カテゴリー別アーカイブ: サービス

右側にトスを上げる

「右上にサーブのトスを上げると肩の持ちが30年違いますよ」

というのが最近の松原コーチの口癖。

そう

サーブでは顔の右側にトスを上げるのがよい。

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打点はそんなに高くなくていい

というより

むしろ低めでいいから肘は必ず曲げること。

一番の理由は

肩を痛めないこと。

ひじを痛めないこと。

顔のそばに上腕が来ると肩を痛めやすい。

肘が伸びきるとテニスエルボーに・・・

それと

痛めない理由でもあるが

右ひじの位置が両肩を結んだ線の延長に来ると

内旋が効き力強いサーブになる。

でも

プロは頭の右じゃなく上で打つ!!

いつも「プロの技術に基本が」という松原コーチの教えは?

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ちゃんと両肩を結んだ延長上に右肘が

プロは上体を曲げることでこれを実現しているのだ。

こうすればパワーと、肩の無事と、高い打点とがすべて実現する。

しかも

時速200kmのサーブには高い打点も必要になる。

でも

そこまで速くないのなら

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これで充分スピードも出るし

スライスサーブは大谷翔平のようスイーパーのようにに鋭く曲がるし。

しかも

肩も腰も、30年は持つ。 テニス

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 16:18 | コメントは受け付けていません。

イタバネ君 デビュー

東戸塚松原テニススクール

入り口を入ると、左側にフロントのカウンターが

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今月から飾ったクリスマスツリー越しに

写真撮るねと言ったとたん

女性はいなくなり、男どもだけ3人が取り残された。

えっ、2人だけじゃんと思いきや

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カウンター上に、「イタバネ君」 登場

この子、実はスジガネ君のお兄さん。

サーブの動きを

3つの動作だけで描き切るために制作したもの。

わたしが制作した、スジガネ君兄弟たちの元祖なのだ。

それを昔々、テニスジャーナルの取材中に記者、前島さんに見せ

雑誌に載せるために依頼され、6体制作したのが弟の「スジガネ君」たち

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この子はフォアのスライスとボレーの専門家

「スジガネ君 FV」

 

さて、イタバネ君、スピンサーブの技前

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外旋、回外しきったところから

内旋、回内、しながら振り上げ

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インパクト

さらに内旋、回内して

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なかなかに見事なショットでしょう。

彼に会って、握手し

腕の動かし方を教えてもらえば、サーブの上達は間違いない。 テニス

松原コーチや真家コーチ、石川コーチも待っています。

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ぜひ、東戸塚松原テニススクールにおいでください。 クリスマス

 

 

カテゴリー: サービス, 新東戸塚松原TS | 投稿者松原コーチ 17:12 | コメントは受け付けていません。

トスを20cm高く

最近、東戸塚松原テニススクールで

レッスンを見ていて

サーブのトスを 「もう20㎝高く上げましょう」

というセリフを

毎日のように呟いている。

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ココからゆっくりと時間をかけ

長い距離、ラケットを振る。

ついついスピードが出ちゃう。

打った後の皆さんの笑顔を見せたい。

 

これなんだかわかるかな?

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メトロノーム  アナログ式

曲のテンポを教えてくれる機械

要するに上向きについた振り子だ。

長さと重心までの距離で、固有のテンポが決まる。

重心までの距離が長ければゆっくりになる。

ラケットを縦に上下動すれば

サーブのスウィング、固有テンポを感じ取ることができる。

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そのテンポに逆らわないように振れば

誰でも素晴らしいスピードのサーブが打てる

そのための時間を得るために

「トスをもう20cm高く上げましょう」  テニス

 

 

カテゴリー: サービス, 新東戸塚松原TS | 投稿者松原コーチ 17:25 | コメントは受け付けていません。

サービスの基本 その4

運動連鎖について確認しておこう

膝の屈伸の運動量が上体に伝わり

上体の動き、運動量が腕に伝わる

伝わっていくにつれ、重量は小さくなり、速度は大きくなる

というのは

運動量は、  重量 × 速度 だから

もう一つ大切なことは

鞭のように運動量が波のように

先端に向かって移動していくときに

手前の動きが止まることが前提になるということ

ゆすって波を起こすと考えればいい

それを頭に置き、一流のサーブを見る

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膝が伸び始めるときに腕とラケットは後ろに下ろしていく

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膝が伸びきったところで、腕とラケットは最下点に

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ゆったり重い動きで、身体の上昇が止まり

上体が前を向き、止まる

腕が振りあげられ、すごい速度でインパクト

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上体の前に倒れる動きを止めているのは背筋が

反動で、右足が跳ね上がる

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インパクト前から高速度で一気のフィニッシュまで

 

