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僕のラケット遍歴 その1

僕の中で最高のラケットはEXO3グラファイトです。間違いなく揺るぎません。

一生涯グラファイター宣言です。

なんて思ってたけど何食わぬ顔でSマッハ使ってます。

昔はピュアドライブも使ってました。

思い返せば同じラケットを何年も使った記憶が殆どありません。

大学生時代はラケット複数本揃えるお金が無いと思っていたけど実質年1ペースでラケット買い替えてました。揃えろや。

自分の使ってきたラケットを羅列する、一度はやってみたかったので誰も興味無いでしょうけどグダグダと書いていきます。

 

・小学生時代 モアコントロールDB850 OS(プリンス)

父が買い与えた初めての競技用ラケット。

週1回のスクールに通ってブンブン振り回してました。

高校入ってからも少し使っていましたが、子供って新しいの欲しがるからね・・・。

でも改めて見てみるとビギナー向けとは言い難いフレームの薄さ、殆どノングロメットで、モア構造による強靭なフレーム、何だか最近のテキストリームとかのスピード重視のラケット達に混じっても通用しそうな雰囲気があると思います。

相当昔の記憶になってしまうもののやっぱりラケットはしっかりしていたと思う。

当時の評判は知りませんが、プリンスのモアフレームはあまりにも硬過ぎて敬遠されたと聞きます。

二枚のフレームを合わせて強度を上げるという手法により、フレームに大胆に大きな穴を空けるO3が生まれたとの噂ですが、O3も打球感が嫌って声ばかりですね・・・。

よく張っていたストリングはAKプロ17(ゴーセン)。

グニャっと捉えてからボールが伸びていくのが好きでした。速い球大好きっ子でした。

 

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・高1 Kブレード チーム104(ウィルソン)

高校生になって買ってもらったラケット。父チョイス。

たった9年前はまだまだオーバーサイズが生き残っていましたが、今となっては競技用のOSモデルはブレードぐらいしか見なくなりましたね。

ウィリアムス姉妹が使っているから?それともブレードこそ競技用OSの王者なのか。

高校生なり立てのビギナーをオーバーサイズのパワーで助けてくれるのかと思いきや、スペックをよく見るとストリングパターンは18×19、フレームは薄いし正面厚も細いから撓ってボールを持つタイプじゃないですか。

自分が思っていた以上にハード。

翌年には憧れのグラファイトを買う為、1年で交代。

でもこのシリアスなスペック、もし98インチの方を買っていたらもっとドハマりしてブレード一筋になっていたりしたかも。

この頃のガットはAKプロを使い、途中からポリに挑戦。

キルシュバウムのプロラインⅠでデビューし、一発目がネットにも届かなくて唖然とした思い出。

そりゃ18×20のポリじゃねぇ・・・。

写真は当時の同期2人のラケット達と。

この時はプリンスは1人だけだが・・・?

 

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・高2~高3 EXO3 グラファイト100(プリンス)

憧れのグラファイトデビュー。

高1の頃から発売されていたラケット、雑誌の広告を見て惚れる。

でも使う当人の高1終了時の戦績は1勝3敗。

グラファイト使う腕前にはどう見ても達していなかったけどさ、止められないよね憧れは・・・ :20 悪だくみ:

ハードなラケットで自分を鍛えなきゃって思いもあって初めて自分のお小遣いで、自分で選んで購入。

まあ、ブレードも104でも十分ハードなスペックでしたけどね。

使い始めは打つボールがどれも勢いがなくて死んでいました。

力を引き出せず弾いて放り出されていくボール達。

実績に対して身の丈に合わないラケットを強情に振り回していってキャプテン時代を頑張りました。

ストリングはプラズマ ヘキストリーム(シグナムプロ)を好んで張っていました。

ストリングとグリップをオレンジ色にしていたので周りからはメロン呼ばわりされていました。

大学入学後は後継機を買った為サブに回るものの、後継機を数ヶ月で折ってメインに復帰。

しかしそのすぐ後に汗ですっぽ抜けて折ってしまいました。

写真は2年生になった時の先程の同期達のラケットと。

めでたくみんなプリンスに染まりました。

 

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・大1 EXO3グラファイト100S(プリンス)

