カテゴリー別アーカイブ: シングルス

サーブアンドボレー

大学の秋合宿第3日

午後雨の予報がうまく外れて

一日中練習することができた。

 

今日はサーブからポイントを取る練習

ダブルスの場合は原則サーブアンドボレーだ。

うちの大学チームに限らず

たいていの人たちが

スプリットステップを前にしすぎて次を動けなくしている。

サーブが速ければ

レシーブするころに、サービスラインまで前進できるわけがない。

その半分くらいが普通

だからそこで一度止まる。

そしてそこからボールが飛んでいる間に

前進し、動きの中で

ボールとの距離を最適にしながらボレーする。

止まってボレーしていては

ポジションも打ちやすさの面でも損する。

sugunimae1409

それで思い出したのが、自分が学生だったころ。

シングルスのサーブアンドボレーはうまいのに

ダブルスでは下手。

 

実はシングルスでは

つなぎのボレーをしていては勝てないので

動きながら、つめながらファーストボレーをして

最初からエース狙いだったのだ。

takao1409tv

ダブルスでは

ちゃんとサービスラインのところで止まって

つなぎのボレー

これがぎこちない。

足が止まって打つので腕前勝負になってしまう。

そしてついエラーが出る。

 

シングルスだと動きながらのボレーなので

エラーしない上にエースになる。

 

最近の自分のダブルスは

サーブ後がステイバック

ストローク命なので

サーブアンドボレーは頻度が非常に少ない。

しかし

やるときはシングルスのように動きながらボレーするので

自分では昔よりはるかにうまいと思っていいる。

 

そんなことを見本でやり、説明し

納得してもらえたと思うのだが

うまく伝わっているだろうか?

 

最終的には自分の中で納得し

ちゃんとしたイメージを持って

癖になるまで練習するしかない。

 

後輩たちのイメージが来年の雪解けまで続くことを願っている。

 

かなり手ごたえを感じた今日の練習だった。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, シングルス, ダブルス, ボレー, 練習法 | 投稿者松原コーチ 18:38 | 1件のコメント

シコラーをやっつける

『レフティスタイル』 さんからの連続質問シリーズ、再開です。

以下がコメントのその部分、8つ目の質問です。

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。いつも楽しく拝見しております。
本日もまたいくつか質問させてください。 ・・・・・

8つめ、シコラーと対戦した時の勝ち方について
先日のクラブ対抗戦で、私はグリグリスピンの相手に負けましたが、後輩はシコラーと対戦していました。相手はダブルスを3セット終えた後で、体力が尽きる、また故障寸前で、全く攻めてきません。
全て軽いスライスの山ボールで返してきます。後輩は左右に振るのですが、コントロールも確率もイマイチで1セット目を1-6で落としました。
そこで、アドバイスしたのは、「こちらもリスクを負うな。攻めるな。徹底的につなげ。相手が潰れるまでねばれ!」でした。功を奏したのか、からくも2セット目を取り、接戦のまま第3セットで日没タイムオーバー、再試合となりました。
私なら、チャンスボールをブン殴って、ネットへダッシュしたいところですが、相手のペースにはまると上手くいかないこともあります。こうした時はどうしたらいいのでしょうか?
稚拙な質問ですが、よろしくお願いします。

