カテゴリー別アーカイブ: スマッシュ

スマッシュのコツ

『レフティスタイル』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの2つ目部分です。

 

カラオケ  2つ目、スマッシュの肩の入れ方について。よく上がったボールを指させ!またはラケットを持たない手でキャッチしてみろ!と書いてありますが同サークルの男性メンバーがそれは間違いで、肩越し(極端に言うと肩の上にあごの乗せて)にボールを見るのが正しいと。

松原コーチのこれまでの解説から考えると、全てのショットはインパクトの瞬間は全て身体は正面を向いているように思われるのですが、いかがでしょうか。要領を得ない質問ですみません。ご解説よろしくお願いします。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

スマッシュ

一番パワーが入り

コントロールもいいのは

インパクトで前向きの時。

iwabuchsm1512

だから

ボールを指さして

なおかつ

インパクトに前向きになれるなら

いいんじゃないですか。

fed1512sm

だから

肩越しに見るのも同じ。

 

私には

いかにも上級者やコーチ側が

自分の権威を見せるための理論というような ・・・

 

でも

そこまでやって

うまく身体が前向きになって

180km/hのスマッシュを

ドカンと打てればいいのですが

間に合わずに

前向きになれないで打つと

急激にパワーを失います。

(世の中のほとんどの人がそうです)

 

試合でとっさに飛びついて打つときに

soeda-sm

ボールを指さしていたでしょうかね?

 

スマッシュというのは

いざという時に

確実に1点取りたい種目。

実は安全第1ショットなのです。

 

たまたまの1回だけ

瞬間最大風速を競う種目ではないのです。

上の写真の添田君のように

意表を突かれた時でもとっさに対応ができる

勝ちたければ、そんな対応が必要です。

このショットはデビスカップでの1枚

私もテレビで見ていたのですが

さすが、確実な1本でした。

 

どっちが基本かというと

インパクトで前向きになること

ひまがあれば

より横向きから勢いをつける。

ひまがなければ

横向きになっちゃダメ。

常に安全側にいるべきショット。

(それでも150km/hくらいはいけるのでは)

 

まして

ボールを指さすなんて

まして

肩越しにボールを見るなんて。

 

ジュニアや大学生の中でも

運動能力に優れた人が

しかも

余裕のある時にだけ、できる技ではないでしょうか。

これは必要もないのに

プロがパフォーマンスを見せている、興行写真です。

fed1512sm

ダンクスマッシュですね。

 

たいていの人は

横向きになりすぎない方がドカンと打てますよ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 09:53 | 1件のコメント

世界最速サーブ

10月6日火曜日

楽天ジャパンオープン観戦のため有明へ

11時開始、最初のお目当ては、1番コート

オーストラリアの世界最速サーバー、S.グロス

フランスの、J.シャルディとの1回戦だ。

 

生の試合観戦の最大目的は

以前にも話したが

生のスピード、ボールの軌跡、身体の動き、迫力

これらを知ることなのだ。

 

だから、グロス、193cm、99kg  (でかい)

263km/hの世界最速サーブを記録している人。

この人のスピードを見たい。

 

11時の定刻を相当すぎて、選手登場。

試合開始とともに

エース、エース、ダブルフォールト、相手ラケット先端をかすめてキープ

 

5ゲーム目に連続写真を撮ったので、紹介しよう。

CIMG0874

この間前後に身体を揺さぶり

CIMG0876

なんでも、関節が曲がっているのが特徴

CIMG0877

トスの腕も曲がったまま

CIMG0878

腕だけ伸ばすのは、身体の使い方としてやりにくいのだろう。

CIMG0879

腰が入り  (ここまで身体を使うのはロディックくらい)

手首の角度もロディック以上に内向きに角度がついている。

CIMG0880

腕も身体も伸びていく

CIMG0881

左肩から右ひじまで一直線  (教科書通り)

肘の角度もほぼ直角に近い  (いやちょっと曲がりすぎか)

CIMG0882

上体が前向き、しっかり伸びたところで

ラケットヘッドは完璧下向き

CIMG0883

少し打点が前になっているのが、本日やや不調の原因?

