サーブ、リストの使い方

『レフティスタイル』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの中の1つ目質問の部分です。

 

カラオケ   ・・・

1つめ、サーブをする時のリストワークです。
松原コーチはよく、リストを固定してと仰いますが、スピードとキレを手っ取り早く出そうとして、リストと意識して使うようにすると、確かにスピードもキレも出るような気がするのです。
これを疑問に思っている中級プレーヤーは、私の他にも、たくさんいるハズ。
どうか、ご解説お願いいたします。

・・・    レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

ラケットヘッドをスピードアップする方法として

あなたのおっしゃる

リストを柔らかくして

鞭を使うようにする方法が一つ考えられますね。

うまくやれば、130km/hくらいいくかも。

 

もう一つがプロの選手が採用している

腕の内旋 (腕相撲の腕使いです)

と、回内を使う方法です。

 

回内をうまく使うには

前腕とラケットに角度がなくてはなりません。

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ご存じ、ラオニッチです。

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角度があることによって

回内がラケットヘッドの移動距離を作るのです。

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手の移動距離の何倍もラケットヘッドが走ります。

手首に角度があり

CIMG5461

肘が既にほとんど止まっていることに注目。

CIMG5462

成人男性であれば

この方が圧倒的なスピードを出せると思います。

180km/h以上を目指すならこれしかないと思います。

 

ただ、握力の無い女性や子供には

内旋や回内を力強くやる筋力の問題もあり

スピードに関しては

このご利益が少ないことも間違いありません。

あまり両者の差はないかもしれません。

(柔らかい方が早いということはないと思います)

 

次の問題はコントロールです

私がいつも言っている

手首固定のサーブであれば

ラケット面がいつも同じ形で出てきます。

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手首ぐにゃぐにゃであれば

出たとこ勝負です。

この方向で

ファースト、セカンド

両方うまくなった人を見たことがありません。

 

手首によって

サーブが安定するかどうかでは大きな差が出ます。

力のある男子プロは

手首を固定して

力が入るようにやることで

コントロールも同時に得ている。

 

世の中にはサーブの苦手な女子が多いのですが

力を入れて

面を固定する習慣がないことが

この大きな理由になっていると思います。

 

ついでにコーチや先輩たちが

力がないんだから

力に頼らないように ・・・

なんて指導したりして、ますますぐにゃぐにゃ。

 

力がなくても手首は固定するべきです

サーブは入ってなんぼなのです。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 15:15 | 1件のコメント

チームクラスのバランスと面と

先日、紹介した

東戸塚松原テニススクールでのジュニア練習マッチ

午後のチームクラスの選手たちのお話し。

このクラスは試合に出ている子たち。

もちろんラリーはできるし、かなり走ることもできる。

最初の写真は午前中勝ち進んで

チームクラスの試合にも出場、9セットを戦った中学生男子

いや、彼はまだ6年生のはず

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短いボールを片手バックで処理

だと思うが、ボレーかもしれない。

マッケンローを思わせるようなバランスとラケット面。

もちろんコーチが強制的に作り上げた形ではない。

彼が自分のバランス感覚で身に着けたもの。

もちろんこの日はスタミナと根性も発揮してくれた。

(ちょっと、やらせすぎてごめんね)

 

次は短いボールを処理するフォアハンドスライス

高校女子の写真

CIMG0038

右足が前に出ているがこの方が届くし

スウィングの自由度も高いのだ

姿勢も顔の向きもグー。

遊ぶようにスライスのラリーをしたりしていると

勝手にこんな形を身に着けるようだ。

もちろん私も時々ヒントを出してはいるが。

 

次は高校男子のスピンサーブ

当たり前のバランス

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といって、当たり前にできれば、すごくうまいということ。

彼はストロークでも、とてもバランスや姿勢がいい。

コントロールをできるように

姿勢やバランスを感じることが重要なのだ。

 

最後は、面感覚のある中学生女子の写真。

CIMG5742

どこに面があるかって?

