『いのりん』 さんからサーブグリップの持つ位置についての質問です。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ様
何度かサービスについて質問させていただいた、いのりんと申します。
グリップの持ち方に関する質問なのですが、以前はグリップエンドが手のひらにスッポリ収まるぐらい長めに持っていたのですが、最近ふと気がついたら、1〜2cmぐらい短くなっていました。(ショットの種類を問わず)
長く持てば、それだけスイングスピードの速い位置で打てることになり、特にサービスでメリットがあるように思いますが如何でしょうか?
反面でコントロールにデメリットがあるかもしれませんが。
ご教示のほどお願いいたします。
いのりん より
私の答えです。
「長く持ったほうがスピードが出るはず」
もしスウィングの角速度が同じならそのとおりです。
1秒間に、腕やラケットのスウィングが何度進むのか
というのが角速度です。
スウィングを振り切るのに何秒かかるのか?
と考えてもいいと思います。
実はこの、角速度が一定ではないのです。
長いもののほうが振りにくい
短ければビュッと振れる。
どこかに最適な長さがあるはずで
多分ソレが
あのラケットの長さくらいなのではないでしょうか。
もしかしたら日本人の男子アマチュア
普通体力のおじさんなら
もっと短いところに最適値があるかもしれません。
10年くらい前でしょうか
長ラケというのがはやりました
1インチ、2.5cmくらい長い。
3年くらいで廃れました。
私も使いましたが
長ラケだからサーブが速くなったという話は
あまり聞かなかったように思います。
さて、『いのりん』 さんのグリップ
自然に短くなったということは
自然に最適値を探し出したということではないかと思います。
コントロールについては
短いほうが圧倒的に楽なはず。
だから
そのままでもいいんじゃないでしょうか。
ただ打点が、ちょっとだけ低くなりますけど。
でもね、打点が2cm低いので不利になるといっても ・・・・
ところで、さっきの写真、ラケットが短く見えるトリックは
普通のラケットを使う、カルロビッチでした。
以上は、サーブの話でしたが
他のショットも考え方はまったく同じだと思います。
いや、両方両手打ちの人は ・・・・・