レフティスタイル より

水瓶座  私の答えです。

基本的には

オープンコートへ打って走らせ

短くなったら決めるかネットへ

ネットへ出たらスマッシュ。

これができれば簡単に勝てます。

できなければ泥沼へ ・・・

左右に振るところまではできるけど

最後の決め球が打てない人が多いのではないでしょうか。

決め球を練習しておきましょう。

1、短いボールを短くアウトしないようにクロスに決める。

2、ボレーをショートクロスに、またはドロップ。

3、スマッシュを逆クロスに。

これらをしっかり練習しておくことです。

練習してないのに試合でできないのは当たり前

深いショット、ラリーばかりしていても駄目です。

ボレーも決め方を練習する

ストロークと打ち合いをしているだけでは決め球は覚えられません。

とまあ、ここまでは当たり前の松原さんの話。

今日は念のため

東戸塚松原テニススクール田村コーチに知恵を借りました。

こうゆう場合どうすると聞いたら

「僕ならスライスで前後の走らせますね」 とのこと

nisiidrops1408

前に来たらトップスピンのショートクロスで抜く、またはロブ。

「シコラーは横には強いけど、前後に動かすとヘロヘロ」

と言っていました。

こちらの方が先手意地悪で

ゲームを支配するということのようです

参考にしてみてください。

nisi1408maitta

ただし、浅く打ったら

相手のドロップショットには気をつけてくださいね

相手がドロップを打った途端に

嬉しそうにスタートするくらいじゃないといけません。

そしてそれをどう処理するかも決めておきましょう。

そうしないと自分で自分の首を絞めます。

とにかく準備をしっかりしておくことです

そして自信をもって実行。

それでだめだったら?

日没目指してしこり倒すしかありません。 テニス

 

カテゴリー: シングルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:59 | 4件のコメント

いいボールを打っても返されたら

レネシスさんから小5のお嬢さんに関する質問です。

夏休みの試合シーズンですので

ほかの質問を差し置いて優先扱いで取り上げます。

以下がコメントのその部分です。

 

カラオケ  またまた、小5の娘に関しての質問です。
ただ必死にボールに追いついて、当てるだけでなんとか返す相手が苦手ということでアドバイスをいただきました。その時のアドバイスを基に、そういう相手にも安定して自分のテニスをできるようになりました。ありがとうございました。
しかし、また同じような悩みが。
必死にボールに追いついて、「当てるだけで返す」までは、同じですが、プラス自分からも打てる子で最近苦労しております。ラリー中、深く回転がかかった球 で娘がおしていくと、面をうまく作って返してくるわけです。そのボールは回転はかかってないものの、弾道が高いので高くはずみます。それも、比較的 深いところにコントロールされるため、身長が低めの娘は、ベースラインよりかなり後方に下がった上で、軸足にパワーをため、貯めたパワーを思いっきり開放 し、打ち終わりで相手に背中をみせる身体を回転させて、自分の顔くらいの高さのボールをスピンを思いっきりかけて打ってます。序盤はその打ち方で、さらに 追い込んでチャンスボールが来たところをたたいて決めてます。中盤になってきたり、2回戦・3回戦になってくると、体力的にきつくなり、同じ打ち方をする ものの、ボールが浅くなりがちに、且つ、回転も少なくなり、相手にチャンスボールを与える形になります。ライジングで処理しようとこころみたこともあるの ですが、練習不足も有りミスが目立ちます。
夏休みで公式戦が続きます。即席でなんとかなる戦い方はありませんか。また、今後じっくり取り組むべき戦い方、練習はありますか。

レネシスより

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

基本的にやっていることはその通りで

「根性だ」 というのがまず1番の答えです。

気合を入れてやり抜くことではないでしょうか。

チャンスボールが来るまで打ち続ける

そうしているうちに

体力も根性もついてくる。

TENNIS-GBR-WIMBLEDON

でもすごいですね

よくそこまでのレベルになったと思います

大したものですね。

しかし、ここで気合を入れてやり抜けば

もう1段上に行けます。

 

さて

もし体力と根性で打ち続けることができないなら

しこるしかないと思います。

簡単に決める方法があるなら

最初から苦労はしない。

トップスピンが大変なら

フラット気味にして

相手がエラーするまで

またはあきらめるまでしこり抜くのです。

rad1407hiroi

そうまでして勝ちたいのでなければ

あきらめればいいのです。

テニス、強くなった人はみんな1度はここを通ります

テニス=パンパシフィックOP、決勝はラドワンスカ対ペトロワ

こんな情けないテニスで勝ちたくなかったら

後で、死ぬ気で努力すればいい。

 