これ、ナダル打ちのフィニッシュなので

頭の後ろ。

打点が遅れたときにも

垂直面を保つ、高い意識と能力と気迫があると

ここへフィニッシュすることになる。

彼女のもう1枚も

CIMG5743

やられる寸前を何とかしのいだところ

面を我慢して保っているのがわかるだろう。

垂直面を保ち

何とか返球しようという意識と能力と気迫があると

自然とこうなるのだ。

 

試合をやる中で

いつものレッスン中よりうまい子たちがいっぱい見えてくる

コーチが教えなかったものもたくさん出てくる。

何とかしようという意識と能力と気迫が

埋もれていた才能を引きずり出し

自分のテニスを変えていくのだろう。

 

今日、紹介した子たちは

まだそれほど高いランクではないが

上に上げた才能を生かして

頑張り続ければ

きっと、いいプレーヤーになることだろう。

 

実は、今日の子たち以外にも

才能のある子、やる気のある子がたくさんいる

もちろん、バランスのいい子も

今日はたまたま

湯澤コーチと松原コーチのカメラに映っていた子たちだけを紹介したのだ。 テニス

 

 

カテゴリー: イベント, 年寄りのひとりごと, 技術全般, 日記 | 投稿者松原コーチ 18:43 | 1件のコメント

戻るときはサイドステップ?

『hiyopapa』 さんから質問をいただきました。

ストロークを打って、戻る時のサイドステップについてです。

何のためにいつ使うのかということですが

質問のコメントはとても長いのでコピーしません。

読みたい方はこちらのリンク

 

 

水瓶座  私の答えです。

何のためにサイドステップを使うのかというと

前向きで打ち終わったときに

スタートを早くするため。

もう一つがどっち向きのスタートもできるように

すぐにスプリットステップするためです

 

短いボールをたたくときに

最後に横向き姿勢を作って、体当たりのように打つとか

スマッシュに対して後退する時にも使いますが

これは横向きのまま動きたいためで

その時はサイドステップが一番動きやすいからです。

 

ところで

松原コーチは体重移動を否定しているように

コメントで書いてありましたが

それはちょっと不正確な言い方です。

「打球方向への体重移動が必ず必要」

ということを否定しているので

ボールから離れながら逆クロスとか

打球方向への動きをブロックするようにしてひっぱたくとか

プロはもちろん、松原さんも

当然のように体重移動をたくさん使って打っているのです。

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さて、本論の打球後のサイドステップ。

本来の使い方は

打球後、前向きになりセンターへ戻る時に

最初の1歩をサイドステップするということ。

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そうすれば戻りながら

最初の1歩を実行しながら

センター方向へ身体を向けることができるのです。

もちろん

上体がしっかりまわって

打ち終わりの向きが走り出す方向を向いている場合は

サイドステップなんていらない

そのままスタートすればいいのです。

 

もう一つは

相手が打つときにスプリットステップをするために

最後の1、2歩をサイドステップにする。

そしてピョン。

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もしも、オープンコートが大きくて

センタまで戻れなければ

スプリットなしも十分ありうる。

そのまま一気に走るのです。

 

じゃあ、ずうっとサイドステップして戻るのは

これもあります。

センターへ戻るのに、近いので急がなくてもいいとき。

のんびりサイドステップしてセンターへ

相手が打つときにピョン。

 

こちらのボールが空を飛んでいて

相手が打てない時は

自分の上体が前向きじゃなくてもいいのです。

相手がいつ打つかわからない、なんてことはありません。

その間、どっち向きでもいいわけで

普通に走ればいいのです。

 

実はここだけの話

スクールで教えるのにはこんな理由も

一律にやると、わかりやすく、教えやすい

「はい、打ち終わったらサイドステップで ・・・ 」

コーチはこの方が楽なんです。

 

