薄いグリップについて

どこかで書いたことがあるかもしれないのですが、グリップの持ち方を細分化しないことにしています。

というのは、コンチネンタル、イースタン、セミウエスタン、ウエスタン…などと分けて教科書に書いてありますが、それらの中間ぽいものも存在する。ガスケみたいなフォアハンドのテイクバックではコンチに見えるのにインパクトでセミウエスタンに見えるなんてこともあって、握り方って本質的なところを抑えていないとどんな握り方をしていても力の伝達がうまくいかないし、握り自体を名前を付けて分析することに意味を感じないってことがあるから。

「薄い」握りと「厚い」握りには力の入りやすい方向が明確にあって、それぞれの用途に合わせて使い分けられるなら、あとはプレーヤー本人が力を扱いやすいところで持ってもらっていいと思います。

 

そんな中、最近はボレーの握り方というか、手首の固め方の面白い説明の仕方を自分なりに発見して、その成果が結構出てる、ということもあってちょっとマイブームみたいになっています。

力を入れるときに、何に向かって力を入れているのか、そこんところに目線を持っていくと面白いことが結構ありました。

単純に、ボールかごを空にして、一個だけボールを入れます。

そのかごをスイングして(テニスの型でなくてもいいので)、中のボールを上手く回す、ということができないものなんですね。

持っているかごに力を入れても、中のボールの動きが把握できない、ということが結構あるみたいなんです。

カゴを持ったらそのかごの形を基準に、中のボールを動かす、というイメージに変えるだけでできる人も結構いましたが、そこがクリアできない人も若干いました。

ラケットに当たって飛んでいくボールのことが想像できる人も、できない人もいるんですね。

 

それって、能力というか感覚に差があるから、ショットを見比べれば差はきちんとわかるものだったんです。

だけど、うまくできないほうの人だってちゃんとラケットにボールを当てられるし、ネットを越えてボールが入るので、試合になるとわかりません。

力の入れ方がうまくないと、ショットの質を上げるのに限界が早く来るとは思いますが、テニスはラリーをするゲームなので、ラリーができるなら、その中でイメージと実際が合致する瞬間を増やしていくほどに感覚がよくなって、また上達するチャンスが来るようになるものです。

 

さて、薄いグリップは、振り下ろしてきたラケットをあるポイントでピタッと止められるような動きができる握り方です。

その半面でフォアハンドのトップスピン方向へのスナップはうまくできません。

薄いグリップは手首の固定が楽にできる、といって差し支えないでしょう。

ただし、力を入れなくても固定できる、なんてことはなく、ラケットの長さも重さの一つの種類になるので、それなりに力を入れなくてはなりませんが、固定できると固定力が高まる、というのが薄いグリップの特徴でもあると思います。

私の場合、バックハンド側の高いバウンドをトップスピンで返す場合でも薄いグリップでいきますから、厚いグリップってのはフォアハンドストロークを打つとき以外には出番がない。

だけどテニスをする中で最も数多く打つのがフォアハンドストロークなわけです。だから、フォアの厚い握りと、それ以外で使う薄い握りの頻度はそれほど変わらないのかも。

それで、ボレーなどで前腕ごと固定して使うような感覚ができた時に、サーブやスマッシュなどにも応用が利くような感じがすると思います。

オーバーヘッド系のショットで手首を使うにしても固定するにしても、薄い握りだと結局はヘッドの動きがよくなり、ショットの質は上がっていくと思っています。

ボールをというよりもラケットを「後ろから押すような」スイングだと薄い握りにする意味は分からないままだと思いますが、先ほど書いたカゴの件のような、力の伝達方向がわかればやっぱり必要なことがわかると思います。

 

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:54 | コメントをどうぞ

イズナーが絡むと・・・

ウインブルドンの準決勝。

2m対決となったイズナー対アンダーソン。それに、BIG4対決となったジョコビッチ対ナダル。

第一試合はイズナー対アンダーソン。その前の準々決勝って、イズナー対ラオニッチというカードがあったんですが、このコート、観客席に空席が結構あったような感じでした。ウインブルドンといえどもそういうことがあるんだなぁと思わされたとこでしたが…

イズナー対マウーという、世界最長不倒?のロングマッチの記録がありましたね。11時間超の、ファイナルセットのスコアが70対68?だったっけ長過ぎて記憶できませんが(笑)。

ビッグサーバー同士ではありますが、アンダーソンはビッグサーブからのベースラインプレー主体。イズナーはネットプレー主体という印象が強い選手。

みどころはありそうですが、どうしたってキープ合戦ですよね。

ガット張りの作業をしながら「うん、キープした」って納得しながら見て、眠くなったら寝て・・・っていういい加減な観戦の仕方してました(笑)。

けどこれがなかなか終わんない(-_-;)

終わってみればファイナルセット26-24?だかでアンダーソンが勝ちました。ラリーになればアンダーソン、っていう雰囲気がありましたからね。先にブレイクするのもアンダーソンの方が多かったと思う(すぐブレイクバックされてたけど)し、こういう戦いになったら今日はアンダーソンもありかとも思いながら寝てたような。

夢でイズナーが勝って、ナダルが試合前に棄権する、っていうのを見たんですけど、明け方近くなって(4時半ころ)の記憶なので、正夢だったらどうしようと思ったりしましたが、そんなことはありませんでした。

勝ったのはアンダーソンで、ジョコビッチ対ナダルはまだ3ゲーム目までしかやっていませんでしたので、観戦に移りました。

やっぱりラリーに引き込まれます。。。なんだこのレベル。

土曜日の朝は6時に出発するので、1セットオールになったくらいで出かけました。結局はジョコビッチが3セット目を取ったところで順延に。

もう一つのカードの方が長すぎましたね(笑)。

明日の続きって、女子決勝の前に行われるんでしょうか?

