フォアハンドの手首

『ホッシー』 さんから質問を頂きました

以下がその全文です

 

カラオケ   松原コーチ、お久しぶりです。
早速ですが、フォアハンドストロークの手首の背屈は「フォアだ!」と分かった時に意図的に行ってしまって良いものでしょうか?フェデラーのスローを見ると、テイクバック時は背屈していなくて、スイングを開始した時にラケットが遅れる事によって自然に(?)背屈している様にも見えます。インパクト時の形としては一緒なのでどっちでも良いのかもしれませんがメリット、デメリット等あれば教えて頂きたいです。
よろしくお願いします。

ホッシー より

 

 

 

水瓶座   私の答えです

フェデラーじゃありませんが

プロで最も先を引かない人の構え、こんなもんでしょうか

1803frtk

そしてインパクト

1803frimp

スウィングを開始したときにラケットヘッドの重みで

動作に遅れが生じ、手首が背屈します

プロは必ずこうしているのではないでしょうか

 

1つ目の理由はスピードアップ

鞭の効果といっていいと思いますが

先が遅れることで振り出しの負担が減り

腕がスピードアップしやすくなる

遅れてスタートしたラケットヘッドは追いつくことにより

さらにスピードアップするわけです

 

通常、インパクトの手首の角度(背屈)は

最大限に背屈した状態ではありません

ある程度余裕を残しています

nisifstaore1708

その状態から振りはじめ

背屈して、戻ってきてインパクトです

念のため

 

2つ目の理由は

コースの打ち分けです

最初から頑張って背屈する人は

たいてい、逆クロスには打てるが

順クロスに打つのが苦手

 

ラケット面が順クロス方向に向かないのです

 

順クロスは、手首の背屈を最大限までしない方が打ちやすい

面がそちらに向きやすいということです

 

だから最大限まで背屈しないで

順クロスに打てる人が

kei1607jf

ラケットヘッドを振り出しで遅らせて、背屈

nisifh1601b

逆クロス方向にも打てるということなのです

両方向に打てる人はそうゆうこと

この逆はできません。  テニス

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 11:42 | 1件のコメント

フォアの腕力

しばらくぶりの技術解説

一度さぼると

なかなか教室に入りずらい

あの、学生時代の感覚を半世紀ぶりに味わってしまった

さて

naomi frimpmae1906

この脇の閉まった肘の位置

男子に比べ腕力の無い女の子によくみられる特徴

腕を外旋して引き

内旋して、インパクトという

力的には大変効率的な打ち方

特に打点が低い場合にはかなり有効

但し

どれだけ外旋しどれだけ内旋して戻すのか

その分量を間違うと

とんでもなく面の向きがとっ散らかる

当然突然入らなくなったり

突然のスランプに陥ったりすることもあるから厄介

できれば

肩関節の向きが動かないよう

外旋内旋はできればしたくないのだ

女子では、エナン

heninfr1604

彼女は外旋内旋をしない(当然脇はあく)

この人はその反対の人

azarenka1604fr

ひとつの解決法がこれ

1604frimp

フルウェスタングリップ

脇の閉まった形と

面が下向きの引きを両立できる

センスのある男の子小学生によくある形

それが育ったのが上の写真の人

大人になってからこのグリップを始めるのは無理

だから大人は真似しない方がいい。 テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 16:32 | 1件のコメント

印西女子ダブルス初級

3月8日月曜日に予定していた

松原テニスクラブ印西月例女子ダブルス初級大会

コロナウィルスの感染防止のため

今回も中止になってしまった

緊急事態宣言が延長になり

特に千葉県で感染者が減っていないことが一番の理由だ

せっかく、エントリ―していただいていた皆さんには申し訳ないが

その分を

次回、4月12日(月)に回してほしい

これは12月に開催した時の写真

CIMG1083

要項はこちら

たくさんの皆様の参加をお待ちしています。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 12:29 | コメントは受け付けていません。

印西女子ダブルス初級

本日の松原テニスクラブ印西

月例の女子ダブルス初級の日だったが

私の住んでいる神奈川県も、会場の千葉県も

かなりのコロナ感染者増大のため中止にした

お申込みの皆様には直前の中止で

ご迷惑をおかけしました

本当に申し訳ございません

次回は2月8日(月)の予定ですが ・・・

その次は、3月8日(月)で、できたらいいな

 

さて、次の予定をお知らせせねばと考えているうちに

ついつい ・・・

先日の女子ダブルスの結果を報告せねばなりません

 

