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トアルソンの展示会に行った話

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な、なんて事だ、前代未聞の事態だ・・・

あまりもの事に急遽午前半休を取ってやってきたのは秋葉原。

な、なんだ?あの青い看板は・・・

 

 

 

 

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目的はこちらです・・・トアルソンの展示会です。

この度はお誘いを頂き、思わず飛んでやってきた次第です。

メーカーがテニスショップや契約選手・コーチに向けて先行して新製品を発表するおなじみのアレです。

おなじみと言っても僕はテニス関係の仕事には就いていないんですけど・・・

しいて言うなら学生の頃にテニスショップのバイト、テニススクールのバイトをしていましたがそりゃ展示会とは無縁。

・・・えぇ、俺が入っちゃっていいんですか・・・マズくないですか・・・

ここまで来ながらもなお、信じられず心臓がバクバク状態。

 

 

 

 

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うわっ!眩しッ!!!

ガチのやつじゃないですか!!

トアルソンの営業さんが勢揃い、谷社長までいらっしゃる!?

俺が入っちゃいけない感がビンビンだよ!商談できないよ!売り上げに貢献できないよ!?

そして次々と来場されるは、いかにもなテニスオーラを纏った方々、テニスで生きてる人達だぁ・・・

全身ローチェウェアで来てる方(ライズの香田社長)や、身に持っている小物もおおっ!?と息を飲む粋なテニスグッズを持っている人達ばかり。

これはテニスで生きてる人達だぁ・・・(2度目)

あ、入場するから名簿に書かなきゃ・・・何て書けばいいんだ?

みんなショップやスクールの名義で来てるけど俺は何・・・?

えっ、名刺交換して頂けるのですか?

くっ、名乗れる名前が無い・・・

でも大慌てで名刺は作ってきました・・・かっ飛ばしテニス名義です・・・また使う日はくるのだろうか・・・。

そ、そりゃあ展示会に行ってみたいって昔は憧れた事もありましたけど、まあ無理じゃないですか、縁遠い話じゃないですか、普通に考えて。

これはヤバいぞ、展示会に招かれたからにはわーいっ!ってただ楽しむだけにはいかないぞ。

一般ユーザーよりも早く新製品を公開する展示会が何の為にあるかって言ったら、日本全国のテニスの専門家、テニスで生きている人達の為。

と言いながらも、昨今は海外の方からリークが早かったり、というか既に販売されていたり、メーカー自らネットで発信したり、どうも情報伝達の優先順位?が変わってきている気もしますが・・・

商品を生み出すのはメーカーであり、ユーザーに商品を手渡すのはメーカーではなくテニスショップであり、テニスコーチであり。

商品の説明をするのも、相談に乗るのも、そしてストリングを張るのも。

その領域にメーカーはあまり踏み込めません。(メーカー主催の試打会もありますが。)

ユーザーに最も近しく、商品を提供するのがショップとコーチであり、故に、ラケット、ストリング、グリップ、様々なアイテムがどういう物か把握してなければいけません。

世の中には無数のメーカーがあり、無数のアイテムがあり、無数のニーズがある。

僕みたいな半端者は自分の好みの薄いラケットやポリだけを使います。

でも世の中のラケットはデカラケ、長ラケ、軽いラケット、初心者に向けた低価格帯の購入し易いラケット、小学生に向けた各年齢に適したサイズのラケット・・・

自分が全く使わない、使った事のない道具の方が断然多いですし、それに対する知識だって揃えられているのだろうか?

それができるのが専門家。

(一般愛好家なら自分の範囲の道具の知識で十分ですが・・・)

新製品が何の為に作られ、どんな特性を持ち、どんな人に適しているのか、世に出る新製品を理解し、世に送り出すのが専門家。

 

 

 

 

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なので僕みたいななんちゃって道具オタクが展示会に足を踏み入れると、多種多様の精鋭達に思わずうわあ!?圧倒されてしまう!って訳ですね。