 

 

 

あーそうそう、アンダーソンって南アフリカの選手だったと思うんですが、決勝進出は97年ぶりとか言っていましたけど、85年のウインブルドン決勝ってケビン・カレンがボリス・ベッカーに負けた試合だから、南アフリカ出身の選手では33年とかなんじゃないですかね?

グランドスラムだったらそのちょっと前にヨハン・クリークが全豪に連覇してた時代があったと思いますし…

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:54 | コメントをどうぞ

錦織すごい!

ウインブルドンの観戦はもう嬉しくって毎日見ていまして、前回書いた記事からキリオス戦とその次のグルビス戦とを経まして、

 

なんと錦織圭選手

Winbledon ベスト8に進出です!

いやー・・・マジですごい試合だった

キリオス戦はどういうこと?っていうくらいリターンがすごくて、1stセット6-1でそれも16分で奪取って。。。

キリオス自身が錦織の凄さをよく知っていると思いますから、それなりに戦略を立ててとくにサービスゲームのキープは絶対条件だったはず。それをろくに許さないっていう凄さ。

5セットマッチですから、そのセットがあっさりしたものであっても挽回は可能と思っても大丈夫なはず。

そういう意味ではセカンドセットの重要性がこの試合の明暗をくっきりさせたものになりました。

錦織側としては一気に2セットアップというのは勝利にぐっと近づく大きなアドバンテージになるはず。逆にキリオスの方から見れば、ここで追いついておけさえすれば、追い上げて勢いに乗ることもできるはずです。

そのセットをタイブレに持ち込みながら、きっちりとるあたり、見ているこちらとしては鳥肌が立ちました。

この試合、その前のカードがサーシャ・ズベレフ対グルビスの炎の出るようなしばき合いで、フルセットにもつれ込む壮絶な戦いでした。4セット途中からサーシャが崩れてショットは遜色なく見えるもののポイントに結びつける要素が見えなくなり、なんとファイナルは6-0でグルビス。後で聞けばサーシャは数日前に食あたりになったで体力がフルセット持たなかったとか。

その長い戦いの後でしたから、錦織対キリオスの試合も日没順延が考えられましたが、あと20分くらいで日没の時間になる前にストレートセットで錦織が勝ち抜けました。

セカンドセットが大きなヤマ場でしたが、リターンで常にプレッシャーをかけ続けたところが試合のカギを握っていたのは間違いないことでしたが、プレーヤー的にはそれだけじゃなくて自分のサービスゲームをきちっとキープできることがどうしても必要になるはずですから、サービスゲームにかかるプレッシャーは半端ないものだったに違いありません。

まして会場がウインブルドンで、相手はビッグサーバーのキリオスです。波に乗せるわけにはいかない状況でした。そこを切り抜けたことがものすごく大きかったのではないでしょうか。

 

続くグルビス戦は、サーブはキリオスと同等か、それ以上に取りにくい重そう且つ変化の鋭いボールが飛んできます。

錦織はよくキープを続けながらついていっていましたが、1セット目にワンブレイクを取られセットを献上し、2セット目もグルビスのあのハードヒットが驚くほどのミスの少なさで、彼のサービスゲームからはほとんど特典が出来ないような状況でした。メンタルがグラついて錦織がブレイクを許すことも、グルビスがサービスゲームの安定を糧に冒険的なリターンゲームを敢行して無理くりブレイクをもぎ取ることもあったかもしれません。

しかしこのセットはお互いにブレイクを許さず、タイブレークになってグルビスがセカンドサーブを打つ機会が増えてきたところで、錦織のリターンが冴えます。

このセットは鳥肌がたちました。

グルビスは確かに精度が落ちてき始めていましたが、それでも勢いとしてはまだ錦織は押されている感じの時間帯でした。

おそらく錦織本人だけがこの試合に勝つことだけを疑わずに真剣にすべてのポイントに取り組んでいたということなんでしょう。

それがどんな精神状態なのか、私にはまったく理解できません。

このセットのタイブレーク5-2リードとしたウイナーを放った時に、グルビスが逆を取られて足を滑らせ、膝の靭帯を傷めてしまったようでした。

不屈の精神でコートに立ち続けたグルビスでしたが、もう試合に勝つためというよりもプロとしての矜持としてだけのゲームにみえました。

それでも渾身のショットを放つのは、錦織に油断をさせない効果は十分にある態度でもあり、観客席からは万雷の拍手で退場となりました。

錦織の、試合後に話題となった「ラケット&タオルを応援してくれた子供にあげた」エピソードは、知り合いのコーチが連れて行っていた一段の子供達だったのでまたさらにびっくりしました。

 

さて今夜はジョコビッチです。

ジョコビッチ側が錦織の内面を見透かしているような、それで錦織が焦ってミスをさせられてしまうような試合展開が多いこのカード。

14年全米準決勝依頼の白星を飾ることが出来ますでしょうか?

