フォアの力方向

ちょっと昨日の話しの補足。

 

昔スタイルのフォアハンドでは

しっかり打球方向に押すように言われた。

しかし、上体全部が

腕の振り以上に打球方向に移動しない限り

現代の振り方、打点では無理。

 

なぜなら、フォアハンドの打点はこんな感じで

身体の少し前で捉えることになるから。

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ラケット面の移動する方向は、赤色の矢印だし。

手の動く方向となると、オレンジ色の矢印なのだ。

だから打球方向に比べると

スウィングの方向は外から中へ

オウトサイドインということになる。

もし、打球方向に腕を振ったら、肩から抜けてしまうかも。

 

体重移動のスピードはせいぜいがんばってジョギング程度

時速10kmは出ないだろう

ラケットのスピードは

思い切って振れば、その5倍以上は楽に出る。

 

だから感覚として

「ラケットが打球方向にボールを押す」 ことはありだが

実際にそちら方向に動くことはない。

もちろんスウィングをうんとゆっくりにすれば

ありえないことではないが。

 

一流選手が打球方向に押していると言っていても

その言葉通りに

アマチュアがやっても、同じ答えにはならないのだ。

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フェデラーの写真を見て

「ほらフェデラーはしっかり押しているでしょう」

という解説者やコーチがいるのは知っている。

ホントにフェデラーがそういっていたのだろうか?

だって、あの手は打球方向に持っていきようがないのだ。

ホントに押そうとすると、力が抜けたりしてしまう。

力強いフォアハンドのためには

しっかり腕を上体の左側に引っ張るべきなのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:30 | コメントは受け付けていません。

現代フォアは前向き

バッシシさんからフォアハンドの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

ちょっと長いのですが、切りにくいのでそのまま。

 

カラオケ  コーチの「フォアハンドは正面を向いて打つべし!」
の教えを自分の技術とすべく日々練習しております。
ですが先日いつも一緒に練習している仲間に「体が開きすぎて力が逃げている」と指摘をうけました。
自分で試合のビデオを撮って確認してみましたが、確かに正面を向きたいが為に体が左に(右利きです)逃げているようなショットばかりでボールが前に飛んでいません。
体を左に逃がして正面を向いて打つというのはやはり感覚として間違っているような気がしています。
その後の練習では開きすぎないないように意識していますが、スピンのコントロールが出来なくなり、フラット系のボールしか打てなくなってしまいました。
今後私はどのような意識で普段の練習をしていけば良いでしょうか?

年末のお忙しい折、長文の質問ですいません。
試合などで私以外にも体が開きすぎている人、散見します。
お時間のあるときにブログのテーマに上げていただけると光栄です。

バッシシ より

 

 

水瓶座  私の答えです。

プロを見れば、開いている人ばかりですよね。

1312nisikorifor

ただし、左手に力が入り、上体を固めている。

 

フォアハンドの技術に2系統あります。

なぜ2系統になるのかというと

インパクトで、ラケット面を垂直に作る理由が違うからです。

そのために面だけでなく

関連して、上体の向きも違ってきます。

 

1つ目の技術はテイクバックからインパクトまで、面を垂直に保つ打ち方。

腕は前に振り出すと、面が徐々に上を向いていくため

それをキャンセルするために

徐々に面を被せていくように振るのです。

結果、ラケット面が垂直を保つ。

そのためには上体を開かないことが大切。

開かなければ、腕が左半身にぶつかり

窮屈になって、上手くラケット面を被せられます。

だから、全力で振ってはいけない。

上手に被せるための余裕が必要なのです。

代表的なプレーヤーはフレッド・ペリー。

アンディー・マレーの前に

最後にウィンブルドン男子シングルス優勝したイギリス人です。

これはそのイギリス人、2人。

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後ろの黒い人がフレッド・ペリーです

下の台には、ウィンブルドンチャンピオン、1934、35、36と書いてある。

いかにも開かなそうな形でしょう。

 