さて、そのご報告

12月21日月曜日は松原テニスクラブ印西で

月例の女子ダブルス大会、初級の開催

CIMG1083

今回は9ペアーの参加

3ペアーづつに分かれての予選リーグ

各リーグ1位ペアーによる決勝リーグ

2位のリーグと3位のリーグも

全員4試合した

CIMG1096

今回は平行陣を取るペアーが多く

CIMG1092

明確な雁行陣ペアーはいなかった

CIMG1091

結果は、石川さん、持田さんのペアーが全勝で優勝

CIMG1088

名和さん、山田さんのペアが1敗で2位

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ホントは最初に撮った写真

CIMG1081

そして表彰後

CIMG1100

次回は今日

1月18日の予定だったが ・・・

とりあえず

皆さんとの協力で感染防止

次の予定は、2月8日(月)、3月8日(月)

楽しく、テニスに来てもらえる日を待ちます。 テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 12:03 | 1件のコメント

サービスの基本 その4

運動連鎖について確認しておこう

膝の屈伸の運動量が上体に伝わり

上体の動き、運動量が腕に伝わる

伝わっていくにつれ、重量は小さくなり、速度は大きくなる

というのは

運動量は、  重量 × 速度 だから

もう一つ大切なことは

鞭のように運動量が波のように

先端に向かって移動していくときに

手前の動きが止まることが前提になるということ

ゆすって波を起こすと考えればいい

それを頭に置き、一流のサーブを見る

CIMG3330

膝が伸び始めるときに腕とラケットは後ろに下ろしていく

CIMG3335

膝が伸びきったところで、腕とラケットは最下点に

CIMG3336

ゆったり重い動きで、身体の上昇が止まり

上体が前を向き、止まる

腕が振りあげられ、すごい速度でインパクト

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上体の前に倒れる動きを止めているのは背筋が

反動で、右足が跳ね上がる

CIMG3338

インパクト前から高速度で一気のフィニッシュまで

 

肝はゆっくりした膝の屈伸と

腕を垂らしてしまうこと。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 13:23 | コメントは受け付けていません。

印西女子D初級

11月30日月曜日は

松原テニスクラブ印西で、月例の女子ダブルス大会

CIMG1056

今回は7ペアーの参加

ノーアド、6ゲーム先取マッチ

全員ハードな6試合づつ

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今回は大激戦、大接戦が続出

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結果、2勝4敗のペアーが2組

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3勝3敗のペアーが3組

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4勝2敗のペアーが2組で、1位、2位

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平行陣のペアーが多かった

CIMG1053

最後に

ストローク、ボレーともコントロールのいい、天尾さんと

きれいなトップスピンフォアハンドを打つ、橋本さんのペアーが

4勝2敗、得失点差で1位となった

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よくバランスの取れた、高橋さん、西本さんのペアーが2位

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竿後まで残ってくれた6ペアーの皆さんと

CIMG1070

次回の開催は、12月21日(月)

たくさんの皆様の参加をお待ちしています。 テニス

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 18:01 | コメントは受け付けていません。

サービスの基本 その3

今日はサービススウィングのテンポ感の話

腕のスウィングには固有のテンポがある

metronorm

これはメトロノーム

音楽のテンポを刻む

コ コ コ コッ チーン なんて言いながら左右に振れる

この触れる針のテンポ

オモリの位置が先になるほどゆっくりになる

人間の腕も、腕だけなら短いのでハイテンポだが

ラケットを持つと、腕が重く長くなるので

固有のスウィングテンポは、スローになる

インパクトでの

スウィングスピードを上げたければ

このテンポに逆らわないよう

全体のテンポをゆっくりにする必要がある

ロジャーでも、ノバクでも

一流サーバの動きは

サービス前半ゆったり感があるのを思い出してほしい

CIMG3330

ここから固有テンポに逆らわないで

ゆっくり上体の後ろに、外旋して垂らしていく

もちろんラケットが立った状態

いわゆるトロフィーポーズのところでラケットの動きを止めないこと

メトロノームもここは止まらないよね (むしろ最速な場所)

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膝がゆっくり伸びていきながら

ラケットヘッドもゆっくり落ちていき

CIMG3336

一番下に垂れ下がる

ここまではゆっくりだし

メトロノームの動きでいえば動く方向が変わるので

最下点付近で一瞬止まる

そこからゆっくり上がっていき

と言いたいところだが

ゆっくり上がり始めた動きが

途中から急激に加速

身体の伸びが止まって運動量が腕に移行するのと

腕力も加えて、一気にインパクトへ進むのだ

CIMG3337

肘を止め、腕を引き込みながら

なめらかに急激にインパクトを迎え

この位置まで一気に腕を引き込む

CIMG3338

ここまでをなめらかに

ユウックリ のスウィングで  (クリは速いのだが)

手首の角度を変えず

上体の動きを止めるために、右足を後ろに跳ね上げ

姿勢も保てば

むらなく何本でも、元気でも疲れていても

すざまじいサーブが相手コートに突き刺さるのだ。 テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:28 | コメントは受け付けていません。