大学でも頑張るぞと奮発して買った後継機。

日本人の好みにチューンしたtype-Jシリーズ、表と裏でデザインが違い、モアコントロールっぽいオシャレ感覚も持ち合わすラケット。

デザインも爽やかで良いのですが、肝心の性能も歴代シリーズの中で一番気に入っています。

前作より柔らかく、しかしスッキリとボールが飛び出す。

打っていて気持ちの良いラケットでしたが、3ヶ月で汗によりすっぽ抜け、ハードコートに叩き付けて割れちゃいました。

メインにアルパワーラフ、クロスにヘキストリームピュアの組み合わせでこの頃は絶好調だったのですが・・・。

写真の時は張り上げ時のプレミアLTだったかな。

 

・大1 RDS001 MID(ヨネックス)

サークルの大会を目前にグラファイトを新旧2本とも折ってしまった為、急遽使ったラケット。

以前先輩から借りて打ったRDX500の剛性が気に入ったので期待したものの、本番では思ったより鈍く、飛ばず、初戦負け。

ストリングはグラファイト時代から使っていたヘキストリームを、とりあえず本番近いから慣れている物でって事で選択しましたがパワー不足でした。MIDだもんね・・・。

 

その2へ続く

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 22:58 | 6,009件のコメント

テンション維持

昨日の試合はアスタポリでプレーしました。

メビウススピードは前回の大会でも結構ちゃんとプレーできたのですが、ボールのキレが少し足りないのと、力が乗り切らない感じがして・・・。

と言ってもアスタポリも弾きが強めでそこまで押し込めるってタイプじゃありませんが本番では結局頼りにしてしまう。

でもスマホアプリのラケットチューンで測ってみると、まずアスタポリの張り上がりは機械52ポンドに対し測定値52.8ポンド。

ラケットチューンは最近ようやくスマホに入れましたが、やはりテンションを随時調べるのはその分ガットを知れるような気がして面白い。

翌日4時間練習後には48.6ポンド、1度目の練習で4ポンドダウン・・・昨日の試合では46ポンド。

まあポリらしい感じですけど、テンション維持だとメビウススピードには太刀打ちできない。

メビウススピードの方は張り上がり54.3ポンドでやや硬めで仕上がり、翌日練習後は2時間使用だけど53.1ポンド、1ポンドぐらいしかダウンせず。

一週間後に練習して測定すると51.4ポンド、張り上げから大体一ヶ月過ぎた現在で49ポンド。

凄く長持ち。練習してもほぼ落ちてない時もあったし。

テンション維持重視と書いてないとはいえ、アスタポリは一週間でどのくらい落ちるのだろうか・・・。

アルバイト時代にテニスコンピューターで測った記憶だとアスタポリは特別テンション維持悪いって訳ではないと思うけど、自分は好きなタイミングで張替えはできるけど、一応は最近のポリだし、もう少し頑張ってくれると・・・。

それにしてもメビウススピードの弾く打球感、表面の光沢感、単張り13.5mの設定、何処となくトアルソンのポリに似ているような・・・?

メイドインジャパンのストリングでトアルソンってどのポリもやたらと弾き系が多くて、ゴーセンのポリは芯はあるけど柔らかいイメージ。(最近のG1は硬そう。)

ついでにヨネックスはもっさりとした柔らかさだと思う。

ポリジナモスは一見シンプルであるがそれでも選んでいる選手がいる。

アスタポリもスタンダードと良いながら自分にとって良い戦力、もしかしたら相性良かったりするかも?

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 16:05 | 389件のコメント

予選負け

今日は先輩と組んで市民大会ダブルス予選、0勝2敗。

地元の市民大会で久々に予選負けしてしまった。

前回のシングルスの時点で棄権者いなかったら本戦危なかったけど。

先月は雨ばっかのせいで訛りが気になっていたけど昨日今日試合前に打ち込んで良い仕上がりだったと思っていたのにコレですよもぅ。

2試合ともいきなりブレークされて0-3、流れ悪過ぎ・・・。

イマイチなポイント続きでも一発景気良くドカンといければ良いんだろうけど、自分にはそういうショットがなぁ。。。

後半はそういうの打とうと攻め急いでせっかくのストローク3連ミスしてしまった。ダブルスせーや・・・。

リズムの作り方、流れの変え方、ただでさえ苦手とは言えダブルスでここまでキツいとは。

せめてもう少しぐらい勝てるようになりたいけど、スコア3-6、2-6は思った以上に冴えてない、上手くいかないもんだねぇ。

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 22:18 | 1,030件のコメント

ナチュラル→マルチ

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雨の日用のハイブリッドとして幾つかマルチフィラメントを買ったもののずっと手付かず。