CIMG0884

肘を残してフィニッシュだが、思っていたほどの迫力では ・・・

CIMG0885

ここまで3枚、しっかり上体が前向きで

ブロックできていることを示している。

CIMG0886

だからそのための、左足着地。

CIMG0887

上体も前に倒れていない

CIMG0888

そのまま、前進して ・・・

サーブがエースになってしまった。

 

腕の使い方は教科書通り

身体の使い方は、できることは何でも目いっぱい使って打つ。

身体が終わってから腕という連鎖もまさに教科書通り。

 

ただ、なんとなく打点が前というのが気になる。

さっきの手首

あのスマッシュで抑えの解説をした手首だ

これが前すぎる打点と会わない

少し加減が必要になっちゃう。  (今日は不調鴨)

 

それとも少しひじの角度が鋭角なのとのマッチでこうなのか?

他の日に見たことがないので ・・・

 

もう少し後ろなら

ファーストはもっと安定して、最大パワーで入るだろうし

セカンドでも安心してぶんなぐれる。

 

だからかどうかはわからないが

試合は、セカンドサーブをシャルディーのバックに叩かれ

3-6、0-2 となったところでリタイア (理由は知らない)

 

猛烈なサーブだが

普通のトップクラスのサーブ

むかし

ボリス・ベッカーのブンブンサーブ見て唖然としたのに比べると

世界最速というほどには感じなかった。

(確かに、ちょっと不調だったのかも)

 

シャルディーの両手バック、ライジングリターンはすごかった。

 

この日は

キリオスのサーブやバックハンド、ポジション取りなど

最後はダブルス、セカンドタイブレークの出だし、内山のスマッシュミスまで

ほぼ全試合をつまみ食いしてきた。

この後も何回か

思いついたのを写真と一緒に触れてみようと思う。 テニス

 

ああ

スマッシュはおとといのあれ、手首

rod1510

 

なんだよな。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, スマッシュ, 年寄りのひとりごと, 日記 | 投稿者松原コーチ 15:32 | コメントは受け付けていません。

スマッシュの手首

先日の大学での合宿中

一番若いレギュラーの小林君にスマッシュのアドバイス

彼はダブルスのインカレ選手なので

当然、かなりのスマッシュ力なのだが

今回初めて会って

ジャンピングスマッシュの当たりがちょっと物足りないのと

時々だがすっぽ抜け気味の当たりがあるのに気が付いた。

 

アドバイスはテイクバック時に

ラケットヘッドを少し前に倒すこと。

 

どうゆうことかというと

rod1510

これはアンディー・ロディックのサーブだが

手首の角度に注目してもらいたい。

少し手首が内向きに折れている。

 

この折れた形が

インパクトで再現するのだ。

TOMLJANOVIC3

構えから一度動いてしまっても

手が元の形を覚えている。

インパクトでこの形が戻ってくる。

 

そしてこの形で取るのは少し後ろ目の打点

ここが一番強烈なパワーを生み

なおかつ深さのコントロール感のある場所なのだ。

 

ここではない

サーブ打点2

 

そしてフィニッシュ

takao-sr1411

全てサーブの写真だがスマッシュも同じ。

 

そうそう、小林君の45年くらい先輩に

スマッシュだけはすごい人がいた。

hokudaidesm

この手首、ロディックと一緒でしょう。

背景を見ると彼にアドバイスした隣のコートのようだ。

スマッシュの技術、実は昔から一番変わらない形なのだ。

(昔だってすごかったんだぞ、という年寄りの ・・ )

 

こんな風に打つと

コントロール感もあるので安心して打てる

なおスピードが増す。

 

小林スマッシュの打球音

それまでのバシッという音が

バキッという音に変わった。

男の子がジャストミートしたら

当然こうゆう音になる。

 

その後サーブでもやってみなというと

やはり音が変わった

そして、深さのコントロールも

 

どこを変えたらこうなったのか

ぜひ覚えておいてほしい

 

手首の角度  保つ  バキッ  なのだ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス, スマッシュ, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 15:27 | 1件のコメント

落下点の下に入る

『まっつん』 さんからの2つ目の質問

以下がそのコメントの2番目部分です

 

カラオケ    ②スマッシュについてです
よく、「落下点の下に入る」との指導を耳にします。

私の感覚を素直に言わせていただくと、下記の感覚なのではないかと。

・右手を上げた位置と、考えると、落下点から50cm左によける。
・さらに、打点の位置から考えると、放物線だから、奥行きがある。
背中の後ろに落下点がある。

この球筋の感覚、あっているでしょうか?

