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空飛ぶじゅうたん

東戸塚ワンデイテニスクラブのイベントに

会員のTさんが参加してくれた

その彼の愛車が、「空飛ぶじゅうたん」

フランスはシトロエンの、DSというクルマ。

たぶん、1960年ころのDS19だと思う。

ドゴール大統領も乗っていたクルマ。

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サスペンションには金属のバネが無く

油圧と窒素ガスで空中に浮いている。

ギヤはセミオートマだそうで

クラッチは無い。

シフトレバーがエンジンスターターレバーにもなっていて

ニュートラルから左に倒すとセルが回る。

ニュートラル以外ではエンジンがかからない安全仕様なのだ。

ブレーキは1cmくらいしか踏み込めないボタンだったり

油圧がある間は

エンジンが止まっていてもパワステが効いていたりとか

とんでもない、異次元の先進仕様クルマなのだ。

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どう見ても宇宙船。

照明燈の影がかかってきれいなボディーが汚れてしまった

Tさんごめんなさい。

 

ブレーキの話を聞いていて

試乗させてもらうことに。

3mほど走って、ブレーキ

思ったより掛かりがよく急停車し、一瞬で試乗終了。

 

ボディーを押すと指1本でふわふわと沈む

となりに置いた、新車スカイラインR34固め仕様の10倍くらい動く。

座ってみるとシートもふわふわ。

ホントに空を飛んでいる。

 

日が暮れてきて、Tさんが帰ることになり

みんなでお見送り。

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ルーフライン後端のロケットエンジンからオレンジ噴射

一気に加速、と思ったら

至極、「ゆうっくり」と出て行った。

Tさん、スマッシュの心得もあるようだ。

 

皆さんはテニスを満喫し

松原さんはクルマを満喫した、楽しいイベントの1日だった。

 

そうそう、思い出したこれ

中古車屋さんのHPで見つけた1枚

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同じ、シトロエンのC5ブレークというステーションワゴン

DSの子孫なのだ。

こちらはまだ、ほんの10年もの

R34より新しいくらいだから、まだまだ新車。

フランスワインなら、そろそろ熟成時

まろやかな味わいの出てきたころなのだ。

これも油圧と窒素ガスで浮いている、「空飛ぶじゅうたん」

またまた、心がうずき始めてしまった。

 

 

カテゴリー: くるま | 投稿者松原コーチ 18:09 | コメントは受け付けていません。