともあるんですね。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 15:15 | コメントをどうぞ