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 10:39 | コメントをどうぞ

観戦熱(笑)

いやー。。。フレンチオープンの途中の時期から、我が家でとうとう。。。

 

WOWOWに加入することが出来まして(笑)。

 

ウインブルドン、見れてます(笑)

・・・もうタイトルから3回も(笑)が使われてますが、ニヤつきますよね(笑)。

だめだ(笑)使いすぎてウザくなってきた。

もちろん錦織戦は欠かさず応援に回っておりまして、あこがれのフェデラーも3回戦のシュトルフ戦は見逃がしてしまいましたが、見るように努めております。ユニクロ。。。

ウインブルドンでは白基調でシンプルデザインだからユニクロだからどうこうが言いにくい面もありますが、今後のフェデラーデザインはすっごく気になりますね。

それと、NIKEがずっと使っていたRFのロゴはユニクロに譲ったりしないものなんでしょうか?ウェアで使っていたロゴだしなぁ。。。キャップとかすごい欲しかったですけど、って考えてみたら、シューズはユニクロで作ってないから、フェデラーはNIKEとの契約を全て切ってしまったわけではないんでしょうね。てことはRFロゴはシューズで活かされたりするのでユニクロが大金を払っても譲ってはもらえないものなのか?

 

ゆうべはモンフィスがすごい集中力で、ここ数年芝生で強いクエリーを退けてしまいましたね。クエリーのテンポを食ってしまう、ツーバウンドの球際まで粘れるフットワーク、その柔軟な下半身の使い方は最近の「遅くなった」と言われている芝生では新しい脅威になるかもしれません。

チリッチ、ティエムがすでに負けていなくなってしまった今、優勝候補はいったい誰になるのか?昨年準優勝のチリッチが、前週の大会を優勝していながら2回戦敗退のニュースは驚きました。だって去年のウインブルドンと今年の全豪のファイナリストですよ?BIG4が崩れ始まったいま、最も成績を残している男だと思っているんですが。

デルポトロ、ラオニッチ、A・ズべレフ、アンダーソン・・・といった長身選手はビッグサーブもあり、優位に試合を進める条件を持っているかもしれません。

錦織は?2回戦のトミック戦ではサービスエースを24本も叩き込んだんですが、確かに素晴らしいコースにここで1点欲しい時に有効なエースをとっていましたが、トミックも予測が外れると全く動かないようなシーンもありましたからね。。。ただ、普段3セットマッチをフルに戦っても3本取るかとらないかっていう錦織のエースの数が20を超えたってのは本人もそうでしょうが驚きましたね!

その錦織は今度(今夜)キリオスと3回戦です。

相性は錦織に分がある方で良い相性だと思っていますが、キリオスのこの試合をどれだけ欲しいかにもかかっていると思います。このところケガで欠場するニュースが続いたキリオスが、膝とか肘とか肩とか?どっか痛めているとかじゃなければ(むしろ好調なら)かなりヤバい相手であることに間違いは無いでしょう。

そんで、まあ。。。非国民といわれることを覚悟で白状すれば、キリオスがフェデラーと対戦するところまでいけば、もうそろそろ勝つんじゃないかって思っているんです。(今夜錦織に勝てば、なんです)でそれを見れるもんなら見たいな、と。

去年からこのカードはつねにギリギリの勝負をしていて、最後の最後でフェデラーに軍配が上がるんですが、キリオスはかなり追い詰めるところまで来ているんです。

あの、レーバーカップで最後の試合を任されて、ファイナルタイブレークを5-2までリードを奪いながら負けて泣いたキリオスを忘れられません。

チームプレー(団体戦)にものすごく熱く燃えるタイプのキリオスですから、手ごたえもあったと思うんですよね。

今年になってまた負けてましたけど。それもやっぱり接戦で。

 

そして本命のフェデラーですが、セットを落とさずに快調に勝ち進んでいますがね。。。リターンの精度が去年に比べて高くないような気がしています。

1週目だから、勝てると分かる瞬間から先は色々な事を試していく余裕があるようにも見えますが、サービスにラケットがアジャストしないようなシーンをよく見かけます。

ジョコビッチに決勝で負けた時にも、リターンからのラリーにリズムが無く、ブレイクできるような流れがないまま苦杯を舐めさせられましたからね。ファンの私としては今年もフェデラーに優勝して欲しいという願いもありながら、その部分が1回戦2回戦をみていてちょっと思ったところです。(3回戦は寝ていました)

ただブレイクできるカウントになった時に明らかにギアを入れ替えてきっちりブレイクして、そこから盤石のキープに集中するっていうのも毎年見慣れているフェデラーのパターン。そんなに気にしなくてもいいのかもしれませんが…

そんな男子。

 

女子はねー。。。

大坂なおみちゃんが勝つと思います!こんやケルバー戦!苦手なタイプじゃないはず。逆にケルバーは大坂を脅威とおもっている。。。んじゃないでしょうか!

ステージが上がっていっても冷静なほど爆発力がある大坂なおみちゃん。

頑張って欲しいです!