サービスの基本 その2

2回目は実際に内旋回内を使う形

内旋、回内を効かす形を作るには

その反対側からラケットを引いていく

ここから

CIMG5458

外旋してラケットをたらしていくために

CIMG5459

テイクバックは

ここに構えてから

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上体の前方向から上げていく

CIMG5454

実は次の写真は通過点、ここでは止めないことが重要

CIMG5457

肘の角度が90度近くを保っていることが

よくわかると思う

そのまま滑らかに動かしていくと

CIMG5459

一番ラケットヘッドが落ちた先はここ

CIMG5460

上体が前に向いていき

膝がゆっくりと伸びていき、全身がまっすぐに伸びていく

その反動でラケットは垂れ下がる。

 

ここからは一気にスピードアップして振り上げ

振り上げ途中は力を入れ、すごい加速で

撮影したコマは無し、一気にインパクトへ

CIMG5461

ぶんなぐる

肘の位置を空中に止め

内旋回内の行きつくところがここ

CIMG5462

 

顔は、「どうだ」と言っているはず。 テニス

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 16:46 | コメントは受け付けていません。

サービスの基本 その1

先日

母校の対抗戦を見ていて(ネット配信)

男子選手たちのサービスが気になっていた

いつもなら9月後半に指導できたはずだが

今年はスケジュールが組めず中止

ネットで伝わることを願って

何回かサービス特集を組んでみる

母校以外の人たちがうまくなってしまっても

それはそれで構わない

 

さて

プロのサービスの一番の基本は

コンチネンタルグリップで

内旋と回内を使って打つこと

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内旋の使い方はなるべく肘の角度を90度に保ち

腕相撲で相手をねじ伏せるように使う

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回内は前腕を矢印のように反時計回りに捻ること

手首を固定しておけば

そして前腕とラケットに角度があれば

フェデラーのようにラケットヘッドが走る

遠目に見ると

一見手首を柔らかく使うように見えるが

回内をうまく使うコツは手首の角度の固定なのだ

それは

フラットサーブもスピンサーブも一緒

 

そして

内旋回内を使って打つと打点がここになる

waw1801srdaten

身体の軸よりも打点が後ろになるのだ

この位置でとると

いつも縦方向のラケット向きが同じになる

だからエラーしない

しかも一番力が入る

 

下から上に振り上げるのではなく

上の写真から

上から下に引きずりおろすような力加減を感じ取れるだろうか

それとこの打点で肘が伸び切らない

わずかではあるが必ず曲がっている

それが

内旋を利かせるコツ

最大限効かせた状態がこの人

sampuras1801sr

内旋、回内が強力サービスの基本

これをうまく使うために

周囲のフォームやタイミング

つまり

トスの高さや、構え方、その位置、などを作っていく

と考えるとプロのサーブは考えやすい。 テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 14:33 | コメントは受け付けていません。

ダブルスのサイド分担

『うどん県』さん からの最後の質問です

以下がその全文です

 

カラオケ  松原さん
何度もすみません。
ダブルスのレシーブサイドの選択の優先順位について質問です。
①レシーブ
②ストローク
③ボレー
の順で得手・不得手を考えてサイドを選んでいます。
ただし、力に差がある場合は、上手い人がよりプレッシャーのかかるアドバンテージサイドを担当するようにしています。
松原さんならどう考えるでしょうか。
よろしくお願いします。

 

 

 

水瓶座  私の答えです

 

私は若いころ選手時代には

ほとんどアドコートでレシーブをしていました

それはほとんど自分より下のものと組んで

パートナーのカバーをすることが多かったためです

フォアハンド側でカバーする方が

バックでカバーするよりもやりやすいからです

特にスマッシュの守備範囲がこちらの方がよかったですね

 

アドコートの方がプレッシャーがかかるかどうかは

その人にもよるので何とも言えないかもしれませんよ

 

アドコートをやっているうちに

アドコートのレシーブがうまくなり

こちらしかできなくなりました

 

さて

最近はフォアハンドの能力を買われ

ジュースコートを担当することが多くなっています

スマッシュがダメになってきていることも重要な理由鴨

 

自分のことはさておき

純粋に考えると

レシーブサイドは

レシーブ力で考えるべきだと思います

 

フォアがちゃんと打てる人

クロスに持っていける人がジュースコートです

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アドコートはバックの打てる人

ワイドにちゃんとサーブを打たれると回り込めないからです

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それのみだと思います

 

そうそうサウスポーがらみですが

アマチュアは

たいていが、アドコートにサウスポー

両側、フォアハンドです

ATP Masters Series - Rome

プロはその反対が多い

両側ともバックサイド

バックの方がワイドサーブを

ライジングでたたきやすいからでしょうか

 

ストローク力? ボレー力?

どちらのサイドでも必要ですね

中学の軟式庭球部の時が最後で (50年以上の昔)

後衛はジュースコート、前衛はアドコートと決まっているからで

高校で硬式に代わってからは

そう考えたことはありません。 テニス

 

 

カテゴリー: ダブルス | 投稿者松原コーチ 17:19 | 1件のコメント