『アトム』 さんからラケットの質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ
昨日のレッスンの合間にラケットの長さの話があったと思います。
そろそろラケットを変えようかと思っており最近どうしようかと悩んでいたので質問させていただきます。
対象となるラケットはヨネックスではないので申し訳ありません。
私は今0.5インチロングのラケットを少しでもサーブやフォアの威力が上げると信じて使っています。
腕力だけはあるので普段の練習や試合でもほぼ問題がありませんが
動けない分少しでも遠くのボールに届くメリットも少しはあるかと思います。
ただ試合中近距離でのボレー合戦になると若干辛くなります
反応と体の動きがついて行かないのは仕方ないので
そのようなときにはグリップを短めに握るようにしています。
個人的な好みの問題かも知れませんが何か参考になるアドバイスがありましたら宜しくお願いします。
アトム より
私の答えです。
『アトム』 さん、トミーのテニス塾への参加
ありがとうございました。
さてラケットですが
最終的には、ホントに好き好きで
自分で打ちやすいのにすればいいのです。
先日の話は
「短いラケットだと楽ですよ」という話だったので
長めのラケットを使っている『アトム』 さんですので
心を迷わせてしまったかもしれませんね。
もう何年くらい前になるのでしょうか
マイケル・チャンが1インチロングのラケットを使い始め
長ラケブームになったことがありました。
私も1インチロングを使い始め
チューニングして、だいぶなれたころ
突然、ブームは終わってしまいました。
今では、面の大きなモデルにちょっとだけ長いのがあるくらいで
ほとんど、長ラケはありません。
私もやっとなれた1インチロングを標準に戻しましたが
こちら方向の変更は、あっという間になれてしまいました。
ラケットの長さには
この競技にあった
適当な長さや重さがあるのかもしれません。
コートやボールの規格が決まっているわけですから
それに合わそうとすれば
みな同じようなところに落ち着くのかもしれませんね。
その同じようなところ
私は26インチから27.5インチくらいと思っています。
27インチが標準ですので
1インチ短めから、0.5インチ長めまで。
勢いよく振れること
面やスウィングのタイミングに対する操作性。
それらのバランスが
この辺りの長さに収束させるのだと思います。
208cmのカルロビッチでも普通のラケットのようですし
130cmくらいの小学生でも、26か27インチ。
それほど違わないようです。
長いほうがスピードを出せるような気がすると思いますが
角速度で言えば、長いほうが勢いを出しにくい。
短ければ一気に振りぬける
どちらのラケットヘッドのほうが速いのか?
多分ほとんど変わらない
それじゃあ、操作しにくいラケットはご利益が無い
ということだったのではないでしょうか。
ただし微妙なことを言えば
長いラケットだと長さを利用して
ゆったり大き目スウィングで威力を出すでしょうし
短めだと、一気の威力です。
私はわりに長めですが
アトムさんはどっちでしょう?
届く距離も
0.5インチロングですから
もちろんリーチが、12.5mmも増えますが ・・・
最近、ほとんど長いラケットはなくなりました。
実質、選べないと思います。
将来の、腕の負担もありますし
それを口実に
標準に戻したらどうでしょう。
もちろん、最後は、お好みしだいです。
好きな物が最高なのです。