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:04 | コメントをどうぞ

ボール投げとサーブの動作

最近、テニスのスイングにも「スナップ」の感覚がある方がコントロールも威力も出るよなぁ。。。と見直しております。

ボール投げの感覚の良い人(コントロールが上手い人)ってラケット使ってもコントロール良いよなぁ。。。というのが最近の自分の中では「やっぱりそうなんだよなぁ」って思って見直しているってことなんです。

この「スナップ」という言葉でなければ、「しっかり振り抜いた方が良い」とか「スイングにボールが乗る感じ」とか「捕まえて、放り出すように」とかっていうようなことがアドバイスされますよね。

その中の中心になっているであろう小さな部分の要素が「スナップ」って言っちゃっていいかな、と思うようになった、という事なんです。

手首に積極的に力を入れましょう、という捉え方をしたとしたら、その人は全く分かっていない人だと思います。

手首を使うな、と我々くらいの世代までだったら、「硬式テニス」ってそういうもの、というくらい浸透しているんじゃないでしょうか。

その中身は、インパクトの時に面がどっちに向いているか把握できるようにしなさい、という意味ですよね。だから初心者のクラスだとしたら、そういう意味で手首は固定して面の向きが狂わないようにしましょう、って言うかもしれません。

だけど上達を見据えるようになったら、あるいは経験者に言うとすれば、インパクトでは「面を維持」することが大事なことだとだけ言います。それは真理だと思います。

インパクトとはラケットに当たった瞬間を写真に収めれば静止画に見えますが、スイングは途中で止まったりするものではないですね。だけど有名なプロ選手の試合中のインパクトを上手く何枚か写真に収められたとしても、同じように面が出来ている(維持されている)と思います。

その形を何度も出せることで、狙った通りにボールを何度も打てるわけで、ボールコントロールの最大の要素は「再現性」を上げることにあると思っています。

 

 

 

そこで、身体の動き方と同時に物体を飛ばす力学とが上手く調和を取れればいいわけですから、ラケットを持ってボールを打つのも、手で持って物を投げるのも、身体の動作としてみれば同じような要素が同じようなシーンで役に立つことになります。

ボール投げをする時に、スナップは最初に習います。ボールの握り方と、手首の使い方を教わって、短い距離からキャッチボールをしたりするわけです。

思いっきり腕を振り回したりはしないですよね。

テニスを始めたばかりの人って、大半は力いっぱいラケットを振ると思います。でちょっとびっくりして(飛び過ぎたりどこへ飛んでいくか全くわからない事に気づいて)遠慮がちに動いたり、当たる瞬間に力を抜いてみたりする。

ラケットは打具ですから、力を込めて使うものだと認識されているんだと思います。それで思い切りひっぱたいても手は痛くないですもんね。生身の手を使う投球や捕球は手が痛そうだから最初っから思い切りやらないか、狙う感覚がリニアに手にあるから無理しないのか分かりませんが、最初っからフルスイングする投球動作ってあんまり見かけません。

それはさておき、ボール投げって上から投げる方ですが、サーブの動作もそれに近い、と皆さん仰います。もちろん私もそう感じています。

ですが、全く同じではないですね。手にはラケットを持っているかいないか、そこが大きく違う。

で、そういう打具を持ちなれている人には違和感なくサーブの動作が出来たりして、そうでない人はラケットごと投げちゃいそうなフォームになったり、良いサーブを求めて打点付近に腕を振る速さを求めたりします。それでたいがいはネットに突き刺さったり、ネットをスレスレで越えてくれないとすぐにオーバーになったりしてファーストサービスをフイにします。

 

スナップ、を投球動作に使う、ということは、腕を振ってきた勢いを活かした手首の働き…を使うってことですね。

距離や高さも含めて、ボールが飛んでいく軌道に乗せるようにする動きです。

投げるボールが手から離れるときは、指先に最もスピードが乗っている所なはずですね。だから、手から離れるときにボールと指が最後まで一緒にいます。

 

ラケットを持ってサーブを上から打つ時にも、腕がしなってラケットヘッドにスピードが乗るようなところにインパクトを作りたいわけですが、その時にスナップを利かせるつもりがあってもラケットの長さを無視するわけにはいかなくなります。

ラケットが長いから(その分の重さがあるからってのももちろんありますが)、手で持って投げるよりもボールに威力が出るわけです。

長さと重さは、運動エネルギーにもなりますが、同時にトルクという力(回転力)も発生します。エネルギーなので、交換するものがあるんですね。力を使うわけです。

自転車のギアもそうですね。スピードの出る方ってペダルが重くなる。だから平たんな道とかで一度スピードを得てしまえばその速度を活かして重たいペダルをこぎ続けられますが、上り坂のようにスピードが減衰していくと重たくなりすぎて漕ぎ続けるのがしんどくなります。

ラケットも先の方にスピードを出すのには、腕の動きでラケット自体を加速させておいて、そこからさらにスピードを乗せる、という動作が必要になります。

それがスナップなわけで、今この段階では方向の話はしていません。

腕の動きにはスピネーション(外旋および回外)とプロネーション(内旋および回内)があって、ラケットを腕からしなやかにスイングする動きを助け、力を増幅させる働きをします。(スパイラル運動)ボールが離れていく時の指先のようにラケットヘッドの動きを作れればいいのだろう、という事ですね。

 

インパクトの位置で、ラケットヘッドを走らせる、という感覚がどのくらいあるか、先程書いたように、打具を扱いなれている人にはそこはそんなにむつかしくないと思いますが。。。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:31 | コメントをどうぞ

「Swing Builder」準備中

swingbuilder rogo

「スイングの組み立て屋さん」という意味でいいかな、と考えて、ずいぶんと長い間温めていた、自分のインターネットサイト。

いま準備中です。

私の幼いころからの性分で、興味のあるものは「分解して、もう一度組み立てる」ということが理解に役立っています。

子供のおもちゃとかでも、中身を見て構造が理解できれば壊れても修復できる。もちろんパーツが破損してしまえば壊れた姿までしか組み上げられませんが。

テニスコーチとして、とくにプライベートレッスンなどでショットの「打ち方」に悩まれているお客さんを見るときに、その打ち方のどこで悩んでいるのか、生徒さんがおっしゃる症状のどこの部分がその問題点なのか?それらを見つけるのに私のその性分は役に立っていると思っています。