新製品の情報にいち早く飛びつきたい欲はそりゃもうバリバリ。

しかし製品の魅力を知るには、製品の力を引き出すには、製品をよく知っている必要がある。

展示会へ足を運ぶショップの方のブログやツイッターを覗くと展示会は「勉強」だという言葉がよく見受けられる。

おお・・・プロフェッショナルでさえそうなのか。

ここに足を踏み入れたからには製品を学び、理解し、世に送り出さなければならない。

という事は僕も・・・って、ショップでもコーチでも無いので売る場所も相手もいないです・・・というか仕入れもまずできない・・・

自分にできるのは日記を書く事ぐらいですね・・・

ありったけの知識を総動員して、見てきたトアルソンの新鋭達の魅力をどうにかこのブログに記し切らなくては。

せっかくお呼び頂いたのにこれぐらいしか貢献できる事が無い・・・。

昨今ではSNSでいろんなメーカーが新作を出す度にハッシュタグを作り、話題を撒いて、それに皆乗っかっていく。

最近も伝統と革新の赤ラケとかBLADERの覚醒とか、例年通りに出るバージョンアップでありながらハッシュタグを付けて大々的に宣伝してますよね。

こういうのちょっと多過ぎない?と思いながらもこれが今の時代。

自分にそこまでの拡散力はありませんが・・・呼んで頂いたからには他メーカーに負けないぐらい拡散できたらいいなと思います。

長い歴史を持つ古参のトアルソンが他のメーカーに引けを取る理由はまで見当たらない。

にも関わらず、試打会行っても見当たらないし、有名量販店にはまるで見当たらないし、世界のテニスが集まる店にすら無かったし!

世界どころか日本のなのにハブかれてるのかよ!

ローチェのウェアのコーナーも消えてない?

ローチェで不満なのはですね、まずどこで売ってるのか見当たらないし、ネット通販でも売ってる店少ないし、買おうか迷っていたらすぐ品切れ・・・

おかげでウォームアップ用のウェアは長らく買いそびれてます・・・。

日本のメーカーと言えばトアルソン、ゴーセン、ヨネックス、どこも良さそうだと思うじゃないですか。

ヨネックスは言うまでもなくワールドワイドに活躍してますし、ゴーセンと言えばミクロスーパー、ソフトテニスにおいても圧倒的な支持。お店で見ない日は無いでしょう。

 

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=zodyegB4lbA

 

2015年の動画ですが僕はよく覚えています。

今までストリング主体のブランドだったトアルソンが、ローチェウェア、世界の選手の使用を意識したポリグランデシリーズ、そして前期から発売していたスプーンで総合ブランドとしてやっていくとのインタビュー。

そして時は流れ2020年、ローチェウェアはグランドスラムでダニエル太郎が着用し、エスマッハプロをYOUTUBERのマチュー先輩が使って、注目こそ何度か集めているはずですが・・・。

実際にユーザーが最初に実物を目にするのはテニスショップですが、僕の知っている限りでは中々見当たらないレア物・・・

性能の良い物でも知ってもらえなければ埋もれてしまう、信じ難い事に。

 

 

 

 

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今回のトアルソンの新作は2020年という事でXX(ダブルエックス)の名を冠したラケットとストリングが出ます。

キャッチコピーは20XX年Rebirth.「復活」

テニス界の古参であるトアルソンが繰り出す「復活」はただの復刻版であるはずが無く、人気のあった製品を次世代に向けてパワーアップさせています。

各メーカーから沢山新製品が出てくるのはいつもの事ですが、情報の海の中でもこの「復活」は見逃せないものだと思います。

しばらくはトアルソンの展示会で見てきた製品の魅力をブログで書いていってお伝えできたらと思います。

 

自分は本格的にトアルソンのアイテムにのめり込んできたのは社会人になってから、僅か5年程度のような若造であります。

YOUTUBERでもなくツイッターのフォロワー数も500未満、まるでインフルエンサーの能力も無い一般人にも関わらずこのような特別な機会を頂き大変嬉しく思います。

トアルソンさん、本当にありがとうございました。

カテゴリー: Toalson | 投稿者クレー 17:10 | 8,790件のコメント

エスマッハプロ97とグリンタ98ライト(320g)

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休日は会社の人と毎年恒例のフットサル。

普段は野球やっていて冬限定でフットサルらしい。

僕は基本的にスポーツ苦手なので、若さはダントツでもひたすら走り回ってるだけでした(笑)

おかしいな、パスを捕ろうとしても空振りしちゃうぞ(爆)

次もまたやるそうなので今度はシュート決めまくるぞ☆(無策)

 

 

 

