カテゴリー別アーカイブ: フォアハンド

ラケット面の話

『コンドル』 さんからの質問

以下がその全文です

 

カラオケ  毎回、勉強になるお話しありがとうございます。

よくインパクトで垂直面とおっしゃってますが、常にインパクトは垂直面なら、ボールの高低のコントロールはどのように行うのでしょうか?
常に垂直面なら、打ち返すコースは、飛んできたボールの入射角に依存してしまうと思います。
なので、コントロールするには完全な垂直面ではないように思います。

打球時は面をどのように気をつけて振っておられるのか、もう少し正確に教えてもらえたら幸いです。
よろしくお願いします。

コンドル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

話しのいきさつからグランドストローク

フォア、バックのトップスピンかフラットを前提に話します

 

インパクトが垂直というのは

かなり模式的な話で

そこそこのスピードボールを打つときの話です

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フラットのロブなら面はかなり上向きになりますし

普通のストロークでも

ゆるく打つなら、少し上向きだと思います

上の写真も高い打点のトップスピンベースの

私なりのフラットハードヒット

少し面が上を向いているのが分かります

本人は完璧な垂直と思い込んでいます

 

まあ、それでも? そんなわけで?

イメージの問題

打球方向に対しほぼ垂直と思っておけば間違いないと思います

 

テニスボールの接触時間は、1000分の5秒くらいと言われています

この時間はアマチュアのスウィングなら

ゼロと言ってもいいと思います

ですから

ラケット面の向きが打球方向に及ぼす影響が

スウィング方向のそれよりも

圧倒的に大きいのです

 

なので

面の向きを動かすとエラーにつながりやすい

だから

だから以下に面をぶれさせないかが肝

面の向きは垂直を保って(イメージして)

スウィングの向きで

上下の打球方向を操るイメージがほしいのです。 テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:27 | 1件のコメント

思いっきり打てるか?

フォアハンド

面の垂直インパクトを作るための方法

2種類書いた

垂直面を保つ、古典的打法

肩関節をひねらない、現代のプロ打法

じゃあなんでプロはこうするのかというと

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全力で、思いっきり打てるから

垂直面を保つ打法は

フラットだということもあり

若干、パワーに余裕を残して

コントロールに注力する必要がある

なかなか思いっきりは打てない

 

現代のプロは

トップスピンの要素も入れて

全力でハードヒットするのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:28 | 2件のコメント

インパクトで前を向く話

フォアハンドでは

インパクトで上体が前向きになるのだ

と、耳にタコのように

40年間言い続けている

それが新しい基本だといっているのだが

40年たったら新しい基本なのかどうか?

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さて、昔々の思い出話

TJ誌の技術解説をやって2,3年たったころか

フロリダのハリー・ホップマンのキャンプに

記者全員と一緒に取材に行った

私は、インパクト前向きが常識と思っていたが

それを、一緒にアピールしていた雑誌社の中にも関わらず

ある記者さん

「プロのフォアってそんなに前向きですか?」 と

疑い深げに聞いてきた

しばらく議論していたが

納得しない

 

ふと考えて

本物を見に行こうという提案をした

すぐそばのコートで

当時のトッププレーヤ

カフェルニコフが練習していた

コートの真後ろから観察

「ホントだ!」

1分ほどで結論が出た

横向きの先入観てよっぽどすごいのか

よっぽど本物を見ないで論じていたのか

今になっても謎だが ・・・・・・・・・ ひよこ

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 16:48 | コメントは受け付けていません。

フォア、2つの方法

フォアハンドのインパクト

面の向きは垂直

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その垂直を作るための方法が2つある

1つ目は垂直面を保つこと

垂直な面を作って引き

そのまま垂直面を保って打つ

古典的な打ち方

または、薄いグリップでフラットに打つ打ち方

といってもいいかもしれない

 

2つ目は腕をひねらないで打つ方法

インパクトの形のまま

外旋させないで引き

そのまま腕をひねらないで振り出す

hurikofor1409

面は青い線のように変化する

現代のトップスピンベースな打法

かなりフラットにも打てる

 

どちらでも正確に打つことができる

ただし

1つ目の打ち方で全力で打つと

垂直面を正確に保つことが難しい

2つ目の打ち方なら

姿勢さえ保てるなら、全力打法が可能

 

私はレッスンで

中級者相手までならば

スピードが出すぎないよう

回転をかけないよう

コンチかイースタンで、1の打法で相手をする

上級者相手や自分のプレーでは

思いっきり打つ必要があるので、2の打法を使っている

 

私の知る限り

この2つ以外で安定したフォアハンドを打つことはできない。 テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 14:55 | コメントは受け付けていません。

とにかく下げる

フォアハンドが打てる人

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構えでとにかく先を下げる

水平でもいい

ラケットヘッドが立って

手首に角度がついていると

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テイクバックから振り出しで

とにかくラケット面が暴れて収拾がつかなくなる

ラケットヘッドが下がって

手首に角度がないととにかく落ちついた振り出しができる

インパクトの手首と同じなら完璧だが

下げて構えた人なら面を感じることは容易

やっているうちにつかんでくる

とにかく下げて構えるのだ。  テニス

 