テニスは私自身、15歳のころからはじめ、18歳ではヘタクソながら使ってくれたスクールのおかげでコーチのアルバイトも始めました。

周りにいた先輩コーチたちは打ち方もスムースでかっこよく、またボールの勢いも強烈でしたが、私は上達してもしばらくの間はスライスに頼るしボールも遅いプレーヤーでした。ダブルスならネットをとってしまえば反応できるボールをしっかり返せましたが、自分からポーチに出たり、あるいはチャンスボールをスマッシュしても決定力が男にしては弱いのは自分でもわかっていました。

そういう劣等感を常に持ちながらも、スクールでは最上級クラスを担当させてもらったり。役不足に悩みながらもやはり勉強と練習はちゃんと結果を出せるものでした。

球が遅いながらもポイントができるように、ポジションやショットの選択、それとラリーで持ちこたえることの重要さを最初のころに嫌というほど(ショットの優位でポイントできることがなかったので)身につけさせられたし、なぜ自分のラケットはあこがれの先輩のように振れないしうまく打てるようにならないのか?まるで永遠のテーマのように観察させてもらい、勉強し、自分のテニスに反映させる練習をしてきました。

 

何度もブログでは書いてきたことですが、乱打してくれる相手がいれば、その中で自分の反応や判断、そして打ち方の中でどんなことに気を付ければトップスピンが打てるようになったり、ロブやドロップなどのテクニックを出せるようになるか、ラケットとボールの感覚に常に注意しながらテニスに携わってきました。

 

自分がテニスの上手な人でなかったことが、テニスコーチとしてのボキャブラリーを豊富にしてくれたし、ゆっくり上達してきたので今の齢になって後輩たちに信頼されるお手本を意識できるようになりました。

ついこないだまでは、「打ち方」を理解したり、生徒さんに理解しやすいようにということがレッスンのテーマになりやすい私でしたが、その間も常に「そこからどうやって試合で使える技術に発展させられるか」という「打ち方のその後」への道が別の道のように感じていました。

それがここ数年の間で劇的につながってきたし、最初からそこ(「打ち返し方」というようにしています)を目標に教えることがテニスを楽しめるようになる本質的な部分かと思えるようになってきました。テニスってボールを打ち合う=自分は打ち返すことを意識する=のが常にできるようにして初めてラリーや試合が楽しめるようになるスポーツだったんですね。

いまや「打ち方」のなかのラケットの動きや体の動きには大分理解が深くなってきたと自負しています。

そして「打ち返し方」とは相手のショットへの対応ができる「打点」の意識とそのタッチの感覚さえ身に着ければ、フォームはある程度の範囲の中に入るだろうし、それってプレーヤーの特徴になるだろうし、またその特徴を自分が理解していればどうやってゲームすべきかの判断もできるようになるだろう、ということを考えて指導するようになってきました。

世の中にたくさんテニスコーチは要ると思いますが、私の年齢まで続けてこられたコーチたちって、テニスがうまくて強かった有名人とかがほとんど。私は彼らを目標にしてきましたし、いまだにあこがれています。

だけど私はずっと勉強をしてきて、テニスエリートでなかったからこそ一般テニス愛好家としてテニスを続けている人たちと同じ目線で悩みを理解できると思いますし、自分自身が感じた壁を打ち壊しながら上達してきたと思っています。

プロ選手のようなスーパーテクニックは身につけなくても・・・200キロのサーブとか、バウンドの強烈なエッグボールを常に打てるようにならなくとも・・・試合のコートではつねに負けにくいテニスができるようになるとは思います。

勝つためには、ポイントをとるための感覚も必要です。その機を見つけることもリスクを理解しながらも攻めることもできるようにならなければならないですから、時間はかかると思います。成功体験をさせて、効果を出すところまではコーチとしてお手伝いできるレベルにいると思いますが、大会で優勝したり、そこまではいかなくとも強いよね、あの人、って言われるレベルになるなどの成果を出すのはプレーヤー本人の問題です。

 

相手のショットに追いついて打点の感覚通りに狙ったショットが打てるようになる。

言葉で書くとなんて素晴らしい理想なんだ!そんなことができればきっと無敵に違いない!

なんて思われそうなことですが、できる人にとってはそれが元でゲームを楽しんでいられるわけだし、そこの部分は難しく感じてないよ、というでしょう。

相手のショットに追いついて打点の感覚通りに狙ったショットが打てるようになる。

練習の仕方さえ間違わなければ、じつはそんなに難しいことだとは思えません。

ラリーの往復の時間の感覚や、自分のラケットについて意識があり、飛んでいくボールのイメージを持てるようになれば、スイングは組み上げられるようになります。

「Swing Builder」を名乗るようにしていきます。その名に恥じぬように今後も研鑽に励みますので、よろしくお願いいたします。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 12:12 | コメントをどうぞ

ラスト日曜レッスンとそれから

フリーのテニスコーチとして活動を始めて以来、お世話になっている「アルドールテニスステージおゆみ野校」

週に5日ここでレッスンを担当させて頂いていまして、ほとんど社員コーチのような生活っていえばその通りなんですが、このたび、日曜日だけシフトから外れることになりました。

