テニスの日本リーグは中止になりましたね。
各チーム試合に備えていそうな中での突然の発表でしたからかなりギリギリまで検討した末の苦渋の決断なんでしょうか。
コロナの感染者数がどんどん増加してるんだからこの慎重な判断はしょうがないけど、他のスポーツがやっているのを見るとうーんという気持ちも半分・・・
全日本も開催こそすれど無観客だったし、それどころか当初は優勝賞金が昨年の半分以下だって話も出てた。
この前珍しく全日本選手権がテレビのニュースで報じられていたのですが、それの内容も選手の事よりも審判がいない点がクローズアップされていたり、まあ、これはこれで相変わらずの扱われ方。
世界的なスポーツかつ国民的人気もある野球やサッカーと比べると、、こんな有様だと流石に不安ですよね日本のテニス。
悪く言えばやる気あるのか・・・いや、全日本の賞金だって結局はなんとか資金調達できた訳だし、必死にどうにかしようとしているのだとは思う。
となるとやっぱ日本のテニスにおいてネックなのは金なのか・・・
ATPツアーである楽天オープンでさえトップ選手が中々来ないし同時期の中国の大会と比べ賞金の差が大きいらしい、だとしたら、国内大会なんてますます苦しいってことになるが。
それに対して野球とサッカーは国内リーグ凄いですよね。
錦織圭、大坂なおみがどれだけ日本テニス史上に残る偉業を果たしていても、日本国内にとっては遠い異国の地での出来事に過ぎないのかなぁ、この人気の差ってのは。
現状まさに日本のテニスの全盛期なのに国内の盛り上がりがこれって事はですよ、仮に彼らが今いなかったら全日本開催すら断念されていたのでは?
日本人選手の活躍なくして今後日本で盛り上がるのかテニスは。
野球やサッカーだけでなくても、今って卓球も凄いらしいじゃないですか。
国内リーグとして作ったTリーグはコロナ渦でも今年も試合やるそうじゃないですか。
卓球も日本リーグと同様に屋内コートでやるスポーツだし、テニスより選手同士の距離が近そうですけど。
しかもTリーグってよく見ていくと、試合はプロ野球みたいに各チームの地元でやるみたいじゃないですか。
1月の試合は男子が朝霞市(埼玉)、宜野湾市(沖縄)、岡山。
女子は大阪の貝塚市と門真市・・・大阪のチームが2チームあるからかな?後は神奈川と愛知のチームらしい。
テニスも大会自体は各所でやりはしますが・・・でも楽天オープン、全日本選手権、日本リーグの決勝は基本的に東京一択。
日本リーグも1st,2ndで別の所でもやりますが兵庫or横浜。
地域密着的なのが無いというか、トップ選手を見れる機会が非常に少ないですよね今更ながら。
でもフューチャーズ、チャレンジャーに出てくる日本人選手は基本的に各々の世代で大活躍した選手ばかりのはずですが・・・それなのに現状のテニスの知名度がこれなのは、ちょっとねぇ・・・
というか国内ポイントの大会でさえそうじゃん。JOP100位、200位の選手がどういうレベルかってね。
国内で活動の選手、って枠組みで見ると野球らとは雲泥の差、この差をテニスが埋める日は永遠に来なさそう。
どころか他のスポーツに追い抜かれる日もあると思う。
卓球以外にもバスケもBリーグってあるじゃん、
Bリーグの開催は・・・どうやら怪しそう。
PCR検査を平行して行って都度判断してるようだけど。
Bリーグも試合会場は日本各地でやってるみたいね。
そしてバドミントン、S/Jリーグはプロリーグというより日本リーグからの発展みたいな扱いらしいけど、それでもオリンピック見据えて改革した姿らしいし、ここも試合会場は各地、ただし今年度は中止判断。
コロナ対応はどこも苦慮しているようだけど、やっぱ近年国内リーグに力を入れているっぽい。
卓球やバドと比べるとテニスはテニススクールが山ほどあって一般人がプレーする機会は非常に多いんじゃないかと思うけど、でも、これからはどうなんでしょうね人気面で。
あとソフトテニス、テニスより世界的にニッチにも関わらずプロ活動をする選手が出てきているらしいじゃないですか。
youtuberのチャンネル登録者数も、硬式のトップよりソフトテニスのトップの方が多いらしいじゃないですか。
こちらは世界的なスポーツであるにも関わらずですよ?
あゆたろうチャンネル、そして今は活動休止してしまったけどポケットウィズ。
ポケットウィズは生でも凄かった。
まるで芸能人みたいなテンションだもの、オーラが出てた。
ソフトテニス以外の動画とかも色々出してるから硬式側のyoutuberより登録者数が多い、とも言えるのですが、これからのテニスの人気うんぬんを語るのであれば、テニス以外の目的の層の視聴者にもテニスを見てもらう、これはとても大事だと思うんですよ。
幅広い層への宣伝となれば分があるのはまだまだネットよりテレビ。
高校野球、プロ野球なんかまさにそれ。
試合が流れる、結果が報じられる。
世界が舞台のテニスと日本国内で完結するプロ野球とで、どっちの方がニュースが多い?
