視点を固定して集中

『まっつん』 さんからの3つ目の質問

以下がそのコメントの3番目部分です

 

カラオケ   ③視点の固定
ときおり、打ち方をわざと考えずにすっぽり忘れて、球の行き来だけ考えて打つようにしています。
そのときに、自分の位置からの打点の深さを一定にした位置(前ならえ!した位置・深さ)に、透明の壁を設定し、もぐらたたきの要領で打つ。

視点を固定することで、頭の忙しさが消える?
感覚があります。

ご教授お願いいたします。
m(__)m

まっつん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

いいんじゃないですか。

集中状態がその時はできているのではないでしょうか。

forswing140221

この打点か

もう少し先 (前ならえ!した位置・深さ) に

防御ライン

または攻撃ラインを設定して

そこに集中する。

1509nadafltb

ボールの行き来だけをイメージしつつ

無意識に

攻撃パターンを実行していく。

 

気がついたら

ウィナーを取っている。

nadal1509c

頭の中は表向き

忙しさがある時は

集中できていない状態。

 

考えるのはこの時

1509nadarukanngaeru

プレー中に、うまくいくときは

表の意識では

何も考えていないのだが

完全に

ボールの位置やタイミング、コースをつかみ

自然にポイントを取っている。

でも、頭の中は

全て、バックグランドで

情報処理がすさまじい周波数で動いている。

 

のではないでしょうか。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:50 | 1件のコメント

落下点の下に入る

『まっつん』 さんからの2つ目の質問

以下がそのコメントの2番目部分です

 

カラオケ    ②スマッシュについてです
よく、「落下点の下に入る」との指導を耳にします。

私の感覚を素直に言わせていただくと、下記の感覚なのではないかと。

・右手を上げた位置と、考えると、落下点から50cm左によける。
・さらに、打点の位置から考えると、放物線だから、奥行きがある。
背中の後ろに落下点がある。

この球筋の感覚、あっているでしょうか?

まっつん より

 

 

 

水瓶座   私の答えです。

落下点の定義ですが

私は

打点の高さでの位置と解釈しています。

地面の高さで考えるのが字義通りの解釈かもしれませんが

ロブの高さ深さにより

落ちてくる角度が違うので

地面の高さで話すと

何の話をしているのか

判らなくなってしまうと思います。

 

そんなわけで打点の高さで

 

位置でいうと

「落下点の下に入る」

で正しいと思います。

iwabuchsm1502

横方向ですが

右肩が上がるし

手首も伸びきらなければ

若干、左手側に曲がります。

だから

打点はほぼ頭の上

あまり右側にすると深さのコントロール感が

少し、なくなります。

 

上の写真は若干スライス気味スマッシュのようですね。

 

まあ、それと

私の感覚ですが

前後位置で頭の真上というよりは

「少し、後ろ」 という感じです

usirodaten1502

(これはサーブなので、前傾分を差し引いてみてください)

そうすると

内旋、回内をしっかり使って

sampuras1503

パワフルで

しかも、距離感のある打ち方ができます。

 

「落下点の下に入る」 で

ほぼあっているのではないでしょうか。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 20:37 | 1件のコメント

スライス気味サーブ

『まっつん』 さん (Mさん) から質問をいただきました。

以下がそのコメントの、1つ目の質問です。

 

カラオケ  先日は思いがけずプライベートレッスンありがとうございました。
このような機会に引き合いに出して頂き恐縮です。
大分調子が上がってきました。

それぞれ習熟には少し時間がかかりそうですが、スイング前の形をそれぞれの種目でよく確認しておきます。
本当に、ありがとうございました。

さて、初質問でございます。

①サービスについてです。
スピン主体のスライス気味の確認です。

・コースを限定してかかるのですが、
回内を聞かせないでフィニッシュを左側に引っ張り込む

このラケットの軌道(腕の円、軌道?)が、まだいまいちイメージできていません。
試合では、どうしても単調になるので、もう一度ご教授願いたいと思います。
よろしくお願いいたします。

