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関節の可動域拡大は

『レフティスタイル』 さんからいくつかの質問をいただきました。

今日はそのうちの2つ目

以下がコメントのその部分です。

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。いつも楽しく拝見しております。
本日もまたいくつか質問させてください。

2つめは身体の可動域について。
最近のサーブ特集、大変興味深く読ませていただきました。一番の興味はいかにすれば速いスイングスピードが出せるか。スイングスピードが速ければ、高速で も高回転でも振り方さえマスターすればできるはず…という非常に単純な考えです。子どもは自分達よりはるかに少ない筋力で、速い球を打つことができます。 これは身体の可動域が広いからではないか。
また、同じクラブの上級者の方は、信じられないほど素早い動きで、反応もいいのですが、これは可動域を広げるべく、地元の整骨院に行っている成果なのだと か。私も誘われましたが、お金も暇もないので断りました。ただ、もし何らかの独自トレーニングで広げられるのなら、チャレンジしたいな~と。
身体の可動域(柔軟性?)について、少しでもコメントいただければと思います。

レフティスタイル より

水瓶座  私の答えです。

かなり、否定的な話になりそうです。

テニス選手はほとんどみんな固い

アスリートの中で最も固い部類がテニス選手と言ってもいいくらい。

というのは、ごく一部の関節を除いて

関節可動域のギリギリのところまで使わないからです。

ごく一部の関節というのは肩

サーブの時に、外旋させてラケットを垂らすところ

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そして肩甲骨が動く

この辺は柔らかく動く必要があるでしょう。

この辺の動きの幅が取れれば

少しはスウィングに勢いをつけることができるかもしれない。

でもスピードを出せない人は

99%、関節可動域が少ないというよりも

動かし方そのものが下手

根本的に

違う使い方になっているということの方が多いと思います。

子供の方がうまくできるというのは

神経系の発達する時期にテニスをしていて

スキルが高くなっている

大人になって始めた人は

技術をうまくマスターできない

ということではないでしょうか。

それとも、子供は本能的にスピードの出せる打ち方を感じる

大人は基本を気にしすぎうまく打てない

のかもしれません。

整骨院と反応の関係ですが

関節を動かしてもいたくない

ちゃんと体が動くという点では効果があるかもしれませんが

障害の無いどおしの比較だと

関節可動域と反応速度は関係ないのではないでしょうか。

ただ、ある程度の柔軟性がないと

姿勢の変化などで余裕がなく

身体を痛める可能性が高くなるかもしれません。

それも筋肉の柔軟性を高める必要があるので

ちゃんとストレッチをしましょうというようなお話

関節可動域をうんと広げる必要があるということではないと思います。

ちょっと追加しますと

肩関節以外は

可動域の広すぎが

かえって

不安定なフォームにつながる可能性も感じます。

私はプラスのオプションを追加するより

余計な部分を取り除くことで

  (例えばフォアハンドの構えで横向きになる過ぎないとかで)

スピードアップにつなげるべきではないかと考えるたちです。

告白します

私はかなりなめらかなフォームだし

けっこうひっぱたける方だと思いますが

間違いなく

他競技の人に比べ

かなり身体の固い人です。   テニス

カテゴリー: 傷害、治療, 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:24 | 2件のコメント