カテゴリー別アーカイブ: ドロップショット

ドロップショットは

『うそほんと』 さんからドロップショットの質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   お世話になっております。ストロークのドロップショットの質問です。ちょっと前までトッププ ロでもドロップショットはあまり使ってなかったと思います。ストロークのスピードが上がったから有効になったのでしょうか?それほどのスピードボールを打てない人はドロップを使って組み立てたり練習する意味はあるのでしょうか?有効なショットとお考えでしたら打つタイミングや打ち方のコツを合わせて教えて ください。よろしくお願いいたします。

うそほんと より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

コートを幅いっぱいに使うことと同様

前後方向にも有効に使うことはとても重要なことです。

だからドロップショットはとても有効。

更に

横や縦以上に

斜めの対角線は長いのです。

バックのコーナーとフォアのネット際を打ち分ければ

相手を大きく走らせることができますし

ウィナーにもなりやすいのです。

nishikorri1502fs

ところが

ドロップショットはネット際に打つショットですから

相手が余裕をもって近づければ

簡単に決められてしまうボールです。

 

ですから

相手に余裕を持たせないようにすることが大事で

反対側にそれなりのショットを打てて

距離的時間的なアドバンテージをとることが必要です。

1501nisikorifor

確かに

ベースラインからドロップショットを打つには

錦織級の強打があれば一番いいのですが

そうでなくても

少し前から、ベースライン内からなら

アマチュアでも有効なショットを打てると思います。

 

テニスは相手によって変わるので

考え方はたくさんありますが

もし相手が一発で決める力がないなら

そしてこちらから次のショットを少しでも読めるなら

難しいことを考えなくても好きな時に打てばいい。

ネット際で拾ってくれるだけで

ロブでもパスでも

次はこちらのチャンスになります。

 

ドロップショット + ロブボレー

という組み合わせで嫌われている人もいます。

 

相手がそこそこうまいなら

高い打点で取られたらまずい

それでも

低めの打点にできるなら

こちらのチャンスの方が大きいと思います。

どんどん使うことで。相手の走る範囲が広くなり

こちらのチャンスが広がるのです。

 

具体的なドロップショットの使い方ですが

2ショット1組で考える。

2ショットの飛んでいく範囲で広さを作ります。

同じ状況から、2種類の対応をするのです。

 

一番のおすすめは

バックのスライスアプローチショットとストレートドロップ。

バックに短くなったボールに対し

大きなテイクバックでバックハンドスライス。

インパクト後、強めに止めれば深いアプローチ

インパクト後、柔らかく止めればドロップショットです。

そのどちらかを

相手に読まれないようにして使い分けるのです。

joko1502bs

もう一つはフォアハンド

フォアの前に短くなったボールに対し

クロスのトップスピンか

ストレートのドロップ。

やはり小さなロブを打つようにして

インパクト後、スウィングを柔らかく止めてやります。

nisiidrops1501

ドロップショットの話は奥が深く

なかなか尽きませんが

錦織やいろいろな上級者の試合を見て参考にし

まず、真似をしてみるといいと思います。 テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ドロップショット | 投稿者松原コーチ 20:00 | 1件のコメント

ドロップショットの使い方

『オレンジ』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチこんにちは、いつもわかりやすい解説ありがとうございます。

今回シングルスでのドロップショットの使い方について質問があります。

最近のトッププロは錦織選手をはじめみんなドロップショットが上手いですよね。

自分も真似してやってみるのですが、いいところに落としたなと思っても大概相手に拾われてしまいます。

プロの場合はストロークに威力があるので相手をベースラインの後方2、3メートルまで下げてから打ってるケースが

多いと思います。私のようにそこまで相手を押し込めるストローク力のない人はあまりドロップショットは

使わない方がいいのでしょうか?(相当足が遅い人と年配の人と対戦するとき以外)

また、打つとしたらどういうパターンやタイミングで使うと逆襲されるリスクが少ないのでしょうか?

オレンジ より

 

 

 

私の答えです。

ご質問の通り

ハードヒットと見せかけて、ドロップ

nisiidrops1412

相手をコートのはしっこに走らせた上に

2種類のショット、選択肢が

こちらにも、相手予測にもあるから決まるわけですね。

 

だから、ハードヒットじゃなくても

ドロップショットと対比できる、有効なショットがあればいいわけです。

 

すぐに思いつくのはアプローチショット。

浅いボールが来たときに

スライスを打ちながら前進してネットを取るのです。

safin_voll

(これは365ネット技術解説ページの写真です)

この時にドロップショットを混ぜる。

アプローチを予測しているとドロップショットが取れない。

ドロップショットに備えると

前がかりとなり、パスが打てない。

下手すると、深いアプローチと行き違いになる。

 

もちろん、ネットへ出なくても

クロスの深いスライスとストレートのドロップショット

という組み合わせもありです。

 

 

どちらのショットもスライスなので

うまく打つと、インパクトするまでどちらなのかばれない。

nisifs1412tb

もう一つの使い方が

ばれても構わない

取られても構わないドロップショットの使い方。

 

深いボールの後に

ドロップショットを打って、相手をネットに来させる。

次のボールをパスかロブ。

相手コースが読めるなら

こちらも前進し、ボレーで処理するという方法もある。

私の知っているベテランプレーヤーに

ロブボレーで抜くのを楽しんでいる人もいる。

ただし

短めのボールを楽しみにしているような人に対しては

こちらが墓穴を掘り、あえてご奉仕という結末もあるので

相手ショット、持ち球を十分考えたうえで実行すべきですね。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スライス, ドロップショット, バックハンド, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:10 | 1件のコメント