とりあえず

明日は安易に勝つ方法がない以上

体力が持つように考えてコートに入りましょう。

スポーツドリンクと水

バナナとおにぎりをもってコートに入りましょう。

最後のパワー用にチョコレートも少し。

 

そんなわけで

この夏は体力と根性で頑張ってください。

一度

「あの子と競るととんでもないことになる」

と評判になれば

それだけで勝ちやすくもなります。

テニス=ラドワンスカらが4強、ウィンブルドン女子単

今後、次の課題ですが

サーブの強化

相手のリターンがチャンスボールになるように。

リターンの強化。

その次のボールがチャンスになるように。

次はドライブボレー。

 

とにかく

早くチャンスボールが来るように

チャンスボールを1発で決めるように。

相手はそれを避けるために無理をする

そうすれば相手のエラーも多くなっていき

ますます試合が楽になっていきます。

 

とはいうものの

お互いにそのレベルになれば

またまた、同じこと。

ますます体力と根性が必要になることは

ラドワンスカだけではなく

プロの試合を見ればわかることですよね。  テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, 練習法, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:58 | 1件のコメント

スライスで勝負

『オレンジ』 さんから、シングルスの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチこんにちは。アドバイスをお願いします。
近頃シングルスの戦術で迷っています。
自分はスライスとボレーが得意なのですが、最近の選手はパスが上手い人が多いので
スライスでアプローチアンドネットというパターンがあまり通用しません。
ハードヒットで押し込んでから前にいこうとするともともと得意ではないので、ミスが増えます。
かといってずっと前にでないで後ろでつないでいても体力のある若手には根負けしてしまいます。
自分は今30代半ばで、地方の県大会上位のレベルで勝ちきれずもがいています。
何かいいアイデアがあればおしえてください。

オレンジ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

最近のストローカーにどんなふうにやられるのか?

考えてみると

打ち合っていて、短くなるのを待つ。

浅いボールが来たらすかさず、スライスアプローチ。

構えられて、トップスピンのパスで ・・・・・

こんなストーリーでしょうか。

 

プロの世界も同じで

大昔はアプローチとパスで互角

いやネットプレー優勢だったものが

トップスピンの蔓延により逆転してしまったのです。

ボルグが出てきてからですから

もうそれから40年くらいたちます。

 

さてプロでは

ボルグ以降もスライスとボレーで活躍した人というと

ただ一人、ジョン・マッケンロー

彼はサーブアンドボレーヤーですが

その範疇なら、ピート・サンプラスでしょうか。

サーブがすごく良ければ、ボレーは入れるだけで1点ということです。

ですから、答えその1は素晴らしいサーブでのサーブアンドボレーです。

 

でも、たぶんそれくらいはわかってますよね

そこまでのサーブがないこと

リターンゲームにも答えがほしいこと

問題は、この2点だろうと思います。

 

それでは次の答え

どうしてストローカーにやられるのか

アプローチをしっかり構えられ

または、しっかり捕えられてパスされるのでしょうね。

じゃあ、パスをしっかり打たれない手立てを考えましょう。

 

サーブゲームの場合は

リターンのボールをアプローチです。

そこそこのサーブでボレーに行くと

リターンで抜かれます。

しかしサーブで前に行かないと

そこそこのリターンが返ってきます

こいつをライジング・スライス・アプローチです。

サーブがかなり良ければ

全ポイントやってもいいのですが

それほどでないのなら、使ったり、使わなかったり、目先を変える。

nisiap1406

リターンゲームは

ライジング・リターン・アンドネットです。

サーブ後、前のめり状態のサーバーが一瞬のチャンスをくれます。

サーバーが構える間もなくアプローチを食らわせます。

これも、相手サーブとの力関係しだい

ファーストは時々

セカンドはほとんど全部、というような分け方ですね。

これを避けるためにダブってくれれば、さらに大儲け。

 

さてこの一瞬の電撃作戦が決まればいいのですが

全ポイントでできるわけではないので

普通のラリーになる場合も多い。

その時はどうする?