いや、ホントにちゃんとそう信じている

実戦を知らないコーチもいるかもしれませんね。

 

いやいや、そんなはずはありません。  テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス, フットワーク | 投稿者松原コーチ 18:41 | 3件のコメント

明けまして

ふと気づいたら年が改まっていました。

平成27年  西暦2015年

明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。

 

と言ってみたが

実は我が家は喪中

昨年、身内に不幸があり、個人的には普通の正月ではない。

だから年賀状もない。

だけど、もう一人の自分がいて

それは,

会社、法人の代表者としての私

だからこちらは年賀状もアリ

明日、東戸塚のスクールに年初に来た分を取りに行こうと思う。

 

さてブログの松原コーチとは誰だろう?

プロのコーチとしての松原コーチだったり

ブログ上の公式? テニス人としての松原コーチだったり

だから、松原コーチとしては

喪中ではなく

明けまして ・・・ もアリなのだ。

とどうでもいいことを長々書いてしまった。

 

さて、年末のジュニアラケット問題

テニスコーチとしてとても重要な話だったと思う。

子供たちの健康や将来を左右することが

これに限らず、結構たくさんあるからだ。

 

自分自身がちゃんとした知識を持ち

ちゃんとした指導ができることはもちろんだが

それをたくさんの後輩コーチたちにも伝えていかなければならない。

 

で、ふと思った

コーチじゃないみなさんは

テニスコーチに対し、どう思っているのだろう?

20代、30代の駆け出しコーチたちに対し

立派な見識を持った、立派な社会人とみているのだろうか?

ほかの業種の自分がその年にどうだったのか ・・・

 

まあ、われわれコーチ側も

知識も知恵もちょっと足りないのはしょうがないとして

その代り

間違ったことはすぐに直す

常に新しいことを勉強し続ける。

これくらいのことは当たり前にしなければならない

なんて考えた。

テニス業界の発展のためにも

自分自身の評価のためにも

コーチの皆さんよろしくお願いしますね。

 

さて、コメントをいただき

質問の内容に対し、答えを考える。

いつものパターンなのだが

時々、こんな不遜なことを考える

「また、こんな当たり前のことを聞いてきて」

ところが答えを考えるうちに

質問者のニュアンスがちょっと今までと違うことに気づいたり

自分の方が同じような質問の前回より、すこし上達していたりで

こんな時に、斬新なアイデアや指導法を編み出したり。

大変助かっているのだ。

 

今年も

「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな?」

なんて思わず

困ったことがあったら

ぜひ質問のコメントを入れてほしい。

 

ところで、先日の東戸塚校のジュニア試合の写真

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フォアハンドの振り出しの写真なのだが

何か気が付いた人がいるだろうか?

「普通と足が逆」

でもこれでいいんです

この子はキャリアが浅く

まだ中級なのだが、かなりセンスのある子

サイドのボールをオープンから両足を飛ばして

ステップしながら、いい姿勢で打てたりしている子。

どんどんやらしておけば、勝手にうまくなる。

世界1のトッププロでも、こんな足を使う

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バランスを取り、打球を成功させるにはむしろこの方がいい。

こんな足づかいの子がいる

うちのスクールの健全性に

私はむしろほっとしているのです。

 

何となく話が流れて、長くなってしまいました。

そろそろこの辺で

今年もよろしくお願いします。  テニス

 

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 日記 | 投稿者松原コーチ 19:03 | 3件のコメント