今年はテニスの大会が断念される一方で独自大会が開かれたりネットで試合の配信が積極的に行われた。
これはまさに進歩、ですが、これを見る層というのは基本的にテニスの大会をもともと見たかった人に絞られる。
テニスの大会に集まるはテニス好き。
ネットは欲しい情報を取捨選択できるというメリットがある。
それはテニスを広く知ってもらう事に繋がり難い、閉じたコンテンツと化していくのと同義ではないのか。
でもそもそもテニス愛好家でもプロ選手の知名度が怪しいところがあるからこうして動画配信される事は確実にテニスにとってプラスな事ではある。自分としては何とも信じ難い話ではあるが。
今ではかつての日本のトップ選手たる鈴木貴男プロ、小野田プロらがスターテニスアカデミーを配信している、なのにあの登録者数と再生回数しかないのはどういう事なのか。
西岡良仁プロは日本のテニス史上で一体何番目の選手だ?
テニス界のレジェンドがこれだけありのままの姿をさらけ出しての反響がこれですよ。
テニスyoutuberってプレーの紹介か道具の紹介、誰もかもがほぼそれ系の動画ばっかじゃない?
だから視聴者はテニスやってる人ばっか、外から視聴者を取り込む事はあまり意識していないのか、目的としていないのか。
だから中々どこのチャンネルも登録者数が10万まで中々届かないのか。
届かせる事が至上命題か?って聞かれたらそうじゃないだろうけど。
テニス愛好家だけでなく多くの人への訴求力、テニスを知ってもらうという影響力としては結構厳しい界隈なのかもしれない。全世界に一瞬で繋がれるインターネットでありながら。
強いて挙げるとするならばテレビ出演を果たした吉田伊織ぐらいか、外への影響力を持っているyoutuberと言えば。
1年前が瞬間最大風速だったろうか、それに対してあまり登録者数は伸びてないが彼に対して批判的な意見もとても多い。
それでも今はかつて自己最高日本18位の元プロの松尾友貴がコーチに付き、渡辺通商株式会社とスポンサー契約を結び、ランクも地道に上がり日本200位を切った。
さあ、ひとまずの目標の全日本までの距離はあとどれくらいだ?
何人のファンを全日本に連れて来れるかな?
テニスを盛り上げたいと言った彼、次はどんなアクションで度肝を抜かせてくれるかな?
逆にこれだけぶっ飛んでないと世間で一瞬だけでも話題になるのは難しいのか・・・。
他のスポーツのyoutuberで凄いと思ったのは卓球のこれら。
どんな頭をしてたらこんな発想ができるのだろうか。
卓球なんて全然わからない自分でも、いかにぶっ飛んだ企画なのかがとても分かりやすい。
一般層からファンを取り入れるというのは、まさにこういう事なのだろう。
だってやべーもん。
テニスyoutuberでこの発想を真似できる人はいるのだろうか。
・・・いや、道具的にテニスじゃこんな斜め上な発想できんわ(笑)
しかもこういう動画を出してるのは一人じゃないらしいという。
何?卓球youtuberって皆こんな発想してるの?
卓球って野球やサッカーみたいな人気って訳ではないけど、一般人にはそれらより身近で手軽にプレーし易いスポーツでもあると思う。
温泉と言えば卓球だし、レジャー施設で借りる敷居も低そう。
野球やサッカーはでっかいフィールドも人数も必要だしね。
ただし日本全国での圧倒的知名度で野球は勝り、サッカーには世界的な普及率は勿論の事、フットサルもある。
しかしテニスだってテニスコートは大体の公園で見かけるし、テニススクールだって一体いくつあるだろうか。
野球やサッカーは日本においてテニスのようにスクールがあるだろうか?広い門戸はあるだろうか?
子供からでも大人からでも始め易い、やり易いという面ではテニスに勝るスポーツはそうそう無いのでは?
そしてかつて日本ではテニス=ファッションだった時代があったらしいじゃないですか。
日本人選手が活躍している今なんかより全然人気があった時代があったらしいじゃないですか。
錦織以上なおみ以上の日本人選手がこの先出てくるだろうと断言できる人はそうそういないでしょう。(何が起こるかは分からないが)
今の時代にかつてのテニスブームに追いつけないのだとしたら、日本でのテニスの人気は永遠に下降し続けるしかないのではないか。
その辺はテニス協会や大会の開催の可否より、意外と一般愛好家やテニスコーチの立ち振る舞いがテニス=ファッションに繋がるところじゃないですかね、一般大衆の文化として。(?)
街を往く姿がお洒落、なんてウェアやラケバばかりだと良いですよね。
公園のコートでの姿が映える、そんな感じがあったら、ちょっと近くを通りすがったけどテニスをやってみたいな、なんて思う人もいるんじゃないかなぁと、自意識過剰ですかね(笑)
卓球やバドミントンはオリンピックに向けて国内リーグを盛り上げようとしている。
ソフトテニスは狭い世界でありながらもプロへの道を切り開こうとしている。
そういった他のラケットスポーツと比べると国内でのテニスの動きは・・・
まあ言うだけなら容易いんだけど、難しいものは難しいから今の状況なんでしょうし、ねぇ。