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イベント後のサーブ指導

昨日、2月12日の東戸塚松原テニススクール

祭日の月曜だったので、イベント日

昼間は女子ダブルスとジュニア男子のダブルス大会。

女子ダブルスの後、少し時間が空いたので

参加者にサーブのコツを伝授

希望者のみということだったが

10名以上の方が参加された。

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内容はここのところ何度も書いている

サーブの原点の実行

写真のように右前にトスを上げる

打点よりも40cmくらい高めにトスを上げ

振り子のテンポで

ユウックリと長いスウィングを

ほとんどの方が楽にスピードアップ

あっという間の上達を果たした。

 

ところが

2,3人の方がスピードアップしない。

せっかく高めに上げたトスを

低くなるまで待ってから急いで振っている。

高いところから振りはじめるようにアドバイス。

イメージをしっかり持ってもらってから

もう一度

面白いようにサーブが伸びていく。

 

前から、ラケットを上げていく

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上腕と顔の間を離すようにすると

「肩の持ちが30年は違いますよ」

といういつもの話も実感していただいた。

 

この後グリップを薄くしてスライスサーブに発展

「斜めのラケット面をまっすぐぶっついて」

というわかりにくい話を受け入れてもらい

切れのいい、鋭角に決まるスライスサーブが

そして

安全に振り切るスライスセカンドサーブも打ってもらい

主催者発表だが

大好評のうちに講習を終えることができた。 テニス

 

ほぼ全員のサーブを改善してしまった

自分でも満足のレッスンだった。 ひよこ

 

 

カテゴリー: イベント, サービス | 投稿者松原コーチ 10:40 | コメントは受け付けていません。

サーブの原点の次

ウェスタングリップでのフラットサーブが原点

単純に腕の前後の動きのみの次のサーブは

イースタングリップでのフラットサーブ

ちょっとだけの進歩のように見えるが

ここに

ほぼすべての要素が入ってくる。

だから、逆に

ウェスタンでの移動距離の大きさが

しっかり身に付いていてほしいのだ。

さて、イースタングリップサーブ。

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インパクトは

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打球方向を向くが

構えは少し横向き

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トスを上げながら

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ラケットを後ろに垂らしていき

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一番垂れた時には

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上体がかなり前向きになっていく

だから

上体が前向きに回転していく要素が入っている。

それと面が打球方向に向いていないことに注目

つまりこれから

前腕の回内が必要ということ。

打球方向に面が向いていると

ラケットヘッドを大きく落とせない。

そして

しっかり前向きでインパクト

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上体の前向きの動きも止まって

フィニッシュ

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ナイスサーブ

さて

ウェスタンの腕の前後動のみに比べて

 

1,上体の前への回転

2,前腕の回内

 

2つも要素が増えたわけだ。

大した違いじゃないと思うなかれ

上体の回転はボール投げのできる少年なら簡単にできることだが

前腕の回内は決定的に重要で

これがないとスウィングの長さが取れない。

コンチネンタルグリップでの回内量に比べれば

ほんの少しなので

上級者やコーチから見れば無視できるほどなのだが

運動経験の少ない初級者にとっては

とてつもないハードルなのだ。

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だから

ウェスタンでしっかり振り込んでおいてほしいということ。

スウィング長さを感じておいてほしいということ。

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そして

このハードルがクリアーできれば

次のステップ

コンチネンタルでのスライスサーブは

イースタンフラットができるなら

その、ほんのちょっと先の出来事なのだ。 テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 17:55 | コメントは受け付けていません。