 

とにかく、得意はアプローチアンドボレーなのだから

とにかくこれを生かすように考える。

そう、メリハリが大事です。

ゆっくり展開から、突然の強烈アプローチと行きたいところです。

だからラリー全体はスローペースを心がける

そして一瞬のギヤーチェンジ。

これで早く見せる、構える暇をなくすのです。

 

そしてもう一つがドロップショット。

相手が見ていて

アプローチと一番違いが判らないのがドロップショット。

そして、深さが一番違うのがドロップショットなのです。

こうやってちゃんと構えさせない、捕まえさせないようにするのです。

 

最後にアプローチの打法。

ゆるく運ぶようなアプローチではダメ

ギュッと強く切っていくことが必要。

大きなテイクバックとインパクトでの急ブレーキ

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面の作りでいえば、正確にしたいので

引き起こしを使わないで

凹型に弧を描いて、スライスのハードヒットです。

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そしてなるべく高い打点から

ボールに寄り掛かるくらいの姿勢で。  テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス | 投稿者松原コーチ 20:45 | 2件のコメント

優勝には

すごいやつがいる

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すごいサーブが来る

甘いリターンを返すと

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鬼のように打ち込まれる。

 

甘いサーブを打ち込んでも同じこと

鬼のようなリターンをぶち込まれる。

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勝ちたかったらそうさせないようにふるまうしかない。

 

男子プロなら

どんな試合もそうだが

1セット取るためには

5回のサーブをすべてキープして

5回のリターンゲームのうち、1回以上ブレークするしかない。

 

セカンドサーブでのポイント獲得率が30%ではどうしようもない

60%以上にしたければ

ダブルフォールトを少しくらい覚悟の上で

打ち続けること。

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出来なければ、1セット落とすだけのこと。

そして

相手リターンを即座にライジング攻撃。

1401nisikori

リターンゲームでは

サーブのコースにヤマをハリ

とにかくリターンをたたく

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ときどきはリターンでドロップショット。

リスクを負え。

 

叩いた後も

ネットへ出るか、ドライブボレー。

 

ゲーム、セット、アンドマッチ ニシコリ

6-3 0-6 6-4

できたら、カリスマになる。     テニス

カテゴリー: シングルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:47 | コメントは受け付けていません。

守備力を向上させる方法

『くまときりん』 さんから感想と再度の質問が

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  お答えいただきありがとうございました。

押せ押せの攻撃力でダブルス、手堅い守備力でシングルスということですね。

シングルスの草トーでこれといって武器になるショットがあるわけではない人に負けてしまうのはこういうことですね。
守備力が最大の武器なんですね。

効率的に守備力を向上させる練習法ってありますか?

くまときりん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

プロの場合、「押せ押せの攻撃力でダブルス」

アマの場合、「手堅い守備力でシングルス」

でしょうね。

 

アマの場合、中級者以下なら

ダブルスでもロブのシコリ勝ちがあると思います。

プロだと

デルポトロや、ちょっと前の人、サフィンなど

イケイケ攻撃のシングルスの強い人もいましたよね

だけどちょっとつまずくとポロッといく。

安定して勝ち続けるには

やはり、少しは粘りが必要なのでしょうね。

1404nadal

攻撃して、いいボールが入ると

チャンスボールが来る (来ちゃう)

ダブルスだと

パートナーがボレーでポトリ。

シングルスだと自分で決めなければならない。

それだけ、シングルスだと

攻撃に腕前が必要ということです。

だからアマの中級レベル以下だと

チャンスボールを決めきれないので

シングルスはシコルしかない。

プロの場合は

甘いボールを打ったら決められちゃう。

だから相手のプロもそれなりの攻撃力が必要なのですが

守備力があって、なかなか甘いボールを打たないプロに対し

無理に仕掛けて自滅してしまうことがプロでもある

ということだと思います。

 

さて、 「効率的に守備力を向上させる練習法」 ですか?