 

ナチュラルとのハイブリッド→使いこなせなくて縦横ポリ→またハイブリッド挑戦なんて繰り返している内に、ナチュラルとマルチじゃ重さもフィーリングも違うし雨の日はナチュラルダメだしマルチでいいじゃん、と今に至り、少しずつ消化中。

耐久性がヤバいだろうけど全然ガット切れないし、切れたらすぐ張れるし。

むしろ今までラケット複数本持っていっても1度たりとも2本目を使った事が無いし、ようやく僕でも予備ラケットを有効活用できるチャンスですし。

 

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ガンマのSOLACEを横に、縦はアスタポリ。

パッケージの見た目からしてトアルソンのムゲン。

TNT加工してるって事はムゲンリミテッド?

ムゲンリミテッドはキラキラしていたけどソレースはラメ無し。

ちょっと手触りがしっとりしている。

同じガンマのTNT2タッチよりソレースの方がパワーは高い評価。

マルチでもナチュラルより軽い力でグッとホールドしてから飛んでくれる物も見受けられるのでそれが欲しい。

今月は天気が天気なのでまだ昨日1回打ったのみですが、来週は市民大会のダブルスがあるのでしばらく使わないだろうと思う。

ハイブリッドのスイースポットの狭さ、強打時の微妙にパワーが吸い込まれる感覚が1回使っただけでは馴染めなかったので即使用はパス。

でも今年はグラファイト&縦横アスタポリのコンビで散々パワーとスタミナ不足晒したのでハイブリッド使いこなせるようにしたいな。

それかオールポリによるコントロール性を重視し、エスマッハのフレーム厚の飛びを信じるか。

ハイブリッドの打球時のフィーリングがどうしても馴染めません。

アスタポリより飛びのあるポリ・・・メビウススピードがまさにそうだけど打球感はアスタポリの方が好き、そうだメビウススピードとメビウスをポリブリッドすると丁度良いんじゃないか!?って、物を選び出すとどんどん候補が増えていく(笑)

後はポリジナモスが気になっています。

テニスのゴンちゃんがメビウススピードと一緒に紹介していて、西脇プロもメインで使用。

テンション維持のメビウス、飛びのあるメビウススピード、スピン重視のボルトとあって選んでいるのがポリジナモス、このポリが選ばれる理由が気になる。

 

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張っていて何となく思った事。

ガンマのストリングの印字がやたらデカい。

あと表面がちょっとまだら模様になっているのが、何となくレクタングルZを思い出す。

レクタングルはもっとはっきりしてるか。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 17:55 | 240件のコメント

全日本予選

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この天気だけど来ちゃいました!全日本テニス選手権!

台風が接近する中、早稲田や慶應のインドアコートに分散されて有明の試合はコロシアムのみ!

見れる選手が少なければこの天気だしきっと客足も少ない!

ならば最前列で鈴木貴男選手が見放題に違いない!!いやっほぅーい!

 

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そんなノリで久々の全日本。

僕にとって有明はジャパンオープンよりも全日本のイメージが強い。

僕のテニスは日本リーグと全日本によって大きな刺激を受けてきたのだ。

今日は本来の日程なら男子シングルスの本戦で慶應の上杉選手見たいなと思っていたものの雨によって予選第2Rに。

それでもこの客足は決して悪くはないと思う。

こんなに近くで一流を見れるんだから子供連れも多い。見ない手は無いもの。

 

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最近真後ろばっかから見ていたので横からも観戦。

南側を除けば有明コロシアムで最前列に座れるという贅沢。

楽天オープンは外れてしまったが最後の有明コロシアムに座れて良かった良かった。

 

今日見た試合は笹井選手VS白石選手、鈴木選手VS広川選手、竹島選手VS福田選手。

(上杉選手のお兄さんの試合は間に合わず・・・。)

