日別アーカイブ: 2016年5月12日

ちょっと待って、片手バックハンドの・・・

片手打ちのバックハンドストロークで、個別に指導する時間があって気が付いたのですが・・・

バックハンドを「手の甲側で打つ」ショットだと思っていませんか?

見た目はそうかもしれませんが、手のひらの感覚を使って下さいね。

そもそも、そうすることで打点の位置がどの辺が良いのかとか、ボールを押す感覚みたいなものが得られます。

手の甲側では、「前から引っ張る」ようなラケットの扱いになってしまいがちで、それって腕も手もラケットよりも先にいかせる感じになっていますから、スイング中にラケットにボールが当たると、衝撃でラケットが重たく感じると思います。

力を入れても伝わらないような感覚のままでボールを打っていると、もっと力を入れなきゃいけないと体が判断してしまって、身体に力みを生みます。

腕に力を入れると、力っていうのは入りやすいところにしか入らないものですから、ストライクゾーンが狭くなると思うんですね。だから、力みのあるフォームだと、球出しのボールなら気持ちよく打てる感覚があるかもしれませんが、高すぎるとか低すぎるとかリズムが悪いだけで上手く打てなくなります。だから、打てていたとしてもおススメはしません。

ヒジ、痛めそうかもしれませんしね。

キャッチャーミットを構えているような感じ、というのがバックハンドのラケットを持つ時にワタシがイメージしている形。

なので、胸の高さくらいのボールがちゃんと打ち返せます。低いのも高いのも、面の感覚がつけばつくほどコントロールが効くようになります。

親指がグリップを下側から支えて、親指と人差し指のリングをつくって、その腹(手のひらになります)でラケットを後ろから押すような格好になるってことです。

これが分かってからはワタシのバックハンドの面の感覚は数年で飛躍的に向上しました。

バックハンドのドライブを打てるようになろうとしたのが30歳を過ぎてから。テニスコーチに戻ったのが36歳のころ。ラリーで安定したのは2年くらい。試合でメインにドライブを打てるようになったのは40歳になろうとしていました。

インドアのオムニコートが主戦場になって、イレギュラーバウンドもするし、硬いコートでバウンドがやや早くなって、対応していくうちに色々な感覚に体が反応するようになりました。

もうちょっとでフォアハンドにちかい感覚が得られそうな感じなんです。

打点のエリアの広さ

打点に入ってからのイレギュラーへの反応

威力

コントロール

回転

などの項目で、どうしてもフォアハンドの方がすべての感覚に勝っているものなんですが、追いつけそうな感じがあるんですよね。

それが、手のひらの感覚でラケットを扱うようになってから。

とくに、高い打点!手が届くんですよね。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 16:37 | コメントをどうぞ