水曜日
月曜日、喪中のはがきが一枚届いていた。まさかの名前に、言葉がなかった。小学校の同級会のお世話をしてくれている人の名前がそこにはあった。
還暦同級会から継続してお世話をしてもらい、個人的にも手紙やはがきを頂いていた。
50歳代になって大手の会社を辞め田舎に戻り、残されていた家を手直し田畑を耕し晴耕雨読の生活をやっていたようだった。。
娘さんたちが当地に転勤してきたとき、夫妻でやってきたので、市内を案内したこともあるし、ぼくたちも二人で田舎に帰ったときに訪問していた。大きな家、座敷にはひな人形を飾っていたが印象深い、その季節にうかがったのだ。帰りにはコメひと俵、車に積んでくれたので驚いた。
7時前に出発、菊池渓谷手前から左へ曲がるとくねくねの登り道、紅葉も楽しもうとこのコースを選んだ。早朝の上、曇り空でいまいちだったが、それでもぼくにしてみれば、今年の紅葉の見納めとなるに違いない。
到着すると奥さんは野良着姿で玄関先にいた、十年ぶりくらいの再会、看病疲れか昔の面影をさがしていたが、相手も同じ気持ちだったはず、車のナンバーで感じていたかもしれない。
病を抱えていたらしいが、それは感じたことはいままでなかった。健康そうに見えていた。しかし
弓道を長くやっていて、地元に戻っても指導者として活躍していたという。弓道着姿で納棺してもらったと写真を見せてもらった。立派な往生姿で天寿をまっとうしていた。
合掌