白石光選手は高校2年生ながら全日本に出場。

3月の高校選抜はシングルス準優勝、彼の活躍ぶりは雑誌曰く白石マジックとの事。

かなりの戦術家という事でしょうか。本人はツイッターで「なにこれ」とか言ってましたが。

笹井選手は白石選手よりスピード、威力、スピン、どれをとっても質で上回るボールで強打。

(まだ高校生とはいえ)線の細い白石選手には厳しいかと思いきや、高速ラリーを色んな手で耐えて第1セットを6-3で先制。

フォアハンドでスライスを打ったりロブを打ったり、男子でこういう手を使う選手って珍しいなと思ったものの、高めで手伸ばして打たせるロブは予想以上に効いていた。、

サーブとストロークのパワーでは笹井選手が優位でしたが、第2セット5-7、第3セット6-2で白石選手が本戦へ。

 

鈴木貴男選手の相手の広川選手はフラットの強打が凄い威力。

強烈なファーストサーブは容易には返させず、お得意のボレーに出られたら強打で捻じ伏せる、思い切りの良いストローク。

強打にやられる様を見て鈴木貴男ももう厳しいのか・・・?と序盤こそ思ったものの6-4、6-2。

やっぱり鈴木貴男はサービスの次元が違う。

相手のファースト並の速度で回転のかかったサービスがガンガン決まっていくのだからたまったものじゃない。

白石選手でフォアのスライス珍しいと思ったけど、そもそも鈴木選手の方がスライスの割合が多かったなそう言えば。

相手からすれば他にする人がいないようなプレーでやり辛いだろうし、何よりプレッシャーが凄いに違いない。

今年で41歳だが一体いつまで戦うのだろうか。

 

そして最後に見た福田選手も41歳。

ベースラインでとにかく粘る、吼える、諦めずに走る。

年齢的に粘るプレーは厳しいのでは?とも思うが気迫溢れる粘りでメンタルの強さを感じさせる。

竹島選手はビシバシストロークで攻めるものの福田選手が喰らい付き、サイドギリギリのミスを引き出す。

最終的には竹島選手が攻め勝って6-4、6-2。

3試合と違ったタイプ同士のプレーが見られ大満足でした。

 

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帰りの有明。

一日中コートの照明が点いていましたが、いつもこうなんでしょうか。

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 23:05 | 5,982件のコメント

シングルス終了

今日は市民大会の予選。

一日中雨の予報だしコート来ても普通に降ってるし延期だろうと思っていたら普通に試合でした。

会場に来てない人多かったけど、そりゃ延期だと思うよね今日の天気・・・。

こんな雨だと練習するのも稀だけど試合は初めての経験。

本番は思い切っていけってよく言うけどもこれじゃあ恐る恐るになっちゃうね。

初戦は7-3ぐらいまでいった後に追いつかれてタイブレーク。

強打で振り払えないしコントロールで精一杯だし突破口作れずダメだと思ったけど最後の最後で何とかなった。

先月の市民大会でしんどくなって折れた反省から今日は何が何でも勝つ事を意識し続けましたが、いや、しんどいもんはしんどいね。凄く辛い。

今年一番の死闘でした。

雨の中の公式戦って滅多に無いだろうけど、こういう所で耐えて勝つ経験・メンタルを得られる機会ってそうそう無いでしょ。

間違いなく経験値としてデカい。

雨中の死闘なんて魂滾るシチュエーションは必要よね。

今年は臆病・及び腰というか、今まで散々力んで負けまくったのもあって、勝つってやる気よりボールを繋げる、どうにかして調子の悪さをやり過ごすって意識が強かった気がする。

何だかんだで今年は生まれて初めての優勝を小さな草大会でこんな僕でも2回も出来たけど、攻める度胸が無くてとにかく繋げるだけのテニスだった。

ちょっと試合に勝つ難しさというのを忘れてしまっていたというか、しんどい場面ですぐに気持ちが切れていた。

予選1回戦勝つのがこんなに大変なんだからねぇ。

次の試合は3-8で今大会は予選敗退。

まあ、辛い中でよく耐えられたと思う。

今日は自分も褒めていいと思う出来。3-8だけどね。

先月の海老名より調子上向いたはず。

エスマッハもよくやってくれた。

ただ今日のコンディションじゃ強打は無理、ボールは水しぶき舞ってたしもう少しラケットにアシストがあれば・・・。

水含んでたおかげで軽い集中力でひょいっとボールをコートに入れる事もできたけど。

しかしナチュラルとのハイブリッドのままだったら初っ端で終わってたのは間違いない。

やっぱダメねナチュラルは、雨に弱いから(理不尽)

