ジョコビッチはあれだけのレベルの選手
素晴らしい攻撃力を持っているわけで
今更なんだ? と思われるかもしれない。
でも松原さんのこれまでの評価は
安定したストロークのジョコビッチ。
それほど攻撃力に魅力を感じていなかった。
ところがウィンブルドンの決勝を見て
ちょっと考えが変わった。
ジョコビッチ、特にフォアが迫力なのだ
ぶんなぐっている。
どこにそれを感じるのかというと
フィニッシュの迫力
インパクト後にさらに加速されたように
ラケットがうなりをあげて
上体の左わきに振りぬかれる。
垂直な上体がしっかりと前を向き
力強く腕を引っ張り込む
フィニッシュまで力を抜かない。
力を入れ続ける。
この時に迫力の足りない選手だと前向きだけで終わるのだが
今回のジョコビッチ
しっかり前向きを越して
フィニッシュしていたのだ。
本当に力強かったのだ。
ちょっとジョコビッチを見直した
ちょっとジョコビッチを好きになったウィンブルドンだった。