 

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そしてライズテニスサービス、ラケットマイスターにチューンナップで出していたグリンタが来たのでテスト。

グリンタ98ライト(320g)である。

グリップサイズを3、ウレタンを高密度で形成、それがあるので重さも思い切って増やして320g、バランスポイント310mmに収まる。

元グリはオームスのプロレザー、ストリングはポリジナモスを45ポンド。

コントロール性に優れた薄ラケのグリンタ98を高密度形成でより感度を高め、コントロールを良くしたいという考え。

ガットもポリジナモス、プロフォーカス、ナチュラル×プロフォーカスと張ってきていたけど、今はポリジナモス。

ジナモスさんはシンプルで良いね。

パワー不足で45ポンドまで下げてもグリンタさんがそこそこガットの緩さを抑えてくれるし、パワーとコントロールを両立してくれる。

カスタム前、290g+オームスレザーで、これは操作性がとても良かった、が、レザーにした事で打球感がとても硬質な物に。

デフォルトで巻いてあるエアーバブルグリップから変えると相当打球感が変わる。

バブルグリップから変わって打球感が手に届くが故にグリップ内で?ウレタン奥のフレーム部分か?そこら辺でも変な振動を感じる。

それがウレタン高密度形成を行うと変な振動を感じない。

というかグリップがなんか強い。

グリップサイズ2から3で太い方に変えたのもあるかもしれないが、軽く打っただけじゃ逆に振動を受けない?

高密度ってこういう事か。ブレる気がしないが、もっとハードに打って恩恵が出てくるのだろうかこれは。

打ち合いにとても強そう。

来週の草大会でモノにしたい。

が、それにしても320gは重い。

グリップサイズも響いてる気がする、取り回しが気になる。

比較対象が290gだからしょうがないか。

でもちゃんと自分に320gが使いこなせるだろうか、初日では断言できない。

球に与える威力は上がってそうですが、これを長時間続けられるか。

そしてグリップが頑丈になって45ポンドのポリジナモスの打球感、振動が気になり出す。

ブワァンって綺麗じゃない。

緩いテンションは苦手だけどボールが飛ばなくて仕方なく緩くしてる。

でも今回のチューンナップだとどのガットやテンションで飛ぶかとか選び方が変わってきそう。

別物に生まれ変わった気分。

 

 

 

 

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そしてそしてこのラケットもテスト。

テストと言ってももうグリンタあんなに買っちゃったからとても変えられないなぁ、変えないよ、たぶん・・・

エスマッハプロ97。

えっとその、言っておきますけど、僕はラケット色んな種類買い漁らない派です。

同じラケットを何本か用意して長く使う、これが勝利の近道と思ってます。

大体エスマッハツアー持ってるじゃないですか、アエロあるじゃないですか、プロゾーン2とかあるじゃないですか、グリンタ買ったじゃないですか、迂闊にも色んなタイプのラケット揃ってるんだから、既に好きなときにラケット変え放題じゃないですか、、、

じゃあなんで買ったんですかね・・・

去年の秋頃にウィンザー、かながわテニスフェスタで2回トラックマン測りに行ったものの置いてなくて打つ機会が無かったエスマプロ。

そもそも店頭でも並んでるの見たこと無い。

エスマプロが無いんじゃなくて、トアルソンのラケットコーナー自体を見たこと無い。

先月ライズさんで初めて実物見ました。エスマツアーXF含めて。

知名度こそマチュー先輩効果で他のラケットよりありそうですけど、お店に置いてないってのはなぁ・・・大半の人は量販店や有名店に訪れるでしょうし。

とりあえず横浜と渋谷のウィンザーではトアルソンコーナー無かったはず

渋谷はローチェコーナーも無くなっていたような・・・

そんなエスマプロ、打ってみるとオオッと良い意味で予想通り。

ピュアドラ系フレームを薄くして飛び過ぎを抑えたタイプ、ピュアドラVS、ラジカル、Eゾーン98みたいな。

エスマッハツアーは厚いフレームながらあまり吹っ飛ばず、シナジービッグホールでガットがグニャッと喰い付き、シャフトのHEXトルクフレームが柔らかに受け止める、コントロール系のセッティング。