サーブの原点2

サーブの一番簡単な形

それはウェスタングリップのサーブ

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終始

打球方向を向いたまま

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ラケットを前から上げ

後ろに垂らし

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面の向きを感じながら

そのまま振り出す

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手首の形もそのまま

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内旋も回内も

上体の回転すら使わない。

動かす要素が少ないので

運動経験が少ない人

小学生低学年でもできる。

動かす要素が少ないのに

スウィング幅がそれなりに取れること

面の向きが感じ取りやすいことが最大のメリット。

ココから始めないと

ネットを超すだけで苦労する人

コントロールがまるでない人が出てくる。

逆に

ココから始めて

スウィング幅を感じ

面の向きを感じさせることができれば

テニス仲間に引き込むことができる。

ココを楽にこなせるようになれば

次のイースタングリップ

上体の回転

内旋、回内を使った本格風サーブに進むことが可能になる。

ココを楽にこなせないうちに次に進むと

一生サーブが苦手な人が出来上がるかもしれない。

ウェスタングリップの単純前後動きスウィングは

サーブの原点なのだ。  テニス

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そうそう

運動能力の高い小学生に

ウェスタンサーブを何年も長くやらせ続けると

回内を使ってリバースサーブになっていることがある。

リバースとは

野球でいう、シュートボール。

回内で面が右を向いてしまうことによる結果なのだ。

上手に身体を使える子には早めに薄いグリップを教えるといい鴨。 ひよこ

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 17:52 | コメントは受け付けていません。

サーブの原点は

サーブで細かいテクニックがいろいろと言われるが

一番大切なことはスウィング幅

ラケットヘッドが一番下に垂れ下がること。

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ココから振り上げられて

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打点に達するのだけれど

スウィングのベースは振り子のテンポにある。

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だから

テンポが同じなら

振り子の振幅が最大の時に

最高スピードが出る。

 

サーブの初めてとして

バシッとぶったたけることが重要

そしてその時

振り子のテンポをベースとしたサーブは

面の向きも正確になる。

パワーとコントロールを合わせ持つ

一流サーブの原石となる。

 

それができてから

面の向きがどう

打点がどう

回転は

という話に進めばいい。 テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 16:20 | コメントは受け付けていません。

トップスピンをかけるほど・・2

スピンを多くかけようとしているのに

ラインの内側に納まってくれないのはスピンサーブも一緒。

試合でダブルフォールトを回避すべく

スピンをいっぱいかけようとする

どうしてもサービスラインの20cm向こうに弾着。

こすり上げ量が多いほど

飛び出し角度がさらに上を向いてしまうからだ。

こんな人が

昨日のシングルスイベントでも何人かいた。

さてどうする?

まず考えるべきは面の向きをより下に向けること。

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ボールの斜め上を打つのだ

そのためには

構えで面を内向きにして

肘を曲げ

腕に少し力を入れ

固めてておくのがプロの常識。

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そして

内旋回内を使い

腕を引っ張り込む。

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こすり上げる意識が強すぎてはいけない。

そして

腕に力を入れないと

内旋回内が上手く使えない。

下に向かってスピンサーブを打ち下ろすように。

相手コートに自分の力で捩じ込むのだ。テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 17:55 | コメントは受け付けていません。

サーブの膝はゆっくりと

サーブで

全身を使ってパワフルに打ちたいため

膝をすごい勢いで伸ばそうとする人がいるが

これは無駄な努力に終わる。

 

下半身の運動量が腕に伝わっていくには

都合のいいテンポがある。

そのテンポは

下半身が終わってから上半身の動きに伝わる。

そのタイミングが合わないと

むしろ、下半身を使わな方がまだまし。

 

伝わるためのテンポのためには

トスを上げ膝が曲がったところから

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ゆっくりと膝を伸ばしながら

ラケットヘッドがゆっくり降りていき

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膝が伸びきったところで

ラケットヘッドが一番下まで垂れる。

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急いで膝を伸ばすと

ここまではラケットが垂れる暇がない。

だからスウィング幅が取れず

情けないサーブになる。

いいサーブは

軽くジャンプして

膝が伸び切り

下半身の動きが止まったところで

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一気に腕が振り出される。

そして内旋を使い

腕力で一気に振り切られる。

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身体の動きは上下には飛び上がることで止まり

前後には

背筋を固める力の反動で

右足を後ろに蹴上げることだ上体の倒れと回転を止める。

最後の2枚の身体の向きをよく堪能してほしい。

膝はゆっくり伸ばすのだ。

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ロジャーも楽勝で余裕があるから

ゆったりとサーブしているのではない。

あれが一番いいサーブを打つテンポだからなのだ。テニス

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 19:23 | コメントは受け付けていません。

アドコートからのスライスサーブ

スライスサーブは左に切れていくもの。

だから

ジュースコートから打つのを得意にしている人が多い。

そして

アドコートでは打ちにくいと思っている人が多い。

なぜだろうか?