 

・・・・・・

 

まっつん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

うーん、難しい質問ですね。

というのは

手首を固定し (ちょっと伸ばし気味に)

腕をそのまま

(肘を途中で止めないで)

肘ごと

左下に振り切るだけだからです。

kc1509sl

この肘ごと、というのが理解できていれば

案外簡単に行くかもしれませんね。

 

そしてもう一つのコツ

ボールの右斜め上、スピンサーブ、1時30分ではなく

もう少し横

2時か、2時30分くらいのところを

薄めに当てて打つつもり。

Australian Open 2007 - Day 8

当然

手首の角度も伸び加減になります。

(この写真はあまり薄くないのでフラット気味ですが)

そうすれば

身体の左側へフィニッシュできると思います。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 17:01 | 1件のコメント

スマッシュは上から

ジュニアのレッスンをしていて気になった

構えた時の手の位置が低いので

砲丸投げのようになり

下から上に押し上げてしまう。

ラケットヘッドも前に出てこない。

 

スマッシュは上から下に

手を引っ張り下ろすような感覚が必要なのだ。

dunksm1502

もちろんこんなに高く飛ぶ必要はない。

飛べるわけもないが。

 

構えた時、右ひじは両肩の延長上

ohtani1502

そうすると、手の位置は

スマッシュなら、鼻の高さくらいだろうか。

 

その肘と両肩の関係を保って

1503srtarasi

振り出す。

投球もサーブも同じように考えればいい。

sampuras1503

ラケットヘッドが手を追い越し

ボールを上から下に叩き落とす。

iwabuchsm1502

スマッシュの構えは

手が鼻の高さくらいに。

 

上から下に打つつもりで。

 

ついでに言うと

ジャンピングスマッシュで

踏み切るときに

手がこの高さに来ていると、大抵うまくいく。    テニス

 

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 18:52 | コメントは受け付けていません。

トミーテニス塾

先月19日の水曜日は

トミーインドアスクールでの、「松原コーチのテニス塾」

暑い日にもかかわらず、大勢が

と言いたいところだが

実は、Mさん、おひとり様のみ

3時間のプライベートレッスン。

CIMG0697

みっちり、堪能していただいた。

フォアハンドが中心だったが

写真はカメラマンの都合で

3時間目のサービスのみ。

先日も西岡サーブで書いた通り

ジャンプサーブ採用が安定とパワーの秘訣。

膝を曲げ

CIMG0700

それを伸ばして

飛び上がる時にラケットヘッドが垂れる

CIMG0702

 

膝も完全に伸びた、この、もうちょっと後が

一番、ラケットヘッドが垂れ下がったあたりになる。

 

1枚目の写真のように

身体が真っ直ぐになったところでインパクト。

 

その姿勢をキープ、ブロックして

CIMG0703

ラケットヘッドが振り出される。

 

見事に決まっている。

Mさんのサーブが強く安定したことは

言うまでもない。

 

さて

次回からのスケジュールが決まっている

HPのイベント案内を見てほしい。

要項はこちら

次回は、9月16日の水曜日。

2名以上の参加者を期待している。

ぜひ、ぜひ、ぜひ、お申し込みください。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント, サービス | 投稿者松原コーチ 20:33 | 2件のコメント

ジャンプサーブ

寝不足が続いている

錦織に続いて

西岡もフルセット。

3セット目の途中まで見て

いったん寝に行ったのだが

目がさえてしまい

強めの麦ジュースを飲みながら

もう一度観戦。

またまた3時40分くらい

デモ、勝ったから良しとしよう。

 

 

ここでちょっと技術ネタを

 

競ってくると

西岡のサーブは見ていて怖い

解説のM氏が話す

予選でのダブルフォールトの話

時々、吹っ飛ばす実際のショット。

 

どうやら、積極的に打っているときはいいようだ

きっちり跳んでいい姿勢になる。

消極的に飛ばない時の方がダメ。

supinmosita1409c

腕を強く振るためにも

安定して振るためにも

プロはジャンプしてサーブする。

 