今日ので今年のシングルスの大きな大会は終わり。

今年のシングルス戦績は49試合26勝23敗。

ギリギリだけど勝ち越したのは高校時代以来かも。

大学時代は言わずもがな。去年も一昨年も負けばっか。

最近はあんまり勝ってないけど続けてきてようやく良くなってきたというか。

しかし最近は後輩に差をつけられてきてるしな、どうにかして追随しないと。

そんでもって来月は海老名ダブルス。

先月は弟に大差をつけられてしまったしね、今日の経験も糧に今度こそ逆襲だ :107 炎:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 18:02 | 223件のコメント

父のラケットの話

自分と弟がそれぞれの学校でテニスをするようになってからはコートに立つ機会はめっきり無くなっていたが、最近父がテニス復帰に躍起になっている。

物心ついた時から父はずっとウィルソンのデカラケのハンマー3.2という恐らく90年代の?物を使っていたが、他のラケットを試しても全然気に入らないらしく2017年に至るまでずっとこのラケットで来てしまった。

スペックを調べてみると260g台の110インチ、長さは28インチでストリングパターンが18×20。

フレームは何だか空洞が多くて頼りない、現代のデカラケと比べるとまるでイメージが違う。

何でパワーアシストを求められる110インチのラケットでストリングの目を細かくするんだとか、面デカい上に28インチとか軽さだけで操作性フォローできるのかとか、現代の感覚で見るとツッコミ所ばかり。

まさに旧世代のラケット、そりゃ乗り換え先のラケットが見つからない訳である。

このラケットが出ていたと思われる90年代がデカラケブーム、長ラケブームと呼ぶのだろうか、今となってはツアー系のOSモデルはブレードぐらいだろうし、0.5インチロングも数少ないしでラケットチェンジにはフィーリングが大きく変わる事を受け入れなければならない。

そしてストリングもヨネックスのマルチを使っていた筈が、本当はシャープで弾く打球感の方が好きだと言う。

長年使ったマルチの特性と相反してるような・・・。

再起を目指す父のラケット選びは難航するかに思われたが、何故か父はエスマッハ300を気に入ってしまった。

弟のテスト用に一本入手したエスマッハ300は、まあフレームは厚いし重さも標準的、父の年齢でも許容できる範囲だろうし、フレックスもこのスペックながら硬すぎないだろうから結構いい線行くラケットだと思って自分も提案はしていた。

ただし張ってあるストリングは弟が大好きなデビルスピン。

高い耐久性と威力を引き換えに硬く重い打球感と衝撃を与えるポリエステルは、まあ基本的には若者向け、どこのお店もまず中高年に積極的に勧める事は無いってのが一般的な認識かと思っています。

が、父はポリの打球感を気に入ってしまわれた。

年齢やブランクを考えてXワンバイフェイズの1.18mmとか、シャープさやパワーアシストのあるストリングを色々勧めてはみたが、長年使っていたのはマルチなのに気に入るのはポリというまさかの修羅の道。

歳が歳なのにポリ・・・本当に大丈夫なのだろうか。

思えば、高校時代からの付き合いで60の部の大会で暴れ回っているSコーチも何故かポリを張っている。

つい最近まではマルチを選んでいたのにどこのタイミングでこうなってしまったのか、今のガットは事もあろうにプロハリケーン。

せめて柔らかいタイプ使えばいいのにまさかの第一世代。

硬いし飛ばないだろうし、しかもプレステージに張ってるし、歳を重ねていく中で何故かどんどんシビアになっていくセッティング。

確かに動きは若々しく、大会では一人だけなんか別の競技の動きをしている程に見えるのですが・・・腕の方は大丈夫なのだろうか。

(って、俺がプロハリ張っちゃったんでしたっけ・・・?)