男子ツアーの世界ではこの打ち方は30年以上前、

コナーズ、ボルグ、ビラスの登場以来、一気に駆逐されました。

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ボルグ、そしてビラス。

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だから、世界種としてはとうに絶滅しています。

日本でも20年くらい前までなら、

この打ち方で全日本に出られました。

ですから今でも

古いコーチや昔からの常識を知っている人たちは

この理論に沿ってフォアハンドを語ります。

もちろん今でも

思いっきり打てないだけで

ゆっくりとテニスを楽しむには困らない打ち方です。

 

さて2つ目は私がいつも言っている打ち方

ボルグ以来、現代のプロが普通にやっている打ち方です。

ラケット面の使い方で言えば

ビランデル、レンドルの時代にほぼ完成しています。

ラケット面を下向きに引き

腕を捻らず、面を被せずに打ちます。

捻らないので思い切り強く打っても面が正確に出せる。

この勢いのある腕を邪魔者なしに振るためには

上体が前向きになる必要があるのです。

これは、ためブロさんのページから勝手にいただいた1枚。

  (この雑誌には彼の解説ページがあるそうですよ

IMG_6046

そうそう、だから現代のプロは前向きなのです。

 

それとよくグリップが昔は薄く、今は厚いからと言う人も多いけれど

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引いたラケット面との相対関係なので

どんなグリップでも、プロは基本的にインパクトで開きます。

 

前向きで力が逃げるように感じるのは

1つはそう言われて、暗示にかかっていること

もう1つは腕や上体を固めるための力が足りない。

もっと力んでみるといいと思います。

もちろんラケット面を下向きに引いていたとしての話しです。

アザレンカのようにインパクトで叫ぶのも1方法。 

 

今日は歴史を語ってみました。 テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 12:24 | 2件のコメント

印西女子ダブルス

昨日は、千葉県印西市、松原テニスクラブ印西

月例の女子ダブルス大会の日だった。

 

朝、9時30分からの試合開始なのだが

9時から自由に練習ができる。

やはり事前にそのコートで練習をした人たちのほうが有利なようだ。

 

今回直前のキャンセルもあって、11ペアーの参加。

4ペアーずつ、の2グループと

3ペアーの1グループで総当りの予選リーグを行い

まずは最初の激戦が開幕

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3ペアーだけのCリーグは1勝1敗でみんなが並ぶ大混戦。

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予選終了後全員集合

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午後は、各リーグの上位2ペアーが決勝トーナメントへ

3,4位のチームは3,4位トーナメントへ。

負けてもコンソレがある。

さらに激戦が

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一番少ない人たちでも

6ゲーム選手のマッチを4試合行うというハードなスケジュール

数をやることで試合慣れし

新しいことにトライするチャンスも多くなるのだ。

 

さて、決勝は、5-5、30-30まで競って

うちのクラブ、渡辺さん、沼口さんのペアーが

TTC所属の、菅原さん、土本さんのペアーを破り優勝した。 

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予選、1試合目を負けた後、のこりを全勝で勝ち抜いた。

負けた試合後の私のアドバイス

「攻めと守りをはっきり

決められないボレーは手を出さない。 危ない時はロブ。」

が、霊験あらたかだったかどうかは分からない。

やりながらどんどん上手くなっていくのだ。

 

さて、次回は1月27日、その次は、2月24日、要項はこちら

いつも月曜日の開催だ。

強くなりたいペアーは是非、お電話を松原テニスクラブ印西まで。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 19:31 | コメントは受け付けていません。

変則的な相手に対し

『たかちゃん』 さんから、戦術的な質問をいただきました。
以下がそのコメントの質問、主要な部分です。

全部見たい人はここをクリックしてください。

カラオケ  試合中、相手がセオリー通りの動きをしてこないと焦ってしまいます。試合中、どのような考え方をすれば良いでしょうか?

