ちょっと昨日の話しの補足。
昔スタイルのフォアハンドでは
しっかり打球方向に押すように言われた。
しかし、上体全部が
腕の振り以上に打球方向に移動しない限り
現代の振り方、打点では無理。
なぜなら、フォアハンドの打点はこんな感じで
身体の少し前で捉えることになるから。
ラケット面の移動する方向は、赤色の矢印だし。
手の動く方向となると、オレンジ色の矢印なのだ。
だから打球方向に比べると
スウィングの方向は外から中へ
オウトサイドインということになる。
もし、打球方向に腕を振ったら、肩から抜けてしまうかも。
体重移動のスピードはせいぜいがんばってジョギング程度
時速10kmは出ないだろう
ラケットのスピードは
思い切って振れば、その5倍以上は楽に出る。
だから感覚として
「ラケットが打球方向にボールを押す」 ことはありだが
実際にそちら方向に動くことはない。
もちろんスウィングをうんとゆっくりにすれば
ありえないことではないが。
一流選手が打球方向に押していると言っていても
その言葉通りに
アマチュアがやっても、同じ答えにはならないのだ。
フェデラーの写真を見て
「ほらフェデラーはしっかり押しているでしょう」
という解説者やコーチがいるのは知っている。
ホントにフェデラーがそういっていたのだろうか?
だって、あの手は打球方向に持っていきようがないのだ。
ホントに押そうとすると、力が抜けたりしてしまう。
力強いフォアハンドのためには
しっかり腕を上体の左側に引っ張るべきなのだ。