Jrラケットの重さ

『daikichi』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   初めまして。
ラケットについてのお話だったので、便乗させていただきます。
息子は小学校高学年、体格はいいほうで、27インチで290グラム程度のラケットを使用しています。
しかしながら、息子が軽々とラケットを振り回しているのを見て、コーチが、300グラム程度のラケットに変えるようにと勧めてきます。
私は、いくらなんでも、トッププロが使っているようなラケットを、小学生が使用するのは、納得できないのです。
背丈も、体格も筋力も、ましてや技術も劣る子供が、プロと同じラケットを使いこなせるとは思わないからです。
伊藤竜馬選手でさえ、300グラムのラケットです。
重いラケットのほうが、身体を使って打つようになるから、とか、理由はいろいろあるようですが、その重さのラケットでサーブを打つのは、子供自身が辛いようです。
ラケットくらいは、子供が使いやすいものを使わせたいと思うのですが、思いラケットをすすめるコーチが多いのは、一体どうしてなのでしょうか?

daikichi より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

290gでも十分に重いですね。

まあ、このあたり

270gから290gくらいのラケットでいいんじゃないでしょうか。

プロの使っているモデルの

本人のモデルよりも

ちょっと大きめ、ちょっとやわらかめの

いろんなメーカーで出していますよね。

 

「重いラケットのほうが、身体を使って打つようになるから」

というのはまるで反対だと思います。

基本的には、腕を自在に振り回すことができて

その腕の振りをさらに強くするために身体を使う。

腕の振りも自由にできないようであれば

身体が動くだけで、ラケットは行かない。

当てるだけになるでしょうね。

 

よくいるタイプのコーチで

自分が使いやすいものを薦める。

ハードルを上げて、高い理想をこなす。

スキルに関しては

小学生で充分、プロと同じ要求でいいと思いますが

パワーの点では無理ですよね。

 

そこで対策ですが

1、 そんなコーチとは別れて、うちに来る。

2、 うるさいおやじになって、コーチにものを言わせない。

3、 「お金がないんですよ」、て言う。

 

そうそう、重いラケットをコーチが進める理由

自分のスクールの売上を増やすためです。

その時に、「成長してラケットが合わなくなったので」、というのが

一番言いやすいし、相手が納得しやすいからでしょうね。

選手なら、3本くらい売れますよ。

 

それとも、自分にちょうどのが、ホントに使いやすいと思っている

単純な奴だから?

そういえば、非力な女の子に

私でも無理な、超硬いラケットを使わせているコーチもいましたね。

 

そこで、アドバイス

こう言えばいいんです。

「いやー、まだいいですよ」

はっきり断れば、それでふつうは終わり。

 

もし普通じゃなければ

ぜひうちに来てください。

 

伊藤竜馬のラケット300g?

ほんとですかね

普通、プロのラケットは

後、30gくらいは、重いと思います

伊藤竜馬プロのラケット

私もほんとうのところは知りませんが。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ジュニア, ラケット、用具他 | 投稿者松原コーチ 21:01 | 4件のコメント

東戸塚校Jr中級の戦い

12月26日金曜日

東戸塚松原テニススクールはジュニアの練習マッチデー

前半、中級クラスの予選リーグ戦と順位決定戦

後半は上級に相当する、チームクラスの戦いだ。

今日はより緊迫度の高い中級の戦いを紹介する。

なぜより緊迫するかというと

上位2,3名がチームクラスへ昇級という目標がぶら下がっているから。

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最初から熱戦が展開された

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実は男女分けなし

とにかく勝てば上がれる。

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みんな頑張って走る

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なかなかみんなバランスもよくなってきて

簡単にはエラーしなくなってきた。

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動いているときはいいのだが待っていると寒い

試合に出なれていないのでこの辺の備えはまだのようだ。

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面を保って、ボールをつなぐ

試合が重なるにつれて、面も安定してくるようだ。

勝ちたいという意識が自分を上達させている。

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お昼を少し回って、終了。

全員5試合づつこなした。

全員集合の予定だったが

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この後のチームの試合に上位の選手はチャレンジ

1位の選手がいないがパチリ。

みんなお疲れさん。

 

コーチたちで相談

どうやら、上位3名がチームに上がるようだ。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント, ジュニア | 投稿者松原コーチ 16:22 | コメントは受け付けていません。