まっつん より

 

 

 

水瓶座   私の答えです。

落下点の定義ですが

私は

打点の高さでの位置と解釈しています。

地面の高さで考えるのが字義通りの解釈かもしれませんが

ロブの高さ深さにより

落ちてくる角度が違うので

地面の高さで話すと

何の話をしているのか

判らなくなってしまうと思います。

 

そんなわけで打点の高さで

 

位置でいうと

「落下点の下に入る」

で正しいと思います。

iwabuchsm1502

横方向ですが

右肩が上がるし

手首も伸びきらなければ

若干、左手側に曲がります。

だから

打点はほぼ頭の上

あまり右側にすると深さのコントロール感が

少し、なくなります。

 

上の写真は若干スライス気味スマッシュのようですね。

 

まあ、それと

私の感覚ですが

前後位置で頭の真上というよりは

「少し、後ろ」 という感じです

usirodaten1502

(これはサーブなので、前傾分を差し引いてみてください)

そうすると

内旋、回内をしっかり使って

sampuras1503

パワフルで

しかも、距離感のある打ち方ができます。

 

「落下点の下に入る」 で

ほぼあっているのではないでしょうか。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 20:37 | 1件のコメント

スマッシュは上から

ジュニアのレッスンをしていて気になった

構えた時の手の位置が低いので

砲丸投げのようになり

下から上に押し上げてしまう。

ラケットヘッドも前に出てこない。

 

スマッシュは上から下に

手を引っ張り下ろすような感覚が必要なのだ。

dunksm1502

もちろんこんなに高く飛ぶ必要はない。

飛べるわけもないが。

 

構えた時、右ひじは両肩の延長上

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そうすると、手の位置は

スマッシュなら、鼻の高さくらいだろうか。

 

その肘と両肩の関係を保って

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振り出す。

投球もサーブも同じように考えればいい。

sampuras1503

ラケットヘッドが手を追い越し

ボールを上から下に叩き落とす。

iwabuchsm1502

スマッシュの構えは

手が鼻の高さくらいに。

 

上から下に打つつもりで。

 

ついでに言うと

ジャンピングスマッシュで

踏み切るときに

手がこの高さに来ていると、大抵うまくいく。    テニス

 

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 18:52 | コメントは受け付けていません。

杉村太蔵、なかなかやる

札幌でのテニス産業セミナー

鈴木貴男プロの話は先日書いた。

今日の話は

4人のスピーカーのうちのもう一人

あの有名な

元衆議院議員

ジュニアのころテニスも強かったという

杉村太蔵氏。

さすがに面白い人だし

テレビの話やテニスがらみの話もあって

しっかり引き込まれた。

 

横浜へ帰ってきて

ネットで、「札幌国際OPテニス2014」

男子ツアーの下部大会だが

その会場でのエキシビジョンマッチ

「杉村太蔵vs北大女子テニス部」

という試合の話に出会った。

hokudaijosi

前にも後輩たちが出たということで

見たことはあるのだが

国体で全国優勝したという、杉村太蔵のテニスが気になり

まじめにユーチューブの動画を見てみた。

 

ホントにうまいのか?

 

いやけっこう、大したものだった。

 

どこに感心したのかというと

スマッシュ

彼のサーブで始まった試合

15-15 から2本のスマッシュを決め

しっかりキープしていた。

sma1502

その後も次々にスマッシュを決めエラーしない。

結局、相手は北海道学生のチャンピオンペアーということで

最後は、3-6 で負けてしまったが

3人の女子インカレ選手に交じり

堂々の試合ぶり

それなりに試合になっている。

しっかりと感心してしまった。

 

そうそうスマッシュの話。

ロブが上げられて

決まるか、ヘロヘロになるかは

テニスのレベルをしっかり上下に2分する。

 

だから、彼は間違いなく、テニスの上流階級側。

 

杉村太蔵

単なる面白いお兄さんではなかったということ。

テニスマンとしてもなかなかやる。

 

この試合のユーチューブ動画はここ

杉村太蔵と

私のかわいい後輩たち3人も出ている。

30分くらいなので

暇な人は一度のぞいてみるといい。

 

