水曜日
北九州優勝おめでとう、昼食で焼き肉の御馳走をN夫妻から受ける。あとで雨上がりのコートでテニスを楽しんだが、足の調子はいまだ本調子でないことを確認する。
深夜3時過ぎまで錦織圭の激戦の大逆転を祈ってテレビの前にかじりついていたが、ショックは大きかった。
大観衆に呑まれたかのように錦織は小さく見えツオンガはますます大きく見えた。水をえた蛙のようにツオンガはコートを自在に走り回り、打ちまくった。
赤土の砂塵舞う強風のコート上、ピンポイントでエースを量産していた圭にとって悪材料に容赦なく襲われて終わってみればファーストは16、セカンドも25と追いつめられていた。そこでアクシデント発生、観客席に強風にあおられてカンパンに一部が落下してけが人が発生して30分ほど中断したらしい。事件は意識していたが寝ぶりかぶって気がつくとセカンド45と圭が肉薄していた。知らぬ間に圭は息を吹き返していたが46で取られるも接戦が期待されるように感じていた。
3、4セットは生き返った鯉のようにコートを走り回り、圭のショットは息を吹き返して64 63、セットカウント22と追いつき、雌雄はファイナルへと持ち越された。
観衆は苛立ちシュピレルコールは耳を覆いたくなるほど会場をせっかんしていた。33までキープで行ったがそこで34とツオンガがブレークすると、会場はツオンガの勝利を確認するるつぼに包まれていた。それに歩調を合わせるかのようにツオンガはテンションをあげて、そに期待に100%答えるテニスに変身していた。サービスはエースを量産してブレークのすきを微塵も見せずに36で圭は刀折れ矢尽きたのであった。
でも圭はあの劣勢からよくもばん回したと拍手を送りたい。