ジュニアのラケットは

ジュニアのラケットは

『hiyopapa』 さんからジュニアラケットの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   松原先生こんばんは。
今日でジュニアの道具のことで質問です。

我が家の長男は現在、26インチのジュニアラケットを使用しています。
そのラケットから最近、『シャカシャカ』と音がするようになってきました。
そろそろ換え時か・・・と思っているのですが、引き続きジュニアラケットにするか、27インチの軽量モデルにするかで悩んでおります。

123cmの身長から考えれば26インチだとは思うのですが、来年長男は5年生。試合に出れば6年生以下の部での出場となります。
となると26インチのジュニアラケットで6年生のボールに対応出来るのか・・・が不安です。

そもそも技術レベルとして6年生相手では試合にならないとは思うのですが、先々考えてジュニアラケットを選ぶべきか通常のものを選ぶべきか、どう考えればよろしいでしょうか?

よろしくお願い致します。

hiyopapa より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

どっちでもありですが

というのは27インチのレギュラーサイズでも

うんと軽いのがあり

困らないと思います。

また、ジュニアサイズの26インチでも充分いけると思います。

26でもガンガン打てますよ。

 

どっちでもいいのですが

私なら、26インチにします。

ジュニア用でも25インチ以下は

ボール捕まえた感がなく

おすすめしにくいのですが

少なくとも

ヨネックスの26インチはけっこういい

しかも、税込み、9720円と、かなり安い

ガットも貼ってある。

一般用の27インチだとこうはいかない。

どっちみち、この後

パワーが付くし大きくなるしで

すぐにラケット買換えがやってくる。

どうせ、一生ものにはならない

とりあえず今、ぴったんこの26にして

来年また考えればいいのでは。

 

来年中には大人用の27インチを買ってあげてください。

毎年、いつでもジャストフィットでいい。

だから私のおすすめは26インチです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ラケット、用具他 | 投稿者松原コーチ 20:35 | 3件のコメント

サーブ球種の打ち分け

『ジュニパー』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。
いつも更新を楽しみにしています。
また質問をさせて頂きます、アドバイスお願いいたします。
サーブについてです。現在、いわゆるスピンサーブを主体にゲームをしています。その際、スピン量を減らしてフラット気味に打つ分には、特に問題ないのです が、スライス方向への回転を増やそうとすると、浮いてしまったり、ネットにかかってしまったりと、フォーム自体に問題が出ているようです。
ゲーム中、始めからいわゆるスライスサーブを打っている分には、そのような事はないのですが、回転量にある程度の範囲で変化をつけてゲームの中でサーブをすると乱れてしまいます。
私としては、スピンもスライスもゲームの中でどちらもバランスよく使い分けていきたいです。
どこまで、球種によりフォームを変えて打つべきなのか、なるべく変えないほうがよいのか、悩んでいます。
松原コーチはどのように打ち分けているのでしょうか。また何かコツがあるのでしょうか。アドバイスお願いいたします。

ジュニパー より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

うまく打ち分けるには

その球種の特徴を考え

その打ち方をすればできるはずです。

スライスにするにはトスを右前にして切り下す。

スピンなら少し左後ろにして、回内を効かす。

 

テニスのプロコーチなら

見事な見本で拍手喝采ものです。

 

でも、こんなこと、プロプレーヤーはやりません。

やったら、即、球種もコースもバレバレ

リターンで狙い撃ちされます。

 

競技的にはどっちに来るか判らないようにしたい。

 

だからこうします。

自分のメインの持ちサーブを軸に

少しだけ味付けをする。

トスは基本的に変えないか、わずかだけ ・・・

 

男子プロのメインはスピンサーブです。

ボールの右上を回内を効かせて打ち

これをバックのコーナーに叩き込む。

フィニッシュは

takao-sr1411

フォア側を狙うときは

このサーブにスライスっぽい味をつける。

少し、ボールの右寄りを打ち

回内を効かせないで

フィニッシュを左側に引っ張り込む。

kc1412sl

フラットサーブは原則、相手バック側

Australian Open 2007 - Day 8

フォア側へのエース狙いにはスライス気味スピンサーブを使う。

 