結論を先に言うと

腕の振りは身体の動きが終わってから

膝が曲がり

raf1503sr1

膝が伸びて、身体がまっすぐに立ったところが

CIMG5460

ラケットヘッドが垂れたところ。

 

ジャンプすればこのいい姿勢が自然にできちゃうし

運動連鎖のタイミングもばっちり。

 

ラケットが振りあげられるのはこの後

CIMG3784

そのリズムでうまくいくと

いい姿勢でヒットできる。

TOMLJANOVI1412sr

そしてフィニッシュ。

kc141226

インパクト前後では

腕以外はほとんど動かない。

だから安定する。

ラケットヘッドが腕を追い越すわけだから

スピードもあるということ。

 

この使い方が

パワーにも安定度にも効く。

どちらかを選ぶのではない。

どちらも取るか、どちらも捨てるかだ。

 

だからほとんどのプロはジャンプしてサーブする。

 

いや、ジャンプし終わってから腕を振る。

 

膝が、身体が伸びながらボールをとらえると

上空にボールを押し上げてしまい

ふかしてしまうことが多くなる。

 

ジャンプは、スピンサーブだとわかりやすいのだが

左利きゆえ

スライス系の使い方なので

伸びきることが感じづらいのかもしれない。

 

サーブでは、大胆にジャンプしてくれることを願う。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:35 | コメントは受け付けていません。

相手本位のテニスは

USオープンが

まだ終わったわけではない

他の日本人選手が何人もいるし

誰が勝つにせよ

これからの試合はすべて、見るに値する。

 

デモ

錦織は負けてしまって

もう出てこない。

いやー、参った。

 

出だしをちょっと見て

楽に第1セットを取ったら

落ち着いて、寝るつもりで、テレビをつけた。

1セット目を落とす

2セット目は取ったが

3セット目も落ち着かない

デモ、セット 2-1 でリード

やはり4位だもんなと思ったら

4セット目でもブレークが取れず

5セット目は先にブレークされる。

どこまで行っても気になって

結局、3時半まで見てしまった。

 

解説のM氏は

無理して打ったら、自ら墓穴を掘る。

昔はそうだったが

最近は我慢ができるようになって

このランクまで来た。

ラリーが続けば調子が出てくるから

という意見のよう。

 

そうかなと思いつつ ・・・

いつまで行っても相手はつぶれない

サーブの調子はますます冴え

両手バックに回り込んでのハードヒットを打ちまくる。

確かにフォアは少しエラーが増えたが ・・・

 

やはり先手先手で

打っていかなくてはいけないのでは?

 

ジョコビッチやフェデラーなら

先に打たせて様子を見ていても

自分はサーブゲームを落とさないから

何とかなる。

それこそ横綱相撲のよう。

 

1セットに1回くらいはサーブを落とす

大関、錦織としては

そこまでの余裕は ・・・

 

そういえば一番近いタイプの横綱

アンドレ・アガシ

agasi1509fh

どんどん打っていたように思う。

そして

1セットに2ブレークぐらいして

自分も1ダウン

だけど、勝つ。

nissinn-aga-nishi

単なる、面白い怪人ではない。

 

この大会に出ているような男子プロは

調子が出たら

どんな相手にも勝つ

ぶち抜くショットを持っている。

 

様子を見るなんてありえないのではないだろうか。

自分本位のテニスで

まずは一気に行くべきだろうと思う。

 

事情をよくは知らないと年寄りは考えるのだった。  テニス

 

まあ、責任がないのだから、何とでも言えるのだが ・・・

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:23 | コメントは受け付けていません。

スライスからフラットへ

バックボレーと比べて

フォアボレーの苦手な人が多い。

 

理由は簡単で

バックボレーはスライスで打つが

フォアボレーはフラットで打つという事。

 

だが

フォアボレーがうまい人の中にも

フラットボレーの人がいる。

どうゆう事だろうか?

