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33歳の新星!

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今週、アメリカはフロリダ州で開催されているATP250大会のデルレイビーチ・オープンに、こんな選手が本戦で戦っているの。

日本時間の今朝行われた1回戦に登場したその選手は、マティア・ペチョティッチ。これが自身初めてのATPツアー本戦の舞台なの。そんな若手がいるんだと思いきや、彼は現在33歳で世界ランクは784位。

彼はセルビアで生まれ、マルタで育ち、現在はアメリカ在住のクロアチア国籍の選手で、年初に行われたユナイテッド・カップにもクロアチア代表チームの一員としてオーストラリアで大会に参加していたの。

今週のデルレイビーチ大会では、予選2試合を勝ち上がって本戦への切符を手にしたの。

大会が開催されているフロリダ州で金融関係の会社で働いている彼は、自身の持つランキングでは、予選にもエントリーできず補欠のリストにいたわ。

出場を諦めて帰ろうとした時大会スタッフから、まだチャンスはあるからしばらく会場に残ることを勧められて、持っていた3本のラケットを握りしめしばらく過ごしていると、予選がスタートする直前に欠場者が出て幸いにも予選入りを果たしたの。

そして予選1回戦では第1セットを接戦で先取すると、第2セットも接戦に。でも5ー5となったところで対戦相手が棄権する幸運に。予選2回戦では同じく補欠から繰り上がった選手にフルセットの逆転勝利で見事本戦の切符を獲得したの。

試合後、彼は「今日、プロの選手に勝てたことは特別なご褒美。本当に予期していなかった。とても楽しんでプレーしたし、行けるところまで行こうと思っていた。もし駄目なら帰って月曜日からまた働けばよい。」って、嬉しいサプライズだったことを語っていたの。

ペチョティッチは、アメリカのプリンストン大学でテニスをしていて大学チャンピオンになり、プリンストン大学史上最多勝利を上げた選手で、アイヴィー・リーグの最優秀選手に3年連続で選出されていたほどのプレーヤーだったんだって。

そんな彼は2014年、24歳にして初めてプロのツアー下部大会に出場。2015年の年末には206位までランキングが上昇したの。そんな彼だったけど、その後彼は胃の病気になり手術を受けるも、回復は難航に陥り、約8ヶ月も寝たきりになってしまったの。

「あの入院期間がその後の道筋や人生のタイムラインを変えてしまった。それで、ハーバード大学のビジネス・スクールへ願書を提出し、全く期待してはいなかったのに合格し入学することになった。」

そしてテニス部のコーチの目にとまり、テニス部の手伝いをすることに。

「学生達と週に6日テニスをしていたら、テニスへの愛情を再確認することとなった。ビジネス・スクールを終えたあと自分自身にこう言った。12ヶ月だけツアーに全力で挑戦してみよう。それでもし250位くらいにまで行けたら、テニス選手として続けようと。」

そして約6ヶ月でITFのサーキット大会で6度の優勝を果たしてランキングも上昇させていた彼に、再び災難が。

「自分のこれまでの人生での最高のテニスをして、6ヶ月で320位くらいまでランキングを上げた。そんな頃に新型コロナウイルスのパンデミックに陥ってしまった。」

途方に暮れたペチョティッチは、フロリダへ帰りまた会社で働き始めたの。それでもテニスへの気持ちは消えることはなかったんだって。

「本当にこのテニスと言うスポーツが大好き。そして、人生は永遠ではないことも分かっている。もう33歳。毎日、精一杯練習に励んだ。ジムにも通い、仕事のあとはランニングもした。時には70代のボスとトレーニングをし、またある時は50代のボスとトレーニングもした。」

「自分独自の方法を見つけ出していた。そしてそれは、今回の予選2試合を勝ち抜くために十分なものだった。じゃあ、3試合目(本戦の1回戦)はどうなるかやってみたい。」

そんな彼は、日本時間今朝行われた1回戦で、ジャック・ソックをフルセットの逆転で下して、ATPツアー本戦初勝利を飾ったの。

「ほんとに言葉がないし、こんな気持ちになることは、滅多にない。」って、自身に今起きている事を受け止める事ができずにいたの。

「出だしは、0ー4になってしまったけど、そのうちの2ゲームは接戦で落としてしまった。スコア的にはかなり劣勢ではあったけど、あの2ポイントが取れていたら、2ー2になっていたはずと自分自身に言い聞かせて、まだチャンスはあるし、最初の1ゲームを取った時には、今日良いテニスを見せてやると言う気持ちだった。」

これからも今まで通りの金融関係の仕事を続けるか、こうしてプロとしてツアーを続けるか問われると、「それは観客の皆さんに聞くべきでは。またこうしてツアーに挑戦するべきですか?」もちろん、観客からは大きな拍手をもらったのは当然よね!

2回戦でペチョティッチは第8シードのベン・シェルトンを下したマルコス・ギロンと対戦ね。どこまで快進撃が続くかしらね!

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毎週恒例の、日本人選手のツアー下部大会での活躍です。

女子では、アメリカの60,000ドルのサーキット大会では、予選を勝ち上がった荒川晴菜選手が1回戦敗退でした。

ポルトガルの40,000ドル大会では、細木咲良選手が1回戦敗退でした。メキシコの40,000ドル大会では、ラッキールーザーの西郷里奈選手がベスト8でした。

オーストラリアの25,000ドル大会では、柴原瑛菜選手、桑田寛子選手、予選を勝ち上がった清水映里選手が1回戦で、加治遥選手、予選を勝ち上がった澤柳璃子選手、穂積絵莉選手が2回戦敗退でした。第6シードの松田美咲選手、瀬間詠里花選手がベスト8、第5シードの坂詰姫乃選手がベスト4でした。ダブルスでは、第2シードの林&瀬間ペアーがベスト4でした。

エジプトの15,000ドル大会では、小林ほの香選手が1回戦で、第5シードの小関みちか選手が2回戦敗退でした。

チュニジアの15,000ドル大会では、予選を勝ち上がった西村佳世選手が2回戦敗退でした。倉持美穂選手がベスト4でした。ダブルスでは、台湾人と組んで第4シードの倉持選手がベスト4でした。

男子では、スペインの73,000ユーロのチャレンジャー大会では、予選を勝ち上がった望月慎太郎選手が1回戦敗退でした。

オーストラリアの25,000ドルのフューチャーズ大会では、第1シードの野口莉央選手、第8シードの越智真選手、望月勇希選手、高橋悠介選手、住澤大輔選手、予選を勝ち上がった岡村一成選手が1回戦で、関口周一選手が2回戦敗退でした。羽澤慎治選手がベスト8、第5シードの中川直樹選手がベスト4、第3シードの清水悠太選手が優勝しました。ダブルスでは、第2シードの羽澤&清水ペアーがベスト4でした。

ポルトガルの25,000ドル大会では、予選を勝ち上がった松村亮太朗選手が1回戦敗退でした。

チュニジアの25,000ドルのフューチャーズ大会では、齋藤惠選手が1回戦敗退でした。チュニジアの15,000ドル大会では、市川泰誠選手が2回戦敗退でした。

アメリカの15,000ドル大会では、坂本怜選手が2回戦敗退でした。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 12:02 | コメントをどうぞ
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