あと、坂井プロもこの前のレッスンで使ってたのは遠目だとV3.0にプロハリケーンに見えたような・・・まあでもレジェンドじゃあ例外か。

シニアプレーヤーにポリって大丈夫なの?って認識が拭えない自分からすると父がポリを使うのはいくらなんでも不安である。

しかしマルチフィラメントのホールドしたりぼやけたりする打球感は気に入らない。

という点を踏まえると、テクニファイバーのXコードがフィットするんじゃないかと思ったらとうの昔に廃盤になっていた。

外側がポリエステルで中身がマルチフィラメント、弾く打球感と腕を守る衝撃吸収性を兼ね備えて一石二鳥、かと思ったのですが何時の間に・・・。

その他に挙がるポリとマルチの混合タイプ、イソスピードのアクソンマルチが思い浮かびますがアレは外側は硬質なのだろうか、実物を見たことが無いので分からない。

スノワートのサニーコアもどうだろうか。

あと思い浮かぶのはゴーセンのILDぐらい。

あのガットであれば材質は完全ポリだし相当柔らかい。

どうやらILDも廃盤っぽいけどポリロンプレミアムがそれっぽいしまだ調達できそう。

鳴り物入りの4Gが硬くてイマイチに感じた頃に、テンション維持を強く意識した上に反発力もかなりあるって触れ込みでILDがやってきたのでこれは流行るだろうと思ったものですが、予想は外れてしまった・・・。

でもILD張って今度はデビルスピンと比べてガットが動いてホールドし過ぎるって言われたらもはやとうとう難しくなってくる。

そのままポリで年齢の壁突破してもらうしか(笑)

でも60代がポリでキレッキレの球打ってるのを身近で見ていると、歴戦のファイターの技量にかかればポリへの適応など容易い事なのかもしれない・・・?

もしやベテランJOPの試合でもポリユーザーが多かったりするのだろうか。

 

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 17:02 | 551件のコメント

強い人とやって感じる事

フッキーさんがジョンソン選手と打つ動画。

なんだか悪い例みたいに取り上げてしまって大変申し訳ございませんって感じですが、パパッと動いて打つフッキーさんに対しジョンソン選手の動きはやけに少なく、あっさり。

こっちは一生懸命やってるのに相手はまるで温度差があるという違和感。

動画からレベルを下げて、今年の自分は某スクールのあのコーチやあのコーチらと戦う機会があったおかげで0-6沢山喰らってますが、レベルが違い過ぎるが故の違和感?に何度も直面するようになった。

ボールスピードじゃなくてボールに対する動きがもう。

本当にただ単に実力が違うだけなのか?

まるで別のスポーツをしている感覚。

テニスに対する認識が違うんじゃないかと。

強い人のボールが来てもスピードもスピンの曲がり方も全く予測ができない。

自分がジョンソン選手と打ち合ったらフッキーさんみたいに打てるかどうか以前に体が動かないですよあんなの。

ダメだって!!ってならず棒立ちになりますよ。

どう訓練すれば克服できるんでしょうねこういうのは。

克服できるからコーチなのかプロフェッショナルなのか。

あと坂井プロの時も思ったけど軽く振ってるように見えるのにヤバいノビ。

軽くでも基本が極まっていればあーなるのかな?

基本をマスターする事すら遠い道のりなんですな。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 22:25 | 801件のコメント

ウッドラケット×ポリストリング

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大学生の時、ふと思い立ってウッドラケットを張った。

ラケットはリサイクルショップで入手したカワサキYouth Power

ストリングに選んだのはキルシュバウムスーパースマッシュ

80年代まで活躍したウッドラケットと90年代より現れしポリエステルストリングの夢の競演・・・

まあ、感想としては最悪の一言ですよね。

テニスなんかとてもできたもんじゃない。

ただ、ポリを差し引いてもウッドラケットはとても使える気がしない。

打つ度にこんなにフレームがブレていたら大変だ。

一時期はウッドラケットとカーボンラケットが混在していたらしいが、そりゃ皆カーボンに移るでしょ。

そしてカーボンと言ってもグラス系とかメタル系とか(単体?カーボンとのハイブリッド?詳しくは知りませんが)分別されていたみたいで現代とはえらい違い。

ウッドからカーボンへラケットの素材が大きく変化した時代、革命と言われる訳ですね。

今もテキストリームやらグラフィンやらありますけど、素材の特性は何だか似たようなものですし、メーカーの売りみたいな印象が強いですよね。

あとマグネシウムを使ったヘッドのMXGもありますけどどうなんでしょ。

素材で大きな革命を起こすには本当に打球感や性能、ラケットの使い方とかとにかく色々大きく変わる事が必要なんでしょうね。

・・・ウッド→カーボン以上の変化なんて可能なのか・・・?