練習法としては、振り回しですね。

それとも、スパニッシュドリル

前後左右、4か所に球出ししてもらい

ひたすら動いて打つ。

 

しかし一番大切なのは、「勝ちたい心」

どんなに苦しくても

ひたすら、相手コートに返し

シコリ抜く。

「おまえ、そうまでして勝ちたいか?」

と言われたら。

「どんなにかっこ悪いことをしてでも勝ちたい」

と平気でこたえられる心です。

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いま、うまくなっている人

プロになっている人

みんな、初心者の時は

相手をシコリ倒して勝っていたはず。

そう、初心者のころから勝っていたはずです。

そうまでして勝ちたい人じゃなければ

プロにはなれない。

nadal1404guts

守備力を向上させたら、勝てるのではなく

まず、勝つのです。

走って拾って、ボールに食らいつく。

そのうちに、守備力の向上に気が付く。

 

このことに関してだけは

効率的に向上はありません。

「どんだけ、勝ちたいのか?」 です。

 

気合です。   テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, 年寄りのひとりごと, 練習法, 試合 | 投稿者松原コーチ 20:14 | 2件のコメント

シングルス向き・ダブルス向き

『くまときりん』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  いつも興味深くブログ拝見させていただいています。
はじめて質問させていただきます。

性格とかプレースタイルによって、シングルス向き・ダブルス向きってあるんでしょうか?
あるとすればそれは男女ともに同じですか?

よろしくお願いします。

くまときりん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

ダブルスはたった2人とはいえ団体戦ですから

少しはパートナーと折り合う必要があります。

他人にあわす気のない人は向いていないかも。

もちろん、めちゃくちゃ上手いとか

めちゃくちゃ、人気者とか

相手が全てを捨ててでもあわしてくれる人と組めば

ダブルスとして成立します。

他の人に煩わされたくない人

孤独癖のある人は

もちろんシングルスでしょうね。

 

さて、プレースタイルですが

昔は、技巧派、そしてネットプレーの上手い人がダブルス向き。

粘り強くて、ストロークの上手い人がシングルス向き

と思われていたようです。

ところが最近は

ストローク力が強力になったために

シングルスとダブルスの試合の仕方が似てきました。

平行陣でボレー主体に戦うのがダブルスという

常識が違ってきているのです。

プロでも雁行陣の選手がいますし

リターンゲームでベースラインの平行陣を取る人もいる。

もちろん少しはボレーができなくてはならないのが

ダブルスです。

 

一方シングルスですが

こちらに必要なのが

押したり引いたり

時にはちょっと待ったり、という駆け引き。

そして簡単にはエラーしない粘り強さも。

nadalff1404

ところで、攻撃力があってダブルスでは強いのに

シングルスではなかなか勝てないという人

近所にそんな知り合いがいませんか?

あまり近所ではないのですが

インドのブパシ

アメリカのブライアン兄弟。

押したり引いたりではなく

押したり押したりの人。

攻撃力が勝利に結びつきやすいのがダブルスです。

もちろんパートナーとのポジション取りや

入れ替わったり、ポーチしたりと

変化はそれなりにあるのですが

基本的に、押しっぱなし。

こうゆう人はダブルス向きなんでしょうね。

 ATP Masters Series - Rome

プロの場合は

シングルスでも

攻撃力が無ければ上にはいけない

というかプロにはなれない。

だからシングルスが上位な人はダブルスも大抵上手い。

デ杯での錦織を見たでしょう。

 

一方、アマチュアの場合は

攻撃力があまりなくても

シングルスなら粘って勝てるというところがあります。

だからダブルスは苦手だが

シングルス向きという人がいます。

 

