フェドカップ決勝がとんでもない事に!

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日本時間の今夜から行われる女子国別対抗戦であるフェドカップの決勝戦だけど、敵地イタリアへ乗り込むロシアなんだけど、とんでもない事になってるのよね!

何とロシアは、その大事な決勝戦にも関わらず、選ばれた選手は世界ランク138位のアレクサンドラ・パノワが最高位で、続いてガンから復帰したばかりで世界ランク187位のアリサ・クレイバノワと続く、ワールドグループⅠの決勝戦とはとても思えない布陣で臨むことになったの。

対するイタリアはと言えば、サラ・エラーニとロベルタ・ビンチと言う代表選手に加え、かつてのエースで順調な復活を見せているフラビア・ペネッタも選ばれているの。

こんな事態になってしまった大きな要因は、現在開催中の第2の最終戦であるWTAトーナメント・オブ・チャンピオンズに、マリア・キリレンコ、アナスタシア・パブリュチェンコワ、エレーナ・ヴェスニナと、ロシアのトップ選手が揃って出場しているからなの。

ツアー最終戦に次ぐ名誉ある大会だけに、選手達は大会を優先にしたいのは致し方ないわね。

だってその大会も、選ばれた選手だけしか出場出来ない大会に加え、先週の最終戦ほどしゃないにしろ、出場しただけで既に75ポイントのランキングポイントと、3万5千ドル(約350万円)の出場料がもらえるんだからね・・・もちろん、試合に勝つとポイントも賞金もそこから増えて行くんだけどね。

フェドカップのロシア・チームのコーチをしている元世界ランク2位のアナスタシア・ミスキナは「選ばれた選手達にプレッシャーをかけたくはないわ。大切な事は、チームとして最高の雰囲気を持って臨むこと。もちろん彼女達は良いプレーをして勝ちたいと思っているけど、一番に考えて欲しい事はしっかりと戦う事だって伝えたの。」って、選手達へ労いの言葉をかけた事を明かしてました。

急遽、召集された元世界ランク20位のクレイバノワは「精神的に準備をする時間があまりなかった。なぜなら、シーズンの最後の大会だったモスクワから、フロリダへ帰って、来年のための準備をしようも考えていたから。だから、アウトドアのクレーで世界の最高レベルの選手達と対戦する事にイエスと言うのはかなりのチャレンジだったわ。」って、出場にもためらいがあった事を語ってました。

そして「フェドカップは普段の大会とはとても違うもの。ほとんどの選手に取って通常の大会に出場するより難しいもの。なぜなら、国を代表して戦うその雰囲気はかなりストレスになるものだし、プレッシャーもかなりのもの。それに責任だって大きいから。」って言うのも、分かる気がするわね。

もちろんロシアには今週出場していない選手でもトップ100にいる選手が何人かいるわ。

マリア・シャラポワは右肩の怪我から既にツアー離脱中だし、エカテリーナ・マカロワは怪我を理由に断ったらしく、スベトラーナ・クズネツォワはロシア・テニス協会との関係が悪くて召集されなかったみたい。ナディア・ペトロワとアラ・クドリャフツェワは協会から声をかけられなかったようで、結果今回のような布陣になってしまったみたい。

そして驚いた事に、ロシアのフェドカップ監督のシャミール・マルピスチェフ氏は、シングルス要員にクレイバノワではなく18歳で世界ランク236位のイリナ・クロマチェワを選んでいるの!

現在18歳のクロマチェワは、去年の7月に自己最高位の165位を記録。女子ロシア勢の期待の若手のサウスポーみたいね。地元イタリアが優勢なのや言うまでもないけど、ロシアも決勝の舞台で惨めな負け方はしたくないから、全力でぶつかってくるはずね。

こんな事態を受けてか、国際テニス連盟のITFは、2014年からフェドカップの決勝戦をもう1週間後ろへずらる決断を下したみたい。来年は11月8日と9日の二日間で決勝戦を行う事になるんだって。

そうよね、決勝の舞台に国のエース級の選手達が出場できないような事が起きてしまっては、ITFだって考えざるを得ないわよね。


カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 18:36 | コメントをどうぞ

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