肝はゆっくりした膝の屈伸と

腕を垂らしてしまうこと。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 13:23 | コメントは受け付けていません。

サービスの基本 その3

今日はサービススウィングのテンポ感の話

腕のスウィングには固有のテンポがある

metronorm

これはメトロノーム

音楽のテンポを刻む

コ コ コ コッ チーン なんて言いながら左右に振れる

この触れる針のテンポ

オモリの位置が先になるほどゆっくりになる

人間の腕も、腕だけなら短いのでハイテンポだが

ラケットを持つと、腕が重く長くなるので

固有のスウィングテンポは、スローになる

インパクトでの

スウィングスピードを上げたければ

このテンポに逆らわないよう

全体のテンポをゆっくりにする必要がある

ロジャーでも、ノバクでも

一流サーバの動きは

サービス前半ゆったり感があるのを思い出してほしい

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ここから固有テンポに逆らわないで

ゆっくり上体の後ろに、外旋して垂らしていく

もちろんラケットが立った状態

いわゆるトロフィーポーズのところでラケットの動きを止めないこと

メトロノームもここは止まらないよね (むしろ最速な場所)

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膝がゆっくり伸びていきながら

ラケットヘッドもゆっくり落ちていき

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一番下に垂れ下がる

ここまではゆっくりだし

メトロノームの動きでいえば動く方向が変わるので

最下点付近で一瞬止まる

そこからゆっくり上がっていき

と言いたいところだが

ゆっくり上がり始めた動きが

途中から急激に加速

身体の伸びが止まって運動量が腕に移行するのと

腕力も加えて、一気にインパクトへ進むのだ

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肘を止め、腕を引き込みながら

なめらかに急激にインパクトを迎え

この位置まで一気に腕を引き込む

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ここまでをなめらかに

ユウックリ のスウィングで  (クリは速いのだが)

手首の角度を変えず

上体の動きを止めるために、右足を後ろに跳ね上げ

姿勢も保てば

むらなく何本でも、元気でも疲れていても

すざまじいサーブが相手コートに突き刺さるのだ。 テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:28 | コメントは受け付けていません。

サービスの基本 その2

2回目は実際に内旋回内を使う形

内旋、回内を効かす形を作るには

その反対側からラケットを引いていく

ここから

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外旋してラケットをたらしていくために

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テイクバックは

ここに構えてから

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上体の前方向から上げていく

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実は次の写真は通過点、ここでは止めないことが重要

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肘の角度が90度近くを保っていることが

よくわかると思う

そのまま滑らかに動かしていくと

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一番ラケットヘッドが落ちた先はここ

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上体が前に向いていき

膝がゆっくりと伸びていき、全身がまっすぐに伸びていく

その反動でラケットは垂れ下がる。

 

ここからは一気にスピードアップして振り上げ

振り上げ途中は力を入れ、すごい加速で

撮影したコマは無し、一気にインパクトへ

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ぶんなぐる

肘の位置を空中に止め

内旋回内の行きつくところがここ

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顔は、「どうだ」と言っているはず。 テニス

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 16:46 | コメントは受け付けていません。

サービスの基本 その1

先日

母校の対抗戦を見ていて(ネット配信)

男子選手たちのサービスが気になっていた

いつもなら9月後半に指導できたはずだが

今年はスケジュールが組めず中止

ネットで伝わることを願って

何回かサービス特集を組んでみる

母校以外の人たちがうまくなってしまっても

それはそれで構わない

 

さて

プロのサービスの一番の基本は

コンチネンタルグリップで

内旋と回内を使って打つこと

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内旋の使い方はなるべく肘の角度を90度に保ち

腕相撲で相手をねじ伏せるように使う

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回内は前腕を矢印のように反時計回りに捻ること

手首を固定しておけば

そして前腕とラケットに角度があれば

フェデラーのようにラケットヘッドが走る

遠目に見ると

一見手首を柔らかく使うように見えるが

回内をうまく使うコツは手首の角度の固定なのだ

それは

フラットサーブもスピンサーブも一緒

 