バランスが良いフレームであり、厚ラケの特長を抑えた大人しいフレーム。

エスマッハプロはフェイスが小さく、フレームが薄くなり引き締まったボディ。

それがそのまんま、厚ラケのようなポワンとした飛びではなく、まるでガットとフェイスが壁になるかのようなしっかりした打球感。

ちなみにセッティングはポリジナモス1.25mmを45ポンド。

今のグリンタもこのセッティングで、そしてエスマッハツアー使っていた頃もこのセッティングだった。

ただしエスマッハツアーの時は抑え目の飛びを補う為に低テンション、後にその威力に満足するも今度は飛び過ぎが多かったので縦にデビルスピンを入れるという流れ。

エスマッハツアーではガットがとても大きく動いていたがエスマッハプロではそう感じず、しっかりしている印象。

ツアーの方がビッグシナジーホールでガットの可動域が多いのですが、それでもここまで変わるかっていう打球感の差。

ここまで変わるかって言ってもフレーム厚とフェイスサイズ違うし、別物と言えば別物?でも基本的な形状は同じな2人。

エスマッハツアーでの飛びはガットに頼っていて、飛びはするけど攻撃的では無いところでしたが、エスマッハプロはその足りない攻撃性を持っている。

メーカーの説明からして攻撃的なラケットって書いてあったものね。

ボールをぶっ叩く感覚がはっきり出ていて気持ち良い。

薄いHEXトルクフレームもエスマツアーより撓りを感じる。

これぞまさしく薄いピュアドラ系。

ピュアドラより打ち抜き易く、ピュアドラより引き締まった打球感。

ぶっ叩ける攻撃性としっかりした打球感のコントロール性、攻守を兼ね備えていて満足。

超曖昧な記憶で申し訳ないのですが、遠い昔に打った記憶のある初代グラフィン・ラジカルとEゾーンAi 98、これらも打った時はとても良いラケットだと結構強く印象に残っていたのですが、これらでもまだ100インチピュアドラ系のフィーリングが強く残っていた・・・そんな記憶があります。

しかしエスマッハプロは更に良いぞ、堂々と攻めるスタイルとしてツアーからハッキリ変化していると思う。

さすがは後発組か、文句なしの充実した性能。

もし去年の試打会でこのラケットがあったら、グリンタより先に打ってたら、こっちを気に入ってたかもなぁ。

残念ながら出会うのが遅かった。

エスマプロとグリンタ98、どちらも小ぶりな顔で薄めのラウンド形状ラケット。

攻撃力はエスマッハプロ。ボールの見栄えもこっちが良さそうに見えるだろうな。

一方グリンタ98で気に入ってるのはコントロールと打球感。これを手放すとなると今の自分には不安が付き纏う。

16×16のストリングパターンは一見ガットが動き過ぎてボールがアバウトになりそうですが、あまり暴れるイメージが無い。

ぶっちゃけスピン量もトラックマンではアエロの方が多かったですし、僕はあまり16×16にスピンは求めていないかなと。

ただし何となくこのストリングパターンの軽快な打球感が良いかなと思う。

 

 

 

 

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エスマッハツアーもね、飛び抑え目の大人しいフレームって言っちゃったけど、そのバランス感覚があるからこその良いラケットだと思います。

苦しい時に飛んでくれて、危ない時は抑え目でいてくれる。

この子のおかげでJOPで1回勝てたし、何だかんだ言いながらも自分にとっては全盛期的なラケットなのかも。

カテゴリー: Toalson | 投稿者クレー 22:24 | 9,073件のコメント

ライブワイヤーXP

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アスタポリ使ってエスマッハ使ってひたすらトアルソン推してる僕ですが、ライブワイヤー今まで一度も使った事ありません!

