デル=ポトロの葛藤とガスケの苦い思い出

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手首の怪我から復帰途中のファン・マルティン・デル=ポトロ。2009年のUSオープンで優勝を飾ったものの、2010年は右手首の手術でツアー離脱。その後復帰するも2014年に一度、2015年には二度の左手首の手術をして、今はそこからの復帰途中なの。

そして今年の2月のデルレイビーチで今季最初の大会を迎えてベスト4。今週行われているBNPパリバ・オープンでは1回戦でティム・スミチェックを下すも2回戦では世界ランク7位のトマス・ベルディヒに破れてしまったの。

そしてその後の会見では、複雑な胸の内を明かしてました。

まだバックハンドの両手打ちがかつてのレベルにはほど遠いものだと感じているデル=ポトロは、「よりたくさんの治療とトレーニングをしなければなりません。まだまだ長い道のりです。」って苦しい胸の内を語っていたの。

そして、7月に行われるデビスカップの準々決勝でのイタリアとの対戦に、アルゼンチンを代表して出場するのかを問われて、「まだ毎日毎日のことしか考えていません。明日、プレーしているかさえ分からないのです。もちろんまだ27歳なので、どの大会にも出場したいとは思っていますし、テニスは人生そのものなのです。しかし、賢くなって忍耐強くならなければなりません。」って答えてました。

そして「数ヶ月前はテニスを止めなければならないかも知れませんでした。今こうしてテニスが出来ている事に喜びを感じていますし、こうしてトマスのようなトップ10選手と対戦できている事は、確実に役立っているはずです。でも、かつてのようなプレーが出来るか判断するにはまだ早すぎだと言わざるを得ません。」って現在の心境を明かしてました。

2009年の頃は、当時圧倒的な強さを見せていたロジャー・フェデラーに互角に戦える数少ない選手で、そのフェデラーを下してUSオープンも優勝していたのよね。

あのまま怪我がなければ、フェデラーと男子テニス界を二分する存在にも成り得た選手だったかも知れないの。

そこまでのレベルで戦っていた彼だから、今の自分のプレーにはストレスを感じてしまっても仕方がないわよね。でも彼も語っているように、今は忍耐の時。じっくり怪我を治して、徐々にかつてのテニスを取り戻さないとね。本人も自覚しているけど、まだまだ長い道のりね。

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そして世間を賑わしているマリア・シャラポワのメルドニウムの陽性反応事件を受けて、嫌な記憶を思い出す事になったのがリシャール・ガスケなの。

ガスケは2009年にコカイン陽性反応が出てしまい、2ヶ月15日の出場禁止処分を下された経験があるからなのよね。

ガスケは2009年3月に、現在行われているインディアンウェルズでのマスターズ大会へ出場。3回戦敗退後に次のマスターズ大会のあるマイアミへ移動したんだけど、肩の調子が悪くてその大会を欠場したの。

その時に訪れたナイトクラブで、キスをした女性がコカインを吸っていてその反応がその時受けた尿検査で出てしまったと言うわけ。

ガスケは当初、2年間の出場禁止処分だったんだけど、身の潔白を証明すべくその女性を探したりと必死に潔白の立証に努めた結果、減刑されてすぐにツアーへの復帰が許されたの。

でもプロツアーはそんなに甘いものではなく、ほとんど練習する時間もなく走り回っていたガスケだったから、復帰後もなかなか成績を出せずにいて、年初世界ランク23位で復帰時は46位だったけど、シーズンが終えた時には57位へと落としていたの。

「とても辛い時でした。そんな事が自分の人生で起こると思っていませんでした。そこから元のプレーまで復活させるのは容易な事ではありませんでした。なぜなら、身の潔白を証明するために必死だったからです。」

「フランスではその話をする人がたくさんいました。そしていつも自分の名前がテレビに出ていたのです。そんな状況から抜け出すのに1年以上かかりました。」

ガスケのケースも、彼の不注意から起きてしまった事だけど、本当に大変な思いをしたのね。またシャラポワのドーピング問題で彼の事が持ち出されるのは辛いわね。


カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 18:31 | コメントをどうぞ
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