そして

内旋回内を使って打つと打点がここになる

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身体の軸よりも打点が後ろになるのだ

この位置でとると

いつも縦方向のラケット向きが同じになる

だからエラーしない

しかも一番力が入る

 

下から上に振り上げるのではなく

上の写真から

上から下に引きずりおろすような力加減を感じ取れるだろうか

それとこの打点で肘が伸び切らない

わずかではあるが必ず曲がっている

それが

内旋を利かせるコツ

最大限効かせた状態がこの人

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内旋、回内が強力サービスの基本

これをうまく使うために

周囲のフォームやタイミング

つまり

トスの高さや、構え方、その位置、などを作っていく

と考えるとプロのサーブは考えやすい。 テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 14:33 | コメントは受け付けていません。

サーブの肘も曲がっている

サーブのインパクト時

肘は伸びているように見える

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だが

ほんの少しだが曲がっている

伸びきってはいないのだ

それは強力サーブの源が内旋だから

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内旋は曲がった状態で行わなければ意味がない

そして一旦伸びきると

伸びたままになり

こんなフィニッシュは作れない

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てことは

肘が伸びきるとパワフルなサーブにならないし

肘に衝撃も来やすい

インパクトの形は構えで作っておくことがコツ

だから

Wimbledon Championships

プロの一流サーバーは

みんな、肘を曲げて構えるのだ。 テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 12:27 | コメントは受け付けていません。

サーブの体重2

サーブに限りませんが

体重がかかってひっぱたけた時ですが

本当に体重が乗るのではなく

乗っけようと動いた体重が止まろうとすることにより

大きな体の運動量が

小さな腕やラケットに移動して

速いスピードに代わるのです

結果、ひっぱたく

体重がかかった充実感を感じる

ということです

 

運動量というのは、重さ×速さ

だから

体重 × ゆっくり動きが ⇒ 軽い腕 × 高速

に移動するのです

 

サーブの場合は

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曲がった膝が伸びていき

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伸びながらラケットがたれ

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伸びきった勢いでちょっとジャンプ

身体の動きはここでほぼ終了

腕とラケットが急激に振りあげられ

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ぶんなぐる

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身体の上下動と腕の上下動の動きが

時間的にずれていることがわかります

これが運動量の移動

感覚的には体重がかかって打てた状態でしょう。 テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 11:43 | コメントは受け付けていません。

サーブの体重

『ホッシー』 さんからの質問

以下がその全文です

 

カラオケ  いつも参考にさせて頂いています。
サーブ、スマッシュの荷重について質問させて下さい。

ここ暫くサーブが不調で、思い切り打ってない、体重が乗ってない、という感覚でした。

前回(と言っても一ケ月以上前ですが)ふと、前足荷重を意識して打ってみた所思い切り打てた気がします。

そこで質問です。
・トスアップ完了時点で前足荷重にするのは良いサーブを打つための必須動作でしょうか?今迄荷重は意識していませんでした。
・スマッシュも同様でしょうか?(下がりながら打つジャンピングスマッシュではなく、余裕がある体勢で打つ場合)。

アドバイス頂けると幸いです。

ホッシー より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

サーブでトスアップ完了時

右足を前に移動させて、左足1本に体重が乗る

こんな人や

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右足を引き付けずに両足に体重の乗った

こんな人も

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います

ニシコリは2年くらい前でしょうか

右足を動かす構えから動かさない方向に変えて

サーブが安定したようですね

 

サーブアンドボレーが多かった時代には

キリオス以上に

右足を左足横にまで引き付ける体重移動が主流だったように思います

ダッシュ力を重視して前傾を深めるためには

それが一番いいのではないでしょうか

 

現代のテニスはストロークが主流なので

どっちでも

その人がしっくりくるやり方を採用すればいいと思います

 

スマッシュは

ジャンピングじゃない場合ですが

打点の変化に対応しやすい

両足どちらにも乗っている構えがいいと思います

そこから前に体重移動して

左足ブロックが一番パワーが出るでしょうね。 テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 12:15 | 1件のコメント