例えば私は男子ダブルスが多いのですが、

私の男ダブのイメージは、サーブ後、基本はクロスに返し、前にでてきたら足元に、後ろなら深く返して、たまにストレートやロブでほんろうして、という展開で試合をイメージしても、(あくまで私なりのイメージですが。)

私なりのその枠を外れて、例えばやたらストレートアタックが多い、早いとか、やたらポーチやロブを多用してくるなどを、相手にされると、試合をコントロールできないようで焦ってしまいます。

かといって、レベルが上がってくると、最終的には基本に忠実なクロスゲームを展開しないと(動きすぎると)勝てない気がします。  ・・・・・

 

 

水瓶座  私の答えです。

クロスに打つのが基本的なスタイルですが

ご自分でも言っているとおり

相手も

「たまにストレートやロブでほんろうして、という展開 ・・・」

と考えているのです。

それを立て続けにやってくるだけのこと。

 

で、そのときにどう対処するかは当然考えておくべきこと。

ストレートに打ってきたら、クロスにボレーを決める。

又はドロップボレー。

ロブが来たらスマッシュでいただきです。

うまく対処できないなら

当然相手はそればかりやってきます。

守備的に考えるか攻撃的か?

なんていう話ではありません。

ボレーが打てないなら、そのボレーを練習しておく。

スマッシュも同様です。

ちゃんとできればこちらの得点になるわけで

ラッキーな話なのです。

そうなれば、相手は普通にクロスに展開してきます

勝ちたければ、そうせざるを得ないのです。

だからクロスが原則で

変則に来るならそれに乗じればいいだけのこと。

いただき、ラッキーなのです。

 

ポーチについては別の考えが必要です。

どんどんポーチに出られるなら

まずは先に

どんどんストレートに打ちましょう。

逃げたストレートではなく攻撃的に。

こちらのほうが怖い顔をするべきです。

 

ストレートで打つと決められる

普通に打つとポーチされるようなとんでもない状態なら

クロスにサーバーの方向にロブで返球します。

そうすればポーチされません。

とりあえず執行猶予。

 

これらはごくごく普通の状態

駆け引きは有ってあたりまえ

あたりまえだと思って

要は普通の試合になれること

できないショットは練習すること。

 

うまい人たちはそんな相手にも動じていないでしょう。

戦術話ではなく、単にボレーとスマッシュを入れるだけ

必要な技術をマスターしておくということ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ダブルス | 投稿者松原コーチ 18:53 | 2件のコメント

水曜はトミーテニス塾

今週、水曜日は毎月恒例の

千葉県鎌ヶ谷市くぬぎ山

トミーインドアスクールでの、「松原コーチのテニス塾」

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前日は早起き、サンドイッチを食べながら相模原まで

この日も早起き、サンドイッチを食べながら鎌ヶ谷までと

愛車スカイラインは駆け巡っている。

 

先月の「松原コーチのテニス塾」はたくさんの方に参加していただき

にぎわっていたのだが

今月は一転、かなり少ない参加者

1時間目はフォアハンド、2時間目のバックハンドと来て

4人いた塾生は

3時間目のネットプレーでは2人に。

 

参加者から見ればたくさん打てるは

私のアドバイスやレッスンの内容も

お二人のためだけに向いている。

おいしい時間なのだ。

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バックボレーは横向きになり過ぎないように。

フォアボレーはインパクトでスウィングを止めるように。

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また、この前の2時間目はバックハンド

ライジング・アプローチを打つことで

前にタイミングを取る打ち方を練習

これができると

普通のショットでも自信を持ってコントロールできるようになってくる。

 

1時間目はフォアハンド

ラケットを左脇にフィニッシュすることで

飛距離を自在にコントロールする練習

バックと同じようにライジング・アプローチを打つことで

前にタイミングを取る打ち方を練習などを行い

皆さん、スウィングが滑らかになってきた。

 

さて来月は1月22日(水)の開催。

今月と同様

1時間目がフォアハンド

2時間目がバックハンド

3時間目がネットプレー総合、という予定。

 まもなく、HPにも要項をアップします。

皆さんの参加をお待ちします。

 

