ストリングコングのポリ、残ってた最後の1本も打ちました。
オレンジの多角形ポリ、ORANGO RAW。
ラケットはバナナバイトと同じくDAHCORのK97S。
このストリングコング、買った時は絶対反発力MAXなガットだろ!って思ってましたが、ゴリルワンもバナナバイトも割とハードな打球感で、まあ、パワーある外人がバコれば丁度良いんだなって感じだった2張り。
そこでこのオランゴ・ロウまで硬かったら、同じく多角形のバナナバイトと何が違うねん!ってところですが、ちゃんと違いがあって。
スピンの為の五角形、でも角はあまり尖らせないバナナ・ラウンド・エッジテクノロジーはバナナバイトと共通ですが、オランゴ・ロウではRAWテクノロジー(そのまんま・・・)を採用。
なんか、製造時に出来る限り添加剤を排除して、成形の温度とか時間とかにも気を配って・・・快適性と弾力性を出した、とか。
・・・でも、外人の言う快適性とか柔らかさって、どうせ硬いポリがベースだからなぁ・・・って思う。
サイトの説明文見ても
「超柔らかいとは言わないけど市場の中で柔らかいポリの一つには入るよ!」
みたいな、なんか曖昧な表現・・・うーん?
で、打った感想。
前回のバナナバイトはクロスを1本張り忘れるとんでもないミスしたけど(笑)
今回は張ったぞ当たり前に。
俺が思うにですね、この前は1本横糸を張り忘れたせいでスイングウェイト落ちちゃったんじゃないかな、とも思ったんですよ。
バナナバイトが硬く、かつK97Sも硬いフィーリングでどうにもイマイチ・・・
なのでバナナK97Sのトップ部に錘を軽く貼ってみた打ってみたらこの前より良い。
硬さはあるけど、トップヘビーにした分ヘッドが走ってボールを持っていける。
硬さに負けずに振れる事でボールを叩ける、これなら硬くても使えるぞバナナバイト。
そして迎えるオランゴ・ロウ、柔らかくなったとの言葉に偽りは無く、今までのゴリルワン、バナナバイトよりも使い易い!
柔らかいって言ってもコシのある打感でストリング自体はしっかりしている。
マイルドでは無いし、食い付きも少ない。
多角形って強度出す為に硬く作られてるって言うけど、個人的には例えばポリツアースピンは柔らかいし食いつくと思うし、それと比べると天地の差。
あと五角形繋がりでハイパーGも、柔らかいって言われるタイプで合ってるかな。
それよりもしっかりしている感じ、が近いかどうか。
まー外人と日本人じゃ柔らかさとかパワーの基準が違うよねって。
そんな感じの柔らかさではあるんだけど、バナナバイトより少し柔らかくなって、しかしコシがあるおかげでボールを打ち易い、飛ばし易い。
こういうのをシルキータッチって呼ぶのかな?
バナナバイトは硬いからしっかり打たなきゃ・・・ってところもあってね。
柔らか過ぎるポリはボールが飛ばないイメージがある、特にポリツアースピンなんか食い付きも凄いから飛ばないってイメージがあったけど、コシがあるポリは硬さでボールを叩ける分、飛ばせる。
ストリングの反発力自体もストリングコング全般に共通してそこそこあるのでノーパワーって訳ではない、そこは流石にコングってところだね。
でもゴリラの絵を前面に押し出しておきながらバランスの良いストリングに仕上がるのがストリングコングなのか。
5段階評価で言うと・・・
飛び:☆☆☆+ 回転:☆☆☆☆ 硬さ:☆☆☆
って感じですかねぇ、こう見るとバナナバイトとあんま変わんない評価じゃん!って言われそうだけど(笑)
でもこういう誤差の部分がデカいんだよね、数多ものストリングが出回るこの時代ってやつは・・・(謎)
あ、スピン性能は特別すげぇ!っていう感じではないけど、まあ、多角形相応のスピン性能と言いますか。
スピン性能よりもこの総合力を見よ!って感じだと思いますよ、ストリングコングは。
サイトの説明を見るとバナナバイトにあったスリッピーピールテクノロジーをオランゴ・ロウでは使ってないみたいなんですけど、でも手触り的には滑り易そうな感じ。
これはコリルワンもそんな感じだったしねスナップバック性は全然あるタイプだと思います。