上の写真はボレーの場所で撮ったのだが

もしボレーをするのなら

ラケットヘッドを上げた構えは

スライスボレーとしてなら悪くない。  ひよこ

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 16:52 | コメントは受け付けていません。

フォアハンドの手首

『うどん県』 さんから、フォアハンドの手首について質問をいただきました

手首をしならせるか、固定するかです

長いコメントだったのでここにはコピーしません

読みたい方はこちらまで

 

水瓶座  私の考え方です

トッププロは、はとんどの人が手首をしならせます

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だから

ラケットヘッドが少し遅れたテイクバックになります1604nisikoriftb

この後が上の絵です

振り出しでラケットヘッドが遅れて出てくるところです

これはスウィングスビードをアップするため

トップスピンを多くするための

ラケットヘッドの遅らせ方です

 

この動きですが

その通り教えると

たいていグズグズになって

面がとっ散らかります

 

私は自分のテニスを

手首を固めたフォアハンドでやっています

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(東戸塚松原TSがクレーだったころの動画から切り取ったものですが)

口に出すアドバイスも

「手首はしっかり固定」 です

í0ó0°03ÿ7ÿ

もちろん

デモもその通りやります

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そうすると

力のない女子選手や普通の才能の男性は

そのようにして

安定したフォアを打つようになります

í0ó0°03ÿ7ÿ

ごく一部の才能のある男子選手は

面を狂わせない範囲の

手首の力のうまい抜き方を勝手につかみ

その選手の特にスピン量に合わせた手首の使い方をつかんでいき

私を越えて、勝手にうまくなります

 

でも

ベースは手首の固定と面の安定なのです

プロの男子選手

そんなに柔らかく使っているように見えますか?

動画や連続写真だと柔らかく見えちゃうんですね

ガチガチにしても、結構しなりますよ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:24 | 1件のコメント

飛距離を打ち分ける

あけましておめでとうございます

 

年末はフォアハンドで終わったが

フォアハンドが一番大事

一番気になるショットなので

年始もフォアハンドでスタート テニス

 

フォアハンドで40年前と一番違うところ

それが飛距離を自在に打ち分けるところかもしれない

といっても

40年前には面を下に向けて引く技術も

垂直の姿勢も、前向きのインパクトも

トッププロの一部はすでにものにしていたが

 

さらに

ワイパースウィングを使って

深さを自在にコントロールすることは

トップスピンの神様

ビヨン・ボルグはすでに40年前にやっていた

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ワイパーの部分がはっきりしないので

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現代のトップスピンの帝王

ナダルの写真だ

先ほどのボルグの登場以来

サーブアンドボレーの選手はどんどん駆逐されていった

 

さて、ワイパースウィングで深さの打ち分けだが

このワイパーの位置、高さを振り分ける

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この位置からの深いショットは

高い位置での、大きな半径のワイパー

短く打つには

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手の位置が高くならぬよう

ワイパーを下に引っ張り込み

低い位置で小さ目半径のワイパーを打つのだ

腕を下に引っぱりこんでいる錦織の力具合を感じてほしい

 

こうやって

必要なだけ浅く打つのだ。 テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:21 | 1件のコメント

いいフォーム

フォアハンドで

いいフォームとは

Brisbane International 2010 - Day 5

いいラケット面はもちろんだが

スウィングした打点に

ジャスタイムで

そこにボールがあるということ

軸を垂直に保った姿勢

しっかり前向きになった上体

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この体を

打点にしっかり入れていくフットワーク

ということになるのだろうか

テニスで一番使うのが多分フォアハンド

新しい年、いいフォアハンドを身に着けてください。 テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 16:37 | コメントは受け付けていません。

ループテイクバック

トップスピンフォアハンドの話

肩関節をひねらないため

凹型の振り子で引き、振るのが安定への道

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だが打点の高さやスピン量の調整のためには

これだけでは対応しにくい

だからループのテイクバック

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黄色の線のように引けば

単純な振り子のような肩関節角度変化なしのスウィングが可能

身体の後ろだけでループするのだ

身体の前から上に上げる、赤の方がループらしい感じが強いが

こうすると

肩関節が外旋方向に動き

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面が上向きになる

振り出しで、内旋させて面を修正しなければ

つまりかぶせていかなければ

インパクトで面が上を向き

アウト アウト アウト ・・・・

 

黄色のように、体の後ろでのループなら

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面が下を向き

こんな厳しい場面からでも

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無造作に

ハードに打っていけるのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:13 | コメントは受け付けていません。

なぜ面を下に向ける?

フォアハンドのお話

垂直な面を作りその向きを保つ

薄いグリップで水平に振り、フラットに打つ

これが前提であれば

確かにその通り

プロも50年位前まではそうやっていた

でも

トップスピンで弧を描いて振ると垂直面を保つのは無理

だから

tarofstbdc1803

面を下に向けて引く

これは

弧を描いて振る場合

肩関節を回さないための方法 (内旋も外旋もしない)

hurikofor1607

腕をひねらないで引くと自然にこうなる

そして、振り出せば、インパクトで自然に垂直面になる

トップスピン安定したフォアの

大大大大 基本なのです

こうして引けば何もしなくていい

エラーするわけがないのです。 テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:07 | コメントは受け付けていません。