流石はミーハーのクレーさん、トアルソンのマルチでこれは有名なのにね。

テニス関係のアルバイト経験でテニス通を気取ってますがこの前なんとなく打った事のあるガットを数えたら79種類程度で3桁いってませんでした。

そうかい、パーッと100種類もいかない店員だったのかい。

オマケに79種中ポリが47種で6割近く占めてるんじゃねぇ、偏ってるねぇ。

近年のテニスショップのラインナップはどこもポリが半分以上なような気もするけど。

そういう訳でポリばっかの知識しかないクレー。

手首痛めたものの無理矢理やるべく土壇場でガット変更で選んだのがライブワイヤーXP。

ハイブリッドにするのは確定で、先輩が張ってるのを見てVSチームまた使おうかなと思ったものの大会がどこも雨の中大体強行しているようなので敬遠。

で、使った事あるマルチで思い浮かぶのはスプラゲージ、軽快かつ感触が手に残る悪くない打球感だけど飛びがイマイチ。

打っても反発せず吸収しちゃう、そういう打球感がダメ。

NXTみたいに跳ね返してほしい。

手首痛める前も、ちょっとグラファイト飛ばし難くなったと感じていたのでアシスト力のあるガットを探していましたが、そこで選んだのがライブワイヤー。

耐久性が怖いので硬めのXP。

一般的に飛びは モノ>マルチ かと思いますが、それでも モノ>マルチ>>>>ポリ ぐらいの格差だろうと。

でもスプラゲージもそうですが、ムゲンもパワーあるだろうなと期待していたら思ったより吸収強くて飛んでくれず自分が使ったマルチは個人的には外れ続き。

大人しくモノ系でカキーンとかっ飛ばそうかってところで、手首痛めたから急遽選択してこれですが・・・これは大当たりでした。

ライブワイヤーXP、前評判通りに凄く飛ぶ。

打球感は鈍いですがO3のフレームでこれだけ感触があるのは僕には嬉しい要素。

ガットが撓みまくって押し負けるって感覚がなく、ボヨーンと跳ね返してくれるので安心。

そりゃ昔から生き残るガットな訳ですね。

ただトアルソンのマルチに結構共通しているかと思うのですが、コーティングの滑りはイマイチ。

表面にやや抵抗があるので縦糸には使い難いと思う。

アスタポリと組ませてますが一日使ってガットが動かしづらい硬さになってる。

スピンかける前にボヨーンと飛んでいきそうでアウト連発が心配になる。

でも僕の感覚ではVSチームと組ませた時よりもボールが伸びてくれる。

日曜の試合でもボールのノビ感が上手い具合に僕の横着なプレーをアシストしてくれた。

トータル的にこの組み合わせには満足です。

カテゴリー: Toalson, ストリング | 投稿者クレー 22:42 | 8,794件のコメント

S-MACH TOUR 280

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トアルソンのエスマッハツアー280をようやく打ちました。

ストリングはいつものようにHDアスタポリ。

50ポンドで張り上げたのは一週間前、雨でテニスが流れて昨日が初打ち。

以前トラックマンで試し打ちした時は黄金スペックらしかぬフィーリングにおおっとなったものの、打球速度は薄ラケ達と特に変わらなかったエスマッハ。

フレームが厚いからこそ飛びが良くなると思うのですが、スピードが薄ラケと変わらなかったらフレームがデカくて振りにくいだけになってしまうじゃないですか。

不安な点は残るものの、まあもう買っちゃいましたしアスタポリでガチテスト。

エスマッハと言えば見た目でまず目に付くのがアエロっぽいシャフト。

アエロに似てるって結構言われてましたね。

エスマッハのシャフトは六角形で捻れへの強さを求めた形状なのに対し、アエロのシャフトは空気抵抗を意識したものなので、実際のところは似ちゃったようで狙いが違うというのが面白いところ。

個人的にはアエロモジュラーも剛性あってパワー出そうなイメージですが。

トアルソンのメーカー説明では、この六角形のシャフト、ヘクストルクフレームは捻れに強く、なおかつ最適なしなりを実現してスピンとパワーを出しているとの事。

しかし正直なところ、残念ながら私の技術ではシャフトのしなりを感じ取れませんでした・・・。

シャフトよりも気になったフィーリングは、フェイス部分の方でした。

 

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エスマッハのフェイスにはフレックスカウンターパーツ、シナジービッグホール、ストレートドリルを搭載。