担当コーチとしてずっと7年間クラスを変わらなかったところでもあり、思い入れの深いお客さんたちもいらっしゃいます。

7月から期が変わるというこのタイミングで、今日が最後の担当になりました。

朝のシングルスクラス、その次の中上級のクラスはどちらも満員で、夕べ見たときは生徒さんが入れる枠の2倍のキャンセル待ちの方がいらっしゃるほどで、スクールをやめてしまうわけでもないのに色々と声をかけて下去る方がいて感謝に堪えません。

その割には普段通りのレッスンで締めくくるっていう。。。

このブログを書いているこの時間の次から、もう2レッスン、ジュニアクラスの担当がありますが、まあその他にも月水木土と4日間はスクールにいますので!

日曜日はこれから、「スポ人」というジュニアの大会を主催するサイトの中でイベントレッスンを担当させてもらったり、ジュニア選手たちの試合を見てアドバイスを差し上げたりなどと企画ものをやらせてもらったりなどの活動をしながら、今までよりももうちょっと自分の時間をとれるようにしていこうと思っています。

野望としては、月に2回くらいは日曜日が休みになることになり、その時間を利用して自分のサイトを立ち上げ、プライベートレッスンや、遠隔地(千葉から行ける範囲は実際に言ってレッスンしたいと思っていますが)で定期的にレッスンをするのがかなわないようなお客さんからはメールのやり取りなどで動画を見させてもらったりしながらアドバイスを送れるようなことをしたり、

動画を自分で撮影して「打ち方」そのものを研究するよりもその前の本質である「打ち返し方」(=相手の打ったショットへの対応を主としたもの)をより実践に使えるものとして紹介していければと考えています。

自分で使えるコートがあればいいんですが、そんなことが出来るのは夢として描いて持っていることにして、カメラも三脚もあるわけだし、コートでボールが実際に打てるわけじゃなくてもできることがあるはず。

なるべく自分の力でできることを増やそうとしてこの7年間は努力をしてきたつもりでもありまして、そうかといってできるようになったわけでもない。できる人に手伝ってもらってもっと早道を通ればよかったかな、なんて思っています。

おもえばテニスコーチから離れて仕事をする事になっていた30代の頃の記憶ってあまりなく、それだけ家族を養うのにだけ必死で、逆に好きなことをする仕事に戻りさらにフリーになった40代になってからはほんとうに濃い時間を過ごしてこれたと思っています。

無駄にしてしまった時間も勿論ありますが、そうかといって何も進歩しなかった時間でもなかったみたい。

今、私の周りにいる人たちって私のことを支えてくれているなぁと本当に感じています。

生徒さんも職場の仲間も、仕事でつるむことになった仲間も、昔の同窓生も、いまかかわりのある人たちってみんな好きな人たち。感謝しています。

これからの発展は自分の力をフルに使ってもっと「有名に」?なれるようにステージを広げていきたいと思っています。

 

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 15:00 | コメントをどうぞ

よく見える眼鏡と老眼鏡

いま48歳なんですが、45歳になったころくらいから、眼鏡かけた時に近くがよく見えないな、と思い始めたのを覚えています。

これがウワサにきく「老眼」か!

と迫りくる老いにビビ・・・りはしなかったんですが、若いころから度のきつい眼鏡をかけていて、矯正視力で1.5位見えるようにしてもらっていたのをずっとかけていました。

コンタクトレンズの時代もあったのですが、その時も度数は同じにしてもらって、よく見えるもんだから、相手コートの人の表情も見て予測したりとか・・・してないか。(そんなに余裕ない)

ともかく、そのころにスポーツ用のフレームも探して、オークリーとかは無理だったけど運動するのに軽くて変形に強いものを手に入れることができました。

それで、その時にその老眼についても検眼の先生にきいて、検査をしたところそれほど老眼は出ていない、矯正が強すぎるからでしょう、ということでレンズの度を低くしてもらったんです。

そしたら夜のレッスンがちょっと支障が出るくらい見えない感じがして、2週間くらいで保証を利用してレンズを元の度に変えてもらったりしました。

家では度がきついと近くが見えなくて、本が読めなかったりしたので、度を弱めた「家用」の眼鏡を新たに作り、初の2台持ち?をしていました。

 

それから3年近くの間、徐々に弱いほうの度でも目が慣れてきてテニスの時にわざわざスポーツ用のほうにしなくてもどうにかなっちゃう感じになったのですが、ここ半年くらいはまた夜のレッスンの時に見えてる景色に立体感がない感じがして、ボールが飛んでくるときにちょっと緊張するようになったことに気づいちゃったんです。

 

そしたら度のきついほうの眼鏡だとやっぱり調子がいい。

 

それで日常の運転の時なんかも度のきついほうを使っていたら、やっぱり家に帰って交換するのが面倒になってきて、でやっぱり手元がよく見えない。

そこで、100円ショップの老眼鏡があることを思いついて、買いに行ってみました。

コンタクトはしなくなったんですが、老眼鏡として耳にかけることができるものと、あとは眼鏡の上からクリップオンするやつを買いました。

お店で老眼の強さがあるのを知って、どうせまだ初心者(?)だから一番弱い奴だろうと思ったら、いっこ上の度でした(笑)。+1.5。

 

これがまたいい。

 

クリップオンのほうを眼鏡につけておけば、遠くのテレビを見るときは跳ね上げておいて、手元で携帯やiPadを見るときにはレンズを下ろす。

老眼用って凸レンズだから、大きく見えるとか、最高!