ストリングも今じゃもうポリ以外の選択肢は考えられない。

モノやマルチで同じボールを打てる気がしない。

と言いつつも柔らかいストリングとのハイブリッドもプロでは受け入れられていて、そもそもモノもマルチもウッドラケットのように駆逐されているのでもない。

となると、ストリングにはまだまだ既存素材を一気に吹き飛ばすような製品が出てくる可能性がラケットよりはあるかも?

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 22:01 | 1,336件のコメント

坂井利郎プロ

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坂井利郎プロのレッスンに行ってきました。

パパステニスクラブ津久井の一周年記念レッスン。

今年からシングルス大会で顔を出すようになりましたが、とにかくロケーションがヤバい。

神奈川にこんなテニスコートが存在するなんて何故今年まで気付かなかったのか。

気分はさながら避暑地。

凄く好きなテニスクラブなのですが、ここでのシングルスの戦績は2大会2勝6敗。

何でだろう、全然実力発揮できていない気がする。

まあどこだろうと負けまくってるから殆どの場所で実力発揮できてないけど。

今年は市民大会は全部初戦負けで終わって大分滅入っているので、どこかでパッションが欲しくて坂井利郎レッスンに参加。

当然僕は坂井プロの凄さなんて文字でしか知らない。

今年で70歳を迎える坂井プロは世界ランク元75位、フレンチ・ウィンブルドン・USオープンで3回戦進出。

そしてジャパンオープンの第一回大会の優勝者。(「ドサクサに紛れて」と自虐的に言ってましたが;)

日本人選手の歴代ランキングで並べると、錦織、杉田、松岡、添田、西岡、伊藤、九鬼、坂井、神和住、ダニエルという順で歴代8位。

歴代トップ10で何故か半分以上が現役選手ですが、その中で松岡修造は90年代、九鬼、坂井、神和住の3人は70年代の選手。

錦織以前の日本テニスは強くなかったようなイメージで語られる事が多い気がしますが、40年前時点で日本人が3人もトップ100の壁を破って世界ランク70位台に名を連ねていた、坂井プロはそんな時代の選手、紛れもないレジェンド。

自分にはとても遠い世界。

今年で70歳との事でしたが動きはキレキレ、体もガッシリ。

軽く振ってるようにしか見えないのにボールは伸びる伸びる。

坂井プロのサーブをリターンしてみたものの、フォルトかと思ったボールが気付いたら目の前まで来ているという謎のノビ。

サーブを待ち構えるつもりが、いつの間にかワイドに逃げるサーブを追いかけるハメになっている。

ホント本人は無駄な力抜いて、無理はせずって何度も言っていたのに放たれるボールはまるで魔球。

そうか、日本屈指のレジェンドとはこういう事か。

とんでもない経験をしてしまった。

 

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父が持っていたテニス雑誌を見てみたが、その中でさえ現役時代の坂井プロはいない。

自分にとってとても遠い選手だ。

昔のテニスは本当に伝聞でしか知らないが、福井烈プロの活躍した80年代なんて日本国内の大会でプロが活動できたと聞く。

今とはもう全くテニス人気が違う時代だったんだろうなと思う。

80年代の賞金ランキングがあったので見てみると、上から順に神和住プロと福井プロが1200万、白石プロ800万、西尾プロと坂本プロ600万。

西尾プロは365でブログを書いている方で、白石プロは元日本ランキング1位、坂本プロも元日本ランキング2位で紛れも無く日本テニス界のトップ層。

現役の選手と比べると2016年の日本人5、6、7位辺りの伊藤プロと添田プロが1100万、守屋プロで1000万。

その次に続くデ杯代表に欠かせない内山プロだと400万。

内訳は分からないものの国内の大会が主戦場で1000万~500万を今の時代で稼げたら・・・というのはもう難しいんでしょうね、せっかくの錦織ブームですけど。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 18:06 | 3,126件のコメント