このように普通は

球種によりコースを限定してかかる。

私自身もこのやり方です。

 

スライスサーブが基調の人はこの逆

バック狙いの時に、ややスピン気味のスライスにするのだ。

kc141226

ところが、たまに、どっちにもフラットでエースをねらう人もいる。

2m以上の人にその傾向があるようだ。

2m以上の人はどうぞご自由に。

もし私がそうなら

セカンドもフラットにする。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 20:40 | 1件のコメント

東戸塚オープンS

今日はうちのイベントのご案内

来年1月12日祭日

東戸塚松原テニススクールでの

オープン・シングルス大会

オープンと言ってもジャパンオープンと違い

賞金は出ない

誰でもエントリーできるという意味でのオープン大会。

これは前回、26年1月14日の大会

1401syugo

小柄なジュニア選手の米田君が

フォアハンドの強打で大人たちを蹴散らしてしまった

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試合後には

希望する、元気の残っている皆さんへ

私のレッスンもあるかも。

 

枠は12人まで、あと少し。

要項はこちら

申し込みは、東戸塚松原テニススクールまで

お電話で。

試合の経験を積みたい人

優勝賞品のほしい人

松原さんと語り合いたい人も

皆さんのご参加、お待ちしています。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント, シングルス | 投稿者松原コーチ 12:15 | コメントは受け付けていません。

サーブのフットワーク

『オレンジ』 さんからサーブの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチこんにちは。いつもお忙しいところ、質問に答えていただいてありがとうございます。

今回サービスのフットワークについて質問させてください。

自分のサーブは現在両足を動かさずにうつフェデラー型のサーブですが、これを改良して

右足を寄せてうつマレー型のサーブにしようと思っています。

理由はその方がトスを前にあげやすく、ファーストサーブの確率があがるためです。

フェデラー型でも前にあげて打てるのですが、両足でかなり斜め前にジャンプして打つため、

長い試合では後半パフォーマンスが落ちる気がするのです。

こういう理由での改良の仕方は方向性としては正しいでしょうか?

また変えた後、ファーストはよくなったのですが、セカンドのスピン系のサーブが打ちにくくなりました。

それについて何かアドバイスしてもらえないでしょうか?

オレンジ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

フェデラー型からマレー型への変更が

改良かどうか? は、私にはわかりません。

そんなにご利益があるなら

フェデラーが真っ先に改良するでしょうね。

フェデラーがサーブを不得意だとは聞いていません。

fed1412ad

足の使い方はその人の個性

効き足がどっちというようなもの。

やりやすい方

しっくりくる方

で、決めればいいと思います。

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逆方向に直して成功した人も知っています。

最近はむしろフェデラー型の比率が増えてきているような気もします。

昔はみんな、右足を引き付けて

サーブアンドボレーだったような気がします。

 

打点については自分の上体との位置関係で決めるべきで

ベースラインとの位置関係ではないと思います。

だから別に、うんと前じゃなくてもいいのです。

marray1412sr

どちらでやってもこうなれればいい。

 

ジャンプの話ですが

片足で跳びあがるのと両足と

どっちが早く疲れるでしょうか?

 

何度も言いますが

どっちがしっくりくるかで決めればいいのです。

 

足を変えて

スピンサーブが打ちにくくなったのは

足だけじゃなく

上体の開きか何かが変わったのではないでしょうか?

たぶん、前向きになったのでしょうね

それとも、トスの位置が

自分の身体の位置に対して違ってきたのか?

誰かに見てもらって

またはビデオをとって

変更前、変更後の違いを聞き

その向きを、変更前と同じに戻せばいいのではないでしょうか。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 14:56 | コメントは受け付けていません。