フレックスカウンターパーツは9時15時の位置に搭載。

薄い板みたいに出っ張ってる部分によって面ブレを抑えてくれるそうですが、見てくれだけだとウィルソンのPWSの方が心強い気がします。

シナジービッグホールはストリングの穴を大きくする事によって可動域を増やしパワー増大を狙っているとの事。

プリンスのO3はよく敬遠され勝ちなキワモノ扱いされる事が多いと思いますが、その割にはO3みたくストリングの可動域増やしましたってラケットって随分と出てますよね。

穴大きくしただけのとO3だったら断然O3の方がストリングがよく動いてくれてスイートスポットもスピンもパワーも良いのではないでしょうか。

打ってみるとボワンとするO3に対し、エスマッハはグニャリ。

試打の時はミクロスーパー、今回はHDアスタポリですがフレームの感触はやはり一緒。

トアルソンのラケットは素材が良いという評判ですが、フェイス部分のこの打球感はしなり、柔らかさというより、何だかガットが大きく動くことによる感じな気がする。

フレックスカウンターパーツの部分がしっかりしているから、余計にガットが大きく動いてボールをシャープに捉えてくれる。

シャープに捉える、となると食いつきが良いってイメージですが、このラケットは球持ちの方もかなりあると思います。

ピュアドラ系のフレームが厚いラケットはボールを弾き、ボックスフレームはしなってボールを持ってくれる、そういう風に認識していますが、エスマッハはボールがすぐに飛んでいかず待ってくれる。

昔、グラファイト100Tにヘッドのホークの組み合わせからピュアドラに変えた事がありましたが、ピュアドラにホークだと弾き過ぎてボールを持たず、コントロールがし辛くなりました。

その時はホークの変わりにラフコードを入れることで、自分が好んだ100Tとホークの球持ち感に近づけていました。

今回張っているHDアスタポリはホークと比べて弾く感じが強いポリ。

球持ちはイマイチですがそれ以外の性能には大満足なのでロールで愛用中。

柔らかいと言われるプロストックのラケットに張っても弾きの感触が強いこのガット、厚ラケに張ってしまったらなおさら嫌な打球感になるはず。

しかしエスマッハとの組み合わせだとグニャッとなって全然ボールを持ってくれる。

TX222Pと遜色無い、むしろ更に持ってくれる感さえもある(それは盛り過ぎか)

他のボックスフレームならいざ知れず、ピュアドラ系でこの球持ち感。

厚いフレームでこんなにボールを持ってくれるなら勝手に弾いてアウトとか、ボールが暴発する心配が無い。

球持ち感に加えてフレックスカウンターパーツ、これによって面がブレないとなると、相手の速いボールに対し負け難いラケットとなる。

相手の強打に対して打ち返し易いラケットとなると、厚いタイプよりボックスフレームがまず候補になるが、エスマッハは厚いのにブレ難い。

こういう感触は昔、グラフィンラジカルでも感じて凄い素材が出たものだと思ったものですが、好きなガットを張っているのもありますが、打球時の柔らかさ?と球持ちを含めるとエスマッハの方がより遠慮無しに打ち込めるかも。

しかも今回試しているのは280g。

軽いラケットだと打ち負けるイメージがありますがこのエスマッハにはそれが無い。

(でもグラフィンラジカルも300gにちょっと届かないぐらいだったっけ)

エスマッハは300gと280gがありますが、そのどちらにもツアーの名前が付いています。

ツアーの付くラケットはメーカー問わずありますが、示し合わせたかのように共通しているのが通常よりも重いという事。

中にはラケット名自体がツアーのせいでツアーチームとかツアーライトとかになっちゃうプリンスのラケットもありますが、ツアースペックというのは競技者向けの重いフレームという認識で合ってるかと思います。

エスマッハは280gでもツアーの名を外していません。

軽くても強いボールに打ち負けないという自信があるからなのかもしれません。

軽いツアーがあるのは他にはプリンスぐらいでしょうか。

ただ気になる点として、ライバルとなるピュアドラやビースト100、ウルトラらが揃いも揃って柔らかさとか球持ち感をアピールしていてキャラが被っているところ。

エスマッハの方が先には出ましたが後続達の宣伝手法は有力メーカーらしくいつもながらかなり派手。

これで他メーカーもエスマッハばりのクオリティー、なんて事がまさかありえてしまうのだろうか・・・。

個人的にエスマッハはTX222Pと比べても割と良い感じにボールをコントロールできる能力が黄金スペック帯であるにも関わらず備わっていると思います。

あくまでグラファイト使っていくつりもでテストしましたが、325g~330gで27.5インチと比べると280gのエスマッハ、最初軽過ぎたのでレザーに巻き替えて打ちましたが、
そりゃ当然ですが使い易い(笑)