 

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 18:42 | コメントは受け付けていません。

いいとこ取りフォアハンド

若いコーチたちを教えていて考えたこと。

特にフォアハンド

「色々な技術のいいとこ取り」 をしようとしている人が多い。

 

こんなふうなテイクバックにして

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手首のしなりを使えば、ラケットヘッドのスピードが上がる。

フラットで打ったほうがトップスピンよりボールスピードが速い。

 

そう、まったくそのとおり

ものすごいスピードが出る。

 

ただし、コート内に入らないかもしれない。

それ以外に問題はない。

 

デモ、試合で勝てないかもしれないので

ジョコビッチでもやらない。

 

ジョコビッチは手首のしなり

特に面に垂直方向、スピン方向に手首を動かして

強烈なトップスピンショットを打つ。

ナダルやフェデラーもスピン量には差があるが

基本的に同じ。

ナダルは絶対、他の選手もめったにフラットには打たない。

 

私はトップスピンでも臆病者

手首を動かす自信がないのでなるべく固定している。

先ほどの写真で言えば

あの時点でラケットヘッドはもっと後

手首の形で言えば、インパクトとほぼ同じ。

おかげでややフラット気味にも叩けるのだが

それはベテランの域に達したパワーレベルのおかげもあってのこと。

同じような理由で

女子選手にはかなりフラット気味に打つ選手もいる。

 

腰の高さからフラットにぶん殴ったら

ぶん殴りセンスありの若者男子なら

ネットすれすれじゃなければコート内には収まらない。

胸の高さからならかなり入る確率は増す。

 

ジョコビッチよりセンスのある方には

ぜひトライしてもらいたい。

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もちろん、もっと上からならなお確率は増す。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 21:03 | コメントは受け付けていません。

神奈川コーチ研修会

今日は神奈川県テニス事業協会主催の

2003冬季神奈川県テニスコーチ研修会が

相模原インドアテニススクールさんで開催された。

地元、相模原インドアテニススクールさんのコーチたちが

多数参加してくれたので

珍しく、テニスコーチが多い研修会になった。

珍しいというのも変なのだが

いつもはコーチと一般愛好者が同数くらいなのだ。

 

外は雨のせいか、インドアコート内もかなり冷え込んだ。

いつもなら私の長口上から始まるのだが

今回はウォームアップが先。

相模原インドアテニススクールさんのコーチたちに球出ししてもらい

スパニッシュドリルでまずは皆さんに打ちまくってもらった。

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その後、ポーチボレーもして温まった後、演説開始。

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1時間弱

テニスの競技性やラケットの長さによる振り子のテンポの話など

体育学から物理学まで

私の技術論、考え方のベースを話した。

 

午前のテーマはサービス。

腕の使い方の、特に内旋の使い方が分かりやすいスマッシュから始め

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サーブの腕使い、下半身や身体との動きのずれ

スピンのかけ方などをみっちり説明して

実際に打ってもらった。

打球法はもちろんだが

両サイドで打ち分ける

身体の向きの話が皆さんの意表をついたようで面白かった。

サーブの写真はない。

サーブの間、みんな、のめりこんで

誰一人写真に気がつかなかったのだ。

 

お昼はいつも参加してくれる杉田コーチと近くのラーメン屋さんへ。

ブログといえば食べ物の写真が定番

いつも食べ終わったり、帰ってきてから気がつく。

だから写真はない。

おいしかった。

 

さて午後はストローク。

フォアハンドから

定番のラケット面、テイクバックの話から

姿勢や上体の向きなどを説明して

全員に打ってもらい

フルスウィングで打てるようにした後

今日の目玉

短く打てるようにすること。

ワイパースウィングの重要性を強調し

短い低いショットもワイパーで上体の左側、かなり下に振りぬく。

いや、引っ張り込む。

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小柄な女性のコーチが

私のしっかり力んでくださいのアドバイス後

しっかりねじ込み

「なんか、男の子ぽいですね」

といっていたのが印象的だった。

 

