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フォアのテイクバック最終位置

先日、プライベートレッスンをしていて

フォアの引き方について、誤解があることに気がついた。

 

彼はフォアハンドのテイクバックで

ラケット面が後にならなくてはならないと考えていた。

だから一番後ろまで引かなければならない。

引く量が少なければ、面が後ろ向きまでは行かないからだ。

その結果、時々は振り遅れも出る。

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ホントはラケット面がインパクトで垂直になるよう

腕を外旋させないで

徐々に面を後ろ向きにしていくことが重要。

そこからそのまま振り出していけば

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そうすれば正確にボールを捉えられるし

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大きなテイクバックも、小さなのも可能になる。

最初の写真が引き終わった位置でもいいのだ、

どちらでも正確な面が作れるし

振り遅れも避けられる。

 

こんなふうに

本質やベースの理屈を抑えておかないと

結果だけだと肝心なことが違ってしまうこともある。

 

これがもしも、彼がもう少しイイカゲンな人であれば

テイクバックを直して、フォアが安定してくれば

あとは

自分の感覚で色々なボールを打ち込めばいいだけなのだが

私の言うことをしっかり聞いてくれる人だっただけに

テイクバックの面、その最終の向きだけが気になり

誤解を生じたのだ。

 

あんまり、基本中の基本話ばかりでは面白くないし

といって

結果だけを話すと、上のような間違いも出やすいし

どこまで説明するのかというのは難しい。 テニス

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:42 | 1件のコメント