再度グラファイトを持つと、なんでこんなの使ってんだっていうバランス・・・

グラファイト以外はどうしても使いたくないんだけど、でも、そりゃ軽い方が使いやすいし、大会でも最近は特に負けてばっかだし、上手い人には技術的にも体力的にも付き合いきれないし、後輩にはどんどん追い抜かれているし、うーん・・・。

カテゴリー: Toalson | 投稿者クレー 14:30 | 1,470件のコメント

トアルソン スプラゲージ

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トアルソンのスプラゲージ130をアスタポリとのハイブリッド、54Pで張ってみました。

プラスチックコーティングを施されたクリップのナチュラルのレジェンドの雨の日用として、合いそうかな~とテスト。

でもマルチがナチュラルの代用品になるんだったらもっとプロに大量普及していても良さそうだし、ていうかナチュラル駆逐できるんじゃって気もするんで結局は難しそうなのかな。

 

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今回は接着剤で硬くしたというトアルソンの新作。

早速ドラム式のマシンでストリングを引っ張るとチチチッ・・・という謎の音が。

なんだかまるで、接着剤が千切れていくかのような・・・他のマルチでは聞きなれない音に少し不安を覚える。

接着剤千切れて硬さが解れちゃったりしない?大丈夫なのかな?

表面は結構さらさら感があり、これもまたマルチには珍しい気がします。

僕がマルチ全然張っていないだけでしょうか。

手触りだけだと何となくミクロスーパーみたいだな~って思いました。

特に説明には無かったけどそこらのマルチよりはスナップバック性あったりするのかな。

でもメインに張ってポリと組ませたりすると、よりが戻らないんだろうな。試さないから分からないですけど。

 

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何となく保管してたムゲンの切れ端があったので比較。

そういえば半透明系だしムゲンと比べたら似ているかも?って一瞬思ったけど気のせいでした。

ムゲンの表面は見た目に反して結構ベトベト。

これをポリと組ませるとすぐ硬くなるのでスナップバック性は最悪だと思う。

そうなるとサラサラのスプラゲージ、結構良さそうかも?

 

まだ1日だけで少ししか打っていませんが、メインのポリの動きを現時点ではそこまで邪魔しない印象。

削れていったらまた話は別になるでしょうが、消耗していない段階では滑り具合は良さ気。

最大の売りとしている打球感の部分は、シャープというか、スコーンと飛んでいく。

ハイブリッドというのもありますが予想よりちゃんとストリングがボールを捉えてへっこんで、打球感が残ってくれる。

ネチョッとか、しなやかで心もとないという感覚でもない。

なんでしょう、例えるなら芯糸が抜けて細い繊維が変わりに入ったミクロスーパー・・・?(マルチやん)

当然マルチなので硬くしたという割には硬いと呼べる打球感では無いと思います、自分基準では。

しかし柔らかい打球感が苦手な自分的には、ムゲンやNXT入れるよりかはこっちの方がどちらかと言えば良いです。

ボールの飛びも嫌になるような悪さは今のところは無く、ちゃんと飛んでくれる。

ただし相手に押し込まれた時だとナチュラルみたいに押し返してはくれなさそう。

ナチュラルだと中身にエネルギーが詰まってグググッと反撃してくれる、のが僕のイメージなんですけど(どんなだ)

マルチだといざという時に中身がスカスカ・・・実際は細い繊維詰まってますけども。

それさえ目を瞑れば中々好印象・・・でもレジェンドは125、スプラゲージが130なのでスプラゲージが125だった場合はもう少し打球感軽くなっちゃうか。

レジェンドもタフガットもコーティングが厚そうなので雨でも大丈夫かな?と淡い期待を抱いて突撃した事もありましたがやはりナチュラルじゃ無理。

一方その他の材質のストリングに完全な代用品は見つからないというジレンマ。

スプラゲージは性能表だけ見るとT8と差が無くて一体何なのかと思いましたが、打球感というこの曖昧な性能差は表だけでは確かに伝わらない。

そこのところにちゃんと説明があったりしたら、もっとこのストリングの良さが伝わるんじゃないかな・・・と思うけど、これ買ったお店では125が売り切れ状態だったので既に評判は良いのかも?

カテゴリー: Toalson, ストリング | 投稿者クレー 22:03 | 9,044件のコメント