ウィンブルドン、男子決勝観ました。
フェデラーに感動です!
フェデラーの素晴らしいテニスに。
そして、どんなことがあっても自分のテニスに集中した姿勢に。
負傷した相手と戦うことが、どれだけ大変なことか。
どうしてもそのことに気持ちがいってしまうのは、経験した方なら誰でもわかることだと思ます。
足が攣った相手を走らせるのは、心が鈍ります。
その分、自分がミスをするようになります。
(ただでさえ、ミスだらけなんですから)
そうして、自分からドツボにはまって負けてしまったこともありましたっけ。
自分の心を奮い立たせて、左右に振ってポイントをとっても、相手が足を引きずったりしたら、憂鬱な気持になります。
「頼むから棄権してー!」って、ずっと心の中で叫びます。
フェデラーは、治療中のチリッチを見ませんでした。
そして、自分のテニスに集中してました。
その姿が立派だと、心底思います。
相手は戦うことを選んだんだから、最善を尽くすことが相手に対する礼儀。
そうはわかってはいてもやっぱり厳しい事です。
少しでも迷ったらそこで自分が崩れてしまうかもしれません。
自分に一番厳しいその姿勢が、「王者」そのものだと思いました。
今回のフェデラーの試合は、どれも素晴らしいものでしたが、技術だけでなく、その精神力に深く感動しました。