takaosfv1506

実は

フラットボレーというものの

特に感覚における違いの幅が大きい。

 

結論を言うと

スライス感覚のフラットならOK だが

トップスピン感覚だと難しいという事。

 

ストロークの場合

通常がトップスピンで打っていると

上体が前向きに開き

ラケットヘッドが下からボールに向かっていく。

nisifh1506b

このショットの

振り出しをラケットヘッドを下げないで

上からボールにぶつけていくようにすると

フラットのストロークになる。

 

フォアハンドスライスの場合だが

通常は

上体の開きを抑え、上体が前向きに回転しないようにし

ボールの後ろ上方から切り下していく。

1508vswing

打点の後ろから振り出して

この切り下し分を少なくすれば

やはりフラット気味のショットになる。

takaofvhit1508

そしてフォローを大きすぎないよう

止めるようにする。

これが安定して打てるフラットボレー。

 

つまりスライス感覚のない人のフラットボレーは難しいという事。

必要に応じて

しっかりアンダースピンをかけられるようにしておくと

つなぎのボレーや

アングル、ドロップなど

臨機応変に対応ができる。

Nishikori of Japan returns a shot to Ferrer of Spain during their match at the U.S. Open tennis tournament at Flushing Meadows in New York

実は、松原さん自身も

昔、フラットにしか打てなかった時には

大のフォアボレー嫌いだったのだが

スライスボレーにしてからめきめきと上達し

最近では

気が付くとフラット気味にパンチしていることも

ますます上達しているのだ。

 

スライスボレーを

まずは、やってみることを推奨する。

そして

ATP Masters Series - Rome

明日は天気が良ければ

久しぶり、日曜日の松原テニスクラブ印西

会員さんたちの目の前で

美しいフォアボレーを決める姿が目に浮かぶようだ。 テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 19:05 | コメントは受け付けていません。

両手は肘で送る

昨日、両手バックを指導していて思ったこと。

 

両手バックでは

安定を求めるために

ラケットと両前腕でできたYの字の形を

互いの角度を動かさないようにする。

つまりインパクト前後での手首の固定だ。

1508djokbki

手首から先を動かさないようにするという事は

上体を回してその分振るか

肘を柔らかくして

肘を打球方向に送ってやるしかない。

 

プロの打ち方を見てみると

ラケットの振れる角度に対して

上体の回転する量は少なめになっている。

1508djokbkf

という事は

それ以外のスウィングを

肘の送りで行うという事。

djokimp1508

実際昨日も

肘を送るようにアドバイスしたところ

方向性が安定し

ボールが気持ちよく飛んでくるようになった。

 

両手バックのコツは

djokbk1508

手首は固定し

上体の回転に頼らず

肘を打球方向に送るという事だ。   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 17:04 | コメントは受け付けていません。

むしろ構えで手首をしっかり

フォアハンドを打つときに

手首がしっかりしていないと

ショットが安定しないというお話を何度もしている。

 

先日レッスンをしていて気が付いたのだが

インパクトでしっかりしようと頑張っている子が

テイクバックから振り出す時にぐらついている。

 

すぐに

「むしろ構えでしっかり」 するようにアドバイスし

ぐっと安定度が増した。

 

これはジョコビッチ

1505djokftb

ラケットヘッドを腕より遅らせて振り出すことにより

勢いと

ラケットヘッドが下に落ちて

トップスピンがよりたくさんかかるようにしている。

djok1507frsisei

だが

大切なことは

それを安定して行うこと。

手首は確かに動かすのだが

際限なく緩めてしまっては

コントロール不能になってしまう。

 

むしろジョコビッチほどの猛烈スウィングであれば

手首がぐらつかない方に

手首の固さを振った方がいい。

 

手首はしっかり固めるが

ある程度

勢いに負けて、しなってしまう、という程度でいいのだ。

 

インパクトはもちろんだが

むしろ構えで手首をしっかり。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:07 | コメントは受け付けていません。