勉強机で絵をかいたり、考え事をしてノートをつけているときなんかも手放せません。

 

ホントは眼鏡かけるのやっぱりイヤなんですけどねー

 

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 01:15 | コメントをどうぞ

タッチと、パワー

タッチ系のテニス、というとパワーはそれほどでもないのね。。。と同時にパワー系、というと繊細さはないのね、なんていうイメージがありますね。

私がテニスを始めたころなら、プロ選手でもけっこうそういう雰囲気があって、テニス界の不文律?みたいなもののように固定された概念が出来ていたかもしれませんね。

とはいえ、現代ではパワーを繊細なコントロールで使いこなしているようなテニスが求められていますね。プロだけでなく、我々のレベルでもやっぱりそうなる。

ゲームのシーンで何をもって「武器」とするか?を考えれば、引き出しというか、防具も武具も必要なんだろうってことですよね。それでいて身軽、っていうか。

キリオスとかのネット際のタッチ、もの凄いですよね。。。サーブも220キロオーバーで打てて、ストロークもベースラインからエースが取れて、ネット取ったらネット際20センチくらいの所にドロップ落とせるって。。。

レンドルは出来なかったと思いますよ(笑)。

 

さて、そんなこんなで色々と考えていまして、ストロークのコントロールってやっぱりタッチの良い人のモノだよなぁと。

それでパワーを載せる方法もあるんだし、という所。

その答えが、「コンパクトな」スイングってことだな!という事でつながって参りました!

スイングにはインパクトを境に、フォワードスイングとフォロースルーに分かれます。

とはいえ、動きとしては一つの連続した動作。分かれますといっても、分けて考えているだけの話。それぞれの動きは関連し合うもので、別々にはならないはずだし。

そうはいっても、スイングの最大の焦点はインパクトにあるはずですね。

そうなんです。インパクトの動きに集中することで「コンパクト」になるんです。

そういう言い方がねー。いままでできなかったなぁー。

スイング全体を引いて、止めて、振る。。。みたいな教え方を昔はしていたような気がしますけど、やっぱりどう考えても応用力のある人が勝手にそこを脱して初めて上手くなっていく、様なところがありますよね。

そうじゃない人がどうしても「打ち返し方」で悩むような...

 

まず、相手の飛球には打点で狙った方に打ち返す型の、最小単位が用意されるべきだと思います。

時間的にゆとりがあれば軸足にシッカリ乗って体重を乗せ、スイングを大きくしてさらにパワーが出せると思いますし、相手が攻撃的にその時間をくれなかったとしても先に打点の最小単位は出せるわけですから、対抗策にはなるはず。

そこいらへんの自由に動けるゆとりを持てるようにする事が、コンパクトなスイングを手に入れよう、という皆さんのご要望になるわけですね。

 

小さめのスイングをする、という事がコンパクトではなく、出来る最低限=失敗しないで自分のショットが打てる自信が持てる、というのがコンパクトです。

スイングの癖があるせいで、この言葉でわからない、という人もいるハズ。テイクバックの仕方、変えられませんか?

インパクトはいまある程度のコントロールが出来ているのなら変えなくてもいいと思いますが、「今はまだボールを打っていない」時間帯の動きを、意識して変える事は出来るハズ。

タッチと、パワーを段階的に手に入れるプログラム、つくりましたよ。

夏までにホームページを作ろうと思っているので、それが出来たら公開します。

すごく簡単だと思います。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:41 | コメントをどうぞ

スランプからいかに脱出できたか

3月のおわりに、2本使っている私の「SRIXON REVO CX 2.0」をポリガット仕様から一本だけ、ナイロンに張り替えて、気づいたらフォアハンドストロークの調子が悪くなっていました。

4月の1・2週はかなり落ち込んでいて、「あれっ、なんかおかしいぞ」と気づいちゃってから急激にどうやっていままでコントロールしていたのか俄には思い出せないくらいのレベルでスランプに。

まあ試合に出ている日常ではないですから、プロ選手でもないし死活問題って程でもないですが、毎日テニスをしている男としてはやはり焦ります。

それで、その時にどんな風に調子悪くなったか?というと

・見えているはずのボールと、持っているはずのラケットの接点(打点)のイメージがなくなった
・ラケットをスイングしてくる間の「時間」がなくなり体の動きにリズムがとれなくなった
・ラケット面がまちまちになり、ありえないミスをするようになった

私はライジンガー(ライジングで打つのが多い)人なので、バウンドに近づきすぎるきらいがあり、上記の症状なもので「じゃあよく見えるように下がって打とう」っていう発想でベースラインから少し下がって打つようにしてみたりもしましたし、しっかり回転がかかる感じがわかるように面を伏せ気味にしてみたり、または打点を前にとって伏せずにこするような当て方にしてみたりしましたが、そういう付け焼刃では余計に傷口が広がるだけで、何の打開策にもなりませんでした。

その時のミスは回避できても、何しろ自分の動きのもとになるリズムが壊れてしまっている感じでした。動き出しも遅くなったし、動きそのものもギクシャクしてきたような感じも体の中の違和感として感じちゃってどうにもラリーをしていて気持ち悪い。