松原さんが

「スマッシュというのはね」 という意味が分かると思う。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 17:52 | コメントは受け付けていません。

スマッシュはジャンプ

止まって打つスマッシュよりも

ジャンピングスマッシュの方がはるかに易しい。

 

足を止めてスマッシュを打つと

位置の調整を最後までし続けることができない。

したがって

最後の微調整は腕や手首の加減で行うことになり

どうしても不安定要因を残してしまう。

 

しかも、調節しながら打つことになると

思いきり打ち抜くことができず

試合中、大事な場面で心に疑念が忍び込んでくる。

 

それに対し

ジャンピングスマッシュは

最後に、打点めがけて飛び上がって打つので

最適な位置に行くことができる。

だから

自分の理想的なフォームで

ボールを捕えることができるのだ。

iwabuchsm1502

その理想的な位置に関係については

先日説明したばかりだ。

usirodaten1502

もう一つ

ジャンピングスマッシュの有利な理由だが

動きが制限され

同じ形で振るしかないことにもよる。

だから

プレッシャーがあろうが

難しい位置からだろうが

フォームが乱れない。

 

さらにもう一つは心

飛び上がってしまえば

思いきりがよくなる

飛んじゃったら、やるっきゃないのだ。

 

だから

ジャンプしないでも

平気な顔をして打てる人は

ほんとにすごい人 !!!

プロだと時々いる。

アマチュアにはほとんどいない。

または

よっぽっど心が凍っている人。

これはアマチュアにも時々いる。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 20:50 | コメントは受け付けていません。

グラウンドスマッシュは

『キャプ』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。
いつも楽しくブログを読ませていただいています。

グラウンドスマッシュを打つ際のコツを教えていただけないでしょうか。
つなぎではなく、決め狙いについて教えていただきたいです。
意外と平然と決めれる方は少ないショットだと思います。
(打つ機会も少ないですが…)

以前得意な方に聞いたら、「サーブが入るんだから入るに決まってる」というお言葉だけをいただきました(笑)

キャプ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

確かに

「平然と決めれる方は少ないショット」 ですね。

そして

プロは平然と決めますね。

 

ところで

得意じゃない人のエラーとはどんな風でしょう?

ネットへ叩き込むというのが多そう

ネットしないようにと加減して

アウトする、というのもありますが。

 

まあ

思い切り打っても

ネットしないようにというのが重要かもしれません。

ヒントは

「サーブが入るんだから入るに決まってる」 という言葉。

ネットを越して

サービスライン内に入れるんだから

サーブの方がよっぽど難しい

グランドスマッシュなら余裕ということでしょうね。

 

そのサーブでも

ポイントは打点の前後位置。

ここで取るべきなのです。

usirodaten1502

身体の軸より後ろです。

ここで取り

内旋を聞かせて打つと

距離感がばっちり出ます。

そうするとフィニッシュはこうなります。

fed1412ad

次のポイントはスピン。

「サーブが入るんだから入るに決まってる」

なら

サーブと同じ球質なら入ります。

心配ならスピンをかけるということです。

 

最後のポイントは強さ

思いきり強くじゃないにしても

しっかり打った方がいいです。

iwabuchsm1502

心配しいしい

そうっと打つとかえってエラーが多い。

せっかく入ってもウィナーにならない。

 

一番悪いのは

腕を緩めて身体を運んでしまう

ついでにお辞儀する。

それよりは

身体をあまり使わないで

気分的には一切身体を使わずに

腕力で、打点を後ろにとり

思い切って打ち抜く。

これが一番です。  テニス

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 21:53 | 2件のコメント

スマッシュの目的

相手ボールをスマッシュで決めまくる。

痛快、痛快。

そんなふうにできれば理想だが

どんなにうまくて、パワーがあっても

あり得ない。

漫画の世界だ。

dunksm1502

スマッシュというのはロブが上がって

そいつをオーバーハンドで、たたいて決めること。

だから

相手がロブを上げてこない限り

やりようがないからだ。

 

プロの試合なら、1セットに1本か2本。

だからほとんど使うチャンスがない。

そうゆう理由で

スマッシュ練習をしない

ジュニア育成のスクールもあるのだそうだ。

 