そして次はバックハンド

フォアと違い垂直面を保つことを強調

片手と両手の力の入れ方の違いも理解してもらった。

片手打ちの参加者も両手のしっかりヒットを体験。

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若手コーチたちが

ついついフラットでのスピード競争になることもあったが

皆さんに入る原理をしっかり理解し、体験してもらえたと思う。

もちろん、私の講習会

きちっと、相手コートにボールを打ち込めなければ終われない。

 

全員にたくさん打ってもらえたのは

相模原インドアテニススクールさんが2面用意してくれたこと

ここのコーチたちが積極的に球出ししてくれたこと

この二つがとても助かったし

彼ら自身がたくさん打って理解してくれることにもなったようだ。

 

さて、バックハンドで今日の研修会は終了、だが

最後に質問に答え

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もう一度打ってもらったり。

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ここでは両手打ちのコーチが片手で見事決めてくれたりして

1時間近く時間をオーバーしたのはいつもの事ながら

今回も秘密だ。

参加者の皆さんの顔からそれなりの手ごたえを感じ

自分自身にも充実感のある1日だった。

 

そうそう今回の参加者の皆さんには

私が日ごろお世話になっている

ヨネックス㈱さんからリストバンドを

ボールを入れてもらっている、日置㈱からはバボラのストリングを

それぞれいただいた。

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本当に

ヨネックスさん、日置さん、いつもありがとうございます。

そして、午後から駆けつけて球出しや写真撮影をしてくれた、ウッドテニスの長田さん

コートを使わせていただいた、相模原インドアテニススクールさん

ありがとうございます。

 

さあ、明日はトミーインドアスクールでの、「松原コーチのテニス塾」

早く帰って寝よう。 テニス

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 21:33 | 1件のコメント

下川井TCにて

昨日の下川井テニスクラブでのイベントで

会員のKさんにお会いした。

懇親会の団体戦に参加し3試合を楽しそうにこなしていた。

試合後、ご挨拶し

昔の仲間のこと、最近のプレーぶりのことなどを聞くことができた。

毎日楽しいテニスクラブライフを過ごしておられるようで

会員制テニスクラブを推奨している私としては

わが意を得たり、とてもうれしい瞬間だったのだ。

 

2年位前だろうか

平日のレッスンを担当していた時のスクール生だ。

それなりの年齢の男性。

スクールでは中級くらいの腕前。

スクールでのシステム変更などがあり

スクールを抜けて

たくさんプレーのできるクラブ会員になった方だ。

 

会員制のクラブというのは

外から見ると、少し、いやかなり敷居が高い。

テニス歴も20年以上なんて人が当たり前。

スクール中級者くらいから見るととてつもない場所。

怖い先輩たちの中に入っていくのは勇気のいることなのだ。

なかなかお勧めしても、Kさんのように会員になってくれる人は少ない。

 

実際には、そんなに怖い先輩というのは

めったにいるわけではなく

むしろ、テニスクラブに入ってきた新人を

一生懸命サポートしてくれる人たちがほとんど。

テニスが好きだといって、来てくれる人を

テニス好きの人が嫌うわけがないのだ。

 

と、理屈を言っても会員制クラブの敷居はやはり高い。

幸い、私の関係する、ここ下川井テニスクラブ

千葉のうちの本拠、松原テニスクラブ印西はともに

スクールとクラブが距離的にも精神的にも近い関係にある。

その距離をさらに縮めるのは、われわれコーチのはず。

 