その時は思いました。「いやー・・・どこ行っちゃったんだオレのフォア…」

ボールの見え方すらおかしくなってるってのが、自分でわかったのはまた驚きでした。

ボールを見る、という作業ですが、テニスがうまい人の見え方と、そうでない人の見え方は違います。そこに気づいてからは、私自身相手のショットがすごく強いときでも慌てずに自分のスイングエリアをボールのために開けてさえおければちゃんと間に合う、ということが多くなりました。

以前のボールの見方から、わかった後のボールの見方の差が自分でわかるようになって何年も経っているはずなのに、自分でそこがコントロールできない状況、っていう意味が分かりませんでした。

 

何度もブログに書いたことではありますが、私は選手だったり、試合に出続けてすごく強かった時期があるなどのいわゆるエリートプレーヤーではなかったこともあって、40歳を過ぎてもまだまだ自分がうまくなる要素も見つけられたし、体もまだ動くし感覚は上がっていくので、経験って本当に上達を感じる要素だなぁなんて思っていたんです。

その裏ではやっぱり48歳という年齢もあって、もうそろそろ上達はしなくなって下降線に入ってくるんじゃないかという恐怖もありました。

たしかに、足は若いころに比べれば遅くなったかもしれません。だけどポジションや相手とボールを見ること、飛来するボールの時間に対して反応することを意識すれば、まだ自分がへたくそになっていくような感覚ではありませんでした。

 

それが・・・一気に崩れた感じがした時って、やっぱり恐ろしく感じるものなんですね。

 

そんな大したレベルではないかもしれませんが、築き上げてきたものが失われていくものって、自分のアイデンティティの崩壊・・・大げさではなく、コレで飯を食っているわけですから、自信がなくなるとか、上手な人たちのクラスを任せてもらえなくなる(あるいは自分で身を引く決断をしなくてはならなくなる)ようなことを考えるととても恐ろしく感じたんです。

 

3月の終わりに描いた、ジュニアのキャンプのために作った資料の中の、このイラストに救われました。

ライジング図説このイラストは拡大できます。

ライジングでのボールのさばき方を図説したようなものなんですが、スピンが打てなくてスライスしか打たなかったところから、トップスピンがラリーの主になるようなテニスに変えてくれたのが、

「ボールを打ち上げてしまわないように面を伏せ気味にして、スイングはボール軌道の上側をかすめるようにイメージしてラインを合わせる」という基本に立ち返るヒントになりました。

 

ちなみに、片手バックハンドの調子がどんどん良くなってきたのとフォアハンドの調子が悪くなってきたのは時期を同じくしてのこと。

肩よりも上に弾んでくる、以前はすごく苦手だった高さのバウンドにうまく合わせられるようになってきていて、先にスイング軌道の角度を調整して待てるくらいの感覚がありました。そのぶん、フォアハンド側のターンが不足していたのかも、と思い直してチェックすると、軸足は伸び切っていたしラケットは肩と腰のひねり込みを無視して遠いところに引いてパワーだけを期待するような形になってしまっていました。

だんだんと自分のフォアが以前にどうだったか、そしてどうするとよくなるのかのビジョンが見えてきました。

 

スライスしか打たなかった時期の私の癖で、上半身をボールに乗っけるようにして打つために腰が開きやすいという特徴?がまた出てきていました。

レッスン中のラリーでしっかり打つことをせず、楽にスライスで安定したリズムが出るようなラリーばっかりしていたことも原因だったかもしれません。

すこしテイクバックをコンパクトにし、体の前にスイングスペースをとれるようにしながらもグリップ側を操作すればいつでもスイングが始められるようにしました。

ボール軌道の上を、自分のラケット面が通過するようなイメージでスイングするようにイメージして、微妙な角度にはこだわらずに何となくで打ってみながら、調整していくと、先にボールを見るという作業が戻ってきて、ボールがゆっくり見えるようになってきました。

 

あとは若いコーチなどに相手してもらいながら、乱打で自分のリズムを守りながら動けるか、フットワークのほうの課題です。

追いつくけどひねりがないようなときは、やはり深いボールを打ち返す時などには失敗してしまったりしましたが、もう答えの出し方はわかってきました。

そのおかげで、テイクバックの時の手の位置や面がボールを受け止めるときの形のイメージが明確になってきて、合わせる動きにゆとりが出せるようになってきました。

 

いいぞいいぞ、戻りつつあるな、と実感できるところまでこぎつけてきました。

 

おそらく、テイクバックの形が調子が良いときに手だけで合わせられるかなんかで、正しい形から変わってしまっていたのが大きな原因かと。

ナイロンガットに変えて、タッチが変わったこともその一因かもしれませんが、自分で調子が「悪くなった」とはっきり認識する前にその兆候を感じていたかもしれません。

スピンがかかりにくくなったとか、ショットが棒球?っぽくなってしまっていたような感じだったかもしれません。

 

もっとヌルッと、ストレスなくスイングやラケットの重みでボールの衝撃を受け止めて手に大きな衝撃が来ないようにする、というところが私のヒントになりました。

 

今日現在は、朝練をしているアルドールのコーチたちに混ぜてもらって、若いコーチたちと打ち合ってきました。スランプのころは打ち返すのにすごくエネルギーが必要な感じがして遠慮していましたが、今日は「かかってこいよ」的なコートポジションで楽しくプレーできていましたので、ほっとしています(笑)。

カテゴリー: 打ち方オタク, 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 15:06 | コメントをどうぞ