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今季ここまで好調を続けてまた世界ランク1位へ返り咲いたラファエル・ナダルだけど、その好調さから68勝5敗の成績と1度の相手の棄権からの勝利を加えると実に74試合も行って来たんだけど、そのツケが回って来ちゃったのか疲労が蓄積。来週スイスはバーゼル大会を欠場する事を決めたんだって。
ナダルは2週間前の北京でのチャイナ・オープン男子の準々決勝後に、膝に痛みがある事を打ち明けていたの。でもその大会で決勝進出を果たした時点で、ナダルが世界ランク1位へと返り咲く事が決まっていて、次の準決勝はトマス・ベルディフが途中棄権をしちゃって、幸運にも労せず決勝進出を決めていたのよね。
4年前に同じ左膝の痛みからツアー離脱した時に、ナダルはPRP治療(多血小板血漿)と言われる治療を受けたの。それは自分の血液を取って血小板を多く含む多血小板血漿(たけっしょうばん けっしょう)を患部へ注入する治療法なの。
前回はこの治療で完治して復帰に至ったんだけど、今度は思うようには行っていないみたいで、先週上海で行われたマスターズ1000大会では、初戦となる2回戦の前に膝の痛みについてこう語っていたの。
「何日も痛みを感じているんだ。前回はPRP治療で短期間で完治に至ったけど、今の怪我は同じ治療を何度もトライしたけど、あまり効果が出ていないのが現状なんだ。」
「今の膝は100パーセントの状態じゃない。痛みがある日が何日もあるものの、動きに制限を来たしていない。それが一番大切な事。痛みがあってもそれをコントロール出来ている。以前はコントロール出来なかったから、試合が出来なかった。もうちょっと改善させたいと思ってはいるが、こうして戦えているからとりあえずはハッピーさ。」
そのチャイナ・オープン男子では決勝戦でノヴァーク・ジョコビッチに、先週の上海では準決勝でファン・マルティン・デル=ポトロに敗れたナダル。それまでの好調さをみたら、その二人にも勝ってもおかしくはなかったけど、やっぱり疲労と膝の痛みが重なるとトップ4やトップ5の選手との対戦はかなり厳しいものになってしまうわよね。
ナダルのプレースタイルから見て、膝に怪我を抱えているとプロとしてのキャリアは短い物になってしまうのではって周りから思われているのを聞いたナダルは、それをきっぱり否定しているの。
「多くの人が自分が今後長い間プレーを続けられないのではと感じているようだけど、自分は27歳にしてこうしてこんな好調なプレーを続けているんだ。今では27歳と半年かな。今後も何年もこうしてプレーを続けたいと強く思っている。今の本当の目標は2016年のブラジルでのオリンピックに出場する事さ。」
去年のオリンピックにはとても出場したかったナダルだけど、膝の怪我からそれを断念せざるを得ない経験をしているから、次のオリンピックは必ず出場したいって強く思っているんじゃないかしら?
ナダルが次に予定している大会はレギュラー・シーズン最後の大会となるフランスはパリでのマスターズ1000大会。ナダルは今季ここまでマスターズ1000大会で5度の優勝を飾っているんだけど、1シーズンで6回のマスターズ1000大会に優勝するとそれは最多優勝新記録になるの。
その記録に挑戦するためにもパリのマスターズ1000大会に出場するのか、それともすぐ翌週に控えているツアー最終戦に照準を合わせてパリ大会もスキップしてしまうのか。それは疲労からの回復と膝の状態によるわね。来週の今頃には結論が出ているはずね。