今年の初め、田舎に戻った時、お世話になったテニスクラブで練習した時のことです。
知り合いも殆どいない中、中年の男性が相手をして下さいましたが、練習した後「もっとね、左足を前に踏み込んで、前に向かって打たないと」とアドバイスを下さいました。
本気で言っているのかと、思わず顔を見てしまいました。
だって自分は「前に打つ」という悪癖を直すために、悪戦苦闘しているんです。
勿論、相手の方がそんなこと御存じないのは百も承知です。
だからそのことについては、何とも思いません。
が、この方は自分の周りの方に、きっと同じようなアドバイスをしているハズです。
後で友人に、この方の事を聞いたら、サークルのコーチをやっているという話でしたから。
自分はこの時初対面でしたから、ソフトにアドバイスをして下さったのでしょう。
でも、初対面の相手にアドバイスをするという事は、かなりアドバイス好きな方だと思うのです。
年齢も50歳半ばとのことでしたから、きっとリーダー的な位置にいるのでしょう。
だからサークルでは何度も繰り返し、相手に教えている事でしょう。
この方は自分が学生の時に身につけた打ち方を、今も周りの方にアドバイスをしているんです。
こうやって昔のままのスイングが、いつまでも受け継がれていくわけですね。
いつになったらこの流れが断ち切れるのでしょうか。