女子の場合ですが

ボレーが苦手な選手が男子に比べて多い。

だからボレーが上手かったり

もちろんポーチにバンバン出たりして

ストロークの上手いパートナーを上手くリードできたりすると

ダブルスが得意ということになってくるようです。

杉山愛さんや青山修子さんなんかがそうですね。

 

ソレともう一種類、男にはいないタイプですが

宮城ナナさんやモニカ・セレスさん

中盤からの両手打ちドライブボレーで打ちまくる人も

ダブルスに強いようですね。   テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, ダブルス | 投稿者松原コーチ 18:28 | 2件のコメント

「への3号チンタラ」に対処?

『makotasu』 さんから、「への3号チンタラ作戦」への質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  ああ、この作戦、意図せず自分でやったことも逆にやられたことも両方ありますね。。。野球の野村監督の「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」を思い出しました。

今度からやる時は意図してやりたいと思います。が、逆にやられた場合、コーチはどうされてますか?具体的には、叩きにくいスピードのラリーとチンタラロブへの対処法なのですが、、、

makotasu

 

 

 

水瓶座  「逆にやられた場合」、私の答えです。

実は、こんな風にはぐらかしてくる人

しこって、こちらのミス待ちに来る人

私の大好物です。

 

こちらがストローク力に勝っている場合

ある程度、序盤の打ち合いに勝ってしまうと

いや、もしかしたらウォームアップしただけで

必ず相手はペースを変えてきます。

 

ペースを変えるには

早くするか?

遅くするか?

はぐらかすか?

です。

 

だからまずは

サーブアンドボレーや速めのネットへの仕掛けに警戒します。

リターンをどうするか

パスは?  ロブは?

アプローチがフォアに来たら

バックに来たら

余裕が無かったらなど

いくつかのケースを想定し

対処法を決めておきます。

想定外だったら、こちらが「への3号」に移行するか

いさぎよく、にっこり笑って握手か?

 

そして、この、速めペースもこちらのものなら

相手は、「への3号」作戦に移行してきます。

 

ところで

どうして速めのネット作戦のほうに優先して備えるのかというと

チンタラ来るなら、あわてて対処する必要は無いからです。

元々、打ち込もうとしている相手ボールが遅いだけのこと

予想外にネットへ出てこられたときのダメージとは

クラベモノになりません。

 

さて本論にはいります。

ゆるいボールでこられたら?

コレでミスする人は

足が止まり、結局、位置が悪いのに打ってしまう人です。

しっかり打球寸前まで足を動かして

打球直前に一瞬、踏ん張るために足を止めて

nisifh1403

飛び上がるように打てば

しかもワイパースウィングの左横フィニッシュなら

当然のように、攻撃ボールを打つことができます。

 

何でテンポを変えられたのに対処できるのかというと

こちらのテニスを変えたわけではないから。

いつでも、ゆっくりでも

先ほどの足の動かし方をしていればいいのです。

そして私はそうなのです。

 

ゆるいボールには脚を止め

遠いボールには足を動かして対応というストロークでは

実戦的に対応ができません。

ゆるいボールに対してでも

足を動かして対応するのです。

 

もう1つ

試合の流れは

こちらがリードすれば、色々やった挙句

必ず、相手の「への3号チンタラ作戦」に行き着きます。

だから、しこられるのは、当然、想定内の出来事なのです。

想定内の出来事は当然、練習しておけばいいだけのこと 

せっかく打たしてくれるのだから

遠慮しないで、ありがたく頂戴しましょう。  テニス

 

できなければ?

相手よりもしこって、夕暮れを待ちましょう。  眠い (睡眠)

 

 

カテゴリー: シングルス | 投稿者松原コーチ 19:41 | 1件のコメント

への3号、しんだふり作戦

1号正統派作戦では勝てない

2号電撃作戦も不発に終わった。

さあどうする?