長く、テニスのある人生を送るには、会員制のテニスクラブ。

それをずうっと言い続けてきた松原さんとしては

それが定着させなければテニスにかけた自分の夢も成就しない。

そんなことを

珍しく、まじめに考えた1日でもあった。

Kさん、ありがとうございました。  テニス

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 20:05 | 1件のコメント

下川井TCで会員さんと

うちのスクールがレッスンをしている、横浜の下川井テニスクラブ

日曜日のクラスでは私がレッスンしている。

今日は毎年恒例の会員懇親会、忘年会、クリスマスでもあるのだ。

こちらにお呼びいただき

日ごろ、曜日の関係でお会いできない会員さんたちとも

お話したり、レッスンをしたりすることができた。

もちろんおいしい料理もたくさんいただき、楽しいひと時を過ごした。

まず、朝1番は幹事さんやオーナーの挨拶、競技説明の後

正しいクラブライフのための体操から。

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この後4グループに分かれての団体戦。

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熱戦が繰り広げられた。

この間、私は観戦とおしゃべりとトン汁賞味。

全試合が終わり、ハウス内では懇親会の準備が進む。

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それを横目で見ながら、松原コーチはレッスン。

もちろん、これが商売だからしょうがない。

今日の課題はぎりぎり追いついたところからの返球。

簡単に言えば

足が追いつくのと

ラケットのテイクバック、スイングの追いつきをいっしょにしろということ。

まずは松原コーチの説明と、美しい見本。

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会員さんは薄いグリップの方が多いので

今日のフォアハンドはすべてイースタングリップで打った。

悪い見本をやったほうが、全部入ってしまったのは秘密だ。

その後皆さんにやってもらう。

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次はバックハンド

「こんなにゆっくりスウィングでもいいですよ」 なんて言いながら

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皆さんにもやってもらう。

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そろそろ懇親会の用意もできたころなので

ボレーのぎりぎり追いつきは松原コーチの見本のみ

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難しいボールを送られ、アクロバティックな格好で

笑のうちにレッスン終了。

この後は食べるのとおしゃべりに夢中で写真がない。

あるのは最後の、「グループ対抗すごろくゲーム」 だけ。

このゲームの最下位チームが来年のクラブ幹事さんたちなのだ。

131207bsugoroku

私だけが平静だったので、ここだけ写真がある。

私のいたテーブルの赤組チームが見事来年の幹事役権利を獲得

気合を入れた挨拶をして、無事にお開きになった。

とても楽しい1日だった。

下川井テニスクラブのオーナーご夫妻、会員の皆さん

ありがとうございました。  テニス

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 20:10 | コメントは受け付けていません。

グリップサイズと感覚

 メルボルンの、『ライト』さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、お久しぶりです。
以前にグリップサイズの相談をしてからしばらく経ちラケットを買い替えましてグリップ3に落ち着きました。
しかしグリップ2の時に比べてボレーやサーブでの操作感が気になってしまい上手く行きません。
これはやはり球数打って慣れるしかないのでしょうか?
特にサーブでの違和感が気になります。

ライト より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「球数打って慣れるしかないのでしょうか?」

そうですね。

「2,3日使ってなれればいいじゃん」

という安易な考えなのですが。

ただ、ラケットというのはボールと自分との

たった1つの道具であり

しかもグリップというのはたった1箇所の接点なのです。

どうしてもピンとこなければ

それはだめということになります。

 

ところで、太いのになれるのにこんなショック療法が

グリップ4のラケットを使ってみること。

その後、3にしてみればすごく細いカンジになります。

右足が痛いときには

左足を強く踏んづければ、右足の痛みを忘れる

ような話ですが

もう少し信憑性があります。

 

さて、もしかしたら、こんなことは無いでしょうか?

手の向きが変わってしまっている鴨。

グリップを握るのに

どこを基準にしているか?

手のひらの向きや腕とラケットの角度を基準にする人は少なく

どこかの指がグリップのどの面や角に引っかかっているのか

で決めている人がほとんどです。

グリップの太さによって

実質のグリップは変化していないでしょうか?

ちょっとチェックしてみてください。

 

もう1つ

サーブの場合は

手首を使わない分、少し薄く持つとか

グリップを少し変えて、同じ面が出るようにするという手もありますね。

 

デモ、最後はなれるしかないですけど。  テニス

 

 

カテゴリー: 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:13 | 1件のコメント