でも実は

スマッシュの目的

その理想は

この

「プロの試合なら、1セットに1本か2本。

だからほとんど使うチャンスがない。」

ためなのだ。

 

試合の序盤

ネットへ出ると、ロブが上がる。

それをこともなげにスマッシュで決めると

次からは上がってこない。

iwabuchsm1502

だから、1セットに1本か2本

ロブでしか返せない時や

たまたま、上がっちゃった時のロブに対して使う。

 

もしも、さっきの最初のロブに対し

ミスしたり

打つのを避けたら

次からは

ネットへ出るたびにロブが上がってくる。

そして、ロブを警戒して詰めが甘くなると

パスで抜かれることになる。

 

まあ

この人の場合も

たまたま、うんと浅くなったロブに対して打つ場合などで

スマッシュは1セットに1本か2本使うだけ

ということになるのかもしれない。

 

 

スマッシュのうまい人は

ロブが上がってこないから

ボレーを決めやすくなる。

 

それと

相手がロブしか打てない状態でも

無理してパスに行くことになり

パスミスで楽にポイントを得ることができるのだ。

cimg5547

(これは松原テニスクラブ印西でのジュニアレッスン風景)

だから

試合で使わないことを目的に

しっかりスマッシュを磨いておく必要があるのだ。

 

スマッシュの打てる、打てないで

試合内容は根本的に変わる。

vol03_01

なのだ。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:40 | コメントは受け付けていません。

スマッシュのグリップは

『フランカー』 さんからスマッシュの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  こんばんは。いきなりですが好きなだけ基礎練習ができる場所を見つけました。そう、マシンありのコートです。

そこでスマッシュについての質問です。
私は、サービスをバックハンドイースタン(コンチより薄い)。ボレーをコンチで握っています。
問題はスマッシュをどちらで打とうか迷ってとっちらかっています。
ボレーから握り変えれば慣れたグリップ。しかし実戦ではなかなか難しい。余裕がないと、回転がかかってしまいサイドアウトする場面が。しかしコンチはなんだか厚い気がする…。堂々巡りです。

内旋を使って打つスマッシュは、コンチが基本だと思いますがバックハンドイースタンではどうでしょう?面が作りにくいとか?慣れの問題ですか?

スマッシュを武器にするため、休日はスマッシュ練習です。ただ、スマッシュ練習って何故か息が上がる気がします。

 

フランカー より

 

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

 

スマッシュのグリップは

通常、コンチネンタルかボレーのグリップです。

 

なぜなら

コンチネンタルが

スマッシュをフラットで打つのに向いているからです。

内旋、回内を使うことにより

時速200kmのフラットサーブと同じ打ち方になります。

打点も後で捉えるため

後へ上がることの多いロブに対処しやすい。

だから男子のプロは

ほぼ100%、コンチネンタルです。

 

もう1つのボレーと同じグリップ。

コンチネンタルかフォアハンドイースタンです。

ボレーがコンチなら

何も問題ありません、コンチです。

フォアボレーがイースタンなら

スマッシュもイースタン。

こちらは回内の使いにくい人

女子選手の一部と

アマチュアプレーヤーのかなりの部分。

なぜこうなるのかというと

コンチを使い切れない

回内が上手く決まらないから。

もう1つはボレーと同じグリップなので

とっさのロブに対応しやすいことです。

もちろん、頭の後ろの深いロブは打ちにくくなります。

それはしょうがない。

長所があるなら目をつぶってもいい。

 

さて、バックハンドイースタンですが

何のご利益があるのでしょう?

 

サーブと同じ、ということですが

スピンサーブですよね

フラットじゃない。

実戦でサーブとスマッシュ同時に出てくることは無い。

だからこの二つの間で、すばやく持ち換えることはありえない。

ボレーとスマッシュの関係とは違うのです。

もしご利益があるとすれば

スピンのスマッシュが打てる。

これは、ベースラインから

グランドスマッシュを安全に打つには使えるかもしれません。

それ以外に思いつきません。

私はその場面では

コンチネンタルのまま、スライスサーブのように打ちます。

 

スマッシュのグリップは

男子プロなら一番有効に打てるコンチネンタル

ボレーと同じでもコンチネンタル、じゃないでしょうか。  テニス

 

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 19:57 | 1件のコメント