 

ここはいよいよ、最後の、「への3号作戦」の発動だ。

 

1、とりあえず、ファーストサーブを入れておく

2、とりあえず、リターンも返しておく

3、とりあえず、フォアはやや緩めにトップスピンでつなぐ

    バックはスライスでもいい

    相手が叩きやすいほどのスピードは出さない。

4、追い込まれて苦しくなったらロブで返球

5、決め球を打たれたら、祈る (ミスレッ!!)

6、こちらのチンタラロブを打ちあぐね

    短く返してきたら、突然生き返って、決める。

 

一見、普通に打っているが、すこしゆるめに

やられそうになったら、うんと遅くして

相手の脚を止めて打たせ、エラーを誘うのが肝。

 

テニス、特にシングルスは

これでどうにかなってしまうこともあるからふしぎだ。

 

1から6までの前提となる雰囲気や顔つきだが

その人のキャラクターや演技力で変わってくる。

本当に、死んだふりをして、暗いテニスをやる手もあるが。

私としては見栄っ張りなので

あくまで元気そうに

そう、スポーツマンシップが大切なので

負けは覚悟しているが、最後まで試合だけは貫徹するという態度。

でも、冷静な頭の中身はあきらめている、という風を装うのが好きだ。

 

その実、たった5%の勝率でも、勝ちをあきらめていないのだが。

しかしここのところの演技力、文章で伝えるのは難しい鴨。  テニス

 

 

カテゴリー: シングルス | 投稿者松原コーチ 19:39 | 2件のコメント

への2号電撃作戦

前回の、「への1号作戦」

ストローク力、特にフォアで打ち勝てるなら

何も考えずにこれ。

難しいことをして、自分勝手にこけたらあほです。

 

さて、問題はストローク力が互角か

相手のほうが上の場合。

相手が若者であれば、脚力は相手が上。

まともに打ち合えば

時間の問題で、確実に追い込まれる。

さあどうする?

 

そこで登場するのが

「への2号作戦」

電撃作戦と考えればいい。

止まって打ちまくるのではなく

ライジングやネットプレーを混ぜて

常に先手を取り、先に攻撃的なショットを打たせないのだ。

 

ポイントはライジングショット+ネットプレー。

1403gcnisikori

サーブゲームの場合

サーブアンドボレーは原則やらない

私のサーブだとリターンで ・・・

  (原則は無しだが、時折ゲリラ的にやる)

 

さあ、電撃作戦の内容は 

1、ファーストサーブをしっかりスピンで、なるべく力強く打ち込む。

2、返球をライジングで打ち込んで、ネットへ出る。

3、ボレーかスマッシュで終わらせる。

 

2番のライジングは

相手ボールが少しくらい深くても

無理シャリ、ライジングでヒットする。

アプローチというよりも決め球のつもりで。

ボレーはたまたま返ってきたらやる、というノリ。

 スマッシュも。

 

ファーストが入っていれば、けっこうキープできる。

次に、レシーブゲームの場合。

リターンダッシュがメイン。

セカンドサーブに対してはすべてリターンダッシュ。

ファーストがゆるければこれも。

相手ファーストが強力な場合は

1、リターンをなるべく強力に打つ。

2、帰ってきたボールをライジングで打ち込んで、ネットへ出る。

3、ボレーかスマッシュで終わらせる。

 

2番のライジングは

相手ボールが少しくらい深くても

無理シャリ、ライジングでヒットするのはサーブゲームと同じ。

強力リターンはスライスでもかまわない

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きつく打ってフォローを小さくブロック。

ギュウッと打つのだ。

 

相手のファーストが入らなくなればブレークできる。

 

無理して負けたらどうする?

無理しなければ、ほぼ確実に負ける。

大胆な電撃作戦で、30か40%勝てたら大もうけなのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス | 投稿者松原コーチ 18:20 | 1件のコメント