これはサーブが飛んでいく方向から見た絵。

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つまり

サーブはこちらに向かって飛んでくる。

で、よくあることなのだが

アドコートへ行くと

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アドコートのサービスボックス、打球方向から見た絵だが

かなりジュースコートに比べ、身体の向きがオープン。

これでは

スライスサーブでこちらに打つのはかなり苦しい。

それならどうするかというと

 

その構えはこんな感じ。

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そう

先ほどのジュースコートサーブの

打球方向から見た絵とほぼ同じ。

ラインの向きだけが変わっている。

こうすればこちらに

アドコートに向かってスライスサーブを打つことができるのだ。

 

なぜこんな事が起こるのかというと

大多数のスライスサーバーが

打つ方向ではなく

ベースラインに対して同じ角度で構えているから。

 

これからは

ベースラインに対してではなく

打球方向に対し、スタンスを取り

打球方向に対し、身体の向きを決め

打球方向に対し、同じ角度からトスを上げよう。 テニス

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:04 | コメントは受け付けていません。

右側にトスを上げる

「右上にサーブのトスを上げると肩の持ちが30年違いますよ」

というのが最近の松原コーチの口癖。

そう

サーブでは顔の右側にトスを上げるのがよい。

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打点はそんなに高くなくていい

というより

むしろ低めでいいから肘は必ず曲げること。

一番の理由は

肩を痛めないこと。

ひじを痛めないこと。

顔のそばに上腕が来ると肩を痛めやすい。

肘が伸びきるとテニスエルボーに・・・

それと

痛めない理由でもあるが

右ひじの位置が両肩を結んだ線の延長に来ると

内旋が効き力強いサーブになる。

でも

プロは頭の右じゃなく上で打つ!!

いつも「プロの技術に基本が」という松原コーチの教えは?

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ちゃんと両肩を結んだ延長上に右肘が

プロは上体を曲げることでこれを実現しているのだ。

こうすればパワーと、肩の無事と、高い打点とがすべて実現する。

しかも

時速200kmのサーブには高い打点も必要になる。

でも

そこまで速くないのなら

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これで充分スピードも出るし

スライスサーブは大谷翔平のようスイーパーのようにに鋭く曲がるし。

しかも

肩も腰も、30年は持つ。 テニス

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 16:18 | コメントは受け付けていません。

イタバネ君 デビュー

東戸塚松原テニススクール

入り口を入ると、左側にフロントのカウンターが

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今月から飾ったクリスマスツリー越しに

写真撮るねと言ったとたん

女性はいなくなり、男どもだけ3人が取り残された。

えっ、2人だけじゃんと思いきや

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カウンター上に、「イタバネ君」 登場

この子、実はスジガネ君のお兄さん。

サーブの動きを

3つの動作だけで描き切るために制作したもの。

わたしが制作した、スジガネ君兄弟たちの元祖なのだ。

それを昔々、テニスジャーナルの取材中に記者、前島さんに見せ

雑誌に載せるために依頼され、6体制作したのが弟の「スジガネ君」たち

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この子はフォアのスライスとボレーの専門家

「スジガネ君 FV」

 

さて、イタバネ君、スピンサーブの技前

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外旋、回外しきったところから

内旋、回内、しながら振り上げ

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インパクト

さらに内旋、回内して

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なかなかに見事なショットでしょう。

彼に会って、握手し

腕の動かし方を教えてもらえば、サーブの上達は間違いない。 テニス

松原コーチや真家コーチ、石川コーチも待っています。

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ぜひ、東戸塚松原テニススクールにおいでください。 クリスマス

 

 

カテゴリー: サービス, 新東戸塚松原TS | 投稿者松原コーチ 17:12 | コメントは受け付けていません。

トスを20cm高く

最近、東戸塚松原テニススクールで

レッスンを見ていて

サーブのトスを 「もう20㎝高く上げましょう」

というセリフを

毎日のように呟いている。

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ココからゆっくりと時間をかけ

長い距離、ラケットを振る。

ついついスピードが出ちゃう。

打った後の皆さんの笑顔を見せたい。

 

これなんだかわかるかな?

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メトロノーム  アナログ式

曲のテンポを教えてくれる機械

要するに上向きについた振り子だ。

長さと重心までの距離で、固有のテンポが決まる。

重心までの距離が長ければゆっくりになる。

ラケットを縦に上下動すれば

サーブのスウィング、固有テンポを感じ取ることができる。

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そのテンポに逆らわないように振れば

誰でも素晴らしいスピードのサーブが打てる

そのための時間を得るために

「トスをもう20cm高く上げましょう」  テニス

 

 

カテゴリー: サービス, 新東戸塚松原TS | 投稿者松原コーチ 17:25 | コメントは受け付けていません。